AI男はスーパーロボット大戦Kの夢を見るか?   作:トカGE

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前作どこまでなぞるかなあ。


対談

 シン君につれられて、やって来たのはザフトの戦艦だがミネルバではなかった。あれって進水式やるの本編開始の頃だっけ?で、つれてかれた先で彼の上司から事情聴取を受けました、と。

 さすがに馬鹿正直に話す訳にもいかないから、色々でっち上げましたとも。親が作った救助用機体の試験運用をしてたら事故にあって、船は放棄しましたーとかそんな感じで。ミストさんはショックで記憶が混濁してるからとか言い含めて俺が回答した。力業過ぎないかって?俺もそう思うけど、地球のこと知らないミストさんに話させたら絶対ぼろがでるもの。仕方ないじゃない。

 

Q:救助用にしては武装充実しているが?

A:今の時代、最低限身を守る必要がある。グルーヴァイン・バスター?デブリ破砕用です。

Q:事故にあったって言う割には機体がボロボロすぎないか?

A:修理する金がない。

Q:というか該当する人間のデータがないんだが。

A:彼の親は世捨て人みたいな感じだったから。データ登録もしてなかったんじゃないか?

Q:ところで君は?

A:見ての通りAIですがなにか。

 

 etcetc。これでもかと詭弁を並べたてましたとも。いやあ、すがすがしいくらいに疑いの目を向けてくれてるよ。

 

(これ、俺が話しても大差なかったんじゃないか?)

(気にするな。俺は気にしない)

 

 まあ、不審人物ってことで解放はされなかったものの、変に拘束されるとかもなかったのは幸いだった。ミストさんが地球人に悪感情を抱くかもとちょっと不安だったが、

 

「でも、そういうことはどこにでもあることだよな」

 

と意外とあっさり受け入れてたのは意外っちゃ意外だった。まあ、ベザードでも色々な人とあって、思うところがあったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

「やあ、待っていたよ。楽にしてくれてかまわないよ」

「し、失礼します」

 

 うん?どうしてこうなった?今ミストさんの前に居るのはギルバード・デュランダル議長だ。いやいや、なんでだ?あれから、どこかのプラントに連れてこられて、また色々質問とかされて、ミストさんの身体検査とかいろいろあったりしたんだけれど、その数日後、何故かいきなりデュランダル議長の部屋に通された。

 

(こ、この人ってここで一番偉い人だよな?)

(のはず、なんだけどなあ)

 

 この数日の間にプラント関連の情報を突貫で覚えこませたミストさんにも、今の状況がどれだけおかしいかがわかったようだ。うん、この部屋俺らと議長しかいませんもの。護衛もなんもないんですもの。今の俺達はプラント側からしたら、謎の機動兵器を持った不審人物でしかないぞ?なんでそれとサシで会おうと思うんだ?

 

「まあ、お茶でもどうだい?」

「い、いただきます」

 

 そうしてミストさんが差し出されたお茶を口に含んだ瞬間だった。

 

「で、担当直入に聞こう。君は所謂『異星人』ではないかね?」

「ぶほっ!?」

 

 デュランダル議長のいきなりの言葉に、ミストさんはド派手にそれを噴き出した。いやあ、キレイなアーチだなあ……ってそうじゃない!

 

「な、なんで!?」

「君の遺伝子データを見せてもらったからね。担当者はナチュラルかコーディネーターかを調べるだけの簡単な検査のつもりだったみたいだが」

 

 そう笑いながら言うデュランダル議長。ああ、あの時の検査ってそういう。だとしたら、議長にとってミストさんとかすごく興味深いサンプルだろうなあ。デスティニープランとかやってる人ですもの。遺伝子へのこだわりとかパねえですもん。

 

「そこまで地球人と乖離してる訳ではないが、今までデータにあるどれとも違う。で、ここは宇宙だ。一番『そうだったら面白そうだ』というものでカマをかけてみたんだが、どうやらあたりだったみたいだね」

「は、ははは」

【だからっていきなり『異星人』じゃないかって言うか普通】

 

 面白そうだからってなんだ。この人そんな愉快なキャラだったか?いや、元々この人学者だから知的好奇心が勝っているのかもしれないけれど。というか本当に異星人だって信じてるのか?……信じてるのかもしれない。遺伝子絶対主義みたいな人だしこの人。

 

【にしても、その『異星人』と護衛も無しに会うのはどうかと思うんだが】

「なに、こういう場で重要なのは誠意だと思ってね」

「誠意、ですか」

「ああ。私は君達を害するつもりはないとわかってほしくてね」

 

 うん。笑みを浮かべながら話すこの人の真意が全くもってわからん。ミストさんはミストさんでなんかうれしそうだし。いやまあ気持ちはわかるけど。さて、どうしたものか。

 

 

 

 

 

 

 

「いや、なかなか面白い話が聞けて良かったよ」

「面白かった、ですか?」

「ああ。別の星の政治形態や生活様式。なかなかに興味深い」

 

 ……思った以上に何事もなかった。聞かれたのは、どんな星から来たのか、とかどんな暮らしをしてたのか、とかそんな感じ。本当に、好奇心だけで呼んだのか?この人。

 

「君とはよい友人になれそうだよ」

「俺も、貴方と知り合いになれてうれしいです」

 

 あーあ、ミストさん完全にほだされちゃってる。この後どうなるんかなあ。

 




議長が残念なキャラになった気がする。気のせい?
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