カーマインアームズ   作:放出系能力者

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124話

 

 クラピカたち集まる1014号室は沈黙で満たされていた。突如として現れた謎の少女。それに対する人々の反応は大きく二つに分けられる。

 

 一つは無知。念という怪しげな術を眉唾と思いつつも、とりあえず情報を集める目的で講習に参加している各王子派閥の私設兵や従事者たちだ。少女のことは何も知らず、不審者とも思っていない。なぜならここは王子居住エリア。不審者が廊下を堂々と徘徊してくることは想像もしていない。

 

 一つは警戒。高位の王子直属の私設兵や、王妃所属兵の一部は下層域で発生している事態をある程度把握している。少女の正体についても知っている。必然的に、彼らは当然の行動を取る。

 

「通報しろ」

 

 だが、彼らはまだ自らの身に迫る危機を感じる段階にはなかった。警戒止まりだ。なぜ少女が厳重な警備が行き届いているはずのこの場所に誰にも気づかれることなく現れたのか、その点をまだ重視はしていない。

 

「なんだ……電話が通じないぞ」

 

 モナドは複数の人間から銃口を向けられた状態にある。既に確保したも同然と判断し、施設兵の一人が内線電話を取ったが、受話器からはノイズしか聞こえない。いや、その雑音の中にかすかに人の声のようなものが聞こえた気がしたが、気味が悪くなり受話器を置いた。

 

「ヒュリコフ、俺の無線もやられたようだ。敵の能力の傾向はつかめるか?」

 

「……」

 

「ヒュリコフ?」

 

 第1王子施設兵、バビマイナとヒュリコフは念能力者だ。ハンター協会員のベレレインテなど確かな腕を持つ念使いが何人かいるが、彼らはモナドに対して警戒以上の明確な危機感を抱いていた。

 

(念を使えることは間違いないが……オーラの対流に若干の不規則性があるな。通常は心臓の鼓動と同期して血流のように体表を巡るものだが……これほどの不整脈を起こすような精神的動揺は確認できない。それとも“心臓”がいくつかあるのか……?)

 

 ヒュリコフは他者の行動やオーラの兆候から念能力の傾向を読み解く特殊技能を持つ。念能力者であれば誰でも他者のオーラの性質を感じ取る能力は持っているが、彼の場合は特別だ。彼でしか気づけないようなほんの些細な差異から多くの情報を得ることができる。

 

「おそらく特質系だ。それ以上のことはわからん」

 

 六つに分類される系統のうち、五つははっきりとした特徴がある。強化、変化、具現化、操作、放出、そしてこれら五つ以外の特徴を持つ系統が『特質系』だ。言ってしまえば何でもあり。いかにヒュリコフでも能力の詳細までは特定できない。

 

「動くな!」 

 

「まあまあ、そう固くならずに。レモネード飲む?」

 

 敵地にありながら全く戦意は感じ取れない。その場で射殺されても文句は言えない状況であるのに、缶ジュースを取り出して飲み始める始末だ。

 

 何を考えているのかわからない。クラピカは最も強くそう思った。崖下へと続くレールの上をトロッコに乗って駆け下りている気分だ。モナドとのつながりがあることが露見すれば終わる。これまで王子の護衛として綱渡りにも等しい心労をかけ築き上げてきた信頼関係が全て壊される。

 

 余計なことを言うなと目でモナドに伝える。クラピカにできることはそれくらいしかなかった。モナドは何かを察したように頷いてサムズアップする。そういうことをするなと叫びたくなるクラピカの葛藤は、すぐに解消されることになった。

 

「皆さんご存じ、俺はモナド……クラピカに雇われたさすらいの傭兵さ。というわけで、これより第14王子警護に着任します!」

 

 爽やかな敬礼と共に爆弾は投下された。クラピカ、終わる。その顔から表情が消えた。

 

「一体これはどういうことだ、クラピカ。まさか君はあのテロリストの仲間だとでも?」

 

「……残念ながらその通りだ」

 

「それは確かに……残念だな。君への評価を180度転換せざるを得ない」

 

 クラピカはモナドにかき回されるくらいならと自分から正直に白状することにした。最良の結果は一つしかないが、最悪の事態とは常に悪い方向へと更新され得るものだ。歯止めをかけなければどこまでも深く転落する。

 

「私は傭兵団カーマインアームズと面識があります。しかし、この状況が私自身、全く不本意なものであることをどうか理解していただきたい」

 

「ええ、もちろん話は聞かせてもらいますよ。あなたの身柄を拘束し、収監した後でね」

 

「ま、待ってください! 彼は私たちにとって必要な護衛です!」

 

 安全のため寝室に遠ざけられていたオイトだったが、護衛のビルを連れ立ってリビングに来た。現在、ワブル王子とオイト王妃の護衛はクラピカとビルだけだ。その中心的役割を果たしてきたクラピカをここで失えば継承戦を生き抜くことはできない。

 

 短い間ながらオイトはクラピカの人間性について信頼がおけると判断している。ここで切り捨てるような真似はできなかった。

 

「テロリストとつながりのある人間に要人警護の任務を引き続き任せろと? いかにオイト王妃本人の希望であっても、国防法上看過できません」

 

 バビマイナが冷静に告げる。その上官、軍事最高副顧問であるベンジャミンは治安維持に関する強い実権を持つ。クラピカの処遇については軍の管轄に置かれるべき案件だ。もともとクラピカの存在を厄介に思っていた第一王子にとっては望ましい展開だろう。

 

 そのほかの王子陣営については、クラピカから得られる念の情報に期待していたり、あるいはクラピカ本人を協力者として引き込もうとしていた者たちもいたので、ここで中途半端に講習会が終わることには不服がある。

 

 だが、さすがにかばいきれない。致し方なし、誰もが口をつぐむ中、渦中の人物が声をあげる。

 

「まあまあ皆さん、どうも誤解があるようなので訂正しておきましょう。我らカーマインアームズのモットーは『みんな仲良く』! 争うつもりは全くありません」

 

「3層から5層を実効支配しておきながら何をほざく!」

 

「それは人命を第一に考えての必要な措置です」

 

 下層域ではストレスを抱えた民衆の軋轢から治安が悪化していた。それを利用する形で継承戦の延長線上にあるマフィア同士の抗争が勃発する寸前の状態だった。そのまま放置しておけばカキン軍や民間警備組織にも止められない規模の暴動が発生していただろう。

 

 海の上、狭い船内で20万人が暴徒と化せばどれだけの被害が生じることか。モナドは暴動の原因となる危険分子を実力で排除し、その恐怖をもって民衆の行動を抑制した。手段は強引だったかもしれないが、被害を最小限に抑え込めたと主張する。

 

「何一つ根拠のない主張だ。自分を正当化したいだけの言い訳にしか聞こえん。現に何の罪もないカキン兵が何十人も殺されている。2層では多くの民間人を巻き込んだ大量殺人が発生しているとの連絡も入っているぞ」

 

「俺が殺したのはマフィアの一部だけですよ。他は幻影旅団の仕業でしょ」

 

「待て、幻影旅団だと……!?」

 

 クラピカの血相が変わる。まさかその名をここで聞くことになるとは思わなかった。想像もしたくなかった。特大級の問題が処理する間もなく次々に積みあがっていく。

 

「さすがのモナド様でもあの幻影旅団を抑え込むことはできないのだった。いやぁ、面目ない! でも、奴らが暴れたのは2層でしょ? それは管轄外だから。自国の兵の無能さを棚上げして責任を押し付けないでもらえます?」

 

 モナドは治安の安定している2層以上に公然と支配の手を伸ばそうとはしなかった。5層にて幻影旅団の存在を確認し、これを捕獲しようとしたが失敗。2層に逃げ込まれたのだと言う。

 

「ですが、幻影旅団はどうやら仲間割れを起こしたようです。12のメンバーの1人、4番ヒソカ=モロウが乱心。他の団員をほとんど一人で殺し回り、自分も死んだようです。現在、旅団の生き残りは団長がただ一人。まあ、ここまで弱体化すれば優秀なカキン軍なら取るに足らない相手でしょう?」

 

「我々の知らない情報を……随分と詳しいじゃないか。まるで見てきたようだな」

 

 クラピカはモナドに『導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)』を向けていた。鎖の反応からして嘘ではない。少なくともモナドに嘘を言っている自覚はない。コンタクトレンズの内側で緋の眼が色付いていく。眼の奥に疼くような痛みが走る。

 

「まあ、旅団の話はひとまず置いといて、本題に戻しましょう。俺がここに来た理由をお話します。クラピカと合流し、ワブル王子の護衛に当たる。これも仕事の一つではありますが、俺はもっと根本的な問題を解決したいと思っています」

 

「もったいつけずに言え」

 

「『壺中卵の儀』の中止です」

 

 カキン王、ナスビ=ホイコーロが直々に『壺中卵の儀』を執り行い、次代の王を決める継承戦が幕を開けた。もはや王自身にさえ取り消すことはできないのだ。14人の王子のうち、最後の一人となるまで殺し合わなければならない。

 

「でも、それは王様と上位王子たちの“本音”でしょ? 建前では誰も殺し合いなんて望んでいない。じゃなきゃ『王族殺人は極刑』なんてルールに王子たち自らが縛られてる意味ありますか?」

 

 現実に即さないからと言って好きにルールを作り替えていいわけはない。それが国事であればなおさら建前は重要だろう。たとえ暗黙の掟があろうとそれを公然の事実とするわけにはいかない。血塗られた玉座につく王が求められるような時代ではないのだ。

 

「この継承戦がデスゲーム化した諸悪の根源が『壺中卵の儀』だとは思いませんか? もうやめにしましょうよ。こんな怪しげな儀式にみんな踊らされて……王族の姿かこれが? 念獣ブッパし、ヤル気満々の私設兵をけしかけ、勝手に自衛権の行使を主張する醜さ…… 生 き 恥 」

 

「王がお決めになられた聖戦に覚悟をもって臨むことこそ王族としての正しき姿だ! その壺中卵の儀が何かは知らないが、何にしても一度始まった継承戦が収まるわけがないだろう!」

 

「だからそれはヤル気のある人たちで話し合いなり、殺し合いなりすればいいじゃないですか。王位に就くつもりのない下位の王子まで皆殺しにする必要あります? 命を何だと思ってるんですか! けがらわしいですわ!」

 

「ぐっ……!」

 

 権力者が後の台頭を危惧して自分の兄弟を殺すことは独裁国家でまま見られることだが、それもまた公言できない事実だ。まさかオイト王妃の前でそんな発言をするわけにもいかない。

 

「ぶっちゃけですね。他の王子の相手をするだけならポテチ食いながら5分でできるんですよ。実力行使がお望みであれば別に全く構わないんですがね。先ほども言った通り、俺たちのスローガンは『みんな仲良く』です。そのために継承戦を平和的に終結させたいと思っています」

 

「随分な自信だが、具体的にどんな手段を使うつもりだ?」

 

「まずは王子に憑りついた寄生型念獣を除念します」

 

 千差万別の念能力の中には敵に直接的な危害を加える攻撃ばかりではなく、対象に憑りつき何らかの効果を発揮し続けるタイプの能力もある。除念とは、そういった他者からつけられた悪意ある念を取り払う能力のことである。

 

 しかし、この能力に目覚める『除念師』は非常に少ない。また、除去した念はすぐさま無効化されるわけではなく、除念師はこれを抑え込むリスクを負う。個人の力量によって取り除ける念の強さは違う。

 

 今回の場合は寄生型の守護霊獣だ。ホイコーロ一族に代々伝わる死後強まる念の編纂術式である。これを外すことができる除念師がいるとは思えない。

 

「まあ、論より証拠。今ここで実際にお見せしましょう」

 

 モナドが一歩踏み出す。その先にはオイトと、その胸に抱かれたワブルがいた。恐怖を感じたオイトは後ずさる。護衛のビルがかばうように前へ出た。

 

「やめないか! それ以上近づけば発砲する!」

 

「邪魔だよ、球根くん」

 

 そのとき初めてモナドが敵意を発した。オーラによる威圧が室内に満ちる。それは蜃気楼のように視界を歪ませた。

 

 これまで十分に警戒を払っていたものと思っていたバビマイナらは戦慄する。彼らが最強と信じて疑わない第1王子ベンジャミンですら、そのオーラの気迫には届かないだろう。何よりも命令と規律を重んじる軍人であるはずの二人が、瞬時に全ての思考を閉ざしたくなるほどの絶望的な力の差。

 

 念をまだ使えない者たちも肌で感じ取っていた。使えないからこそ直に骨まで響いてくる。これが継承戦に加われば途轍もない障害となることは明らかだった。

 

 そしてその害意にさらされたワブルは、ついに守護霊獣を発現する。あまりに幼い身であったためこれまで眠り続けていた念獣が、宿主の危機を感じ取りモナドの殺気に呼応するように姿を現した。

 

 それは4メートルにも達する巨人の形をしていた。異常に頭と両手が大きく、倒れそうなほどバランスが悪い。顔のパーツの一つ一つがまた大きく、顔面に収まり切らないくらい詰め込まれている。それが満面の笑みを浮かべていた。

 

 

 お ぎ ゃ

 

 

 短く鳴き声を発した巨人はモナドを片手で掴み上げた。顔の半分以上を占める口が大きく開き、モナドはその中へ放り込まれた。ぐちゃぐちゃと肉や骨のすり潰される咀嚼音が響く。

 

 壺中卵の儀によって発現する守護霊獣には特徴がある。憑りついた対象の人間性によって能力は変化するが、それ自体は積極的に他者を攻撃することのないサポートタイプの念獣が多い。

 

 しかし、ワブルの場合はまだ念獣の形成を確固とするほどの自我が芽生えていなかった。そのため複雑な能力はなく、非常にシンプル。幼く何もできない自分の代わりに戦ってくれる力を欲した。

 

 そのモデルはオイトだ。母親である彼女の存在が念獣のベースになっている。その巨体は赤子の自分から見た世界の尺度である。死後強まる念ゆえに邪悪な姿に歪められてしまったが、ワブルが庇護者として無意識に求めた造形だった。

 

 余計な機能はなく、ただ力のみに特化している。その咬合力は見る間にモナドを噛み砕き、胃の中へと収めてしまった。

 

「はい、おぎゃあ」

 

 そして、何事もなかったかのようにモナドは巨人の腹を突き破って現れる。切開されたように綺麗な切り口からすたすたと外へ出た。ようやく形を得たばかりの守護霊獣は無惨な姿のまま、標本にされるように赤い結晶の中に閉じ込められていく。

 

「御覧の通り、ワブル王子は儀式の呪縛から解放されました。これで戦わなければならない理由の一つはなくなりましたね?」

 

 アルメイザマシンによるオーラの金属化である。これを使えば、体外における念的産物に限定はされるが、守護霊獣だろうと除念が可能だ。これまでワブルからわずかに感じ取れていた、漏れだすような念の気配は綺麗になくなっている。

 

 ワブルの守護霊獣の発現は短かったが幼い体に負担がかかったのか、オーラを消耗して今は眠っている。だが、それ以外に体調の異常は見られなかった。オイトは胸をなでおろす。

 

 しかし、念を使えない者たちにとってはモナドが何をしたのかいまいち理解できないことも多い。精孔が開いていなければ守護霊獣の姿も目には見えない。

 

 ただ、そのせいでモナドが突然空中に浮かび上がり、ひき肉にされたかと思いきや元の姿に戻るまでの信じられない光景を目撃している。どこからともなく現れた巨大な結晶と、その中に閉じ込められた巨人も確認した。改めて念能力者の異常性を痛感する。

 

「除念能力か。それだけではなさそうだが」

 

「壺中卵の儀を崩壊させ、継承戦の存続を危うくするつもりじゃないか?」

 

 バビマイナとヒュリコフが密かに意見を交わす。この場にいる者たちの多くは、なぜモナドがこれほど『壺中卵の儀』に拘っているのか不可解に思っていた。

 

 確かに念獣を授かる重要な祭事らしいが、もう終わったことだ。除念に成功しても継承戦と無関係になるわけではない。むしろ、念獣の力を失うのだから戦力としてはマイナスだろう。しかし、中には壺中卵の儀の真の目的に気づきかけている者もいる。

 

 継承戦は国王の正室子14人がBW号に乗船し、その航海中にて行われる。それ以前に死者が出た場合、継承戦そのものが中止される。そして生き残った唯一名が王位を得る。以上のことに同意し、王家縁の壺に血を一滴注ぎ誓いを立てる。

 

 ただこれだけの行程で14もの念獣を一度に発現させてしまう儀式がまず異常だった。初代カキン王が具現化したというこの壺は、間違いなく最高位の呪物と言えるだろう。強大な力には相応の対価が伴う。

 

 この場合、対価とは殺し合いによって流れる血だろう。百種の虫を一所に集め、共食いさせ、最後に残った虫から取り出した毒をもって願いを叶える『蟲毒』がその原点とされている。

 

 念獣を授かるだけでなく、殺し合う工程まで含めて『壺中卵の儀』なのだ。無自覚であろうと継承戦に同意した時点で候補者は『誓約』を立てたことになり、その見返りとして念獣を得たようなものだ。モナドはこの儀式を無効化し、継承戦の根拠を揺るがそうとしている。

 

(馬鹿め。除念に成功したからと言って儀式に影響はない。その可能性は検証済みだ)

 

 守護霊獣の除念を試みた者はモナドだけではなかった。第1王子私設兵の一人リハンの能力『異邦人(プレデター)』により第8王子サレサレの守護霊獣は排除されている。これも除念の一種と言えるだろう。だが、継承戦は支障なく継続している。

 

 念獣自体は儀式における一つの要素に過ぎない。重要となるのは候補者の死だ。戦いは、選ばれた候補者が最後の一人になるまで続く。平和的に解決する道などありはしない。

 

 モナドが桁違いの実力者であることは確かだが、付け入る隙はあるとバビマイナたちは考える。倫理的なしがらみに囚われているようならばそれを利用する手もある。

 

 とはいえ、心してかからなければならない。継承戦が始まる以前、第14王子ワブルと言えば最も容易く片づけられる候補者と思われていたが、もはや無視することは到底できない勢力になっている。それはバビマイナらだけでなく、他の王子陣営からしても言えることだ。

 

「ああ、そうそう。ついでにワブル王子以外、“全員分”の除念もここで済ませておきましょうか」

 

 決意を固めていた矢先のことだった。聞き間違いかとヒュリコフは眉を動かす。全員分、残り全ての王子の守護霊獣を除念すると言ったのか。それもこの場で。

 

 どういうことかと聞き返す間もない。モナドが指を鳴らす。ウイルス起動の信号は放たれた。部屋の時計は8時22分を指していた。

 

 






鬼豆腐様よりイラストを描いていただきました!

【挿絵表示】

前回のイラストの続きです。まだみんなに話を聞いてもらえた頃のモナド。
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