たわいも無い話をしつつ俺たちは対策を考えた。
そこで雅美が口を開け
「しかしさ?結弦やみんなも思ってると思うんだが、仮に立華が転入したとしても正直対策のしようがなくないか?」
確かにそうだ。良く考えれば『天使』もとい、『立華かなで』は理事長の娘。
いくら心臓病からの病み上がりとはいえ、この世界では刃は振れないし突き刺すこともできやしない。
だが向こうが出来ることと言えばひとつある。
その他は雅美と一致したため切り返す
「確かに対策のしようがないことは一致するが、向こうは理事長の娘。権力を振りかざすことは出来るぞ。生徒会長の椅子だってそうだ。」
するとひさ子がうーんと唸ってから口を開く。
「まぁ確かにな。今回の生徒会長の件だってある意味では権力行使だしな。」
すると雅美は
「確かに結弦やひさ子が言うことはわかるが…大袈裟にいえば仮に誰かを退学にするなんてことできるのか?」
そう言った。そしてひさ子が言う
「確かに一筋縄では行かないかもしれないが理由付けなんてなんでもいいわけさ。例えばユイと日向が付き合ってます。学校の風紀を乱したので退学とか」
超わかりやすい例えを持ってきた。当事者にされたユイと日向の心境やいかに…しかし俺らじゃないんだな。
するとユイが言う。
「なぜ例えで私たちかは分かりませんが…ひさ子先輩の言う通りそういう風にやることも不可能ではないんですよね。」
珍しいな。ユイが正論を振りかざしてる。
「なぜ俺らを例えにしたのかわかねーけど、まあ不可能ではないわな。」
そう日向が言う。
するとひさ子は
「へいへい…悪うございましたよ…っと。」
クスクス笑いながら答える。
彼女の気持ち分からないでもない。例えで出しただけなのに今で言うマジレスで返したわけだからな。冗談だろうがよ?となるのは当然だな。
それともそう取られかねないことでもしてるんだろうか?
日向に限ってそれはないと思うが。
とは言え俺たちもまあしてないことはないからなw
気を付けよう。
すると入江が言う
「で…でも…立花さんって物静かな性格でしたよね…?」
確かに一理ある。あのテストを受けた時だってそうだ。何もしなければ特に害のある子には見えなかった。
だがその静けさにもなんとも言えない空気感がある。普段は物静かなのに怒らせると怖い(〇しにくる)とは、ああいう子のことを言うのだろう。
そんなことを思いながら腕を組み唸っていると、入江が困惑したように
「…大丈夫ですか……?混乱させちゃいましたよね…ごめんなさい…)」
なんて言うもんだからちょっと気を悪くさせてしまったようだ。
とっさに入江に
「ごめんな大丈夫だ。気にするなよ?」
と謝った。
それでもペコペコと頭を下げている。悪い事をしたな。
その後も議論は白熱した。ガルデモの活動の支障にもなりかねない件だ。ふと空を見るとすっかり夕焼け色に染まっていた。俺たちは一同にポカンと空を見つめて、ひさ子の号令で帰路に着いた。
この件はゆっくり考えよう。そうみんなとまとめたところで何かと騒がしい一日が終わりを迎えた。
Angel Beats!の二次創作小説ですが楽しんでもらえてますか?
-
楽しめてる
-
まあまあ
-
そこそこ
-
あんまりかな