我が国の王女姉妹は○○な様です   作:不音七日

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  はいども、作者です。今回ついに雅君の秘密が明らかに!?……な〜んて、大体前話を見てれば予想はついてそうですが……それはさておき本編をどうぞ。


「我が国の姫は助けられるようです」

 

 

  〜メールを送る1時間前のメリル&ルルーナ〜

 

 

  「わぁ……ここがデパート……すごいねルナ。」

 

 

  「これならミヤビが喜ぶような誕生日プレゼント買えるよ。」

 

 

  「ふふっ、びっくりするだろうなぁ雅君。」

 

 

  「そうだね。誕生日何時だったっけ?」

 

 

  「確か8月15日だから……明後日だね。」

 

 

  「明後日ね、覚えたよ〜。」

 

 

  「それで……何買う?」

 

 

  「何買おっか……メリル、何かミヤビの好きな物を知らない?」

 

 

  「知らないよ……強いて言えばこの間練習用の木刀が折れたから欲しい……みたいなことは言ってたけど……」

 

 

  「じゃあ木刀にする?」

 

 

  「誕生日に木刀はどうかと思うんだけど……」

 

 

  「う〜ん……それじゃあアクセサリーとか?」

 

 

  「雅君ってアクセサリー着けないよね……』

 

 

  「じゃあ何があるのさ〜!」

 

 

  「え、え〜っと……」

 

 

  メリルは頭を抱え何か無いかと必死に考える、その瞬間耳を塞ぎたくなるような音がメリル達の後ろで響いた。

 

 

  「なっ、何!?」

 

 

  「み、耳がキンキンする……」

 

 

  メリルは音の鳴った方を見る、周囲の人達もそこに視線を集める。

 

 

  「この階にいる客共全員ただちに手を上げて伏せやがれ!」

 

 

  「たった今このデパートは俺達白蛇の天秤が占拠した!死にたくなければ大人しくすることだな。」

 

 

  そこにいたのはかなりの武装をした男達が居た。

 

 

  「あ、貴方達!こんな公共の場で何をしようっていうの!流石に迷惑……」

 

 

  「あっ、メリル!」

 

 

  この男達の武装の恐ろしさを理解できていないメリルが彼らに向かって注意をしようと近づく、その瞬間先程と同じ音と共に左耳のすぐ隣を何かが通り抜けた。

 

 

  「動くなっつったのが聞こえなかったのか?嬢ちゃん次は無いと思え。」

 

 

  「え……あ………」

 

 

  「メリルっ!?」

 

 

  本能が告げている、この男達に逆らっては行けない。逆らえば今度こそ今の私の魔法では防ぐことも出来ず死んでしまうと。だから私が出来たのは……

 

 

  「わ、わかりました……」

 

 

  大人しく彼らの言うとおり手を上げその場に伏せるしかなかった。

 

 

  「物分りのいい女で助かる。ほら、お前らもさっさと伏せるんだな!じゃねえと……ほんとに撃っちまうぞ?」

 

 

  直前の行動が効いたのか周囲の人達は次々と伏せていく。

 

 

  「(まさか襲われるなんて………ミヤビなら助けてくれるよね……)」

 

 

  そう思い、私はすぐにスマホのメールを立ち上げミヤビに送る。……あとは助けを待つほか無かった。

 

 

  「よし、全員伏せたな。おい葉月、こいつらの手と口を縛っとけ。」

 

 

  「了解しましたボス!」

 

 

  そう命令を受け葉月と呼ばれたフードの男がロープで手を縛り、ガムテープで口を塞いでいく。もちろん抵抗する人はいない、当たり前だ誰だって死にたくはないのだから。

 

 

  そして少しすると私達も手を拘束され、口も塞がれた。縛る途中男が私を見て何やら薄く笑ったがその意味はわからなかった。

 

 

  「おい、上玉はいたか。」

 

 

  「ボスの趣味に合うかはわかりませんが俺の好みでいいんなら上玉が1人居ましたぜ。」

 

 

  「……お前の好みで選んだんなら中々の上玉だろうな。」

 

 

  「………?」

 

 

  30分位だろうかリーダ格らしき男と先程私達を縛った男が私に近づいてきた。

 

 

  「お、これは中々の上玉じゃねえか。葉月の目に狂いはねえな。」

 

 

  「それで兄貴、この女どうします?」

 

 

  「これだけの上玉だ。俺達だけで楽しむのは勿体ねえな……よし、葉月。全員呼んでこい、こいつを全員で楽しむぞ。」

 

 

  「兄貴も悪いですね……見た感じ何も知らなそうな女を20人ちょっとで楽しむだなんて。」

 

 

  「恐怖に怯える女を無理やりすんのも興奮するだろ?」

 

 

  「ま、それは確かにそうですね。」

 

 

  何か話し込んでいた男達が私の体を担ぎ上げた。

 

 

  「(えっ……?)」

 

 

  「嬢ちゃん、今からお前には俺達の相手をしてもらうぜ?」

 

 

  「(………相手?)」

 

 

  「ちっ、ほんとに理解できてねぇんだな。どっかのお嬢様か?」

 

 

  「見た目日本人では無さそうだから中々のお嬢様でしょうね。」

 

 

  「はっ、そりゃ尚更いい。いいとこの女を汚せるんだ光栄なもんだな。」

 

 

  そう言いつつ下卑た笑いを浮かべるリーダー格の男、私は理解は出来ていないがただ恐怖するしかなかった。

 

 

  担ぎ上げられたまま移動したのはデパートの中心、そこには同じようにフードを被った男やリーダー格の男が持っていた武器と同じような物を持った男達が集まっていた。

 

 

  「おう、お前らここを占拠したついでにいい上玉を手に入れたぞ。」

 

 

  「ん……っ!」

 

 

  男は私を乱暴に下ろす、その姿を見た男達が歓喜の声を上げる。

 

 

  「うおっ、すげぇ上玉じゃないっすかボス!」

 

 

  「すげえ可愛いな。胸もでかい。」

 

 

  「この女で楽しんでいいんですかボス!?」

 

 

  「ああ勿論だ、だが最初は俺だからな?」

 

 

  「(な、なにこの人達……楽しむ?怖いよ……)」

 

 

  「さて……ここなら他の客もいねえからな。存分に楽しませてもらうぜ嬢ちゃん。」

 

 

  近づいてきた男が私の服を強引に掴む、そして……

 

 

  ビリッ!

 

 

  「(えっ……?)」

 

 

  力任せに私の服を破いた、それと同時に服で押さえつけられていた胸が露になる。それと同時に男たちはおお、と声を上げた。

 

 

  「っ……!」

 

 

  「やっぱ中々の上玉だな……さて下も……と。」

 

 

  そういい私のスカートに手をかけた、その瞬間だった。

 

 

  ドゴォンッ!!

 

 

 

  重い何かを無理やり吹き飛ばしたような音が響いた。

 

 

  「なっ、何だ!?」

 

 

  「ちっ、折角楽しもうとしてたときに誰だ。おい、葉月様子見てこい。」

 

 

  「わかりましたボス。」

 

 

  葉月と呼ばれた男が音の発生源に向かおうとしたそのとき、聞き覚えのある声が聞こえる。

 

 

  「その必要はねえよ。」

 

 

  コツコツと足音を立てながらこちらに向かってくる男がいる。

 

 

  「誰だお前は!」

 

 

  「俺か?俺は……風月雅、【武人】だよ。」

 

 

  「(雅君!?)」

 

 

  「ぶ、武人だと……!?そんなわけあるか!武人は100年以上も前にいなくなったはずだ!」

 

 

  「信用できないか?なら試してみるといい。」

 

 

  そういい、雅は何処から取り出したのか蒼く光る刀を構える。

 

 

  「そこまで言うんなら試してやろうじゃねえか……全員構えろ。」

 

 

  リーダー格の男が片手を上げる、そしてそれと同時に銃を持った男たちは雅に銃口を向ける。

 

 

  「……蜂の巣にしちまえ。」

 

 

  その言葉と同時だった。全員が引き金を引く、だが銃声は鳴らなかった。……何故なら……

 

 

  「ふん……所詮並の人間か。武人に本気で敵うと思ってたんなら間違いだな。」

 

 

  引き金が引かれるほんのコンマ1秒前に雅が全員の手を切り落としていたのだから。

 

 

  「ぎゃああああっ!!!」

 

 

  「ぼ、ボスっ!助けてくれっ!血が、血が止まらねえ!」

 

 

  「おっ、お前……まさか本当に……」

 

 

  「だから言っているだろう。俺は武人だと。」

 

 

  「お、俺をどうする気だ……」

 

 

  「……どうするだって?あいつらはほっとけば助かるようにしたが……お前には地獄を見てもらう。……わかるな?」

 

 

  そう言って雅は刀を男に向ける、不思議なことにその刀には血一滴もついていなかった。

 

 

  「……くっ……!こんなところで……死ねるかっ!」

 

 

  そう言い放ち男は懐から銃を取り出し雅へ撃つ。

 

 

  「ん〜!(雅君っ!)」

 

 

  が、その銃弾は雅に当たらずその手前でバラバラになった。

 

 

  「……なるほど、それが答えだな。……じゃあ、さよならだ。」

 

 

  「やめろぉぉっ!!」

 

 

  ガンッ!

 

 

  「……な〜んて、メリルの居る前で殺しなんてしねえよ。って聞こえてないか。」

 

 

  男の目の前には床に突き刺さった刀がある、雅は振り下ろすフリをしてそのまま床に刀を突き刺したのだ。

 

 

  「……………。」

 

 

  「これで制圧完了っと。」

 

 

  雅がメリルの口にあるガムテープと手の高速を外す。

 

 

  「ね、ねえ雅君。何もあの手下の人達斬らなくても良かったんじゃないの?血が出て可愛そうだよ……」

 

 

  「血?誰が血を流してるって?」

 

 

  「だからあの手下の……ってあれ……?」

 

 

  メリルはある違和感に気づく、それは。

 

 

  「誰も傷付いてない?」

 

 

  「ああ。……この刀の特殊効果みたいなもんでな、一定範囲なら幻術を使えるのさ。そしてそれはそれ相応の痛みも与えられる。死にはしないけどな。」

 

 

  「そう……なら良かった。」

 

 

  「さ、帰るか。……っと、これでも羽織っとけ。」

 

 

  雅は自分が羽織っていたブレザーをメリルに被せる。

 

 

  「あ……ありがとう……」

 

 

  「あとの処理は警察がしてくれるみたいだからな、俺達は帰るぞ。」

 

 

  「……うんっ!」

 

 

  そうしてデパートでのテロ事件は解決したのだった……






  はいども、作者です。


  雅「長いわっ!」


  す、すみませんまさか3000文字行くとは思わなかったんです。


  雅「余計なこと詰め込むからだろ。結局秘密の詳細説明されてないし。」


  じ、次回話すから!今回は勘弁して!ね?


  雅「……まあ、いい。それじゃあまた次回な!」
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