暗殺教室~伝説のエース達   作:武御雷参型

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過去の説明の時間七時限目~闇の書事件編

俊輔が召喚したブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴンの攻撃により、闇の書の官制プログラムが放った槍を一瞬で消滅させた。

 

『遅くなった。すまない』

 

『ううん、お帰り。俊輔君』

 

『ただいま………さぁ、続きだ‼』

 

俊輔の言葉で三人はデバイスを構えた。

映像は切り替わり、闇の中で一人居たはやてだったが、官制プログラムがはやてのことを見守っていた。

 

『思い出した……全部思い出した‼ 何があったか、なんでこうなったのか‼』

 

『我が主、お休みください‼』

 

はやてはどうして自分がここにいるのかを思い出した。しかし、官制プログラムは涙を流しながらはやてを眠らそうとした。だが、はやてはそれを拒んだ。

 

『優しい気持ちありがとう……そやけど、それはあかん。私らようみんな似てる……ずっと寂しい、悲しい思いして……一人で出来ひんくって』

 

はやての言葉に官制プログラムが涙を流し始める。

 

『そやけど、忘れたらあかん』

 

『えっ』

 

はやての言葉に官制プログラムは顔を上げる。

 

『貴女のマスターは今は私で、貴女は私の大事な子や』

 

『ですが‼ ナハトがもう止まりません‼ 暴走も‼』

 

官制プログラムの言葉にはやては意識を集中させ、外にいる官制プログラムの動きを止めた。そして外で戦っている者へ念話を行った。

 

『外で戦っている方、協力してください‼』

 

『はやて⁉』

 

『意識があるの‼』

 

はやてから送られた念話に三人は驚いた。

 

『この子に取りついている黒い塊を‼』

 

はやてがそう言った瞬間、官制プログラムが叫び出し、三人は耳を塞いだ。だが、それが終わる頃には官制プログラムは上へと上がっていた。

すると、なのはの前にモニターが展開されユーノとアルフの声が聞こえた。

 

『なのは、聞こえる‼ 融合状態で主が意識を保っている。今なら防衛システムから融合機を切り離せるかも知れない‼』

 

『でも、どうやってやるんだ?』

 

ユーノの言葉に俊輔が尋ねた。すると、ユーノは三人にとって単純明快な言葉を言った。

 

『三人の純粋の魔力砲で黒い塊をぶっ飛ばして‼ 全力全開、手加減無しで‼』

 

『単純だな……』

 

『判りやすいね』

 

『そうだね』

 

俊輔はデバイスを銃型からカノン型に変更させた。そしてなのはとフェイトもデバイスを構えた。

 

その頃、闇の中ではやては名も無い融合機に名前を渡そうとしていた。

 

『名前を上げる……闇の書とか呪われた魔導書なんて呼ばせへん。私が言わせへん。ずっとな、考えてた名前や。強く支える者。幸運の追い風、祝福のエール“リインフォース”』

 

その瞬間、闇が払われ光に満ちた。

 

外では暴走する官制プログラムに俊輔達三人が純粋魔力砲を放とうとしていた。

 

『N・F・H中距離殲滅コンビネーション‼』

 

『ブラストカラミティ・ツヴァイ‼』

 

『放つぞ‼』

 

『『『ファイヤァァァァァ‼』』』

 

三人の同時攻撃は闇の書の官制プログラムに当たり、融合機と防衛プログラムが切り離された。

すると、ベルカ式の魔法陣が現れると、周りに四人の姿が現れた。そしてベルカ式の魔法陣の上にははやてが騎士甲冑を身に纏って立っていた。

 

『夜天の光に祝福を‼ リインフォース…ユニゾンイン‼』

 

はやてがリインフォースとユニゾンし、魔導士として誕生した。

 

『はやて‼』

 

『主……申し訳ありません』

 

『あのう、はやてちゃん………』

 

シグナム達は今までの事を謝ろうとしたが、はやてはそれをさせなかった。

 

『ええよ、みんな。リインフォースが教えてくれた……ま、細かい事は後や…とりあえず、お帰りみんな』

 

この言葉でシグナム達は一層、はやてについて行くと決めた。そして俊輔達もはやての元へと降り立った。

それに遅れる形でクロノとユーノ、アルフが到着した。

 

『すまない。水を差す様で悪いが時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。時間が無いので簡潔に事態を確認したい』

 

クロノはそう言うと海の上で蠢く物体を差しながらはやてに尋ねる。

 

『あそこの黒い淀み…あれは闇の書の防衛プログラムであと数分で暴走を開始する。間違いないか?』

 

『うん、自動防衛システム“ナハトヴァール”』

 

『暴走は周辺の物質を侵食しナハトの一部にしていく。臨界点が訪れなければこの星一つ呑み込んでしまう力がある』

 

はやての肩に小さくなったリインフォースが説明した。

 

『停止するプランは用意してある。後はこちらで何とかする………と言いたいところだが協力者は多い方が良い』

 

クロノはそう言うとデバイス“デュランダル”を展開させる。

 

『守護騎士やはやては闇の書の呪いを終わらせる為、俊輔達はこの町、世界を護る為。協力してもらえるか?』

 

クロノの要請に全員が頷いた。

 

『その前に良いか?』

 

『なんだ、俊輔?』

 

俊輔の言葉に全員が俊輔の方に向いた。

 

『そろそろ俺も本気を出そうと思ってな……』

 

俊輔の言葉に全員が驚いた。

 

『アレで本気ではないと言うのか‼』

 

『ああ、俺の本気を出す時は決めてるんでね………プレシアの時は完成してなかったけど、やっと完成したんだ。俺の全力をな』

 

そう言うと俊輔は、ランカとシェリルのツイン・ユニゾンを解いた。

 

『ランカ、シェリル。本機を出すぞ‼』

 

『うん‼』

 

『ええ‼ 見せてあげましょう。銀河の歌姫たちの力を‼』

 

俊輔の言葉にランカとシェリルは頷いた。そしてランカはオレンジを主体としたドレス服に身を包み、シェリルは紅を主体としたドレス服に身を包んだ。

そして俊輔は黒のバリアジャケットからもっと深みを増した漆黒のバリアジャケットに身を包んだ。

 

『リリィ‼ フォルムチェンジ、ドライ‼』

 

『了解‼ フォルムドライ、起動‼』

 

俊輔のデバイスがカノン型からガンソードへ変形する。

 

『さぁ、行くぞ‼』

 

『おお‼』

 

『それ、僕のセリフなんだが………まぁ良いか‼』

 

俊輔達は闇の書の呪いを終わらせる最後の戦いに臨むのであった。

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