AI男はスーパーロボット大戦Kの夢を見るか?   作:トカGE

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ようやく本編開始が見えてきた。


ダンナーベースの雑用係

 数時間のフライトの後、日本に到着した俺達を待って居たのはなんか熱血な外見をした兄ちゃんだった。

 

「よう!あんたがミスト・レックスだな?俺は光司鉄也!よろしくな!」

「あ、ああ。よろしく」

 

 ミストさんが勢いに押されてる。珍しい。

 

「あんたをダンナーベースまで連れてくるように頼まれてるんだ。日本観光とかしたいかもだけど、まずは一緒に来てくれ」

「ああ、大丈夫だ。行こう」

 

 そんな訳であれよあれよとタクシーに乗ってダンナーベースまで行くことになりましたとさ。俺としては、自分が暮らしていた日本との違いとか、ちょっと見てみたくはあったのだけれど。まあ、それはおいおいかな。ミストさんにもいろいろ見せてやりたいし。

 

 

 

 

 

 ダンナーベースにつくと挨拶も早々に、格納庫でさっそくレヴリアスの修理についての話し合いが行われた。

 

「また変わった機体だな。プラントから新型機の修理を頼まれた時は『モビルスーツならそっちが専門なんだから、そっちかオーブでやれよ』と思ったもんだが、なるほど見れば納得だ。外見はモビルスーツのそれに近いが、使われてる技術や部品とかはスーパーロボットのそれに近い。動力に至ってはよくわからんしな」

「それで、直せますか?」

「ああ、それに関しては問題ないだろう。風変りなだけで、別段変な技術が使われてるわけでもない。動力回りは俺にはいじれなさそうだが、そこは破損もなさそうだ。各部位の修繕だけで済むだろうよ」

「良かった。あれは大事な機体なんだ。直りそうで良かった」

 

 まあ、今となっては数少ないアトリームとミストさんをつなぐものだからなあ、レヴリアス。

 

「それはそうと、修理してる間お前さんはどうするつもりなんだ?」

「えっと、近場で日雇いの仕事を探そうかなって。慣れてますし」

 

 いやまあベザードでさんざんやったしね、日雇いの土木作業。そんな事を言うミストさんの背中を、光司がひっぱたいた。

 

「なんだよみずくせえ!だったらうちで働けよ!なあおやっさん!」

「誰がおやっさんだ‥…まあ雑用ばっかりになっちまうだろうが、それで良ければな。影丸には話を通しておいてやるよ」

「大丈夫です。それじゃあ、よろしくお願いします!」

 

 なんかとんとん拍子にダンナーベースの雑用係に決まったな、ミストさん。なんだかんだで原作に近い位置に収まりそうだ。住み込みで働くから住処の心配もしなくて済むしよきかなよきかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新パーツの搬入、終わりました!」

「よし、それじゃあしばらく休憩にしよう」

「はい!」

 

 あれから一か月。すっかりミストさんは馴染んでいた。いや、やっぱり早いな。どこでもなじむのはやっぱ強みだと思う。というか原作より結構人なつっこくなってる気がするなあやっぱり。年が近い相手には敬語使わなくなってるし。壁を作ってないって事かねえ?

 

「にしても地球はすごいな。機動兵器の多様さに関してはアトリーム以上だ」

【確かに】

 

 ゴーダンナーを見上げながらミストさんは言う。まあ、アトリームでミストさんが見たことあるのってレヴリアスとセリウス、後いくらかの旧式量産機くらいか。あれ、なんて名前だったかな。

 

「ゴーダンナーが気になるか?」

「あ、おやっさん」

「だからおやっさんはやめろって……」

 

 いやでも、そのポジションはおやっさんだよ芝草さん。

 

「いい機体だろ。今じゃ出番もないがな」

「擬態獣、でしたっけ?」

「ああ。プラントに居たんじゃ実感ないだろうけどな、あんときは大変だったんだぜ?」

 

 ちなみにミストさんはプラント出身で通してる。まあ地球の外から来たって事には変わりあるまいよ。プラント出身なのにコーディネーターじゃないんですか?って突っ込まれたりもしたけどごまかした。おやっさんが去った後、ミストさんが話しかけてきた。

 

「擬態獣、か。データは見たけれどかなりやっかいそうだよなあ」

【まあ、アトリームの巨大生物とは比較にならんだろうなあ】

 

 あっちはあっちでやたらでかくて大変だったなあ、みんなが。俺?システム面のアシストはするけれど、基本見てるだけですもの。

 

 

 

 

 

 

「それにしても、みんなの手がかりは無しか」

【そうだな】

 

 あれからアンジェリカ達の情報はまったく入ってこない。久しぶりに素敵能力のハッキングを駆使してみたものの、どこにもそれらしき人物の情報はなかった。そう、なかったのだ。ビルドベースにも。

 

(アンジェリカは一体どこに飛ばされたんだ?)

 

 原作だとビルドベースのスタッフとして働いていたと思ったけれども。ズレがこんなところで出てくるとはなあ。他のところ、例えば地球連合の方に行ってると色々厄介だったけど、そこでもないってことはこっちの地球に居ないのか?

 

(あっち側かなあ?それはそれで探すの大変だな)

 

 スパロボKに出てくる二つの地球。そのうちガンソードとかが出てくるもう一つの地球は、情報インフラとか残念だからなあ。コンピューターに関してムテキのハッキングができても、いちいち探していかにゃならん。というか結局二つの地球の関係ってなんだったんだろうか。平衡世界ではないとか言ってたけど。

 

(シェルディアとレムもだけど、速めに見つかるといいな。ミストさんのためにも)

 

 やっぱりそばにいてくれる人は、必要だと思うんだ。

 

 

 

 

 




という訳でアンジェリカ登場、ずれます。どんな感じになるかは後のお楽しみということで。
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