我が国の王女姉妹は○○な様です   作:不音七日

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  昨日は投稿出来ず申し訳ない、というわけでども、作者です。ここでお知らせを……次回からなのですが定期的ではなくなると思います。いや流石に1週間以上投稿しないなんてことはありませんけどね?数日くらい空くこともありますのでご了承を……では本編をどうぞ。


「我が国の姫は秘密を知るようです」

 

 

  〜雅の自室〜

 

 

  二人を含めた客たちを救出し家に帰ってきた俺はメリルに先程あった出来事の詳細を求められていた。

 

 

  「ねぇ、雅君。あの時言ってた……武人?ってなに?」

 

 

  「あ〜………説明しなきゃだめか?」

 

  「…………………。」

 

 

  これが返答だとでも言わんばかりにメリルは俺の目をじっと見つめてくる。最初は言わないつもりだったがいつまでも見てくるので俺溜息を吐く。

 

 

  「……わかったよ、話せばいいんだろ。」

 

 

  「うん、話して。」

 

 

  「……とりあえずお茶でも飲みながら話そう。」

 

 

  俺は部屋の片隅に置かれた急須から緑茶を注ぎメリルに渡す。

 

 

  「ほら、熱いから気をつけろよ。」

 

 

  「ありがと。ズズ……美味しい……」

 

 

  「そりゃな。……さて、話すかぁ……」

 

 

  俺は棚から1冊の古びた本を取り、広げる。

 

 

  「まずは武人についてだ、細かい質問は後で応える。」

 

 

  「うん、わかった。」

 

 

  「……大体500年前位か、その頃名前ははっきりとしてないからある国と言うがそこで1つの戦いが起きた。そこは中々戦いが多い国らしくてな、人死になんてよくあることだったらしい。」

 

 

  雅は本のページをめくる、そこには兵士の様な人間達が剣を交えている絵が描かれていた

 

 

  「まあどんな国でも戦いが続けば誰か一人はそれを止めようとする奴も現れる。そいつはある日戦っていた奴らの間に入りその戦いを終わらせた。……ある方法を使ってな。」

 

 

  「ある方法?」

 

 

  雅は頷き更にページをめくる、そこ描かれていた絵にメリルはハッと口を押さえる。

 

 

  「……その方法はお互いの主戦力の殲滅。…他に方法はあったがこいつが行ったのは武力による殲滅だ。」

 

 

  「……でも、そんな事したら他の人達から反感を買うんじゃ……」

 

 

  「そうだ。……だが、こいつには1つ力があった。」

 

 

  「力?」

 

 

  「ああ。」

 

 

  雅は再びページをめくる、そこに描かれていたのは和服の様な服を着た男が兵士達を従えている絵だった。

 

 

  「……自分の力を分け与えた奴を自我を持たせたまま操る力だ。」

 

 

  「それって……要は自分達で行動できるけどその人が命令したことには絶対逆らえなくなる…ってこと?」

 

 

  「そうだ、そしてこいつが分け与える力は絶大でな。筋力から瞬発力、動体視力……ありとあらゆる力が馬鹿みたいに上がるんだ。……そう、それこそ人が視認できないくらいの速さを出せる。」

 

 

  「それって今日雅君と同じ……」

 

 

  「……続けるぞ。操られた奴は武人と呼ばれその男からある武器を与えられる。」

 

 

  「武器?」

 

 

  「そう、銘はそれぞれ決まっているがそれは男曰く呪刀(じゅとう)と呼ばれていた。俺の使っていたあの刀も呪刀の1つだ。銘はバラしてはいけない決まりだから言えないけどな。」

 

 

  「呪刀……」

 

 

  「そしてその翌年、その国で大規模な戦争が起きた。……戦争とは名ばかりの虐殺だがな。」

 

 

  「それって……武人達が……?」

 

 

  「そうだ、武人達が男の命令によって戦いを終わらせるという名義でその国にいる人間全てを虐殺した。……それは数日も経たずに終わったそうだ。そしてその国は地図から消えた。」

 

 

  「……消えた?その男の人や武人はどうなったの?」

 

 

  「男の方はその後消息不明だ。……まあもう500年も前だから死んでるだろうけどな。」

 

 

  「武人は?」

 

 

  「武人はその後各地に散らばり普通の人間として過ごした、だがなぜか100年前、次々と武人の一族は死に、残ったのは俺の一族……風月家だけになった。何で死んだのか、何で俺達の一族だけ残ったのかは未だに理由は知らない。だが知ったところでどうしようもないから俺達は絶対に調べないことにしてる。」

 

 

  「………そっか。ありがとう話してくれて。」

 

 

  「ああ。……あまりいい話では無かっただろうけどな。」

 

 

  「ううん、雅君の事を知ることができて良かったよ。……それじゃあもうそろそろ夕飯の時間だから部屋に戻るね、また夕飯の時に。」

 

 

  そう言い残しメリルは足早に去っていた。

 

 

  「………やっぱ怖いよな。……話した後も普通に接してくれればいいが。」

 

 

  そんな事を呟く雅とは裏腹にメリルは……

 

 

  「雅君の秘密知っちゃった〜、これって私だけだよね?ルナも紅葉ちゃんもいないし…えへへ、私だけ特別♪」

 

 

  雅が自分のことについて話してくれたことに1人喜んでいるのだった。






  はいども、作者です。よし、これで雅君の秘密がわかった!


  雅「やっとだな……」


  やっとですよ、まあ前回が長かったので今回は頑張って短くしました。本来の文字数で書くとこれの2倍くらいになって自分で読んでて「うわ長っ」って思ったので短くしました。


  「そ、そうか……それで次回は?」


  日常編に戻りまして新入部員が登場します。薊先生の言葉覚えてるかなぁ……と、言うわけでまた次回!
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