暗い森の中、ドスファンゴ狩猟に飛び出したカンナ。
果たして…
温泉に浸かっていると、日頃の嫌なことも全部忘れられるような気がする。
「あー……疲れた。」
思いきり足を伸ばしても誰もいないから大丈夫。まだ来てからそう日はたってないが、温泉の空いた時間は毎日入って熟知している。なんならさっきも入っていたしね。
月夜の夜。昼間は太陽の光がお湯の水面を照らしている。
月の光はそれと逆。水の中に沈み込み、底を明るく照らす光。
さっきの紅葉と名のついたという、ハンターたちを思い出す。ものすごい、という形容詞でいいのかわかんないけど、いっつもすごい笑顔のカンナ。大人なミルさん。そして、二人をニコニコと見ているセリアさん。
互いの信頼感がよくわかる。
小さいギルドだからだろう。
私が昔いたメゼポルタのギルドは、私欲の蠢く醜いやつだったし、心底羨ましい。
そして、私はそこをやめた。
彼女たちが太陽の光のように、水の水面を彩るなら、私は月の光のように、底でじっとしているだけの小さな光。太陽の光を浴びても、それを照り返すだけ。
ーーーいや、自分が光だってのも、自惚れた話ね。
こんなこと考えてたら気が滅入るだけだ。
あーあ。ほんと、何もすることがないとは退屈なものだ。暇すぎてむしろ疲れるというのはこういうことを言うんだろう。
ぼんやりと胸のブローチを弄ってみる。
お姉ちゃんからもらった大事なものだ。
埋め込まれた宝石の名前は、封龍石というらしい。
光を浴びて赤く輝くその石が私は大好きだった。
宝物なのだ。
しばらく浸かった後、温泉から上がって、体を拭く。
自分の体を眺める。未だ、ハンター時代の生傷が治っていない。一つ一つ、どこでついたものか覚えている。
忘れられない傷である。ただ、着替える服が防具ではないのが、何となく違和感にしかならなかった。
風呂上がりに、散歩がてらギルドの方へ行ってみた。
リュウに会って、何となしに話がしたい。そういう気分だった。
あの例の夢は、熊さんの一件以来見ていない。
目を合わせてしまった。それで、もう頭は何も考えられなくなってしまった。夢が頭を支配して、意識が沈んでいく感覚。
そして、起きたらいつものように、水をかけられていて、紅葉のメンバーの人たちがいた。どうやら助けられたってことくらいしか認識できなかった。
でも、あの一件からも山には入っている。山菜なんかをとりながら、
ーーーまずは手がかりから探さなければ。
何としても見つけてやるんだ。伝説だろうが何だろうが知ったことじゃないから。
見つけなければならないんだから。
ここに手がかりがあると信じて、私はユクモに来たんだから。
もう一度、光を取り戻したいから。
そんなこんなで階段を登り切る。何やら騒がしい。見ると、ミルさんと、セリアさん。そしてリュウ。
何やらもめているようだ。
「とにかく、急いで!」
リュウのその声と同時に、二人が階段を駆け下りて来た。私に脇目も振らず、真剣な顔で階段を駆け下りていく。
「どうしたの、リュウ?」
リュウは、真剣な顔でこっちを見ている。そして、
「サツキ、話がある。ちょっとついてこい。」
そう言った。
「今晩、ギルドにユクモの近くに住んでる男が駆け込んで来てな。イノシシに家や畑を荒らされてるから助けてくれと。言うなれば、緊急のクエストが持ち込まれたってわけだ。」
話を聴きながら歩いていく。
どうやら、リュウの家の方にむかっているようだった。
「それで、紅葉を派遣しようとした。だが、カンナがいない。聞けば、先に男はカンナに話をしたという。やな予感がしたんだ。」
「まさか…。」
バカなのか、あの子は。
単独でクエストに向かうのはご法度とされている。。全く、学校で何を教わったのだ。
「でも、イノシシ程度、あの子もまさか死んだりしないでしょ?まして、遅れてあの二人がいれば。」
「そう。二人は家にいたが、すぐに準備をしてくれた。そして、少し遅れたが向かってもらった。よっぽど大丈夫のはずだった。でも。」
「でも?」
「現場には、大分弱ったイノシシーー。ドスファンゴが興奮して暴れまわっていた。そこにカンナさんの姿はなく、双剣の片方が一本、落ちていた。その脇にな、人のサイズはあろうかっていう足跡があったらしい。」
その言葉を聞いた瞬間、戦慄が走った。
既にリュウの家の前に来ている。
長屋のような集合住宅が、リュウの家だ。その中に二人で入っていく。
「もう一つ班あったのは?」
「もう遠征に出発してる。今ここを探せるのは無線を持ってる二人だけ。」
「何があったのか、わからないの?」
「わからない。」
リュウは落ち着きはらっているように見せていたが、相当焦っているのがわかった。
「とにかく、もうお前しかいない。」
「え…?」
ハッとした。
後について歩いていたら、いつの間にかリュウの部屋にいて、リュウはその奥を指差していた。
メゼポルタに置いて来たはずの、私の装備。
いつか狩った、ヴォルガノスの防具。
「もうお前しかいない。」
「ちょ、ちょっと待って。なんであんたがこれ持ってるの?置いて来たはず・・・」
「内緒で持って来た。」
「いや、待ってよ。」
急すぎる。何が何だか、整理できていない。私に行けと?
無理だ。モンスターの目を見てしまったら、私はあの時と同じ。
きっと倒れてしまう。
「待てない。」
「いや、私はもう・・・」
「んなこと言ってる場合か!」
肩を掴まれた。
青く輝く瞳。
リュウの目は本気だった。
「もう、俺は殺したくねえんだよ!お前も一緒じゃねえのか?お前、あの子の夢を聞いて黙ってられんのか!」
カンナの夢。
覚えてる。あの子がハンターになるというから、就任式を見に行った。その子は、丁寧に対応しているように見せながらも、ワクワクしてる感じ、興奮が伝わって来た。そして、彼女は高らかに宣言していた。
オールラウンダーになりたい、と。
何か、感じるものがあった。
「もう俺は自分のギルドの誰も殺させない。でも、このままお前が死んだみたいに生きてんのも嫌なんだよ。胸糞わりいんだよ。」
「それでも・・・」
「双星のサツキ!お前にクエストを出す!頼む!もうお前しかいない!」
その声は、部屋いっぱいに響いた。
部屋の奥に置かれた防具。
守りたかった夢。
あの時、守れなかった夢。
叶えたい夢。
私の状態。
色んなことがグルグル頭の中を回っている。
唇を噛みしめる。
不甲斐ない自分に腹が立つ。
カンナのことを思い出した。あの笑顔。狩りを楽しんで、オールラウンダーになりたい女の子。その子に危険が迫っている。手遅れかもしれない。それでも。
あの夢は、私が守るべき夢かもしれない。
急すぎて頭も回らない。
ずっと目を背けて来たハンターという道。
怖かったし、逃げたかったから。
つけられた傷が疼く。
でも、今、彼女を助けられるのは、私だけかもしれない。
人が死ぬ。夢が死ぬ。
それで、いいの?サツキ。
いや、違う。
やっと来たのかもしれない。
罪を償う、最初のチャンスが。
「わかった。今だけよ。」
リュウは頷いた。
「時間がない。クエストの内容は・・・」
「わかってるわ。任せなさい。何とかしてみせる。」
一度深呼吸。なんとかなるかはわからない。
「カンナを救出して私も帰る、でしょ?」
装備に手を伸ばしながら、言った。
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ドスファンゴがこちらへつっこんでくる。
だけど、普通に横に動けば、真横を通って行ってくれるのだ。そのまま回避。追いついて双剣を振る。
慣れれば、鬼神化を使うほどでもない。アオアシラ程度の強さだ。
あと少し。
目の前のドスファンゴも、大分弱っているだろう。
…とはいえ、私のダメージも少なくはないけどね。
実際、序盤、動きに慣れるまでは深追いして何撃か食らってしまった。
ドスファンゴがこちらを向いて突っ込んでくる。
ほんと、突っ込むことしかできない奴。それでも、不意に突っ込まれると流石に避けにくい。その上、興奮したこいつを一人で狩るのは中々大変だ。現に、何回か牙が腹に刺さったり、振り回す頭が腹に入ったりした。
その度に激痛が走る。昔のハンター一式だからか、装甲が薄い。血も出た。
たまたま持っていた回復薬は使い切った。私の体も度重なる薬の乱用で大分まずい。足が重い。
回復薬は使いすぎると、運動能力をさげてしまう。
そろそろ決めないと。横に回避して、また切りつける。ドスファンゴは突っ込んで行って、転んだ。
もう少し息が戻ったら、鬼神化してしまいにしよう。
あれ…ミルさんたちがくる前に終わらせられるかもしれない。
アオアシラやドスジャギイを狩ってきたが、私は目立った戦果をあげてはいない。
このままいけば、私の力を見せられるかもしれない。
よし…
そう思った時だった。
ウオオォォォン!!
夜中に、犬のような遠吠えが響き渡った。
ビクッとしてしまった。何?何の声?聞いたことない声だ。
サッと後ろを振り返ると、森の奥に何かいる。気配と、足音。
こっちに、来ている。
湿った落ち葉の踏まれる音。木々の中から、鳥たちが飛び立つ。
森の中から現れたのは、見たことのないモンスターだった。青い体に金色の鱗。鋭い目つきに、二本の短い角。四足歩行の形態。大きさは私の何倍?8か、9メートルといったところか。
驚きに、足が動かない。
ウオオォォォン!
そいつはまた吠えた。聞いたことのない叫び声。
鋭い目がこちらを向いた。刺すような視線。
やばい。直感的に、後ろに引いた。振り向くと、ドスファンゴはもういない。逃げ出した?
武器を構える。ただ一つ言えること。
ーーーこいつは、絶対にやばい、なんだ、こんな奴が、どうしてこんな村の近くに?とにかく、こんなところで暴れられても困る。
私は、森の奥へと駆け出した。
何か物が落ちるような音がしたけれど、気にしなかった。
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チッ。山菜探しでよくこの森に入っているといっても、まだそんなに地形を把握していない。
久しぶりに身につける装備も思ったより重く感じる。
ああ、もう。衰えすぎよ、ほんと。
「いいか?もし何かに会っても、逃げるのが優先だ。今のお前は、いくらメゼポルタ出身でも一人で狩りができる状態じゃない。絶対に、モンスターの目は見るな。わかるな?それと、お前はこの辺りを中心に探してくれ。もし、彼女が村への影響を恐れ、そこにいたはずの何かを引きつけていて、なおかつ生きていてくれるのだとしたら、それが最高のケース。その場合、この辺りは地形的に広くて戦いやすい。彼女は地元出身だし、おそらくそうする。」
とにかく、そこに急がねば。他は、ミルさんたちが何とか潰してくれる。目も大分慣れてきた。
「…死ぬんじゃないわよ!」
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後ろから、そいつは追ってきていた。
私は、走った。足が速すぎる。木々の間をぬって走る私に比べ、そいつは木をなぎ倒して進んでくる。何て筋力…。
こいつはやばい。状況も、最高に危険だ。このまま鬼ごっこしている場合じゃない。
でも、こんな狭いとこで戦うのは分が悪い。
前を見ると、森が開けていた。よし。ここまでは作戦通り。足が重い。ここにきて、何ができるかはわからない。でも、狩らなければ。
こんなのを野放しにするわけにはいかない。それは、ハンターとしての意地だ。
森を抜けて、平原に出る。狩るなら、ここが一番。何とか叩いて、耐えていれば、きっとミルさんやセリアさんが来てくれる。振り向くと、そいつはこっちに飛びかかって来た。ギリギリで避けた。振り向くと、そいつはもうこっちを向いている。敏捷性も尋常じゃない。
切りつける隙も、見つからなかった。
やはり、そこらのモンスターとはわけが違う。
また飛びかかって来た。今度もギリギリ。爪が手をかすめた。だめだ。体が持たない。
また来る!
そいつの方を見て攻撃に備える。
しかし、
あれ。止まってる。
ウオオォォォン!
吠えると同時に、何か光の帯みたいなものがそいつに向かって集まって来た。なんだ?だけど、今しかない。そいつに向かってって、手を背に伸ばした。
だけど、感触が、無かった。
背中を見ると、剣が一本しかない。
「そんな…」
まさか。落とした?
さっきの物音…
そう思った時には、目の前のモンスターが宙に浮いていた。月が、隠れた。尻尾が向かってくるのを、咄嗟に手で受け止めた。でも、パワーに押されて、吹っ飛ぶ。激痛とともに、やな音がした。起き上がれない。まずい。
手と足が…
ハッと目をあげると、もうそいつは私の前にいた。
起き上がれない。
やば、死んだかも……
ボンッ!
その時。突然、強烈な閃光が目を眩ませた。そいつの苦しそうな声。と同時に、誰かに抱きかかえられる。
体が浮いた。何が起きているのかわからない。
気がつくと、草むらの中にいた。
「間に合ったね、よかった。」
眩む目の中、誰かわからない。でも、その声って、まさか。
「サツキ?」
「はいはい、後で話はするから。とにかく、しばらくこれ飲んで休んでて。」
手に持たされたのは回復薬のビン。
「死ぬんじゃないわよ。」
目が少しずつ戻って来た。最後に見たのは、草むらから飛び出すサツキと、その背中にある、見たこともない武器だった。
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リュウ、あんた、ほんとすごいわ。
とりあえず最高のケースよ。望み通り。
って、どこがよ!全く、カンナ瀕死じゃない。
何とか追いつけてよかった。
おそらく私が来るまで40分。よくここまで耐えてくれた。
目の前のモンスターは閃光玉の効果が消えず、暴れている。私もとりあえず木陰に隠れた。
状況整理からね…。
まず、目の前のモンスターの目を見たら終わり。
その時点であまりにも無理な狩りだ。目の前のモンスターがどうなっているのかわからない。
視線は常に頭を捉えてはならないわけだから、側面や背後からの攻撃になる。
何より、足の動きだけで相手の動きを判断しなきゃいけない。
しかも私は久しぶり。こんな狩り、無茶苦茶もいいとこだわ。
すると、モンスターが吠え始めた。
戻ったか。とにかく、背後に回ろう。
草むらを走り抜けて、裏へ回る。
走っていても、モンスターはこっちを向いてこない。何をしている?青白い光の帯が見える。ちくしょう、何が起きてるのかほんとにわからない。
ただ、チャンスかもしれない。私の使命は撤退。
狩る必要はない。ここから逃げさせればいい。そのためには、コツコツとダメージを与えて、他の人の到着を待つ。これに尽きるだろう。
背中から武器を取り出す。
ズシリとした重さ。手をはめると、その重みが実感できる。これ、こんな重かったっけ?
穿龍棍。それが、私の使う武器の名前だ。
メゼポルタで新開発され、未だ一般に普及されてはいない武器種である。
まずは思い切り、尻尾を殴りつけた。手応えはそこそこ。しかし、フッと視界からモンスターは消える。跳んだ?だとしたら、まずい!
咄嗟に横に回避する。いた場所に尻尾が降ってくる。
大丈夫。メゼポルタの奴らより全然ついていける。これなら。よかった、あっちで慣れてて。向こうのモンスターだったら、大ダメージだったわね…。
再び殴りつける。
そして横に回避。今度は前足を連続で叩きつけてくる。
前足が地面にめり込み、足跡ができる。
しかし、スピード的には早くない。
回避だけならなんとかなる。
私は、また背後に回り込んだ。
よし、いけるかもしれない。
「はぁ、はぁ。」
息が上がって来た。全く、救援を呼ぶ暇もない。尻尾を中心に攻撃を通しているが、あまり手応えもない。相手の攻撃はほぼ食らっていないからいいけど…。
早く、逃げてくれればいいのだけれど。
ウオオオォン!!!
再びモンスターが吠える。モンスターの動きが止まる。
この行動だけがわからない。
一応、警戒して離れておくのだが…。
私の視界に入るのは、青い胴体と背中にはある金と銀の鱗とたてがみくらい。
全体像がわからない。
あまりにも、今突っ込むのはきけんだろう。
チラチラとみえる光の帯。なんだ?ほんと。
この時間が謎だ。攻撃チャンスではあるのだが。相変わらず、尻尾を殴りつける。近くから光が伸びて来た。そもそも、この光の帯は何?
よく見ると、チラチラと点滅している。いや、そうじゃない。これは…
虫?
その時、パチッパチッと音がした。
待てよ。光じゃないとしたら?
私は、こういう光と一体となる、それでいて攻撃となりうるものを忘れていた。
「・・・しまった!」
体に激痛。
そうだ。光じゃない。
ーーー電気だ。
気がついた時には、もうモロに放電を食らっていた。
体が、動かない。
気配でわかる。こっちを狙ってる。
「まず…。」
やばい、回復薬あったっけ?
咆哮が聞こえる。だめだ、一旦食らうしか・・・
体に力を込める。痛みに耐えるならこう。ヴォルガノス防具こと、ラヴァ一式ならなんとか耐えてくれるだろう。
だけど、痛みはこなかった。
代わりに、ズバン、という音。
そして、どさり。
目を開く。視界に入って来たのは、まぎれもない目の前のモンスターの尻尾。それと同時に、モンスターの苦しそうな声。
モンスターは、踵を返し、逃げていく。顔を上げると、モンスターの逃げる後ろ姿。
誰かが尻尾を切ったようだ。
「一体…」
隣にいたのは、背の小さな女の子。さっき瀕死だったその子は、パタリと倒れた。
尻尾を双剣の片方。
たった一本で切ったカンナが、そこにいた。
ミルさんとセリアさんに連れられて私は気絶したカンナとと共に帰還した。
「サツキ、ありがとう。」
「ミルさん・・・礼なんて、いりませんよ。」
「それでも、君が助けたんだ。
・・・君がハンターだった以上、この気持ちを忘れることなんてできないだろう?」
カンナは眠ったまま、どこか微笑んだような表情を浮かべている。
「・・・ほんと、人の気も知らないで。」
ずっと私は怖かった。
狩をするということは、私には許されないことなのだと。
誰かを守ることなど、私には届かない夢なのだ、と。
「どうだった?」
振り向くと、リュウがいた。
「リュウ・・・」
「あのさ、サツキ。お前はもう一回、ハンターをすべきだと思うんだ。」
「・・・なぜ?」
「お前は、彼女を守る力がある。そして・・・俺は彼女の夢の先を見てみたい。」
「オールラウンダー・・・」
「最強のハンターの証。それを誰かがとるところを、俺はどうしてもみてみたい。だから、お前に頼みたい。」
オールラウンダー。
ほんと、バカじゃないの。
もう今日、死にかけてたじゃない。
夢、終わりかけてたくせに。
<私は、オールラウンダーになりたいかな。>
「わかったわ。」
私も、覚悟を決めよう。それに、ハンターをしたままでも、私の目的にはあまり影響がない。
「私、ハンターになる。」
キャラ紹介!
ベガ
紅葉ともう一つのチーム、白光のリーダーかつ、エース。
青く長い髪をなびかせ、金のピアスを耳につける明らかなチャラ男。
イメージ的には青峰くんに近い。
幼馴染のミルさんとはかなり仲がいい。