暗殺教室~伝説のエース達   作:武御雷参型

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新たな教師~五時限目からの呼び出し

翌日の一時限目は英語である。だが、E組の生徒達はイリーナが来るはずがないと思っていた。

だが、予想は外れた。教室にイリーナが入って来たからである。

そして、イリーナは徐に黒板の前に立つと、チョークを手に取りある文章を書く。

 

“You are incredible in bed”

 

「リピート」

 

だが、生徒達はなにが何やらで判らなかったが、授業が始まったと思い席に着く。

 

「ほら、早く」

 

イリーナの催促で生徒達が読み上げた。

 

「アメリカでとあるVIPを暗殺する時、まず、そいつのボディーガードに色仕掛けで接近したわ。その時に、彼が私にこう言ったのよ。意味は“ベッドでの君は凄い”と」

 

『中学生になんてモン、読ませんだ⁉』

 

クラス全員の気持ちが一つになった。

 

「外国語を短期間で覚えるには、その国の恋人を作れば手っ取り速いと言われているわ。確かにその通りよ。相手の気持ちをよく知りたいから……必死で言葉を理解しようと考えるのよね。私は仕事上、世界各国に彼氏を持っているわ。だから、色々な言語をしゃべれるわ。私の授業では、外国人の口説き方を教えてあげるわ……プロの暗殺者直伝の仲良くなる会話のコツ、身に着ければ、実戦で役に立つわ」

 

イリーナの言葉を受け、何人かの生徒は有名ハリウッドスターを思い浮かべていた。

 

「受験に必要な事は、あのタコに聞きなさい。私が教えてあげられるのは、あくまでも実践的な会話術だけ……もし、それでもアンタ達が私を先生と思えなかったときは、暗殺を諦めてここから出て行くわ………そ、それなら文句はないでしょ? それと……悪かったわよ……色々」

 

イリーナの急な態度の変化に生徒達は付いて行けなかった。だが、彼らはイリーナが心を入れ直して自分達と向き合おうとしている事が伝わっているのは感じ取っていた。

だが、彼らはなにかが可笑しくなって笑い始めた。

 

「なに、ビクビクしてんのさ……昨日まで殺すとか言ってたくせに」

 

「なっ⁉」

 

カルマの言葉にイリーナはイラッとする。

 

「なんか、普通の先生になったな……」

 

「そうね……」

 

俊輔達もイリーナの変化に驚くも、いい方向で変化している事に受け入れていた。

 

「もうビッチ姉さんなんて呼べないね」

 

イリーナは自分が生徒達に受け入れられたと判り、涙を流す。

 

「呼び方変えないとだね」

 

「じゃぁ、ビッチ先生で」

 

「ガっ⁉」

 

姉さんから先生に変わっただけで、読み方は変えられなかった。

 

「えっと……せっかくだからビッチから離れてみない? 気安くファーストネームで呼んでくれても構わないのよ?」

 

「でもなぁ、ビッチで固定さてちゃってるし」

 

「うん、イリーナ先生よりもビッチ先生の方が良い」

 

「ッ⁉」

 

イリーナは段々と額に怒りマークが浮き上がって行く。

 

「と言う事で、よろしくね。ビッチ先生」

 

「授業始めようぜ、ビッチ先生」

 

「キィィィィィィィィィィィッ‼ やっぱ嫌いよ、アンタ達‼」

 

イリーナの叫びは校舎を揺るがすほどであった。

 

 

 

 

 

翌日………本校舎に向かうE組の生徒達。今日は、本校舎で行われる全校集会に参加する為に、ほぼ全員が山下りをしていた。

 

「しっかし……生徒達は大変だねぇ~」

 

「私達は訓練を受けているから問題ないけど………はやて、大丈夫?」

 

「だ、大丈夫や………うちも訓練を大人しく受けとけばよかった………」

 

「後の祭りなの」

 

「辛辣やね、なのはちゃん」

 

俊輔達ははやてを除き、問題なく本校舎へとたどり着く。しかし、他の生徒達は死屍累々であった。

 

「ほらみんな‼ 急いで整列しようぜ‼」

 

E組の生徒達は、本校舎の生徒達が並ぶよりも先に整列し終わっていた。

 

「俊君。これって私達晒し者扱いだよね?」

 

「ああ、E組の生徒は他の生徒に悪影響を与えない為に、先に並ばなくちゃいけないらしい………めんどくさいったらありゃしない」

 

俊輔となのははヒソヒソと話す。そして、本校舎の生徒達がゾロゾロと体育館へと入って行き並んでいくのだが、殆どの生徒達がE組の生徒に指をさして嘲笑うかのような視線を送っていた。

 

 

 

 

 

 

「要するに皆さんは全国から選りすぐられたエリートなのです………この校長が保証します………ですが、油断してるとどうしようもない誰かさん達みたいになっちゃいますよ」

 

校長の締めの言葉では、E組を差別するような言葉を言って、笑いを誘ったのである。

 

「こらぁ、笑い過ぎですよ、皆さん‼ 本当の事ですから仕方が無いですけど」

 

校長の言葉で体育館では爆笑の声で響き渡るのであった。

 

「ヤな感じね………」

 

「だが、本校舎の生徒達はこう言う事ぐらいでしか俺達を見下せないんだろうよ」

 

「でも、本当に嫌になっちゃうの………ディバインバスター撃とうかな?」

 

「「「アカン、絶対あかんぞ‼」」」

 

なのはの言葉に俊輔、フェイト、はやての三人がツッコミを入れるのであった。

その時であった。俊輔の懐に仕舞っている通信機が通信を知らせる音が鳴った。

 

「ん? ッ⁉ 烏間先生………少しいいですか?」

 

「なんだ?」

 

俊輔は通信機を片手に烏間の所へ向かい、一言二言言うと、烏間は頷いた。

 

「なのは、フェイト、はやて。任務だ」

 

「どう言う事?」

 

「何かあったんかいな?」

 

「ああ、リンディさんから緊急通信だ。ここでは聞けないから旧校舎に向かう。はやてはシグナム達を呼んでくれ」

 

「了解や」

 

俊輔達はすぐに行動に移った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俊輔達は旧校舎に着くと同時にシグナム達も到着したのである。

 

「俊輔、何があった」

 

「説明する。緊急任務だ。リンディさんからの報告では、危険の大きいロストロギアがこの地球に運ばれた。危険度はジュエルシードの一つ上のランクに値する」

 

「どういう効果を持ったロストロギアなの?」

 

「ロストロギアの名称は、夢喰いだそうだ」

 

「夢喰い………メリー?」

 

「懐かしいアニメのタイトル出すな………だが、ある意味でそう言う意味も込められている。速やかにこれを回収し封印する。俺達の任務はそれだ」

 

「任務内容は判った……だが、全員が出撃する意味があるのか?」

 

「ある。これは不確定情報なのだが、ロストロギアを所持しているのはジェミニ・ハエルフだ」

 

『ッ⁉』

 

この言葉で全員が納得したのだ。

 

「全員、バリアジャケットを装着‼ 任務に掛かるぞ‼」

 

『了解‼』

 

俊輔の指示で全員が動きだしたのであった。だが、これを一人の生徒が見ていた事に俊輔達は気付けなかった。

 

「ふ~ん……そう言う事だったんだ………面白くなりそうだ」




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