はいども、作者です。……最近前書きで書くことが思いつかなくなってきてます。まあそんなわけて本編どうぞ。
〜旅館〜
鞄を置いた俺は1人旅館を歩いていた。ちなみに澤木は女子部屋に直行していた。
「……ここの旅館凄いな……うちの旅館と同じくらいの大きさなのに雰囲気が全く違う……これが京都ならではって感じか。」
俺は周りを観察しながら旅館を歩く、するとドンっと誰かにぶつかった。俺としたことが注意を怠ってしまったようだ。
「きゃっ……」
「っと、すまん大丈夫か?」
俺はすかさず手を倒れてしまった少女に差し伸べる。浴衣を着ている所を見るにここの宿泊客の一人だろう、それにしても綺麗な赤髪だ浴衣がいい感じに似合ってる。
「うん、大丈夫だよ。
そんな風に見惚れていた俺に聞き覚えのある声が聞こえた、だがいつものような違和感のある名前の呼び方では無く至って普通の呼び方で。
「……まさかルルーナか?」
「まさかって何さ。……もしかして気づかなかったの?」
「あ、ああ。」
見惚れていた、なんて言えないから俺は普通に返事をした。
「ま、いいけどね。ちなみにメリルは着付けに手間取ってたよ。」
「手伝わないのか?」
「手伝うと私が被害にあっちゃいそうだからね。」
「どんな着付けをしてるんだ……」
「なんかクラスの皆に胸とか揉まれてたよ?」
「ああ……なるほど。」
確かにメリルの胸は大きいからな、女子でも揉みたくなるのか。
「それで、雅はこんなところで何してるの?」
「俺か?俺はこの旅館を調べてた。うちの旅館とは雰囲気が全く違うからな。」
「なるほど、そういうところも熱心なんだね雅は。」
「まあな、これでも一応旅館経営者の息子だからな。」
「そうだね。……っと、メリルも来たみたいだね。」
ルルーナが廊下の奥を見やる、そこには綺麗な青髪を後ろでまとめ浴衣を着たメリルが歩いてきていた。
「はぁ……疲れた〜…」
「ははは……大変だったな……」
「うん……おかげで着るのに時間かかっちゃった。」
「ま、折角の修学旅行だ。女子のみんなもテンションが上がってるんだろ。」
「かもね〜…」
と、仲良く廊下で会話しているとあっという間に夕食の時間になった。それに気づいた俺達は大部屋へと向かう。
〜大部屋〜
俺達が部屋に入るとそこには大量の食事がずらりと並んでいた。すぐさま座布団に座り手を合わせる。
「「「いただきます。」」」
他のクラスメイトは何名か既に食べ始めていたので俺達も食べ始めた。
「はむっ……ん、凄いな。味がしっかりついてるのにしつこくない味だ……」
「本当だね……これならいくらでも食べられそう……」
「もぐもぐ……」
俺達は出された料理に驚きながらも感触するのだった。
食べ終わった俺達はそれぞれ部屋に戻った。もちろん俺は食後の歯磨きは忘れない、ちなみにその隣で澤木が馬鹿な事を言っていた。
「なあ風月、この後他の男子共連れて女子部屋に行くが来ないか?と言うか来てくれ。」
「何で俺が。行くならお前らだけで行けばいいだろ。」
「お前がいれば入れる確率上がるだろ。性格は良いしましてやヒーローだぜ?きっと入れてくれるに違いない!それにメリルさんやルナさんもお前が居れば入れてくれるだろ?」
「なわけあるか、そもそも先生に見つかったら怒られるだろ。」
「んなこた知らん!ほら行くぞ!お前らは他の女子部屋頼むぞ〜。」
「えっ、ちょ服を引っ張るな!」
俺は意外と力の強い澤木に引っ張られつつ女子部屋に向かうのだった。
〜女子部屋〜
「ねえねえ、メリルちゃん!好きな男とかいるの?」
「えっ!?」
部屋で寝る準備をしていると急に横から同じクラスメイトの女の子にそう聞かれた。
「え、えっと……」
「その反応……まさか図星っ!?」
「う〜……やっぱり動揺しちゃうよ…」
「あはは、隠さなくてもいいのに〜。ねえねえ、誰なの?」
いつの間にか私の周りに何人かの女子が集まってきている。流石にここで教えるのも恥ずかしいので濁すことにした。
「ひ、秘密!それより智恵ちゃんはどうなの?」
逃げるようにして私はすぐ隣にいた智恵に話を振る。
「……え、私?そうだね〜……やっぱりA組の御剣君かな〜。カッコイイし運動も出来るし〜。」
「なるほど〜、確かに御剣君イケメンだからね〜。」
と、話していると部屋の扉がノックされた。
「あれ?先生かな。」
「ちょっと入れてくれないか?俺だよオレオレ。」
「オレオレ詐欺みたいに言うなよ……」
「この声……雅君と澤木君?」
「なんかこいつが女子と遊びたいらしくてな。いれてやってくれないか?」
「え、えっと……どうする?」
私はどうしていいかわからず他の皆に尋ねる。
「う〜ん、いいんじゃない?折角だから楽しもっ。」
他のみんなもうんうんと頷く。
「え、えっと……入っていいよ?」
私は扉を開ける、すると見覚えのある二人が中へと入ってきた。
「わざわざすまんなメリル。こいつがどうしてもって言うから……」
「やっぱお前連れてきて正解だったな!」
「ようこそ二人共女子部屋へ。丁度いまからトランプやろうと思ってたんだけど二人もやる?」
「トランプか、まあそのくらいなら良いかもな。」
俺のその一言でトランプ勝負が始まった。
「お、いい手札だな。俺はこれで勝負だな。」
「私もこれでいいよ。」
「俺は交換だな。……くぅ……よくねえ手札……」
それぞれが交換を終え勝負する、開かれた手札で一番強いのはなんとメリルのフォーカードだった。
「くっそ、メリル強いな……」
「たまたまだよ〜。」
続いて二戦目、ここで予想外の邪魔が来た。
「あれ?ここの部屋の女子たち寝てないのかい?入るよ〜。」
「やっば!雅隠れろっ!」
「えっ、ちょ。」
女子達は一斉に布団に隠れる。勿論布団以外に隠れる場所が無いので俺達は右往左往するしかないのだが…その瞬間俺の体は何かに手を引かれ布団の中に引き込まれた。
「……危なかった……雅君大丈夫?」
「あ、ああ……」
引き込んだのはメリル、そしてそのまま俺の体を抱きしめる様にしている。おそらく二人いるということを気づきにくくするためだろう。そしてそれとほぼ同時、見回りをしていた先生が部屋へ入ってきた。
「お前ら寝たフリしてるのはわかってるぞ〜。……なあ、澤木。何でお前はこんなところで突っ立ってるんだ?」
「……壁と同化してたんですけど…駄目ですかね?」
「むしろそれで大丈夫だと思ったお前が俺は心配だ。……それで、部屋にいるのはお前だけか?」
「はい、そもそもこういうことするの俺くらいしかいないでしょ?」
「それもそうだな、さあ来い。今日は部屋で寝れないと思えよ。」
「そんな〜……」
そんな会話の後二人は部屋を去った。その場でクスクスと笑いが起きる。
「あれ?そういえば風月君はどこ行ったの?」
「ここだよ……」
そう言って俺はメリルの布団から這い出る。
「おぉ、メリルちゃんも大胆だねぇ。」
「うぅ……」
メリルが顔を赤くしている。まあこれだけのことをすれば恥ずかしくもなるか。
「さて、俺はこれで失礼するよ。」
「うん、先生に気をつけてね。」
「ああ。」
そう言い残し俺は出ていく。
「……今部屋に戻ったら流石に鉢合わせるよな……となれば…」
部屋へ帰ろうとした足を温泉へと向ける。ここの温泉は入れ替え式、つまりは男女が時間で決められている。時間を確認すれば丁度男子風呂の時間、入るには持ってこいだな。
「やっぱ温泉なんて滅多に浸かれないからな。こういうときに入るべきだ。」
俺は服を脱ぎ露天風呂へ入る。やはりこの景色、夜に見ると綺麗なものだ。
(寒っ……やっぱこの季節でも夜は冷えるな……)
そう思い、俺は湯船へと浸かる。その時気が付く、先程まで湯気で見えていなかった人影を。
「誰かいるの?」
そして、この聞き覚えのある声は……ルルーナか。……って……
「そこにいるのルルーナか!?」
「えっ、雅!?」
そこにいたのは体をタオルで巻き、胸元などを隠した状態のルルーナだった……
はいども、作者です。切るところが見つからねぇ!?
雅「なっがいな……」
おっかしいなぁ……本来はこんな予定では……
雅「まあ、いいんじゃないか?たまには。それで、次回は?」
あ、はい。次回は修学旅行編の続き、ルルーナと温泉での遭遇?!です、ではまた次回!