プリキュアオールスターズ×仮面ライダー b の復活と s の暴走 第2部   作:鈴木遥

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ミッション1 コアミラー破壊作戦
真に似て非なる世界


・ ミラーワールドの特殊ゲート、コアミラーの破壊を任されたキュアライダー達は、 よく知っているにもかかわらず、何かがおかしい世界に呆然としていた。

そう。この世界は 左右が見事なまでに真逆なのだ。

 

「久しぶりだな……ミラーワールド。」

 

「龍騎の世界以来だな……士はすぐ慣れてたっけ。」

 

「本当に真逆だね……頭痛くなりそう。」

 

「ここでLIVEしたら、楽しそうです!」

 

「あのね、レモネード。そんな和やかな場所じゃないでしょうが!」

 

 

『その通り!』

 

「……!?」

 

天空から、ドスの効いた不気味な声がした。

 

正面の空中に 仮面ライダーリュウガが立って……いや、浮いていた。横には、鏡の魔女シャドウと、闇の狼ディアブルもいる。

 

「オレの偽物……!」

 

「黙れ、オレは鏡の中の幻ではない……!」

 

 

 

「久しぶりね、ルージュにレモネード……!」

 

「なんでアンタが……!?」

 

「 昔以上に邪悪な気配がします!」

 

 

『キュアショコラ……相変わらず希望に満ちた、いけ好かないカオだ……!』

 

「お前は、私が倒す!」

 

 

「まぁ、各々少し落ち着いたら? ここにいる全員がコアミラーのありかを知らないわけだし、ここは……。」

 

シャドウは言葉を切り、指をパチンと鳴らす。

と同時に、彼女の周りに5枚の鏡が現れ、そこから仮面をつけた闇のプリキュア達が現れる。

それはかつて、 ルージュたちが戦った、 自分たち5人の分身だった。

 

コワイナーを彷彿とさせる、無機質な仮面によって、彼女達は邪悪の使徒に成り下がっていた。

 

「なんてマネを……。」

 

憤慨するりんに、ディアブルは嘲笑した。

 

「おいおい、まだ序の口だぞ?なぁオイ、リュウガ?」

 

ディアブルの問いかけに応じるようにリュウガはが手に持ったサーベルを天に掲げて、思いっきり叫んだ。

 

「さァ来な! レイドラグーン共よ!」

 

掛け声とともに、 周辺のガラスや鏡が 一斉に砕け散り、 池から水しぶきが上がった。

気が付いた時には、青いトンボの怪人、レイドラグーンに取り囲まれていた。

 

「兵力2万は伊達ではないと言う事か……!」

 

ショコラが表情に焦りを浮かべると同時に、シャドウは再び指を鳴らした。

 

「アンタたちも行きなさい、ダークプリキュア5。」

主要のプリキュア、ルージュとレモネードに襲いかかった仮面のダーク プリキュア5を、シャイニングフォームになったアギトとアルティメットフォームのクウガが押さえ込んだ。

 

「 ドリームから聞いたぜ!?こいつらとは、いろいろあったんだってな!」

 

「友達同士を戦わせるわけにはいかない!先に行ってくれ!」

 

「でも……!」

 

残って一緒に戦う!そう言おうとしたルージュを止めたのは、城戸真司だった。

 

「この巨大な戦力を今止められるのは、最強フォームになってるあいつらだけだ!

回り道でもされたらそれこそ、コアミラーを見つけて破壊するチャンスはパーになる。

俺達だけでも先にモノを見つけ出さないと!」

 

龍騎の言葉に ルージュは黙って頷いた。

だが彼女の気がかりは、 兵力の差という不利ではなく、ダークプリキュア5が4人しかいなかったことである。

ダークドリームはどこへ行ったのだろう?

この状況だ。どこかに隠れている可能性も否定できない。

が、そんなことを心配している間にコアミラーを保護されたらことだ。

はっきり言って一人一人の戦力が半端ではない 長引けばぶがあるのは相手の方なのだから。

 

河川敷、高等学校のグラウンド、トンネルの中、 ビルの上などかつてこの一帯を支配していた仮面ライダーオーディン /神崎士郎が設置した場所は、根こそぎ調べた。

ところが、いくら鏡と言ってもやはり防衛本能があるようで、どこを探しても一向に見つからない。

レイドラグーンをプリキュアの技やアドベントカードで蹴散らしながら、 3人の体力は徐々につきていく。

 

広場に残してきた後輩キュア達のことも心配だ。

 

「 どこにあるんでしょうか?例の鏡は……!」

 

「 かなり大きいから、見つけやすいはずなんだけど。」

 

「もう無理……疲れた、 なんて弱音吐いてたら、のぞみに笑われちゃうわよね。」

 

「そうですよ、ルージュ。 のぞみさんがどの世界に飛んだか分かりませんけど、きっといつもみたいに驚異的なメンタルで 諦めずに戦ってます。」

 

「 すごいんだな、プリキュア5のリーダーは。」

 

「 言ってること滅茶苦茶だし、無茶ばっかりするけどね。私達の自慢のリーダーだから…… 諦めずに探す、 そうすればきっと……。」

 

「 いいえ?諦めてお家に帰ることをおすすめするわ……!」

 

疲労困憊の己に鞭を打ち、立ち上がろうとしたルージュに、冷徹な魔女のささやきが襲う。

 

「シャドウ!」

 

「 私も色々あってね。前に召喚して頂いた時は、妖精ちゃん達に敗北したものだから、今度はブラックホール様への汚名返上に、是が非でもあなた達の邪魔をしなくちゃならないの。」

 

「 そんな脅しに乗ると思ってんの!?あたしたちは絶対に諦め……。」

 

「 我々がもう、コアミラーの位置を把握しているとしてもかしら……?」

 

……!?

 

プリキュアの二人に 衝撃と疑問、絶望など 様々な感情が入り乱れて 浮かび上がる。

 

シャドウの言葉は 虚勢ではなく真実であると、表情から見て取れた。

 

フェアだったはずの戦局が、 一気に敵側に覆ったのだ。

 

「私の鏡はこのミラーワールド全域の景色を把握している。 とはいえコアミラちゃんも 強情でね 〜。

私の鏡が届かない領域に隠れてたみたいなの。 ま、それも無駄な抵抗。

あっという間に場所を特定して、今レイドラグーンちゃんたちを向かわせてるわ。どうなるかしらね?今そこにあなた達が突っ込んでいったら……。」

 

「 それでも……私たちは諦めません!」

 

ルージュが止める暇もなくシャドーに向かってプリズムチェーンを放つレモネード。 それも容易くシャドウの鏡に吸い込まれ、全く効果が出ない。

 

「やっぱり、そう来るわよね、あなた達なら。でも……ダメね、 窮鼠猫を噛む。その場のテンションで勝てるなら ブラックホール様だって容易に倒せてしまう。そうでしょう?」

 

吸収されたプリズムチェンは 闇のエネルギーに変わって鏡から放出された 避ける暇もなくまともにくらうレモネードは短い悲鳴を上げてその場に倒れ込んだ。

 

ルージュのファイヤーストライクも、結局は同じだった。

 

龍騎はソードベントで鏡を割りにかかるが 突如現れた。突如乱入した人影に、彼の体は弾き飛ばされた。

 

「遅いわよ ダークドリーム。私じゃすぐに終わっちゃってつまんないから、あんたが止めさしなさい。」

 

りんの怒りは今度こそ沸点に達した。

 

虚ろな仮面をつけてこそいるが、彼女はのぞみが、ドリームが、紛れもなく『友達』と飲んだその少女だったのだ。

 

「アンタ! その子が誰だかわかってるワケ!?

うちのリーダーが 『友達』と呼んだその子に 二度もプリキュアと戦わせるなんて……許せない!!!」

 

「 知ったこっちゃないわよ。私の力がなきゃ産声を上げることすらできなかったガラクタ人形が、 私の意思に逆らうなんて100万年早いのよ!」

 

認識や価値観の違いを超えたあまりの傲慢さ加減に、りんは言葉を失った。

 

同時にレイドラグーンの大群が背後に迫り、もはや万事休すと死を覚悟して目を閉じた時……。

 

バリィン!

 

聞こえたのは、 自分の命が燃え尽きる音……ではなく シャドウの鏡が砕け散る音だった。

 

「!?」

 

シャドウの鏡を叩き割られていたのだ。

龍騎でも 満身創痍の ルージュとレモネードでもなく、 自分の部下として真横に控えていた 、仮面のダークドリームに。

 

「な……お前……何を!?」

 

「 大変失礼いたしました、シャドウ様。ガラクタ人形の分際で、あなた様に逆らってしまいました。

ですが……。」

 

シャドウがすきをついて出現させようとしたもう一方の手鏡を、ダークドリームは一瞬の隙も与えずに 砕き割り、仮面を宙に投げ捨てた。 のぞみによく似た、彼女の素顔があらわになる。

 

「私を 操り人形にしたかったら、頑丈な糸を1000本持ってきなさい……C級魔女!」

 

彼女のけだかき宣言と共に、戦況が一気にこちら側へと傾く音がした。

 




「え〜、 今回もあとがきコーナーにお客様をお呼びしているのですが、諸事情により この章では出番のなかった 仮面ライダーオーズこと火野映司くんにお越しいただきました〜。」

「 めちゃくちゃ気になってたけど、なんで今回復活したダークドリームでもルージュでもまして城戸真司君でもなく俺なの!?」

「馬鹿だねえ! 今本編で大変になってるやつなんて呼べるわけないじゃない!
それにほら読者の人たちがさあなたに聞きたいことがいっぱいあると思うんだよ。 あなた今度のムービー大戦…… じゃなくてほら、アレだよアレ!」

「 平成ジェネレーションズ final?」

「そう! その映画で一番の古株として出るんでしょ、 ムービー対戦コアの時は まだ若造だったのに……意気込みとかさ、コメントとかあったらちょうだいよ。」

「 意気込みっていうか見所になるかもしれないけど、movie 対戦 megamax でウヤムヤになってた アンク完全復活が進展するらしいよ。
まだ俺も全部の仕事を終えてないからよくわかんないけど……ってか この ss 小説で普通にご一緒してたからむしろそれがびっくりした。」

「 ごめんそれは私の意向でね。 あなたの横には常に不良青年か、手首の化け物がいないとしっくりこないんだよ。」

「やな言い方……」

「 もう一つ聞きたいのは ハピネスチャージ組との共闘した時に何があったのか。
オーズもハピネスチャージもシリーズ中かなりの人気作だからね 。ココ すっ飛ばしたのは私的にも痛かったんだよ。
本人の口から 聞いちゃった方が早いかなと思って。」

「 すごいざっくりしたダイジェストになるけどいい?」

「 いいよいいよ。この際構いやしない。」

「要はね グリード4体いたじゃん?
あの中のウヴァとメズールが ハピネスチャージ組さんの敵のサイアークっていう化け物連れて蘇っちゃったワケで……。」


「キュアホワイトがウヴァと蘇っちゃったわけね。」

「 その言い方やめてくんない!?声優ネタわかんない人が読んでたらどうするんだよ! 大変だったんだよやってる最中も!
キュアライダーオールスターズのほぼ全員とメアド交換したんだけど、キリヤ君からしょっちゅう『メズールだけは手加減しろ』って ちょっと脅し気味のメール来て、マジ怖かった。」

「キリヤもうすぐ出てくるからね〜。怒らせないほうが身のためかもしれない。」

「 本当にもう。書いてるだけの人は気楽だよね。」

「 悪かったって せめて平成ジェネレーションズ final の宣伝しとくからさ。」

「やれやれ。」

「そんなわけで皆さん、 2017年12月9日より公開の、
『 劇場版仮面ライダー ビルド&エグゼイド Withレジェンドライダー 平成ジェネレーションズ final 』ぜひ劇場でご覧ください!」


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