東方狩猟携帯獣記   作:真紅を纏う双剣使い

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こんにちは!紅双です!
前回展開を急ぎすぎて文が情けないことになってた…
(´;ω;`)
霊夢「しょうがないわよ、それが主なんだから」
相変わらずクールですねぇ…
それでは本編スタートです!


8話 転機

フロストケイブから下山した私たちは夕食を取りながら会議をすることにした。

「うーん、やっぱり咲夜の料理は美味しいわ」

「ありがとう。でも何でそんな呑気でいられるの?」

呑気って…そんなに気が抜けてる?

「でも…悩んでも仕方のないことでしょ?あんまり時空の移動を繰り返しすぎたら怒られるし」

「誰に怒られるの?そんな事知ってる人なんていないんじゃ…」

確かにアリスの言うことも合っている。

知ってる『人』はいない。ついでに呼んでおくかな~…

「まぁ、居ないこともないわよ?ゼルネアス、イベルタル、出てきて…って、鍵を持ってないじゃない!どうすれば…」

『私たちなら居ますよ?』

森の中から突如現れるバカッ…二人。

「なら話が早いわ。実はボスに鍵を取られたのよね」

『ええっ!?そんなの不味いです!』

そういうなりテーブルから私を連れてきて何かの術式を私に掛けるゼルネアス。

そんなに不味いの?

『一応見ておいてよかった…魂を抜かれた者は1日体を維持できればいいほうなんですよ!?そのまま放って置いたら…』

そのあと長々とした話が続いたが、分かったのは1日経てば世界の理に基いて体が四散する事と、ゼルネアスが掛けた術式は体の時間を停止させるものだということだけだった。

「よく分かんないけど分かった」

「大丈夫なのでしょうか…まぁ、いいでしょう。私の掛けたその術式は3ヶ月しか持ちません。言っていることが分かりますか?」

つまるところ、私に元の世界へ戻れ、と…

「いいけど、皆は連れていくからね」

「もう、分かってますよ…」

「ねぇ、さっきから何話してるのよ…?」

霊夢が見かねたのかそう言うが、レンの解説が入る。

『寂しくなるな…またいつでも来いよ!』

『空間軸が歪んでしまいますし駄目ですよ!』

すかさずゼルネアスが突っ込む。

『それでは私達はここで』

「うん…元気で」

二人が去っていくのを見届け、テーブルに戻る。

はぁ…疲れた。

「ねぇ、3ヶ月で体が四散するって…」

「そうらしいわね。早く取り戻さないとね」

さっさと食べ終わり、組み立てていたテントの隅にうずくまるユナちゃんのもとへ夕食を持っていく。

「食べる?美味しいよ」

「あ、ありがとうございます…」

ユナちゃんが受け取ったのを確認して横に座る。

「ねぇ、ユナちゃん…」

「なんでひょうか…?」

パンを頬張るユナちゃんに、私はこう問う。

「レ…ユウキってあなたにとってどんな人?」

「えっ…?ユウキさんは…

―優しくて、いつも私の事を気遣ってくれる人です。家が無くて、親もいなくて、もこだけが友達だった私を家に匿ってくれたんです」

嬉しそうに語るユナちゃんを見ていると、自然にこんな言葉が出た。

「ユナちゃん…私たちと一緒に向こうの世界で暮らさない?」

自分でも言い終わってから後悔した。来る訳が無い。何者かもわからない私達に付いてくるなんて―

「…その世界はどんな様子なんですか?」

思わぬ質問にびっくりしたが、気を取り直して答える。

「向こうの世界にはたくさんのモンスターがいてね、人と共存し続けているの。でも、ここの世界と違うことがある。それはね」

「それは…?」

「それは、弱肉強食が世界のルールだということ。モンスターボールなんて便利なものも無いし、襲われればすぐに命を落とすわ」

怖がるかと思いきや怖がらずに話を聞くユナちゃん。

もしかしたらこの子には才能があるかもしれない…

「でも、それだけじゃない。人間だってモンスターを狩るの。狩ったモンスターの素材を生活に使ったりする」

「狩る…!?」

さすがに狩るということには驚いているけど、拒否的ではないようね。

「私はその狩る仕事をしている『モンスターハンター』。人々の危険になるモンスターを撃退や捕獲、討伐する仕事よ」

「ユウキさんもハンター?をやっているんですか?」

「ええ。彼とはペアだったの。彼の本当の名前はレンっていうのよ」

そこまで言うとユナちゃんはプルプル震え始める。

「私は…私はハンターになれますか!?ユウキさん…いや、レンさんの力になりたいんです!!」

「…ハンターの道は険しく、危険。いつも死と隣り合わせの仕事よ。あなたには、レンの亡骸を見捨てられる覚悟があるの?」

ハンターだって、超人ではない。病気もするし、死ぬ。

もし仲間が死んだ時、感情に流されず冷静な判断が出来るかどうかが、生死を分ける。

「そんな覚悟は要らないです。私が死んででもレンさんを守りますから」

「おいおい、何勝手に話進めてんだ、レイ」

振り返ると険しい表情のレンが。

「悪いが俺はユナがハンターになるのは賛成できない」

「どうして…ですか?」

そう聞かれるとレンは躊躇ってからこう言う。

「ハンターは仮にも生命を殺める仕事だ。ユナには手を汚して欲しくない。それに、刀で斬れば血飛沫だって飛ぶし、死体を解体すれば内臓を嫌でも見なきゃならないからな。おまえみたいなか弱いやつには無理だ。」

そうレンが早口で言い切るとユナちゃんはむっとして言い返す。

「大丈夫です!…見なれてますから!」

「だけどな…」

「レン、認めてあげたら?ユナちゃんはあなたの役に立ちたいから…ってこう言ってるの。でも当分本職は無理だし…オトモの立ち位置にいればいいんじゃないかしら?」

はっきりいって、ユナちゃんを狩場に出すにはそうするしかない。

「レンさん…」

ユナちゃんに上目遣いにおずおずとお願いされたレン、1発でノックアウト。

「絶対無茶しないって約束できるか?」

「は、はい!」

ユナちゃんとレンが盛り上がっている場をそっと抜け出しテーブルに戻る。

「皆、聞いて。私は今から向こうに戻るわ。後、ユナちゃんと私のポケモンが仲間に加わるわ」

「やっと戻ってきてくれるのね。皆向こうで待ってるわ」

「でもこっちで私はかなり顔を知られてるから、後始末をしないといけないのよね」

チャンピオンになった時の盛大なパレードは本当に誤算だった…。

「だから、皆で一度ヒヨクシティという街に戻るわ。いいかしら」

「構わないわよね、皆」

霊夢がそう聞くと全員ともOKなようだった。

「それじゃ、スキマで戻りましょ」

後片付けを終えヒヨクシティの事務所の前に出る。

「人目のない所に事務所を作ったのがここで役に立つとはな」

まぁ元々夜だし誰もいないけど…

「久しぶりですね、ここも」

ユナちゃんが感動しながら中に入っていく。

「さて、明日はミアレに行くわよ」

「なんでまたミアレに行くんだよ」

「お金、使いきらないと勿体ないでしょ?それに、この事務所の解約とかもしないと。もうここには戻ってこないだろうしね」

それだけでなく、この地方から私とレンの記憶を消去しなければならない。それなら地方の中心部からするのが効率的だと思ったからミアレに向かうことにした。

「そうだ。私だけじゃ使い切れないし、皆に支給するから好きなの買っていいわよ」

「ほ、本当!?」

最初に食らいついたのが霊夢。

「勿論、ユナちゃんもね」

「ありがとうございます!」

ユナちゃんの笑顔は可愛いしね…ロリコンでは決してない。

「今日はもう寝ましょ。遅いし、暴れ回って疲れたでしょ」

ギリギリ部屋が割り当てられ、私はユナちゃんとスカーレット姉妹と同じ部屋になった。

「私まだ起きてたいのに…」

「もうダメよ、寝ないと明日は早いんだから」

フランがぐずるのをレミリアがなだめるが、効果がない。

「フランちゃん、皆で少しだけお話してから寝よう?」

そこで思わぬ助け舟を出したのがユナちゃんだった。

「うん、いいよ!ユナちゃんはどんな遊びが好き?」

「私は…絵を描いたり、体を動かして遊ぶのが好きだよ」

「フランはね~…」

こうしてお話が続くうちに、二人とも寝てしまった。

「フランのあんなに楽しそうな顔、久しぶりに見たわ」

「同じくらいの(精神)年齢だから意気投合したんじゃないかな」

私とレミリアは二人で笑いあってから眠りについた。




はい、今回どうでしたか?
魔理沙「レイ達がハンターだってやっと明かされたな」
そうなんですよねー。果たして読者様はコロコロ変わっていく設定に付いていけているのか…
魔理沙「次回はどうするんだ?」
次回はお買い物回にする予定。何かこのキャラにこれを買ってほしい!○○が○○にお土産を渡して欲しい!等ありましたらどしどしどうぞ!
それではまた!
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