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昼休憩を挟み、五時限目が始まる。五時限目の教科は英語。新たに赴任して来たイリーナ・イエラヴィッチ先生は、黒板の前に座り、タブレットと旧校舎の図面と睨めっこしているだけで、一向に授業をしようとしなかった。
「なぁ、ビッチ姉さん。授業しようぜ」
「そうだよ、ビッチ姉さん」
「一応、ここでは教師なんだろう? ビッチ姉さん」
前原、中村、菅谷の順でイリーナの名前を省略して呼び、授業をするように勧めた。だが、イリーナは徐に立ち上がり怒声をあげる。
「ウガァァッ‼ ビッチ、ビッチ、うるさいわね‼」
すると、イリーナは黒板に正式な読み方を書き始めた。
「まず、正確な発音が違う‼ VとBを間違えない‼ アンタら日本人はVとBの区別がつかないのね‼ 正しいVの発音の仕方を教えて上げるわ‼」
イリーナは生徒にVとBの発音の仕方を教える。因みにだが、はやて達は完璧に出来ている。理由は、守護騎士達の中にヴィータがいる。ヴィータの発音がヴィッチと同じ読み方である為、問題ないのである。
「まず、下唇に歯を当てなさい……」
イリーナの指示で、生徒ははやて達を除く全員がイリーナの指示に従った。
「そうそう、そのまま一時間、静かにしてなさい」
『なんだ、この授業………』
「アンタらは何でしないのかしら?」
イリーナははやて達がしようとしない事を指摘した。
「私達には必要ありませんから……イエラヴィッチ先生」
「まぁ、俺達の友人(?)にVのつく名前がいるんでな」
「私達には必要ないの」
「あっ、それと……私達の事を調べても意味ないですよ」
はやて、俊輔、なのは、フェイトの順番でイリーナに言う。
「へぇ、そう………でも、ハラオン。なんでアンタ達を調べても意味ないのかしら?」
イリーナは少し興味を持った様子で尋ねた。
「私達は………そうですね。隠された者とでも言いましょうか」
イリーナの質問に答えたのは俊輔であった。
「そう………なら、私独自でアンタ達を調べさせてもらうわ」
イリーナはそう言って、今度調べようと考えたのだが、後に後悔する羽目になるとは、イリーナは全く知らなかったのであった。
「あっ、それと。お父さんから伝言です」
「はぁ? なんでアンタのお父さんの伝言を聞かなきゃらならないのよ………」
「聞いた方が、身のためだと思いますけど」
「まぁ、良いわ。聞くわ」
イリーナはなのはの父である士郎の伝言を聞いた。
「うちの娘やその友人に手を出してみろ………お前を必ず殺す。だそうです」
『高町さんとこの親、こえぇぇぇぇ⁉』
士郎からの伝言を聞いた生徒達は震える。だが、イリーナは挑戦的であった。
「良いじゃない。やってみなさいよ‼」
イリーナは強きになって言うが、俊輔は見逃さなかった。
「イリーナ先生。足………震えてますよ」
「うっさいわねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼」
イリーナの叫びで授業は終わるのであった。
授業と授業の間の休憩時間、烏間は、イリーナを校舎裏へと呼んでいた。
「怪しげな三人組を招き入れたそうだな………そんな計画は聞いていないぞ」
「…ああ。腕利きのプロたちよ。口は堅いし、私に惚れて無償で手足になってくれる。仕込みは完了。今日、殺るわ」
イリーナがそう言うと、イリーナに頼まれ事をされていた殺せんせ―が戻って来たのである。
「イリーナ先生。ご所望していたインドのチャイです」
「まぁ、ありがとう、殺せんせ―‼ 午後のティータイムに欲しかったの」
イリーナは猫撫で声を出しながら殺せんせ―に近寄る。
「それでね、殺せんせー。お話があるの。六時限目、倉庫に来てくれない?」
「お話? O★HA★NA★SHIではなくて?」
殺せんせ―は顔をピンクに染め、照れた表情をした。
「六時限目ですね。いやぁー、楽しみですねぇー」
殺せんせ―とイリーナを見つめる烏間。だが、烏間にはある事がはっきりと手に取るように分かっていた。
「(イリーナ・イエラヴィッチ。貴様の計画は既に見破られてるぞ)」
烏間はイリーナに内心、呟きながらその場を後にするのであった。
六時限目は、烏間による体育の時間で射撃訓練が始まっていた。
すると、三村が何かを見付けた。
「おいおい、二人して倉庫にしけこんで行くぜ。マジかよ……」
三村の声で、全員が倉庫の方へ目を向けると、イリーナと顔をピンクに染めた殺せんせーが中に入って行く様子を見てしまったのである。
「なーんかがっかりだよな。殺せんせー、あんな見え見えな女に引っ掛かって………」
「烏間先生」
「ん? なんだ、片岡さん」
片岡は倉庫を見ながら烏間の名前を呼んだ。
「私達、あの人の事、好きになれません」
「すまないが、国の指示でプロの彼女に一任しろと達しがあってな……俺では、どうにもできないのだ………だが、彼女はプロであるから目の前には一つの道しか見えていない」
「烏間先生、どう言う事ですか?」
烏間の言葉に渚は引っ掛かりを覚えた。
「奴には実弾は効かない。それは、君たちも知っているであろう。もちろん、彼女も知っている。だが……」
「本気でその事を信じていない。と言う事ですね?」
烏間の言葉に続く形で俊輔が口を開いた。
「……その通りだ。だから……始まるぞ」
烏間がそう言った瞬間、倉庫から銃声が鳴り響いた。
「この銃声は……M16とM134、M249のマシンガンだな………」
「やっぱり、特殊武装管理隊隊長は詳しいな」
「どれも同じ銃の音としか思えないの」
「ほえぇ~」
「フェイト、お前。そんなキャラじゃないだろう。まぁ、部隊配備品の中に入ってるからな………終わったな」
銃声は1分間であったが、それが鳴り止んだ後、倉庫がニュルニュルと揺れ始め、イリーナの叫び声が聞こえた。
「殺先生のお手入れが始まったな………」
「卑猥なの」
「卑猥やな」
「//////」
はやてとなのははどうと感じる様子も無かったが、フェイトに至っては顔を赤くしていたのであった。
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