レミリア「ナルガの方の時系列がおかしくなってないかしら…?」
そうなんですよ…そこは修正しときます。
それでは本編スタートです!
「ウ"ォォォォンッ!」
エリア6にたどり着くと、私達を確認したジンオウガ亜種が咆哮を上げる。
「ふぅ…行くぞっ!」
まずレンが能力で薄い氷を纏わせた太刀を構え突っ込んで行く。
ジンオウガ亜種はお手で迎撃するが勿論躱して攻撃を続けるレンに、双剣で加勢する。
「ハァッ!」
ジンオウガがレンに気を取られている間に鬼神化し、乱舞を叩き込む。
「グオァッ…!」
怯んだところにレンが気刃大回転を繰り出し、ジンオウガは地に伏せる。
「あれ?意外にあっさり終わったわね…」
事切れたのを確認しようと私が近づいた刹那、ジンオウガが立ち上がりお手をかましてくる。
「あっ…!」
ジンオウガの鋭い爪が私を切り裂こうとした瞬間、吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられる。
何事かとジンオウガの方を振り向き、私が見たのは―――
「グアッッ…!」
鮮血を撒き散らし、飛ばされていくレンの姿。
「レンーッ!!」
駆け寄ろうとするが、モロに地面に叩きつけられたせいで身動きが取れない。
ジンオウガがレンを仕留めようとした直前、巨大な氷柱が飛んで来てジンオウガを吹っ飛ばしていく。
少し唖然とするが、ジンオウガが気を失っているのに気づき体に鞭を打って駆け寄る。
「レ…レン!しっかりして!!お願い!」
お腹を裂かれ大量出血していて、回復魔法を掛けるが出血は止まらず、レンの意識は戻らない。
「レイ!…なっ!?早く!」
そこに異変を察知したレミリア達が駆けつけてくる。
「フラン!BCに戻って樽に乗ってるネコに知らせて…!」
「う…うん!」
フランの後を追いBCに戻り、ここから一番近く、拠点のユクモ村に急行する。
「レンさん…!お願いですから戻ってきて…!!」
ユナの必死の呼びかけにも目が覚める気配がないレン。
「ギルドマスター!!医者呼んで!!」
「おっ、お前さんは…!ちょっと待っておれ!」
ギルドマスターが医者を呼び応急処置がなされ、ようやく出血が止まる。
「なんとか一命は取り留めましたが、血を失いすぎたことによるショック症状が出ています。…意識が戻るかは不明です」
そ…んな…
余りのショックに座り込んでしまう。
「我々もレンさんの意識が戻るよう全力を尽くそうと思います。しかし、そのための薬が不足しています。入手するには数ヶ月かかるかと…」
「数ヶ月!?どうしてよ!なんでそんなに…!」
「今の状況では仕方が無いのです…」
医師の言葉からして恐らく材料の在庫が枯渇しているか、規制がかかったのかな…
「一度外にいるわ…」
医師が出ていくのと共に皆が気を使って部屋を退出してくれるが、そのせいで必死に我慢していた涙が溢れる。
「私の…私のせいで…!」
もし、私がもっと注意していれば。
もし、私があの時すぐ避けられていれば。
こんなことにはならなかった…
NowLoading…
《咲夜side》
私達はレイさんの元を離れて、自由行動になった。
普段ならばお嬢様とお話をするのだけれど、今日はそんな気になれなかったし、お嬢様も妹様も気を使って私を一人にしてくださったので、私は狩場に向かうのであろう道に繋がる橋で時を止めて月を見ていました。
「レン…!」
もうあの笑顔はしばらく見られない。
そんなことを考えているといつの間にか涙が零れ、遥か下の滝へ落ちていく。
「ありゃ?なんでそんな葬式ムードなのよ」
聞こえるはずのない声が聞こえ、振り返るとハンターと思わしき少女が、もう1人の少女をおぶって歩いてきていた。
「なっ…!時は止めたはずなのに…!」
「で?何があったの?」
何にも知らない人のはずなのに、信頼できそうな気がしたので事の顛末を話す。
「はーん…って!?そのジンオウガってウカムの言ってた…!?」
ヤバい、と呟いてから少女は上の階へ駆け上がっていった。恐らくレンの病室のある階へ行くのだろう。
余りにも怪しすぎるので後を追いかける。ついでに時間停止を解除する。
思った通り。やはり、レンの病室へ入っていく。
「一体何をするつもり…!?」
NowLoading…
「んーっ…」
目が覚めると、窓からは月が覗いていた。泣き疲れて寝てしまったらしい。
「レンは相変わらずね…」
起きたら目が覚めていた、なんてことを期待していなかったと言うと嘘になる。
「まぁ…夢のまた夢だけなんだけどね…」
そんなことを呟いていると、扉がノックされる。
「ユナかな…?どうぞ」
ガラリと開けられた扉から見えた訪問者を見ると、私は呆然とする。
「師匠…!?」
「久しぶり、レイ。まったく…戻ってきて早々にこんなボロボロになって…主人公補整どこいったのかしら」
若干意味不明なことを言った後、真剣な顔になる師匠。
「この子は…出血しすぎのショック症状か。G級ハンターが何やらかしたらこうなるんだよ…」
若干呆れ顔をした後、師匠は何かの術式を編み始める。
何の術式かは私には複雑過ぎてわからない。
難解な陣の解読をしようとする間にも、陣はレンを中心に広がっていく。
「大地は数多の命の母なり。大地よ、生命の力を彼の者に分け与えたまえ。〈
師匠が詠唱をすると、陣が一際強い光を放ち、光がレンに集まっていき、吸いこまれる。
「よし。1日もすれば目が覚めるよ。付与した力が安定するまでは狩猟は無理だけどね。安定するのは大体二日ぐr…」
「師匠ー!!」
レンが助かったと分かり師匠に思わず抱きつく。
「よかった…もうダメだと思った…!」
ハンター稼業には当然体力がいる。数ヶ月の間眠り続け、なおかつ大怪我をした後ではハンターは続けられない。もうレンと狩猟をするのは不可能だと思っていたぐらいだったのだ。それが二日で前線に戻れるなんて…
「気にしないでいいよ。こんなの初歩中の初歩だし」
えぇ…あれが初歩中の初歩って…
「そんなことより出てきたら?メイド…いや、咲夜さん?」
「見つかってしまいましたか」
師匠がそう呼びかけると、扉が開かれ咲夜が出てくる。
「まだまだだね。気配がダダ漏れだったよ」
師匠のまだまだって結構なレベルだと思うんだけど…
「レンを助けていただきありがとうございました。もしよろしければ我が主や友人に紹介したいのですが…」
「うん。レミリア達にも会ってみたいしね」
「ご存知なのですか!?」
いや、知ってる訳ないでしょう!?
「それも含めて話がしたいの。私今ウカムの狩猟から戻ったばっかりだからお腹空いてるからさ、ご飯にしない?」
いいわね。お腹空いたわ…
「よーし、奢っちゃうぜ!」
結構な人数いるけど大丈夫なの?
師匠の懐事情を心配しながら、私達は一階へ降りた。
さて、今回どうでしたか?
フラン「レンが心配だよ…」
大丈夫!わたs…師匠の手にかかればちょちょいのちょいだからね(ドヤッ
フラン「なんか不安…」
酷っ!?
それではまた!