AI男はスーパーロボット大戦Kの夢を見るか?   作:トカGE

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本編開始


炎のバージンロード

 マジンガーとの模擬戦からしばらくたったある日、ミストさんが忘れ物のネックレスを届けるように頼まれた。そうか、もうそんな時間か。

 

 

「ネックレスに教会かぁ…。何してるんスかね、博士は?」「さあな…」

「教会でやる事といったら結婚式か、お葬式くらいしかないんじゃないかしら?」

「結婚式! 博士が結婚するんスか?」

「んなわけねえだろ」

 

 これからあるのは猿渡さんの結婚式。つまりそれは、スパロボKの本編が始まるということだ。ちなみにミストさんは猿渡さんとはそこそこ話したりしているが、そこまで親しくはない。どっちかってとダンナーベースでは光司やおやっさんたちと話してる事が多いんだよなあ。それがこの先どうなるかは知らんけど。

 

 

 

 

 

 そんなわけで、教会にネックレスを届けたミストさんは、お祝いに来ていたマジンガー組とだべっていた。話の中身はやっぱり新婦の杏奈の事へと移っていく。

 

「それにしても猿渡さんの結婚相手が、あんなに若くてかわいい人だなんて思わなかったよ」

「本当になあ。言っちゃ悪いけど猿渡さんはぱっと見普通のおっさんだからなあ。結婚相手も同じくらいの年齢の人だと思ってたんだけど」

【高校生、と言ってたな】

「本当、犯罪だよって言いそうになったよ」

【いや、言ってたろ、小声だけど】

 

 いや、俺でも言いたくなるけどね?年の差婚だもんなあ。あんまり年下相手ってどうかと思わなくないですよ、猿渡さん!いや、冗談だけどさ。

 

「あれでも巨神戦争の英雄なんだぜ? まあ俺がマジンガーに乗ることになったのはその後だから肩を並べて戦ったことはないけど、それでも映像で見たあの人の強さは今も覚えてるぜ」

「へえ、そんなに強かったんだ」

「まあ、いろいろあったらしくて今はパイロットやってないみたいなんだけどな。それでも、ロボット乗りの後輩ってことでいろいろ教えてもらったりしたんだよ」

「なるほどなあ」

 

 そういや巨神戦争は5年前で、Drヘルの世界征服は2年くらい前か。微妙に時期ずれてたっけな。

 

「それはそれとして、いいなあ猿渡さん。俺もうらやましいぜ」

「甲児君? 私はどうだっていうの?」

「え、あ、その、それは」

「今のは甲児が悪いな」

【まったくだ】

 

 デリカシーってものは大事だぞ?てかな、ミストさん、君は人の事言えるのかね?アンジェリカやシェルディアのアタックを華麗に回避してたと思うが。後者は状況が状況だけに仕方がないけど。

 

「まあ二人が幸せなら、俺たちがとやかく言うことじゃないさ」

【そういうことだな】

「お、式が始まるみたいだな。さやかさんもいい加減機嫌直してくれよ」

「まったくもう。それじゃ行きましょうか」

 

 で、後はまあ予想通りというか。式の最中にかかってくる通信。駆けだす猿渡さん。追いかける杏奈。取り残される招待客。擬態獣のお出ましだ。

 

【俺達も行くぞ、ミストさん】

「わかってる!」

「パイルダーでダンナーベースまでつける!乗ってけ!」

「すまない!」

 

 そうしてジェットパイルダーに相乗りして、俺たちはダンナーベースへと向かった。

 

 

 

 

 

「せ、狭かった」

【仕方ないな、本来一人乗りだし】

 

 いやーこういう時はデバイスの身でよかったって思うね。

 

「じゃあ俺は光子力研究所に戻る!」

「ああ!先に片付けてるからゆっくり来ていいぞ!」

「へっ、抜かせ!」

 

 そう軽口を叩いて格納庫へ向かうミストさん。俺はコンピューターを介して情報収集っと。

 

【先にでたGガンナーがやられて、今はゴーダンナーと、知らん機体が一緒に戦っているな。相手は……擬態獣に寄生されたロボットのようだ】

 

 知らん機体っていうかネオオクサーだけど。今頃猿渡さんと杏奈がちょっともめてる頃か。

 

「ゴーダンナーってあの機体か!一体誰が……もしかして、猿渡さんか!というかGガンナーがやられただって!?光司と静流さんは!?」

 

 そこに撤退してきたコアガンナーが着地してきた。中から出てきた静流さんが一言。

 

「光司は死んだわ」

「ええ!?」

「生きてるよ!」

 

 あ、光司も出てきた。

 

「びっくりした……おやっさん、準備は!」

「いつでも行ける!」

「ありがとう!」

 

 急いでレヴリアスのコックピットに乗り込むミストさん。俺もレヴリアスのシステムにアクセスしてサポートの準備を始める。久しぶりの実戦で、地球での正式な初陣だ。

 

「ミスト・レックス!レヴリアス、出る!」

 

 せいぜい派手にやってやれ、ミストさん。

 

 

 

 レヴリアスが戦場に到着すると、ゴーダンナーとネオオクサーがクラブガンナーとやりあっていた。

 

「その機体はミストか!」

「え、ミストさん?」

「手伝いに来ました!すぐ甲児も来ます!」

「え?ああ、兜の方か」

 

 ミストさんの発言に首をかしげる猿渡さん。そういやどっちもコウジだったな。あんま気にしてなかったけど。

 

「早く終わらせて式の続きをしないとですもんね!」

「そうよ!ゴオちん!」

「杏奈は下がってろ!」

「でも!」

「夫婦喧嘩は後で!来ます!」

 

 さあ、戦闘開始だ。まあ、頑張るのは基本ミストさんなんだがね。

 

 

 

 




次回から戦闘描写増えてくのかなあ
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