でも中身が長くなる訳じゃないのが悲しい。
「これがレヴリアスの新しい武器か!」
「ああ。ショーヤのくれた図面を元に作ってみた」
【ベースはステアードだが、マドラーを参照にしてある。前セリウスと戦った時に、低威力の武器が欲しかったからな】
大空魔竜にあった物資を使って、レヴリアスの武器をでっち上げてみた。ステアードより一回り小さく、電撃によるスタンモードへの切り替えが可能だ。これで少しはセリウスと戦い易くなるといいんだが。
「名前は?」
【そうだな、ステアードとマドラーを掛け合わせた武器だからブレンダー、かな】
ステアードといいマドラーといい、スパロボKのオリジナル機の武装ってなんでカクテル関連から取ってるんだろうなとたまに疑問に思う。いや、悪いとは言わないけれどさ。
「そういえば、ターミナルまでは後どれくらいなんですか?」
「一週間くらい、って聞いてるが」
大空魔竜は現在、壊れたシルエットマンモスに代わって都市ユニットを牽引中。地球に戻る手がかりもないし、とりあえずはターミナルまでいくらしい。K原作だとゾネットまでだった気がするけど。しかしターミナルかあ。確かヴァンがオリジナル笑顔してガドヴェドさんぶった切るところだっけか。
んー、各作品の原作はなぞってるんだけど、Kの原作は微妙にそれてるってのがたまに不安になるな。アンジェリカの事といい、もっととんでもない事が待ってそうな気がしないでもない。だからこっちもできる事はやらないとな。
で、さっそく新武器を試す機会が来たわけなんだが。
「まさか一回戦からヴァンさんか……」
「まあ、そんなこともあるさ」
補給に寄った街、B-1グランプリ、何も起きないはずもなく。というのは冗談だが、補給に向かった街で偶然ヴァンと会ったミストさん。話の流れというか巻き込まれる形で一緒にB-1グランプリにエントリーすることになりました。K本編みたいにミストさんがプリシラと戦うのもなんかあれだなーって思って断ろうとしたけど、ミストさんがなんか乗り気だったから結局参加することにしました。あ、上の許可?もらいました。新武器のテストを兼ねてって事でなんとか。
「やるからには負けませんよ!」
「上等」
そんな訳でダン・オブ・サーズデイと勝負することになりましたとさ。装備新調したらいきなりボス戦とか。まあ、試合なだけマシかなあ。
【ま、ミストも言った通りだ。やるからには勝ちに行こう】
「もちろん!」
負けるのもやっぱ癪だしね。全力で行こう。
さて、新武器の具合はというと。
「前の時はそれ、持ってなかったよな!」
「ええ、出来立てです!」
ブレンダーで射撃しながら近づいて、ステアードで斬りつけたりといい感じに使いこなしてる。意外と二刀流もいけてるな、ミストさん。センスはある方だしな。
「いいね、じゃあこっちも!」
「剣が割れた!?」
それを見てヴァンも二刀流にシフト。そういやその刀、分離するんだったね。そんな訳で今度はダンが攻めて来る。
「く、速い!」
「そらそら!どうした!」
本領発揮してないとは言え、やっぱオリジナルセブンのヨロイは速いな。だが機動力ならこっちも負けてない。
【足を止めるな。こっちも動け!】
「言われなくても!ステアード、ブレンダー両方射撃で!」
近づかれると不利だと判断したミストさんは、距離をとって射撃で戦う事を選択。だが、ヴァンはお構いなしに突っ込んでくる。
「剣で銃を弾くなんて!?」
【いやまあ、できなくはないだろうが】
原作でも生身でやってたしね。剣クルクルって回して。
「く、近接モード!」
【間に合うか!?】
「もらった!」
結局、武器のモードを切り替えてる間に隣接され、武器を弾かれて降参とあいなりました。ここら辺はまだまだ経験の差かなあ。俺もミストさんもがんばらねば。
「くそう、負けたぁ」
「一回戦負けとか」
「もうちょっとがんばれよ」
「うるさいな」
んで、現在打ち上げって事で三馬鹿コンビで酒場で飯食ってます。大会は決勝でヴァンとプリシラが戦って、後はまあ原作通りといいますか乱入とかあってプリシラが優勝しましたとさ。
「はい、ヴァン。これおいしいよ」
「ああ、どうも」
その二人はあっちで飯食ってます。なんかうぎゃーさんが複雑な顔してる。気持ちはわかるが。ん?なんかヴァンが他の席の客にからまれ……あ、勇者翁ことエルドラチームじゃないか!そういうやKだと同じ街でまとめてたっけかなあ。あ、他の客ともめだした。
【あーあ、喧嘩になっちゃったよ】
「む、ちょっと俺行ってくる」
【おい、変に首を突っ込まないほうが】
「やめてください!暴力は根本的な解決になりませんよ!」
【って聞いてないな!?】
「なんだぁ?てめぇ?」
「爺、キレた!」
そんなこんなでミストさんも巻き込まれ。みんな仲良く留置所送りとあいなりましたとさ。甲児と剣児?さすがに混ざるようなバカはしなかったって。
「何をやってるんだ……」
「ご、ごめんなさい」
【面目ない】
その後、二人仲良く通信で猿渡さんにごめんなさいしましたとさ。ミストさん、後でお仕置きだな。
そんな訳で次回 エルドラV