友人がある意味でやばい人(子供)連れてきたのだが。   作:yukuru

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お世話編
第一話 お世話始まる。


優羽が帰って、まず何をするか考えた結果。

 

風呂に入れることになった。そうなった理由はこの見た目。

3~4歳ぐらいの年齢だというのに、どう見ても一ヶ月以上洗ってなさそうな上下にベッタリとした黒髪、こけた頬は青白く泥等がこびりついている。

 

「ちょっと、ここで待っててくれる?」

 

と言えば、少年は数秒遅れて頷いた。思っていたより驚かない。まあいい、準備準備。

先ずはボタン一つで風呂を沸かし、次にタンスにあるであろう従弟のお古を探す。私は従弟とかが多いので、お古が少し残っていたはず。従弟に感謝。

 

数分とせずに見つかった服を手に少年がいる居間に戻れば、さきほどと全く同じ場所で立ち尽くしていた。

 

 

 

「少年、少年や」

 

呼べばビクリと私の方を見る少年。挙動が鈍いな・・・空腹かな?

 

 

 

「お風呂に入ろっか。おいで」

 

 

異性だろって?子供だから良いでしょ。

 

 

 

 

この少年の名前はフェイタンというらしい。親なんで子供の名前にDQNネームつけようと思ったんだ。男子の知り合いに光宙と書いてピカチュウと読む名前の奴がいたが、いつも「10万ボルトなんかだせねーわ!!」とか叫んでたからな。かわいそうに。

 

 ちょっとまって、フェイタン君を風呂に入れたらお湯が真っ黒になった。浴槽のお湯では無いよ、シャンプーを流したお湯が、真っ黒になった。フケも真っ黒・・・。髪をシャンプーで四回洗って、体は、垢すりを3枚使い汚れを落とした。使っていなかった新品の石鹸が今では小石よりも小さい。汚れって怖いわ。

 

全身を磨き上げたフェイタン君は、美少年に大変身した。なんだこのサラサラで手触りの良い髪は。透き通るような肌ってこういうのを言うのか初めて知った。子供っぽい柄のTシャツも美少年が着るとおしゃれに見えてくる。イケメンは凄かった。

 

貧相な生活をしてたっぽいから、胃も小さいかも、と思い冷蔵庫に奇跡的にあった米でおかゆを作り、適当にあった中華の味がするだし?みたいなのをいれる。おいしい。

 

「これ・・・」

 

「フェイタン君のだよ!食べて食べて!」

 

 

フェイタン君は恐る恐るレンゲでおかゆを掬い口にした。そして輝く表情。可愛いな。

嬉しそうにはふはふとおかゆを食べるフェイタン君を見ながら昼食を食べ、フェイタン君を寝かしつけた。

 

ベッドですやすやと寝ているフェイタン君・・・長いな、フェイ君でいいか。を横目に、色々と用意をする。お古の服と、生活用品などを、小さめの箱にそれぞれ入れる。取り出しやすいし、何より片付けが便利。

私の家って、両親が中華系好きだからか中華系統のものが多いんだよな。杏仁豆腐とか、赤と黒色の物とか、挙句の果てにはチャイナドレスとか。ドレスとか興味ない。杏仁豆腐とか自分で作れるし。

 

そして、今はフェイ君が寝ている部屋、というか私の部屋にいる。

 

私の部屋には子供が見てはいけないグロい拷問映画とか、ゾンビ映画のDVDが並んでいる。怖いのが面白いのに、みんな見ようとしない。一回山田君に拷問映画を貸したら、3日山田君が欠席だったのが原因か?そんなに怖いとは思わないけれど。

 

というわけで、その山田君に貸していた映画を観よう。なんとなく観たい。

 

DVDを再生っと。楽しみだわ~。内容知ってるけど。

 

そんなことをしていた私は、ベッドが少し軋む音に気が付かなかった。

 

 

 




シリアスではないのでご安心ください。
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