プリキュアオールスターズ×仮面ライダー b の復活と s の暴走 第2部 作:鈴木遥
いよいよここから 、張りに張りまくった伏線、 残すだけ残しまくった謎、 盛り上げちゃったところでえってなりそうなうやむや !全部話していきたいと思います 。覚悟はいいかー!?
束の間の平和と結びつく愛
・ キングダーク討伐から 一週間が過ぎ、 各平行世界はつかの間の平和を取り戻していた。
虹の園(クウガの世界)雪城家
「と言う訳で、一条さんとアカネさんの交際開始を祝して……カンパーイ!」
マックスハート(あとポルン)と仮面ライダークウガ 、及び その その関係者数名は、ほのかが祖母と二人暮らししている家に集まり、ささやかなパーティーを開いていた。
「いやぁびっくり!まさか一条さんの去り際にアカネさんが告白するなんて!」
「ほんとにね、案外肉食系女子なんですね。」
なぎさとほのかが囃し立て、アカネが照れくさそうに笑った。
「あの時はなんてゆーか、 ハッとなって 気がついたら口に出してたって言うか……あんまりうまく説明できないな。まあ結果オーライよね、薫?」
「軽いな……ま、オレもそう思うけど。」
「こりゃもう、式の日取りを決めないとですね~。」
「気が早いよひかり。そんな事より、アンタとポルン君が先だったりして……。」
アカネの発言にひかりは顔を赤らめ、隣に座っていたポルンはジュースを吹きだした。
「なな何で!?オレとひかりは別に……。」
「そうですよ!昨日だってお風呂覗いたし……。」
「覗いてねーよ! 入ろうと思って洗面所行ったら、まだお前がちんたらしてたんだろうが!」
「ほらまたすぐそうやって人のせいにするぅ!」
仲の良い夫婦のようにわめき散らすふたりを 微笑ましそうに見つめながらアカネは視線をずらした。
「これだと、藤村君となぎさが先かな?」
今度はなぎさが尻餅をつき、隣に座っていた藤村がサイダーを吹き出した。
「いやアカネさん!私と藤p先輩はそんな……。」
「そっすよ!オレたち
「そこまでは?」
墓穴を掘ったことを後悔し、藤村は自らの顔を覆った。
「そそそんな事より、ほのかが一番ですよきっと!」
「え!ほのか好きな人いるの!?何よどんな子!?」
「えぇ、いやその……。」
『もうっ!』とほのかは、恨めしげになぎさを見た。なぎさは『ごめん!』と両手を合わせる。
「今は遠くに行ってるけど、近々また会えるかもしれなくて……ね?ほのか。」
「う、うん……。」
みるみる苦々しい顔になるほのかを見るに見かねて、ポルンはさりげなく席を立った。
「ひかる、ルルン。わりい、オレちょっと出るから、お開きしたら呼んでくれ。」
ひかりの弟にして、元ジャークエネルギーの変異体、九条ひかると妹分の妖精ルルンに声をかけ、ポルンは雪城家のベランダに出た。
キングダークが倒れて一週間、つい先日まで闇の同盟の脅威がすぐそばまで迫っていたとは思えない程、星が綺麗で夜風は心地良い。
いや違う。闇は消えてなんかいない。
新聞も、テレビのニュースも、パラレルワールドの話など報道したりはしない。
だが、ポルンにはよく分かる。
尖兵は今も、オレたちを狙い、世界を蝕んでいる。
「ポルン……?」
背後から、聞き慣れた優しい声がした。
ひかりが、少し心配そうな顔で後ろに立っていた。
「ひかりか。良いのか、飲み食いしなくて……。」
「ポルンこそ、顔色が悪いわ。何かあったの?」
心にある不安や心配を、ひかりにそのまま打ち明けるべきか迷ったが、言葉とは時に、口に出すものに逆らうことがある この時のポルンがまさにそれだった。
「こっちの世界の事はひとまずなんとかなった。キングダークも倒すことができて、敵の戦力は半減した。けどさ〜、 闇の気配は微妙に残ってるし、みんなの心の傷は完全に癒えてねーし、ほのかや六花の大切な男は戻ってこねーし、なんか俺何やってんだろう。何一つ助けてやれねえや……。」
抑えよう抑えようと思っていた言葉です 一言一句もれる事無くひかりに伝えてしまった。
数秒の沈黙の後、ひかりは、夜空を見上げて静かに言った。
「クイーンから聞いたわ。私達の、プリキュアの使命の為に、命がけの秘術を使ってくれたって……。」
「行使したのも、提案したのもクイーン。オレァ何もしてねーよ。」
「でも、イルクーボに挑んだ
「なによ。」
「カッコよかった……!」
そう自分に微笑むひかりの目を見て、 ポルンは耳まで真っ赤になった。
(参ったな……いつもいつもひかりの言葉に励まされて、ひかりのおかげで前に進んでる。今回戦士になれたのも、結局はひかりのおかげかもな……。)
「 使命のためなんかじゃねーよ。」
「……?」
「強くなったのも、体張ったのも、 使命のためでも世界のためでも、オレのまして正義のためでもねー……。
……お前の為だよ。」
「……え……!?」
今度はひかりの方が耳まで真っ赤になった。
ポルンは、なんてことを言ってしまったんだと言う後悔と、 言いたくて、心の中にしまっていた言葉が、ようやく飛び出てくれたという歓喜が入り混じり、ただひかりの顔を見ていた。
「一条さん達に便乗したいワケじゃないけどさ、ひかりさえよけりゃ、その……オレと付き合……。」
ドォォォン!
轟音の源は随分遠くにあるハズなのに、音と同時に地鳴りと衝撃波が襲った。
次第に濃く、強く増長する闇の気配。
ポルンは、今日こそ神って存在を恨みたくなった。
(よりによって、このタイミングかよ……!)
「ひかり!ユウスケとなぎほの呼べ!ヤバい気配がする!先に行くぞ!」
「ポルン……でも!」
「さっきの話は一旦お預けだ!この世界に何かあったら
他のキュアライダーズに合わす顔がねー!」
ひかりは黙って頷いた。
彼女が室内に戻ったのを確認すると、塀を飛び越え外に出た。
その瞬間、ポルンは見知らぬ広場にいた。
驚いて後ろを振り向くと、そこに雪城家はなく、代わりに無機質な高層ビルがそびえ立っている。
「……これは一体……!?」
「やっと来たか、待ってたぞポルン。」
背後から門矢士が声をかけた。警戒して振り向いたポルンで一枚、シャッターを切ったらしい。
「どうなってんだよ!街が突然……。」
「何も突然じゃないさ。闇の気配は消えちゃいない。」
「奴ら、ここ一週間大人しくしてたろ!?」
「いつまでも停滞してはくれない。始まったんだよ、第二の陰謀が……。」
視線を空中に移す士。その先には、闇の気配を伴い、空間に大穴が開く景色があった。
「直に皆到着する。お前も準備を整えろ。“ロイヤル・ポルン”……!」