ハイスクールD×D~英雄の力を使う者~ 休載 作:アゲハチョウ
今日は金曜日。という事で僕は今日特別にリアス部長から休みをもらいました。
『それじゃあ、まず僕の方から説明するよ。マスター』
『よろしく、ギル』
という事でギルとジャックによる能力と宝具についての説明を受けることになりました。勿論、僕の精神世界でね。
『僕こと子ギルの能力は空間と空間を繋げることによって宝物庫にある武器、宝具を射出すること。これが僕の宝具
『はいはーい、質問です。子ギル先生』
何故か今日は授業のような形になってる。と言うか、子ギルのスーツ姿がミスマッチだよ。
『なんでしょう、マスター』
『宝具って一人のサーヴァントに1つじゃないんですか?』
『ああ、それは僕が特殊なだけだよ。僕はある逸話ではあらゆる英雄たちの宝具となった武器の原典である武器を持っている事になっているからね。ほら、ローランのデュランダルとか』
ああ、なるほど。確かにデュランダルはギルガメッシュからローランへと渡って話だったね。
『なるほど、じゃあ数はそれなりにあるの?』
『まあ、大人の僕だったら千をも越える宝具を持ってるけど僕の場合はその半分よりちょっと少ないかな?射出する量も少ないよ』
『大人は千を越えてるんだ』
まあ、今のギルは子供だからね。大人になる過程でもっと増えていくのかな?
『あれ?でも、初めて使ったときは天の鎖だっけ?それしか出てなかったよ?』
『ああ、宝具って使用する際にとてつもない量の魔力を消費するんです。だから、あの時は宝具じゃないよ』
『宝具じゃない?じゃあ、普段はあれが普段の攻撃するときの武器?』
『うん、そうだよ』
そうなのか。でもあれじゃあ敵にダメージを与えられなくない?
『あはは、一応槍尻がついてるしあれは神性が高い生物には効果があるんだ』
『うん?どういうこと?』
神性が高い?と言うことは神様とかに言うこうなのかな?
『宝具の中にはね、概念が宿っている奴が多いんだよ』
『概念?』
『うん、その宝具がどのように使われてきたかによって様々な概念が存在するんだ』
『へぇー、じゃあ天の鎖は神性が高い。つまり神様とかには有効ってこと』
『そんな感じだよ』
なるほど、じゃあ概念によって宝具とサーヴァントは使い分けた方がいいんだ。
『ちなみに天の鎖の概念の由来はね。かつて天の牡牛を捉えたからって言うのが理由なんだ』
『天の牡牛って牡牛座の星座のもとになったあの牡牛?』
『そう、僕が主人公として書かれているギルガメシュ叔事詩に登場する牡牛だよ』
なんか自分のことだからこんなに嬉々として語ってるのかな?
『今度は私たちの番だよ。
『うん、説明よろしくね。ジャック』
『えへへ、うん頑張る!』
頭を撫でてやると喜んでくれるんだよね。可愛いなぁ、もう!
『マスターはロリコ』
『違うよ!ジャックは特別可愛いんだよ!』
『それを世間ではろり』
『違うから!ジャックは特別なんだよ!』
失礼しちゃうなもう。
『まあ、確かにマスターが
『ルビが気になるけど、ロリコンじゃないって信じてもらえただけでも収穫だよね』
『もー!
おっと、ジャックが怒っちゃったみたいだ。これ以上はご機嫌ななめになったら大変だ。
『それじゃあ、説明よろしくね。ジャック』
『うん、私たちはこのナイフで敵を解体するんだよ』
『すごいね。ナイフの数も多いんだね』
見ただけでざっと十本近いナイフの数だね。
『それで私たちの能力はね。気配遮断だよ』
『気配遮断、か。アサシンらしい能力だね』
『まあ、アサシンのクラスは基本的には持っています。ですが強さはそれぞれです』
補強としてギルが説明してくれた。
『でも、私たちは攻撃するときに気配遮断の力が弱まっちゃうの』
『なるほど、まあこうげきするときは仕方ないよ』
元々、ジャック・ザ・リッパーは暗殺者じゃなくて殺人鬼だからね。気配の消し方がうまいと言う訳じゃないよね。
『それから私たちの宝具は二つあるんだよ?』
『…え?』
あれ?一人ひとつなんじゃ。
『例外的にいるんですよ。特にライダーのクラスはその傾向が強いですね』
ギルの方を見ると説明しながら頷いていた。
『ほへぇー、そうなんだ』
『まずはね、
『暗黒霧都?』
『うん、私を中心に霧が発生してくるんだよ』
霧、か。確か、ジャック・ザ・リッパーがいた時代は産業革命後のイギリスでしかもロンドン。霧がすごいみたいだよね。
『霧はね。私たちの認識の阻害とかしてくれるんだよ』
『認識の阻害?』
『うん、私たちと戦ったあとね。私たちのことを思い出しにくくするの』
思い出しにくくするって、ロンドンの霧にそんな効果あったけ?
『なんでそんなことができるの?』
『えっとね、産業革命?のあとの霧には硫酸が含まれていて、それによって被害が出てるのと私たちが霧に生じて女の人を解体したからだよ』
なるほど、ロンドンの硫酸が含まれる霧の災害と
『それじゃあ、二つ目の宝具は?』
『二つ目はね。
『
元気よく頷いてくれるジャック。
『私たちのジャック・ザ・リッパーとしての逸話が宝具になったものだよ』
『逸話ってことは人々のうちで語られるジャック・ザ・リッパーの話が宝具として形になったものってこと?』
『うん、そうだよ。
何故か撫でられた。でも、悪い気はしない。
『それでその宝具だけど。何か概念みたいものはあるのかい?』
『うん、この宝具がもっと強くなる条件があるんだよ』
強くなる条件か。
『まずはね、【霧が発生していること】と【相手が女性または雌であること】、最期に【夜であること】。この三つが揃うと呪いが強くなるの』
『呪い、もしかして相手を呪うの』
『ううん。相手にね、一定のダメージを負わせ続けることと傷を癒えにくくするものだよ』
よ、よかった。そう言う呪いなんだ。いや、呪いなんだから良かったとかないんだけど……。それよりも条件が生前のジャック・ザ・リッパーの殺害状況なんだ。
『逸話が宝具になっただけあって、条件も条件だね』
『まあ、そう言うわけで僕たちからの説明は以上だけど…。理解はできたかな?』
『うん、理解はできたよ。後は僕の判断力と魔力で慣れていくよ』
僕の言葉を聞くと二人は笑顔を浮かべていた。
こうして僕はギルとジャックによる能力と宝具に関する講座を無事に乗り越えたのであった。