プリキュアオールスターズ×仮面ライダー b の復活と s の暴走 第2部 作:鈴木遥
4つの柱と幾つかの悲恋
・戦いの火蓋は、誰からともなく切って落とされた。
襲い来る怪人軍団。殆ど不意打ちにも関わらず、キュアライダーズは果敢に迎え撃つ。
「ったく……大樹はどこにあんのよ!?」
「オジサンとしては、長期戦避けたいんだよなァ…。」
「焼いても焼いても収まりませんわ!」
「てゆーか多すぎ!ぶっちゃけありえない!」
キュアライダー達が苦言を呈すが、それでも襲撃は止まない。
「ひとまず中へ!」
『ブロンブースター』のフエッスルを差し込み、キバは怪人軍団の陣形を崩した。
「皆さん、とにかく中へ!」
屋敷の中へ突入する。
中は、巨大な実験施設のようだった。 ぶくぶくと気泡を立たせる謎の液体や、 イマジンや白いヤミーを彷彿とさせる化物が入った巨大な試験管が立つ。
奥の部屋にある扉を蹴破ると、四方に分かれた廊下が現れた。
「二人ずつ分かれて行くか。」
響鬼&ブラック&ホワイト
「二人とも、彼ともう長いのかい?」
「私はほのかのおかげで長いからなぁ……。」
「そんな事無いよ……キリヤ君は大分ブランクあるからなぁ、私の事、まだ憶えてるかな。」
「覚えてるさ。オレも、どうなってもアスムや香澄達を忘れなかった。」
キバ&スカーレット&ダイヤモンド
「オイ渡!どこまで続いてんだこの廊下!?」
「さぁね。愛のゴールまで……かな。」
「オイオイ!らしくねぇ事言ってんなよ。背筋寒くなってきた。」
「あのからくり、宙に浮いてますわ。不思議です事。」
「ま、まぁドキプリチームの変身アイテムは皆しゃべるからね……。」
『ケル?』
「何でもないよ、ラケル。」
フォーゼ&ベリー&パッション
「この先に、サウラー達が居るわけね。」
「精一杯頑張って、絶対助け出すわ!」
「よっしゃその意気、これぞ青春!」
威勢よく廊下を進む、キュアライダー一行。ところが全員、同じ大広間に出てしまった。
壁も床も、天井も濃い紫色で、果てない闇を抽象的に描き出したかのようだった。
「 奥に螺旋階段がある!行ってみようぜ!」
前方に向かって歩き出した一同。 その時、どこからともなく低い声がした。
『諸君、そこまでだ。』
声と共に一同の行く手を阻んだのは、リブラ・ゾディアーツだった。
「てめぇ……生き返ったのか!?」
「久しぶりだな如月クン。 ダークネビュラは闇のエネルギーの発生源の「ひとつ」でね。 あちらとしても私を復活させるのが最も手っ取り早かったらしい。」
「なんにしても、どかねぇならぶちのめす!」
「まぁそう急くな、光の王子クン。君の為にとっておきの秘密兵器を用意したのだから……。」
「秘密兵器……!?」
一同が首を傾げる中、リブラの背後から誰かが歩み寄る。
「紹介しよう。新しい我らが同士……。」
そいつは、ヴァルゴ・ゾディアーツの赤い身体を持っていた。
だが、その気配、そしてその顔を見たポルンは、驚愕し、顔を青ざめた。
「『シャイニー・ヴァルゴ・ルミナス』だ。」
そう。ヴァルゴ・ゾディアーツの体を持った新幹部は、シャイニールミナス/九条ひかりだったのだ。
「ひかり……!?」
「ああ……安心したまえ。彼女は裏切ってはいない。ただ、彼女の能力が必要でね。少しばかり、洗脳させて貰った。」
悠々と語るリブラ。その瞬間、ポルンの拳が目前に迫る。
「!?」
「てめぇ……ウチのルミナスに」
「何しやがったァァァァァ!」
完全に油断していたリブラは回避するヒマなく、 パンチを顔にめり込ませて後ろに吹き飛び、そのまま壁に激突した。
はち切れた怒りのあまり、息も切れ切れのポルンは、ようやく落ち着いてからキュアライダー達につけた。
「あのフザケたゾディアーツはオレがやる。お前ら、大樹と彼氏たちをかっさらいに行きな!」
『Sword』と書かれたカードを腕輪にかざし、神話にでも出てきそうな剣を召喚した。
「なぎさ!ほのか!お前ら、悪いけど残ってくれるか!?頼みがある!」
「「え……?」」
螺旋階段の上には、2つの扉があった。
「どちらに、大樹とシャット達が?」
スカーレットの肩を、ベリーがポンと叩いた。
「こういうのは、両方を抑えれば上手くいったりするものなのよ。」
彼女の提案に乗り、ライダー四人は右、プリキュア6人は左の扉を蹴破った。
ゴォオオオオ……!
扉の向こうに存在したワームホールに、叫ぶヒマもなく吸い込まれてしまった。
大樹の保管部屋 ライダーズサイド
心の大樹は、巨大なガラスケースに一本まるごと 収納されていた。
大樹の状態は完全に管理されているらしく、様々な数字と棒グラフのメーターが 横の機械に映し出されている。
「何だこりゃ。」
「見たところ、 を管理しているみたいだがそれにしちゃ 警備兵の一人もいねえのが気がかりだな。」
「とにかく、 大樹をどうにか回収して、皆さんと合流しないと……。」
「……その必要はありませんよ。」
背後から、冷徹なつぶやきが聞こえた。声の主は、白服の男。財団xの幹部、加頭順だった。
「テメエは……!」
「仮面ライダーフォーゼ……君はすでに一度、我が財団と接触済みでしたか。」
「弦太郎よォ……ありゃどこの知り合いだ?」
「門矢が説明してたろオッサン。ライダー倒すために並行世界で暗躍する『死の商人』だよ。」
「その通りですキバットバットさん。最も、理解したところで意味はありませんがね。」
「?」
「そこにある大樹はモデル……育成データを管理する為のホログラムです。本物はここから更に奥の部屋にあります。つまり……お分かりですか?」
加頭が言い終わる前に、響鬼は装甲にフォームチェンジし、アームドセイバーを構えた。
彼をNEVERと警戒してか、それとも目の前の相手が『敵』である限り、何者であろうと、手加減するつもりが無かったのかは定かではないが、この日の響鬼には、少しいつもの余裕ぶりが欠けて見えた。
「お前さんをぶちのめしてそこを通れば、大樹が在るって事だな。」
「倒すことは不可能だと申し上げたつもりでしたが、仕方ありませんね。」
『
低い効果音と共に、腰に付けた灰色のドライバーにガイアメモリをセット。
瞬く間にユートピアドーパントに変身した。
更に、加頭の隣にいた白服の女は、首筋にガイアメモリをセット。
『
宙に浮く、目玉のついた三角形の怪物、ゾーンドーパントに変身した。
「さあ始めましょうか、理想郷のパーティータイムです。」
水晶の部屋 プリキュアサイド
「何よ……これ。」
ベリーは驚愕していた。
壁には無数のクリスタルが埋め込まれ、一つ一つに、彼女たちに水晶を渡した男たちが入っている。
眠っているのか死んでいるのか、目はカッチリ閉じ、ピクリとも動かない。
「サウラー!?サウラー!」
「ウエスター!?起きてウエスター!」
「シャット!今助けます!気をしっかり!」
「うっせェなァ……。」
プリキュア達の悲痛な叫びは、部屋の奥に置かれた、ミスマッチな玉座に座る男に一蹴された。
光沢のある黒髪は針山の様。頬杖をついて玉座からプリキュア達を見下ろす彼はどこかあどけなく、黒のストールで覆われた首元や口は、まるで外敵から身を守るベールの様。
とても闇の同盟の幹部とは思えない。
だが、彼女たちは、彼の異常さを肌で感じ取っていた。
「そいつら生きてるけど、起こす必要ないからそのまま帰れ。オレ、そういう顔してるだろ……?」
スカーレットは、彼を知っていた。
「貴方で間違いございませんわね。」
ホープキングダムの国宝『ワールドキー』回収の折、門矢士から聞かされていた。
闇の同盟には、頭目であるブラックホールの直下に、『第一級邪神継承権』と呼ばれる三人の大幹部がいる。
一人は灰ググツ、 もう一人はシャドームーン、そして、最後の一人は、今一同と対峙している……。
「イマジンの創造者にして……闇の同盟の最高幹部の一人、カイ!」
はい、ではダークアクアと城之内、回答してみて。
城「オレはやっぱアクアとダークアクアの剣戟シーンかな。」
作「こちらがビデオ。」
ア「ねえ、最後のダークミントとの××シーン、アンタ何で持ってるの?」
城「ギク!あれはその、、、、コレクショ……じゃなくて、単に事故ッつうか……ぎゃあああああああああああ!」
作「あーあ、怖え怖え。んで、ダークアクアは?」
ア「そうね、これ。」
鎧武18話
「うわナニコレゴミじゃん。」
ア「鎧武組の所業とは思えないわ。アキカンですってみてこれ……。」
城「やめてェェええええええええ!」
「うわこれはちょっと……。」
ア「女装?吐き気がするわ。」
城「見ないデェええええええええええええ!」
なんだかいろいろヤヴァイので、また次回。