新年明けましておめでとうございます、今年もどうぞよろしく。……さて、今回は前回言ったとおり神社からスタートです。ではどうぞ。
自主研修は順調に進み現在は午後3時、俺達は笹倉の提案で水占いがあるという御船神社に来ていた。
「ふぅ……結構階段長かったな。」
「そうだね。……でも標高が高いところにあるから涼しいよ。」
「ぜぇ……ぜぇ……なんで二人ともピンピンしてるんだ……」
「はぁ……はぁ……二人共体力あるねぇ……」
「あはは、あんたらが体力無いだけでしょ……」
望月がやれやれと言った顔で呆れている。そして少し遅れて笹倉と澤木の二人が階段を登り終えた。
「ふぅ……ここが御船神社……中々雰囲気があるな。」
「ああ。……さ、バスの時間もあるし早いところお参りして水占いとやらをするか。」
「そうだね。」
と、私は雅君に続いて歩き出そうとする。すると後ろから耳元で叶ちゃんにこう言われた。
「メリル、チャンスだよ。この神社霊幻あらたかだから結果によっては告白もうまく行くかもしれない。頑張って。」
「叶ちゃん……!」
私が叶ちやんの方に振り向くと彼女は軽くウインクを一回してくれた。どうやら本当に応援してくれてるらしい。
「お〜い、皆早くしないとバスに間に合わないぞ〜。」
先を歩いていた雅君が本殿の少し前で手を振っている。それに対して私は……
「今いくよ〜!」
と、少し駆け足で雅君のもとへ向かうのだった。
全員が本殿の前に来ると皆でお金を賽銭箱に入れお参りをする、私の願い事はたった一つだけだった。
「(雅君への告白が上手く行きますように……)」
「……………よし、水占いの方行くか、」
私と同じタイミングでお参りを終えた雅君が水占いの方へ歩いていく、ここからが正念場……頑張らなきゃね。
「莫也行くよ。智恵は一緒に行って、言い出したあんたが何処か行ったら怪しまれるでしょ?」
「ああ、そうだな。」
「確かに……」
「じゃあ決定ね。風月君〜、私と莫也で飲み物買ってくるから先に水占いやってて〜。」
「?わかった。メリル、笹倉。行くぞ。」
「うん。」
「はい。」
その後俺達は水占いのくじを引き御神水(一見ただの池のようだが……)にくじをそっと浮かべる。すると少しずつ文字が浮かび上がってきた。
「おぉ……凄いな。」
「あっ、完全に浮かび上がったよ!」
メリルの言ったとおり完全に文字が浮かび上がっていたので俺達はそれぞれ自分のくじを手に取る。
「えっと……?【近くにいる人が最良の相手きっと上手く行くでしょう】」
「えっ!?」
メリルが驚いた表情をする、そしてそれと同時に俺のおみくじを引ったくられた。
「ほんとだ……私と一字一句同じ……」
「メリルもこれだったのか?」
「う、うん。」
「笹倉、お前は?」
「【日々精進すれば後に願人来たり】……まあ、自分を磨けばそのうちいい人が見つかるってことかな。」
「となるとこれ以外無いってわけじゃ無さそうだな……」
「うん……」
俺がメリルに目をやると何故か泣いていた、俺が何かしたんだろうか……
「ちょっ!?メリル、なんで泣いてるんだ?俺がなんかしたか?」
「う、ううん。違うの、これは嬉し涙。」
「嬉し涙?」
「うん。……私……雅君とあったあの日からずっと……」
その先の言葉をようやく予想できた俺はすかさず止める。
「待った、その言葉は今言わないでくれ。……俺が答えられないから……だから……」
「……わかった……じゃあ明日、明日の夜の花火大会までは待つよ。雅君。」
明日は完全な自由時間。それに重なって花火大会も開かれる。だからメリルはその日にしてくれたのだろう、俺が答えを出せるように。
「わかった、約束しようその日にもう一度……今日の続きを聞かせてくれ。」
「うんっ!約束だよ。」
こうして俺達は互いに約束を誓い、自主研修は幕を閉じた。
はいども、作者です。……ようやくですね……
雅「やっぱメリルは俺の事……」
まぁまぁ、その事は次回にしましょう。次回はついに告白!?って感じで。次回をお楽しみにっ!