東方狩猟携帯獣記   作:真紅を纏う双剣使い

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こんにちは!紅双です!
なんか今回から魔法とかファンタジーが入ってきましたねぇー。
咲夜「読者さん置いていかれてませんか?いきなりポケモン世界で魔法使い始めるとか」
でもこうでもしないと話が成立しないのよね…仕方がない!
それでは本編スタートです!



6話 絶体絶命

「転移魔法Lv1、展開!」

私がそう宣言すると、私の足元に蒼光を放つ魔法陣が展開される。

「お前ら、陣からはみ出るなよ」

レンがルカリオに忠告してくれる。

「発動!」

そう叫ぶと魔法陣の光が一層強くなり、視界が蒼光に染まる。

収まると、目の前にフロストケイブが広がっていた。

「おお~…寒っ」

「上着出すのめんどくさいしこれ飲んでて」

寒がるレンにホットドリンクを渡す。

「ゲッ、ホットドリンク…てか何で持ってんだよ」

こっちで調合しましたけど何か?

「グホッ…ウエッ…何かあっち以上に不味いんだが!?」

「それが本来の味なのよ。こっちじゃ味を誤魔化すための調合材料が足りないし」

私は魔法でなんとかなるし。

「ゴホッ、ひでぇ…きょ、今日はもう寝るか。すぐ近くに洞窟もあるしそこでいいだろ」

洞窟の中はポケモンの気配もなく野宿にはちょうど良さそうだった。

「よし、焚き火しないとな」

『俺やるー!』

飛び出して来たファイアローが鬼火を薪に放ち、威力の高さから炭化してしまう。

「何やってんだよ、こうだろ…あ"っ」

レンが呆れ顔で炎を生み出し着火するがやはり威力の高さから炭化してしまう。

「二人して何してんの!?ったく、ファイアロー、鬼火は火力が高すぎるの!レン、《属性を操る程度の能力》は基本の火力が高いから調節してって言ったじゃない!」

「わ、悪い…」

結局薪をレンに能力で出してもらい私が地道に着火するハメになった。

「はぁぁぁー疲れたぁー」

「お疲れ。ほら、コーヒー」

「ありがと」

貰ったコーヒーの湯気越しに燃える火を眺めている内にポツリと言葉を零す。

「霊夢たちはどうしてるんだろ…早く戻らないと、被害が拡大する前に」

「大丈夫だ。紫が何とかしてくれる。だから…さっさと終わらせて二人で戻ろうぜ」

「うん。ありがとう。おやすみなさい」

「おう」

たき火の側で寝袋にくるまると私はすぐに眠りについた。

 

 

 

~レンside~

「くあぁぁぁ、眠い…寒い…」

ちょ、無言でホットドリンク差し出すな。

朝からこれ飲んだら死ぬ。

受け取ったホットドリンクを速攻でポケットに突っ込みコートを着込んでフロストケイブを登り始める。

「気をつけろよ?クレバスに落ちたら中心部に落下する。中心部には何もかも凍らせちまう氷の核(フリーズグレイブ)という氷があるらしい…この寒さもによるものらしいからな」

そんなものの近くにいればさすがの俺達でも一瞬で凍りついてしまうだろう。

「まぁよっぽどの事が起こらない限りしっかり足元を見ていれば大丈夫だろう」

「そうね。さすがに私達も穴に落ちたりはしないわ」

 

 

 

~???side~

「ボス、奴らがフロストケイブを登り始めました」

ほう…なかなか早い。もう少し揉めるかと思ったんだが、すんなりと手に入れられそうだ。

「伏兵は?」

「気づかれた様子はないようです」

ふっ…これはあの二人にも我々の科学力には敵わないということを証明している。

決行するには十分だろう。

「よし。決行するぞ。手順は分かっているな?決して気取られるな」

「仰せのままに」

奴が本部に戻ったのを確認し椅子に腰掛け、笑みを零す。

「あいつらさえ消してしまえば…この世界も…向こうの世界も私のものだ…!!

ハッ、ハハッ、ハハハハハハッ…!」

 

 

 

 

~レイside~

しばらく歩いていると何者かの気配がし始めた。

それも複数、散開して。

『主…』

「分かってる―――!?」

先程までずっと感じていた気配が蜘蛛の子を散らすように退散していく。

「何で…?」

―ゴゴゴゴゴゴ…

突然大きな地鳴りとともに地面が揺れ始める。

「レイ、雪崩だ!」

レンの声で弾かれるように上を見ると雪の波が遠くから押し寄せ始めていた。

「クソっ、飛べるか!?」

「今から呼ぶんじゃ間に合わないわっ!取り敢えず走ってあの洞窟に逃げ込んで!!」

鍛えられた脚力で全力で走る。

後5メートルというところだった。

「レイッ!!」

―――ドンッッッ

無理やり後ろを振り返れば、大きな氷塊に吹き飛ばされ狙った様にあったクレバスに落ちて行くレンの姿。

「レンーーーーッ!!!!」

私の絶叫も届かずレンの姿は雪煙の中に消えていった。

 

 

 

~レンside~

凍てつく様な冷たさに目が覚めるとすぐ横に青い光を放つ透き通った氷に覆われた岩があった。

「参ったな…氷の核(フリーズグレイブ)の所まで来ちまったのかよ」

取り敢えず体を温めようと火を出す。

―ピシュッ

炎の直上の氷柱がレンの頬を掠り地面に突き刺さる。

「…こりゃ不味いな」

上を見やれば巨大な氷柱がミシリと音を立て、溶けた雫が落下する。

「このままいれば氷が溶けて崩壊に巻き込まれる。かといって炎を出すのを止めれば俺は凍死する…詰んだか」

俺だって原型を留めていない肉塊になるのは勘弁だ。

炎を出すのを止め寒さを耐えるため、小さく丸まった。

 

 

 

~レイside~

「ルカリオっ!波動の反応は!?」

『ありません…ん?人ではありませんが、幾つか物が埋まっていますね』

早速反応のあった場所に向かう。

「ファイアロー、鬼火」

ゆっくりと溶かしていくと二つボールの付いたベルトが見つかった。

「これ…レンのね」

取り敢えずダークライだけ出て貰って、状況説明をする。

「―という訳で…ごめんなさい!私がしっかりしていなかったから…」

『お前が…気づいて…いれば…こんなことに…ならなかった…!!』

やはり予想通り怒っている。けどこればかりは私のせいなのでどうすることもできない…

『もし…クレバスに落ちたのなら…氷の核(フリーズグレイブ)のある最深部までは行ったはず…』

「なっ…!?それじゃレンは!?」

『数時間も…すれば…』

その先は無かった。

私が…私がちゃんと上を見てればレンは…

「行くよ」

『どこにですか!?』

「最深部よ!分かるでしょ!?」

レンの落ちたクレバスの前に立ちそう叫ぶ。

『やめて下さい!主まで凍ってしまいます!』

「レンを…レンを見捨てられないでしょ!?やっと会えたのに…」

『…待って下さい、クレバスから人の反応が!?』

慌てて下を覗くと今にも落ちそうなレンの姿が。

「待って、今引き上げるから!」

「痛たたた…ありがとう、レイ」

見るとあちこちに擦り傷が出来ていた。

「咄嗟に突っかかったんだけどその時に擦っちゃってな…大した傷じゃない」

「ダメよ。一応治しておかないと」

回復魔法で傷を塞ぐと少し楽そうだった。

「ほら、強がってた」

「そ、そんな事ないって!」

この後レンのベルトを返し、再び歩き始め、

そして遂に、虚空の穴にたどり着いた。




さて、今回どうでしたか?
幽々子「ちょっと、また矛盾してるわよ?」
大丈夫だ、問題ない。ちゃんと読み返してるし。
幽々子「その割に誤字訂正してたみたいだけど」
ヴッ…確かに否定出来ない…。
幽々子「大目に見てやって下さいな」
そっ、それではまたっ!
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