AI男はスーパーロボット大戦Kの夢を見るか?   作:トカGE

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毎日更新はそろそろ止まりそうかも。


VS鉄の城

  さらに一か月。ようやくレヴリアスの修理が終わった。いや、二か月で直るあたりすごいと思う。他の星の機体なのに。

 

「すごい、前みたいに……いや、前よりも動く!さすがおやっさん!」

「だから……はぁ、もういい。それじゃあ慣らしをしていこう。準備はいいか!兜!」

「おう!俺とマジンガーは何時でもOKだ!」

 

 で、今俺達はマジンガーZと相対している。なんでこうなったかって言うと、三日前。

 

「そうか、日本に帰ってくるのか!」

「ああ。明後日にはそっちにつくからさ。なんかうまいもんでも食いに行こうぜ!」

 

 通信でミストさんと甲児が話してる時だった。

 

「そういやミスト、お前の機体修理は終わったけど、実際動かすのってまだだよな?」

「ん?ああ。そのうち演習場を借りて慣らし運転をしようって思ってたんだけど」

 

 通りかかった光司にミストさんが返事するのを聞いていた甲児の目が怪しく光った。

 

「ん、丁度いいや。ミスト、せっかくだから模擬戦しないか?」

「え?」

「勝った方は飯おごりで!

「乗った!」

 

 そんな感じで模擬戦することになりましたとさ。ちなみに最初、スーパーロボット相手でサイズ差とか大丈夫か?って思ったけど、マジンガーって18Mなのな。おいちゃんちょっとびっくり。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれがスーパーロボットか。アトリームの機体やモビルスーツとはまた違った感じなんだな」

【ああ。基本量産とか考えてないワンオフ品だ。特徴としては、硬い!強い!だな】

「お、大雑把だな」

 

 まあ実際リアル系とスーパー系の差ってそんな感じじゃね?

 

「言っておくけど、硬いからってノロマだなんて思うなよ?マジンガーは伊達じゃないぜ!」

「それはこれから見せてもらう!」

「おう、こい!」

 

 マジンガーが拳を打ち鳴らしたのを合図に、レヴリアスが突っ込む。

 

「まずは牽制!」

「甘いぜ!」

 

 レヴリアスのステアードから放たれた射撃を、横に飛びのいて避けるマジンガー。なるほど、確かにノロマな訳じゃない。

 

「でもスピードならこっちが上みたいだな!」

 

 ミストさんの言う通りだな。その回避でできた隙をつき、レヴリアスが肉薄する。

 

「もらった!」

「なんの!」

 

 ステアードを斬撃モードに切り替えて放たれた一撃。だが、それはマジンガーの腕で受け止められた。

 

「く、そう簡単には通らないか!」

【すごいな、ほとんど傷なしで受け止めてるぞ】

 

 さすが超合金Z。模擬戦で出力を落としているとは言えなんつー硬さだ。

 

「それじゃあ今度はこっちが行くぜ!」

【ミストさん、くるぞ!】

「ミサイル発射!」

「腹からだって!?」

 

 甲児の声と共に、マジンガーの腹部が大きく開く。ミサイルパンチだ。マジンガーって結構武装多いんだよなあ。ロケットパンチとブレストファイヤーが目立つけど。

 ブースターをふかし、ギリギリでミサイルを避けるレヴリアス。だが、それでマジンガーに距離を取られてしまう。

 

「そこだ!ロケットパーンチ!」

「う、腕が飛んだぁ!?うわぁ!」

 

 突然の事に驚愕するミストさん。空飛ぶ鉄拳を受け、レヴリアスが大きく揺れる。ちなみにマジンガーZの武装に関してはミストさんには教えてない。フェアじゃないしね。これも訓練だ。

 

「くそ、まだまだこれからだ!」

 

 ステアードを射撃モードに切り替え、遠距離から削る作戦に切り替えたらしいミストさん。対してマジンガーは冷凍ビームや光子力ビーム、ドリルミサイルなど豊富な射撃武器で応戦する。やっぱりあの武装の豊富さは強みだな。レヴリアスは基本ステアードとグルーヴァイン・バスターくらいしか武装がない。ブレイブ・クラッシュはあれコンビネーション技だしな。

 そんな感じで数々の武装に翻弄されつつミストさんは奮闘したものの、決定打は与えられず。甲児は甲児でレヴリアスの機動性の高さからかやはり決定打は与えられず、ほぼほぼ引き分けのような感じで模擬戦は終了した。

 

 

 

「いやあ、マジンガーZはすごいな。さすが鉄の城だ」

【ああ。まるで動く要塞だな】

「へへっ、照れるな。そういうそっちの機体もいい機体だな。後で詳しく見てもいいか?」

 

 お互い称えあう二人。うむ、感動的だな。

 

【まあ今回は引き分けだな。仲良く飯でも食べに行くといい】

 

 そう俺が言った瞬間、空気が凍った。……あれ?

 

「いやいや、今回は俺の勝ちだろ」

「なーに言ってんだ。俺の勝ちだ。だからお前がおごる側な?」

「お前こそ何言ってるんだ?俺の勝ちだろう?」

 

 ……おっとー?

 

【お前たち、お互いよくやったって言ってたじゃないか。引き分けでいいだろう】

「「よくない!」」

【あっそ】

 

 飯の奢りうんぬんが原因でもめるってどーなんだそれは。まあ、仲がいい証拠なのかねえ。

 

 

 

 ちなみに最終的にどうなったかっていうと。

 

「くらだん事で喧嘩するな!」

「「す、すみません」」

「飯くらいおごってやるからぐだぐだしてんじゃねえ!」

「「お、おやっさああん!」」

 

 おやっさんの勝ち、ってことにしとくかなあ。

 




次回 そろそろ本編開始。
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