プリキュアオールスターズ×仮面ライダー b の復活と s の暴走 第2部   作:鈴木遥

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衝突する者たち

・ 門矢士の警告が全員に届いた後も、一同は着々とミッションを達成していた。

 

〜横浜湾海底〜

 

デンライナーは横浜湾の海底、それも、1000年前、フェアリーパークが開設するより前に レインボージュエルが開いた時間へと向かっていた。

こればかりはデンライナーがなければどうにもならないが、いかに時の列車といえど水中を長時間は移動できない。

 

電「腕が鳴るなぁ!久しぶりに飛ばそうじゃねぇか!」

 

ウ「しくじらないでね、先輩……。」

 

キ「ホンマはオレが出た方がええんとちゃうか?」

 

リ「僕も出たかったよー!!モモタロスのバーカバーカ!」

 

 

 

 

 

剣「哀しみをおわらせる!」

 

 

 

 

マ「やるっしゅ!」

 

プ「おっしゃー!」

 

ビ「心のビートは止められないわ!」

 

ジェ「気が合いそうだなビート!今度一緒にライブでも……」

 

これから海底の激戦に赴くとは思えないほど、和やかな 雰囲気のデンライナー。

 

オーナーが乗り込んできたのは、ジェラートがビートを バンドに勧誘していた時だった。

 

 

 

 

 

 

「皆さん、見えてきましたよ。 珊瑚の群れが……」

 

 

下車する直前、ムーンライトはチェリーの顔を見た。

 

フォーゼの世界での闇の同盟襲撃は、まだ記憶に新しい。あの日、ハヤトは、『ナイトオブチェリー』として覚醒し、戦士と呼ぶに相応しい能力を得た。

だが、能力以外にも、彼はどことなく逞しくなった。顔つきというか、佇まいというか、全身からあふれ出るオーラが、一気に大人になっている。

 

(最も、私がハヤト君をちゃんと見てなかっただけかも知れないわね……。)

 

 

レインボージュエルのありかに近い証である、サンゴの群れ。

 

一同はバブルを体にまとい、 デンライナーから海へと飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

〜管理国家ラビリンス跡地〜

 

 

 

かつてスーパーコンピューターメビウスによってしはされていた管理国家ラビリンスでは、仮面ライダーファイズ、ドライブ、エグゼイドのほか、数名のプリキュアたちが、メビウス破壊に向け、管制塔へ急いでいた。

 

 

迎え撃つは、元ラビリンス帝国参謀長、クライン率いる闇の同盟部隊。

 

 

「来たか……ネズミども!」

 

 

「どけ、そこは俺たちの道だ。」

 

「もうひとっ走り付き合えよ!」

 

「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

 

 

 

「意地でもそこ、通してもらうで!」

 

「私たちの世界、守って見せる!スーパーヒーローの名に懸けて!」

 

「泉の守護者として……世界を好きには」

 

 

 

「みのりちゃんのスマイルは、このキュアウィンディが守って見せる!」

 

 

隙ありとばかりに、ウィンディがブライトのキメゼリフに割って入った。

 

 

「ちょっと薫!アタシのキメゼリフに割って入らないで!」

 

「アンタの中二臭いキメゼリフなんて誰も待ってないわよ、少し髪でも伸ばして牛乳飲んだら?そんなだからシャンクスの娘とか言われるんでしょ。」

 

「どぅわれがシャンクスの娘よこのロリレズ!」

 

「ぬわんですって~!?」

 

「あの、お二人とも……ケンカは……!」

 

大先輩二人の痴話げんかを止めに入ろうとするカスタードを、マカロンが止めた。

 

 

「面白そうじゃない?少し見守りましょ。」

 

 

 

「ふざけた奴等め……!かかれ!」

 

クラインの指揮に合わせ、襲い来る怪人軍団。

 

「ほら~!言わんこっちゃ……!」

 

 

「「今、取り込み中!」」

 

 

痴話げんか中だった二人は、不自然な息の合い様で『精霊の光』を出現。

 

反動で怪人たちは吹き飛んだ。

 

 

「さすが……先輩方。」

 

「そないな問題とちゃうで。」

 

サニーがカスタードに突っ込みを入れた。

 

 

「かくなる上は……」

 

 

クラインはしびれを切らし、懐からベルトをとる出した。

 

「あれって……まさか!」

 

「電王のベルトとちゃうか!?」

 

「似てるけど……微妙にちがうよ。」

 

とは言っても、その手には黄金のライナーパスまで在り、ますます電王に近い。

 

 

「変身!」

 

黄金のパスを宙に投げると、パスが吸い込まれる様にセタッチ(セット&タッチ)し、クラインの身体にプラットフォームが形成。諸葛孔明を彷彿させる深緑のアーマーとドラゴンの電仮面が装着され、クラインは、『仮面ライダー矛汽』に変身した。

 

 

乾「上等だ!」

 

北「やりごたえのあるゲームだな。行こう皆!」

 

一同「ok!」

 

 

「かかってこい!虫けらどもォ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

心の大樹付近、 上空3万 M 圏内のキャッスルドラン内。

 

 

ポルンは、巨竜城キャッスルドランの頭上に立ち、闇の魔宮と化した心の大樹を目指して、キャッスルドランを先導していた。

 

その手には『Communication』のカードが握られていた。通信相手は、光のクイーンだ。

 

「……ってぇと、これから俺達が乗り込むのは、本格的な敵の居城って訳か。」

 

『はい、本格テキなテキの居城……なんつって。』

 

「クイーン状況分かってる?つまんねーギャグ ぶっこいてる場合じゃねえんだよ せっかく文章力のない鈴木が頑張って シリアスムード書いたのに台無しだ。」

 

『ウオッホン……とにかくポルン、気をつけなさい。あなた達はともかく、ヘルヘイムや横浜湾海底の別働隊の動きが何者かに漏れているのは確かです。』

 

「わーってるよ。第三勢力の事もある。手は抜かねーさ。」

 

 

クイーンと通信を切ったあと、ポルンは空を見上げた。

 

行方不明になっていたルミナスの気配を、すぐ近くに感じるのだ。

 

自分の不注意と、無力さを悔いた。

 

(あの時アイツを置いてかなけりゃ、攫われずに済んだ。もっとオレが強けりゃ、あの時すぐ助けに行けた……何だよ、何一つ護れてねぇじゃねぇか!)

 

何の為にロイヤル・ポルンになったのか、その自問自答は、ポルンを苦しめ、同時に立ち上がらせた。

 

(オレのケジメだ。ロイヤル・ポルンの誇りにかけて、お前を絶対取り戻す!待ってろ……ルミナス!)

 

 

巨大な竜と融合した居城の内部では、キュアライダー達が作戦会議を始めていた。

 

 

「……つまり、 何の偶然かここにいるメンツは皆、各世界での先日の戦いにおいて、想い人から宝玉を受け取ってるわけだ。」

 

響鬼が質問を投げると、全員一様に頷いた。

 

 

「キリヤ君と、立花さんの彼氏のイーラさんは 一度完全に消滅していて、何かの力で復活したみたい……。」

 

「ほのかの彼氏、無事だといーなー。」

 

響鬼がそれを気がかりにし始めたのには、理由があった。

 

心の大樹に近づくにつれて、全員が持っていた宝玉が光り始めたのだ。

 

「 おそらく何かの予兆なのでしょう。

私たちにこの宝玉を預けた方々が、呼んでいるのかもしれません。」

 

「 ビューティーはとても 賢いのですわね。」

 

スカーレットが、関心したように言った。

 

「お褒めに預かり光栄です。」

 

 

緊張感という点では、ラビリンスやデンライナー車内よりかまともにあったが、それでもただ一人、キュアダイヤモンド/菱川立花だけは、神妙な顔つきで黙りこくってしまう。

 

 

 

「……心配事?」

 

 

話しかけたのは、ベリーだった。

 

「まあ、ちょっと。」

 

「彼氏さんの事?」

 

「ええ。彼と私、ちょっと特殊で……」

 

「あ!異世界出身なんだっけ?ウチと同じで。」

 

少し驚いた立花。プリキュアカップルにはそういうのが何人かいるとは聞いていた。

 

先ほどから、やけに事情に食いついてきた先輩キュアに対し、距離感を覚えていたが、その瞬間、それが一気に解けたきがした。

 

「……元は敵同士だったんです。私達……」

 

「私達も!すごい偶然!」

 

「ですね!」

 

大変な状況なのは分かっているのに、互いの恋人について語り合うウチに、気が付くと笑っていた。

 

「偏屈で……」

 

「傲慢で……」

 

「ワガママで……」

 

「関白で……」

 

 

「あら、それに至ってウチのシャットはアマノジャクですわ。」

 

「ウチのジョーカーは変態のサディストです。」

 

「あら?ウエスターなんか度天然よ?」

 

「ロックなんか、呼んでもこないし。」

 

 

「でも……そう。」

 

『世界で一番大好き!』

 

 

このチームで初めて、声がそろった瞬間だった。

 

 

 

「良いな、若いって……渡もタケルも、早く結婚しろよ?」

 

「そう言う響鬼さんは、どうなんですか?」

 

「ああ…ダメダメ。ろくな女がいねぇよ。」

 

「ウチと同じだ。」

 

「何言ってんだ。多分大天空寺のお嬢さんと仲良くやってんだろ?」

 

「いやまあ、ウチはその、何つーか……。」

 

 

 

その時、ポルンが神妙な顔つきで部屋に入ってきた。

 

「ご歓談中すまねぇが、もうすぐ着くぜ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心の大樹は、乗っ取られたというより、巨大な魔宮と融合している様に見えた。

 

四方の巨大な柱で支えられた西洋風の屋敷。くり抜かれた地面は、下にプロペラが生えており、空飛ぶ城の足場になっている。

 

「どっかの天空城だな、まるで……。」

 

「警戒解くなよ。敵がどこから来るか……」

 

 

キャッスルドランが攻撃されたのは、その時だった。

 

城の上部に上がる爆炎。竜の悲鳴と共に、城がぐらつき始めた。

 

 

「皆!デッキに上がれ!」

 

「このタイミングで!?自殺ならゴメンよ!」

 

「秘策もなしにこんな事言わねえよ!早く!」

 

 

ポルンに促されるまま、デッキに上がる一同。

 

 

よく見れば、屋敷のあちこちから、幾つもの目の様な対空砲口が見えている。

 

 

「こりゃあドランじゃ降りられねえ。皆、オレがあいずしたら一斉に飛び降りろ!」

 

「やっぱヤケクソじゃないの!」

 

なぎさがテンパるが、ポルンは意に介さない。

 

「無茶ですわ!」

 

「危険を冒して突き進む……それもまた道!」

 

 

 

抵抗したベリーとスカーレットだが、響鬼とゴースト/タケルに背中を押され、止むなく飛び降りた。

 

 

「いやああああああああああああああああああああ!」

 

両翼(ウィング)選択(コンテンツ)!!』

 

落下中、ポルンが腕輪にカードを透かし、全員に白い翼が生え、落下する直前に浮き上がった。

 

 

「なんだ、秘策あるんだ。」

 

「そう言ったろ?でも……。」

 

ポルンの目が緊張感を一層増し、前方の敵に視線が向いた。

 

 

「休憩時間には、まだ程遠いがな……。」

 




ダークキュアは今回でラストかな。

ダークアクアさんと、仮面ライダーグリドンこと城乃内秀保クンに、お越しいただきました!

城「まさか……凰蓮さんに続き俺にも出番が。」

ア「でもなんでこの組み合わせ?本編で少しも絡んでないわよ?」

「それがいいんだよ。本編でそう絡んでばっかじゃ、『スピンオフ』って感じがしねーじゃん。」

バン!

〜お互いの名シーンを当ててみよう〜

次回回答!
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