翌朝、雅美を起こして朝食を作る。
今日は土曜日だが、ガルデモの現世での初ライブだ。
朝早速声出しがしたいとのことで
雅美は「My Song」を弾いていた。
やはり少し物悲しくなる感じだが、もう雅美が離れることはないので泣いたりはしない。
何か俺が曲を書いてやりたいなぁ・・・そんなことを考えながら聞いていた。
歌い終わると雅美は
『バラードだ・・・一度ゆりっぺに却下されたやつだけどな(笑)』
確かにいい曲だ。雅美の音楽の入りはアコースティックだからな。
『なかなかいいんじゃないか?しかしお前の過去を知ってると悲しくなるのが難点だが・・・』
そう言うと雅美がいう
『まあな・・・だけどいい曲だろ?あたしの生前の想いだ。今は結弦がいるから幸せだが?』
それなら良かったと思い抱きしめた
『ん・・・結弦・・・大好き・・・』
まあ俺としては雅美が居てくれて好きなことをしてくれればそれでいい。
そういった所で学校へ向かう。
もちろん俺も今回は裏方として舞台袖にいる
体育館の使用許可はひさ子が取ってくれているらしい。
ここは現世。死後の世界みたいなことは出来ないらしい
元戦線メンバーたちはお客として見るらしい。なので今回は
しおりん、みゆきち、ユイ、ひさ子、雅美、俺
と言ったメンバーでやることになる。
今回からトルネードもクソもないので普通の学園内ライブ程度だ。
だけど熱気は当時と変わらない。
人も集まり、ガルデモの熱もあって最高のライブになりそうだ。
『よっし!始めるか!』
いつか聞いた雅美の合図で
ひさ子『よっし!』
ユイ『OKです』
しおりん『はーい!』
みゆきち『では行きましょう!』
音無『了解』
そして聞き覚えのあるCrow Songのイントロが流れる
はじめに歌うのは俺とユイを除くいつものメンバー
--------------------Crow Song------------------
岩沢side
やっぱり最初はこれだ!
入江に合図をする
『やっぱりこれですねぇ〜』
そんな声が聞こえた気がする
そしてドラムから入る
いつも通り弾いていく。
生徒達の反応も上々だ
今回は前回にはいなかった先生もいるからな。そこにウケるかどうか。
結弦が横で見守ってくれている。それだけでいつもと違う気分なのだが、ヤッパリ歌うのは楽しくなくてはな。やっぱりあたしは音楽キチなんだろうなぁ。結弦がいてくれるあとも前も何を言っても音楽は切り離せない。
そして曲が中盤に差し掛かる
『息継ぎさえできない街の中〜♪』
『星空が最高の舞台〜♪カラスたちカーカーと鳴くよ〜♪いつも思うよ〜いつ寝てるんだろ〜♪』
ひさ子も、関根も、入江もみんな普段通りの演奏をしてくれる。
歌いやすいのはやっぱりこいつらお陰だ。
そして曲はクライマックス
『いつまでだってここにいるよ〜♪通り過ぎてゆく人の中〜♪闇に閉ざされたステージで〜♪今希望の唄歌うよ〜♪あなただって疲れてるでしょ その背中にも届けたいよ〜♪こんな暗闇の中からの希望照らす光の歌を〜♪その歌を〜♪』
そしていつも通りの終わりを迎えた。
----------------Crow Song終わり---------
音無side
さすがだ。やはり圧倒される。よくこの中で歌えたものだと、自分自身感心する。やはりこいつらは現世でも人気が出そうだ。
そう考えていると後ろから声をかけられる。日向だ。
『よう!音無〜♪早速聞き惚れてるな(笑)まあ彼女が歌うから無理ないよな(笑)』
茶化された気分だ。
『お前だって、ユイが歌ってたら聞き惚れるだろ?』
『あー確かにな、そうなりそうだ。』
そんな話をしていると雅美とユイが入れ替わる。
そして雅美が俺の顔をのぞき込む。
『どーした?結弦?』
そう言うので、答えた
『ああ、お前の声に惚れてな』
なにげにすごいことを言っていた気がするがまあ恋人同士なので特に関係なし。
『結弦は相変わらずだよなぁ。』
そう言われ、
『まあなお前に惚れてお前の声に惚れる。どっちも雅美だから浮気じゃないぜ』
『んーそうだな。よく分からんが、あたしの全てが好きということだな』
んーまあそんなもんよねぇー
『ああそうだ。』
一方のユイであるが歌う曲は
「Day game」だ
ユイの作詞作曲らしい。
--------------------Day game-------------------
ユイside
初めて作った私の曲・・・岩沢さんはどう評価してくれるんだろう。
内緒で練習してきたとはいえ やっぱり緊張してしまう。
ひさ子先輩の顔を見ると、
『大丈夫だ。そのまま歌えよ』
と口が動く。
もちろん声が出せない状況で私を励ましてくれたのだろう。
ひさ子先輩が安心して弾けるようにしっかり歌わなきゃ。
ひさ子先輩のソロ・・・聞き惚れるほどの高い演奏力。もちろん、
しおりんもみゆきちもなのだけど。
そんなことを考えるうち曲は終盤に差し掛かる。
『手を振り上げろ!忘れちゃいけないよ本気の真っ直ぐ don't be afraid 』
久しぶりだ・・・こんなに思いっきり歌うのは・・・。
--------------------終了----------------------------------------
音無said
何かユイの演奏に迷いがなくなった気がした。
こうなんというか・・・音のムラが無くなっていい感じになっている気がしたんだ。
『ユイも上手くなったな・・・もしかしたらあたしはもう超えられたかな・・・(苦笑)』
雅美がそんなことを言っていた。
えらく自分を謙遜するよな。
今回はこの二曲で終わりだ。Alchemyは演奏に若干の不安があるということなのでユイの「Day game」がトリだ。
そして大盛況の中ライブは終わりを告げた。
こうしてガルデモは現世でも通用するということだ。
まあこれだけみんなのカリスマ性があれば当然なんだろうな。
雅美の歌声、ひさ子の圧倒的演奏技術、みゆきちのドラム、しおりんのひさ子に負けず劣らずの演奏技術、ユイの歌声
みんながみんな人を惹きつける魅力がある。もちろん容姿もだが、それ以上に女子5人でこの高レベルの演奏。
男5人より凄いんじゃないか?とも思えてしまう。
これからガルデモがどんな道を歩んでいくのか・・・
Angel Beats!の二次創作小説ですが楽しんでもらえてますか?
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そこそこ
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あんまりかな