暗殺教室~伝説のエース達   作:武御雷参型

30 / 43
管理局の時間二時限目

俊輔が机に叩き付けたレポートに載せられていた写真に映し出されている四本脚のロボットの内部構造に、はやて達は驚く。

 

「どう言う事や? ジェイル・スカリエッティはそないな事せんでも、ガジェットドローンを開発してたやろ?」

 

「ああ、そうだが………どうも、このガジェットドローンtypeRの製作者は他にいると考えている。技術をスカリエッティが売り捌き、それを買い取った奴がそう言う風に改造を施した。そうとしか考えられない」

 

俊輔はそう言うと顎に手を置き考え出した。

 

「………判った。レジアス。俺の部隊の戦車部隊二個中隊を貸し出す。但し、これだけは守ってくれ」

 

「なんだ?」

 

俊輔が言いたい事を、レジアスは判っていたが一応の為、聞く事にした。

 

「戦車部隊の使用する戦車の整備に関しては、全て我々特殊武装管理部隊が行う。また、費用に関してもこちらで出す。最後に、質量兵器の所持に関しては、一般の魔導士には渡さない。これを守ってくれると言うのであれば、貸し出そう」

 

「…………クッククク……そう言うと思っとた……良いだろう。儂とて、一中将だ。お前との関係を壊してまでも手に入れたいとは思っておらん。儂はな」

 

レジアスの含みのある言葉に俊輔は、レジアスが何を言いたいのか判ってしまう。

 

「レジアスがそう言うのであれば、安心だ………だが、俺達の任務は質量兵器の所持や使用を取り締まる事だ。上層部だろうとなんだろうと、俺達は全てを潰す。それだけは忘れないでくれよ?」

 

「判った。上層部には伝えておこう」

 

レジアスはそう言うと、レティの部屋から出ようとしていた。だが、不意に立ち止まりそのままで俊輔に忠告をした。

 

「そう言えばだ……お前ら、ジェミニとスカリエッティを追っているんだったな………一つ、忠告をしといてやる。上層部…特に陸の上層部には気を付けろ。儂から言えるのはそれだけだ。邪魔したな」

 

そう言ってレジアスは出て行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋の中に取り残された俊輔達は、今後の方針について話し合う事になった。だが、レジアスの言葉が頭の中から離れないなのは達は、俊輔にどうするべきなのか尋ねた。

 

「ね、ねぇ、俊輔君。レジアス中将の言ってた言葉って………」

 

「……忠告と言ってたな…………一つ、考えられる事なのだが…もしかしたら陸の上層部はジェミニ・ハエルフとジェイル・スカリエッティの密航に関与している可能性が高いと、俺は読んでいる」

 

「どう言う事や?」

 

俊輔の言葉にはやてが尋ねる。

 

「簡単な事だ………二人の密航は単独で行うには不可能に近い………なら、管理局の者が手引きさえしてしまえば、簡単に密航ぐらいできるだろう?」

 

「………信じられへんわ」

 

「まぁ、しゃーない。いきなりこんな話されて、信用してくださいなんて言って信用なんて出来る筈が無いからな」

 

だが、俊輔には陸の上層部が関与しているとしか考えられなかった。

 

「(なにが目的で地球に密航なんてさせたんだ………ジェミニに関してもそうだが…ジェイル・スカリエッティの方に何の関係性が…………まさか⁉)」

 

俊輔が思い出したのは神崎たちが誘拐された事件の事である。あの時、殺せんせーの触手を手に入れようとしていた。と言う事は、陸の上層部はそれを手に入れる為にジェイル・スカリエッティを地球へ密航させた。と思い立ったのである。

 

「これは呑気に構えてられるほど、猶予は無いという事かよ………」

 

俊輔はそう呟くとレティにある願いを出した。

 

「レティさん。お願いがあります。我々、特殊武装管理部隊に今回の事件に関わりを持たせてほしいのです」

 

「どう言う事かしら? 説明してくれる?」

 

「はい」

 

俊輔は自分が考えられる上層部の思惑とそれに組みするジェイル・スカリエッティの事を説明した。

 

「………そう言う事ならば、致し方ないわね。判りました。山本少将が抱える特殊武装管理部隊の展開を「すみません。展開はさせません」はい? どう言う事かしら?」

 

「特殊武装管理部隊は、地球の成層圏にて戦艦一隻を浮遊させておくだけです」

 

「ですが、有事の際はどうするつもりなの?」

 

「大丈夫ですよ。特殊武装管理部隊が所有する強襲機動揚陸特装戦闘艦“タケミカズチ”があれば問題ないですから」

 

俊輔の説明にレティは納得した。

 

「判りました。では、装備品などのリストを提出してください」

 

「判りました」

 

レティの言葉に俊輔は、後日、装備品のリストを提出させるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところでさ、俊輔君」

 

「なんだ?」

 

地球へ帰る際前に、デバイスの調整の為、技術室へ向かっていた時、なのはが俊輔の名前を呼んだ。

 

「強襲起動揚陸特装戦闘艦“タケミカズチ”ってどんな船なの?」

 

「船と言うか艦と言った方が良いか」

 

「船と艦の違いってなんなん?」

 

ここで説明しておくと、特殊武装管理部隊は質量兵器の使用、所持を取りしまる部署である。その移動には、特殊武装管理部隊が保有する戦艦で行われているのだが、それ自体が機密事項として、一般の局員には知らされていないのである。

 

「そう言えば、知らなかったな。L級を前までは借りてたんだがな。時代的にも後れを取っている船なんだよ。現在、稼働しているL級はアースラとアセラムの二隻だけなんだが、どうしても速度的な問題があって、速力を持った船を探してたんだがな………見つからなくてな。そこで目を付けたのが、管理世界の中で航空艦を製造している惑星があったんだ。そこの企業に説明して造船して貰ったんだ」

 

「そうなんだ………あれ? でもタケミカズチが無くなったら、他の任務で使う時はどないするん?」

 

「ああ、タケミカズチの他に数隻、俺の部隊は所有しているんだ。数までは機密事項で言えないけど……まぁ、ザックりで言えば二桁は超えるな」

 

「「「そんなに⁉」」」

 

俊輔の説明になのは達は驚くのであった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。