【初めて戦う相手だ。気をつけろ】
「わかってる!」
ステアードで牽制するレヴリアス。擬態獣……あれは12号だったか?の足が止まる。
「うおおおお!」
そこ目掛け、ゴーダンナーの剛腕がうなる。強烈な一撃を受けて擬態獣が仰け反るが、すぐ反撃を仕掛けてくる。
「く、こいつ!」
「猿渡さん、下がって!」
すかさずレヴリアスがフォローに入る。ステアードの斬撃が敵の体をとらえた。だが、
「手ごたえが薄い!」
【決定打にはならないか】
んー、グルーヴァイン・バスターを狙うしかないか。ステアードじゃどうにも有効打にならん感じだ。ゲームだと結構がしがし削ってたイメージなんだがなあ。
「わ、私だって!」
「だから下がってろ杏奈!」
前に出ようとするネオオクサーをゴーダンナーが制する。まあ、猿渡さんトラウマがあるし、原作でも合体まですげー苦悩してたしなあ。
「猿渡さん、でかいの行きます!」
「わかった、任せろ!」
ミストさんの声に合わせて、下がるレヴリアスと入れ替わるようにゴーダンナーが前に出る。
【出力を上げる。生半可なのじゃ通らないぞ】
「わかった!」
砲身を展開し、構えるレヴリアス。
「く、まだか!」
【焦るな!後10秒!】
ゴーダンナーと組み合う擬態獣に照準を合わせる。今だ!
【ゴーダンナー、下がれ!】
「わかった!」
「うぉぉぉ!グルーヴァイン・バスター!」
ダンナーが飛びのくと同時に、擬態獣にグルーヴァイン・バスターが叩き込まれる。動きが止まる擬態獣。
【やったか?】
「やった、と思うけど」
「いや、まだだ!」
猿渡さんが叫ぶと同時に、レヴリアス目掛けて衝撃波が放たれる。まずい、避けれない!
【ミストさん、衝撃にそなえろ!】
「くっ。うああああ!」
直撃を受け、転がるレヴリアスに追撃の衝撃波が迫る。まずい。コントロールをとっても間に合わない!
「ミスト!」
だが、それより早く。擬態獣とレヴリアスの間にゴーダンナーが立ちふさがる。
「ぐおおお!」
「さ、猿渡さん!俺を庇って……!」
「俺の前で、もう仲間はやらせん!」
なんとかしのぎ切ったゴーダンナーだが、もう満身創痍じゃないか!?
「猿渡さん、撤退してください!」
【まずいな、二発目がくるぞ!】
そうして放たれる二発目の衝撃波。だが、それはネオオクサーによって防がれた。
「杏奈!?」
「ゴオちんは私が守ってみせる! だって私はゴオちんの奥さんだもん!」
ネオオクサーのグラビティボンバーで擬態獣の動きが止まる。だが、いつまで持つか。
「ゴオ、杏奈! お前達、合体しな!」
戦場に霧子の声が響く。
「が、合体ってあの二機合体するのか!?」
【そうらしいな】
うん、まあ知ってたけど。だが、合体する気配はない。どうやらやっぱりもめてるみたいだなあ。というかそろそろ擬態獣動き出しそうだぞ?
「ダメだ、ダメだ、ダメだ! 俺は嫌だあっ!」
「このバカチンがぁっ! それでも男か! 泣き言言うな!」
あ、杏奈がキレた。
「そのロボットは何のためだ! 大事な物を守るためじゃないのか!名前も知らない街の人達は大事じゃないのか!」
「うおおおおおおっ!」
猿渡さんの雄たけびが響く。
「ドライブチェンジ、ゴーッ!」
「ドライブチェンジ、ゴーッ!」
ゴーダンナーがネオオクサーを取り込む形で合体し、姿を変えていく。
「ダンナー、オン!リボルバー、オープン!」
その全身を紅に染め、ゴーダンナーが真の姿を現す。
「ゴーダンナー!ツインドライブッ!」
「か、かっこいい……!」
うむ、わかるぞミストさん。生で見るあれ本当かっこいいな!?
【って感動してる場合じゃない。ミストさん、援護だ!】
「ああ!」
グルーヴァイン・バスターの速射で敵の動きを止める。そこに、ゴーダンナーが拳を振りかぶる。
「ハート!ブレイカァァァ!」
拳が叩き込まれるとともに衝撃が走り、擬態獣の体組織が硬化する。
「クラブマリナー! お前が守ったこの街を! お前が守りたかった人々を!お前の手にかけさせはしない!」
空高く舞い上がるゴーダンナー。そして、炎と共に一直線に擬態獣に突っ込む。
「ソウル!ブレイカァァァ!」
ゴーダンナー渾身の一撃を受け、ようやく擬態獣は撃破されたのだった。
「ふう、ミスト。いい援護だった」
「いえ、猿渡さん達こそすごかったです!」
そう、和やかムードで終わりそうな時だった。レヴリアスのレーダーが新たな反応をキャッチする。まじか、このタイミングでか。
【終わった感強い所悪いが、擬態獣のおかわりくるぞ!】
「な、何だって!?」
目の前に、新たな擬態獣が現れる。身構えるミストさん。
「まずい、ゴーダンナーはもうガス欠だ!」
「二人は下がって!こいつは俺が!」
とまあ盛り上がってるところ悪いんだが、
【大丈夫だと思うぞ?】
「え?」
さっきレーダーで拾った反応は、”二つ”だ。
「光子力ビーム!ミサイルパーンチ!ロケットパーンチ!」
「うお!?」
上空から、無数の攻撃が擬態獣目掛けて降り注ぐ。見上げた先にはわれらが鉄の城の姿が。
「出番がないかと思ったけど、そんなこともなかったな!」
「ああ、いいタイミングだ!」
「すまない、後は任せる!」
「おねがいね!」
まあ後は消化試合的に、新しい擬態獣をボコって終わりましたとさ。マジンガーやっぱつええわ。
原作セリフとかどんだけ入れるべきなんだろう。アレンジとか切ったりとかしなければ、とは思うものの……