投稿遅れて申し訳ありません。諸事情によりしばらく更新が滞りそうです…
そういえば最近、やっと付けられた評価を確認する機能に気づきまして。評価をつけてくださった方、読んでくださっている方、ありがとうございます!
長くなりましたが、本編スタートです!
「ギヤァァァ…」
二人で畳み掛けてようやく息絶えるナルガクルガ。
「やれやれ、なにやってんだよ…危ないとこだったぞ?」
「乗りが下手くそで悪かったわね!」
「流石にモンスターに乗って攻撃するなんて驚いたわ」
呆れたような声を出す子が1人。
「えっと…あなたは?」
「私は吸血鬼のレミリア・スカーレットよ」
吸血鬼!?そういえば確かに翼が生えているわね…
「まっ…待ってください…!」
後から咲夜がフラフラと追いかけてきた。
「ご、ごめんなさい!討伐で頭がいっぱいで…」
「咲夜…あなた時を止めなかったの?」
「あーっ!?」
戦闘の時は凄いかっこよかったのに、普段はいまいち抜けてるのね…
「レミリア、知り合いなの?」
「知り合いも何も、私はレミリアお嬢様が収める紅魔館でメイド長をしているのよ?」
それって、主従関係ということね…それでメイド服姿をしてたのね…
「レイ、レン!」
「あっ、霊夢、紫!」
上空から霊夢と紫が降りてくる。
「それが犯人のイビルジョー?」
「いいえ、これはナルガクルガよ。人を襲ってたから討伐したわ」
「イビルジョーはこっちだ…悪い、その前に少しいいか?」
せっかく討伐をしたので、剥ぎ取りをしておく。
「それ…どうするの?」
「これ?これは武器か防具にするのに使うわ。今回で剣が砕けちゃったしね…」
「ホントか!?この後の古龍討伐どうすんだよ!?」
「そこら辺の鍛冶屋で作ってもらうしかないわね…こればっかりはどうしようもないし、そうでもなきゃ人が死んでたかもしれないし」
双剣は犠牲になったのよ。しょうがないわね。
「幻想郷に鍛冶が得意な知り合いがいるわ。この後紹介するわよ」
「それは助かるわ。さて、次はイビルジョーね。お腹割いて中を見てみるから、グロテスクなのがダメなら離れてちょうだい」
「私は吸血鬼よ?慣れてるわ」
「私は遠慮しておくわ…」
霊夢が離れていき、レミリアと紫が残る。
「うーん、これ牛の骨かしら」
「間違いないわね。この異変の元凶はこのゴーヤね」
ゴーヤって…確かに分からなくもないけど。さて、あともう少し掛かるかしらね…
「…レン」
「ん、なんだ?」
「ここら辺のどこかに、クルペッコがいるはずなのよね。探して討伐してきてほしいんだけど、いいかしら」
「―――!分かった」
察してくれたレンは飛び上がってどこかに飛んでいく。
「どういうこと?」
「クルペッコというモンスターがどこかに居るはずなの。クルペッコは鳴き真似をしてモンスターを呼ぶ厄介なモンスターなのよ…このまま放っておくと、モンスターがさらに増えていくわ。
タイミングがよかったわね。私たちが来るのがもう少し遅かったら人に被害が出ていたかもしれないわ」
見た所、幻想郷にはハンターが居ないようだし、壊滅的な被害を受けていてもおかしくなかったわね。
「レイ、どこにもいなかったんだが…」
「ええ!?嘘でしょう!?まぐれだったっていうの…?」
いくらモンスターと言っても、常識と非常識で隔離された空間にたまたま入れたりするのかしら…
「まぐれで入ることなどできませんわ。何かしらのバックアップがあったと考えて良さそうですわね」
紫が断言する。バックアップって、もしかして霊峰の…
もしかしたら、とんでもないものに首を突っ込んでしまったかもしれないわね…
「つまり、今の所幻想郷にあの化け物はいないってことでいいのかしら?」
「一応警戒はしておいた方はいいわね。大型のモンスターは人を襲うから…」
先程の魔女のような危険な目にならないとも限らないし…
大型モンスターは一般人の手に負える生き物では無い。
「では里の警戒を強化しておきますわ」
「お願いするわ」
「おーい!レミリアッ!紫ッ!さっきの女の子は…ここにいた!?」
あら、噂をすればさっきの魔女ね。無事でよかったわ。
「大丈夫か?剣なしでどうやって…」
「仮の双剣を生成したわ。強度はギリギリだったけどね…何とか上手くいったわ」
「生成って、能力か?」
「いいえ。魔法でチャチャッとね」
「お前も魔法を使うのか!?魔力が感じられないのに…」
私は魔力をもらさないようにしてるからね…パッと見ではあまり分からないかもしれないわね。
「魔理沙、あなたもまだまだね」
「うっ、うるせぇ!私はまだ伸び代があるんだ!」
伸び代ねぇ…でも諦めなければまだあるかもしれないわね。
「取り敢えず神社に戻りましょう。状況の整理と…宴会よ!」
「宴会?これまたどうして…」
「幻想郷では異変の解決を祝う宴会をするのよ。もちろんあんた達も来てくれるわよね?」
「そうね、古龍の討伐の前に…」
そこまで言ってから、ふっと視界が暗転し、私は気を失った。