俊輔の説明は判りやすかった。故に烏間や殺せんせーは内容を理解する事が出来たのである。
「だが、まだ続きがあるのだろう?」
「ええ、あります。この事件が始まったのが六月ごろです。そしてそれから半年間、闇の書の防衛プログラムが改変されている事に気付いたアースラスタッフはシグナム達を止めようと説得を試みましたが、失敗に終わり………時間は12月ごろに移ります」
俊輔が説明すると、映像には病院の屋上で俊輔となのは、フェイトがシグナムとシャマルと対峙しているシーンであった。
『はやてちゃんが闇の書の主………』
『悲願はあと僅かで叶う……』
『邪魔をするなら、たとえはやてちゃんのお友達でも』
『ちょっと、待ってくれ‼ 俺達は管理局に組みしているが、伝えるつもりは無い‼ こちらの話を聞いてくれ‼』
俊輔達はシグナムに自分達の調べた結果を伝えようとした。しかし、シグナム達は聞く耳を持たなかった。そして、ヴィータがなのはに攻撃を仕掛け、フェイトがなのはの方へ振り向くとシグナムが愛機レヴァンティンで攻撃を仕掛ける。俊輔はシャマルのバインドで動けなくなってしまった。
「この頃の私達は管理局の言葉など聞く気はなかった」
「私達の願いははやてちゃんが無事で元気な体を取り戻すこれだけの為に動いてきました………でも結果は違いました」
シグナムとシャマルの説明が終わると映像にはヴィータの攻撃でバリアジャケットを身に纏ったなのはが炎の中から出てくる頃であった。
『悪魔め‼』
『………悪魔で良いよ……判ってもらえるなら悪魔でも何でもいい‼』
なのはの言葉でヴィータとなのはの戦闘が始まった。
『シャマル。お前はあの者を捕らえておくのと通信妨害に専念しておけ』
『判ったわ……気を付けてね』
『誰に言っている』
シグナムの言葉でシャマルはバリアジャケットを身に纏うと一層の力で俊輔に掛けているバインドの威力を上げる。
『闇の書は何者かによって悪意ある改変をされました……今の状態で完成させたらはやては』
『お前たちがあれをどう決めつけようと聞く耳は持てん』
フェイトの言葉にシグナムは拒絶した。しかし、フェイトはそれでも説得を続けた。
『そうじゃない。そうないんd『聞く耳は無いと言った』…』
それでもシグナムはフェイトの言葉を遮って拒絶しバリアジャケットを身に纏った。
『それでも邪魔をするのであれば、切り捨てるだけだ‼』
シグナムがレヴァンティンを手に取るのを見てフェイトは覚悟しバリアジャケットを身に纏った。
しかし、その格好は装甲を薄くしスピードに特化した物であった。
『装甲を薄くしたか………緩い攻撃が当たれば死ぬぞ』
『あなたに勝つためです』
シグナムの言葉にフェイトは覚悟の籠った瞳で答えた。
『こんな出会いでなければ、お前とは良き友になれたのにな………』
『まだやり直せます‼』
シグナムの言葉にフェイトはやり直しが聞く事を伝えたが、シグナムは涙ながらに拒絶する。
『止まれんのだ……我ら守護騎士一同は、主の笑顔の為なら騎士の誇りさえ捨てると決めた………この身に変えても救うと決めた‼ こんな所では止まれんのだ‼』
『止めます。私とバルディッシュで‼』
シグナムとフェイトの戦闘が始まり出した。
『聞け‼ シャマル‼ お前たちは間違っている事に気付け‼』
『私達はもう止まれないのよ‼』
『この分からず屋が‼』
俊輔はありったけの魔力でバインドを砕きバリアジャケットを身に纏うと両手にリリィを展開させ銃型にすると引き金を引いた。しかし、シャマルに当たる前にバリアによって防がれてしまった。
「これは…………」
「闇の書の防衛プログラム“ナハトヴァール”。守護騎士プログラムを吸収し闇の書を完成させる為、最後の手段を使ったのです」
俊輔はそう説明すると、闇の書から蛇が現れ闇の書を呑み込んだ。
『ナハトヴァール⁉ なぜ‼』
『(自動防衛運用システム〈ナハトヴァール〉起動します)』
『待て‼ 我らはまだ戦える‼』
ナハトヴァールが起動システムを作動させるとシグナムが停止を掛ける様に言うが、ナハトヴァールは聞く耳は持たなかった。
『(守護騎士プログラムを破棄。闇の書の完成を最優先。守護騎士システムは消去)』
ナハトヴァールの言葉にヴィータは怒りで攻撃を行うが、防がれてしまう。そしてなのはが助けようとした時であった。
『(敵対勢力を排除。蒐集対象よりコアを蒐集)』
ナハトヴァールはシグナム、シャマル、ヴィータそして俊輔達を強力なバインドで固定させるとコアを蒐集し始めた。
それによりシグナム達は消失し俊輔もコアを抜かれた事により魔力を維持する事が出来ずにバリアジャケットが解かれてしまう。それと同時に病院の屋上にはやてが召喚され、シグナム達がナハトヴァールから出された蔓によって絡められているのを見てしまう。
『(守護騎士システムよりコアを還元。頁蒐集完了)』
ナハトヴァールから闇の書が出されると最後のページだけが空欄になっていた。
『なんやそれ……アンタ、誰………』
『(完成の時です我が主)』
ナハトヴァールの言葉にはやてには意味が判らなかった。だが、これだけは理解する事が出来た。シグナム達を捕まえているのは闇の書が原因だと言う事に。
『そんなのはええねん‼ シグナム達に何したん‼ みんなを降ろして‼』
『(………了解………守護騎士システムを完全抹消。コアモードで主に還元します)』
はやての言葉とは違う意味で捉えた闇の書は守護騎士システムを抹消する事にした。しかし、はやてはそれを止めようとした。しかし、遅かった。ナハトヴァールはシグナム達を消し去ったのである。
『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼』
はやては絶望に打ちひしがれて叫んだ。