突然「2人で話がしたい」と言われ、ルルーシュは自室でミレイを待っていた。
「それでミレイ、何の用だ?」
彼女が部屋に入ってくると、開口一番にそう告げる。
「ルルーシュ。もう我慢しなくてもいいのよ」
「何の話だ?」
「いいの。私は何も責めないから」
ルルーシュはムッと顔をしかめる。
ミレイは笑みで応える。
「あなたは悪くないのよ。いいえ、本当はもっとわがままじゃないといけないくらいなの。今は優しすぎる」
「意味が分からないのだが」
「ふふっ」
ルルーシュは眉をひそめるが、やはりミレイはやわらかく目を細めるばかりだ。
いや、突然ネクタイを緩め始めた。
さらに襟首をつかみ、上着を脱いでいく。
「なっ、お前っ! いきなり何をっ!」
「ふふっ。分かっているのでしょうルルーシュ。我慢しなくてもいいからね。ああいや、私がリードするから、ルルーシュはジッとしていてもいいわよ」
「おいミレイ、お前、まさか……」
「それで合っているわ。たぶんね」
「待て! 落ち着け! お前には婚約者がいるはずだろう!」
「ルルーシュ、いえルルーシュ様。私はとっくに身も心も捧げているのです。ルルーシュ様に」
「ファッ! ……っておい! それとこれとは話が別だろう!」
「違いません。全てルルーシュ様のお好きなようになさってください」
ミレイは下着姿になっていた。それもかなり際どいものである。
肌のきれいな、しなやかな肉体が露わになっている。
香水のにおいも心地いい。
アレが勝手に元気になってしまうのも、仕方のないことだろう。
「さあ、ルルーシュ様」
やはりミレイははかなげに微笑む。
すると、なぜか唇に目が止まってしまう。その、つややかで、プリンとした、美しい桃色に。
「ナ、ナナリー。俺は、くっ……」
ルルーシュはくやしそうに歯噛みする。
しかしミレイは、下着にも手を伸ばしてしまう。
「ああっ! ダメだっ! やめろっ!」
その叫びもむなしく、上の下着も、下の下着も、スルスルと落ちてしまった。
ルルーシュは慌てて両手で顔を隠す。
「ふふっ。ほれほれルルーシュ、どうしたの?」
初々しさに刺激されて、無意識に先輩時の口調になってしまった。
しかしこれが、止められない。
ルルーシュがかわいすぎて、もう、襲わずにはいられない。
「ほーらほーら。ルルちゃん、どうしたの? 恥ずかしいの?」
「や、やめろっ! そんな姿で近づくなっ!」
ルルーシュはチラ見しつつ、手でミレイを制そうとする。
しかしミレイは、むしろ見せつけるかのように、腰に手を当てて、胸を張って、ルルーシュににじり寄っていく。
そして、がっしりとルルーシュの両腕をつかんでしまった。
「ホワアッ!」
強く目をつぶり、叫ぶルルーシュ。
ミレイはそのまま、ルルーシュの顔が胸にはさまるようにして、前に倒れた。
2人はベッドの上で重なる。
「ううっ。こんなものっ、こんなものでっ!」
「アアッ。そんなに強く揉まないで、ルルーシュ」
「違う! これは不可抗力でっ」
「アンッ。もうっ。上手なんだからっ」
「妙な声を出すな!」
と、ルルーシュがミレイを退けようとしている間にも、実はミレイは、ルルーシュの服を脱がしていっていた。
それはもうスルスルとである。
あっという間にズボンは下ろされ、元気なアレが露わになってしまう。
「……ふふっ、ふふふふふっ」
ミレイのぷりんとしたお尻が、元気なSAOにすり付けられる。
「ハウワッ。それは卑怯っ。だっ、ぞっ」
ルルーシュはビクンと反応すると、途端に力が抜けて、大人しくなってしまう。
こうなれば、もはやミレイの独壇場である。
パンツに手をかけられようとも、唇を重ねられようとも、ルルーシュにはどうすることもできなかった。
その後何があったかはお察しである。
事後の話をすると、ルルーシュは魂が抜けたかのようにしなびてしまい、逆にミレイは全身をテカテカと輝かせていた。
どうでもいいことですが、SAOなどが売れていると、私のような小人はどうしても嫉妬してしまいます。
それで、チンケないたずらですが、某肉棒をSAOと表現することでSAOという名を汚してしまおうとか、思ってしまうこともあるのです。