暗殺教室~伝説のエース達   作:武御雷参型

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早く夏休み編をやりたい


修学旅行の時間~一時間目

俊輔ははやて達を連れて、タケミカズチの艦橋へと来ていた。

 

「ほえぇ~」

 

「アースラさえも凌駕してるで、こりゃ」

 

「凄い……」

 

はやて達はタケミカズチの艦橋に足を踏み入れると、そこにはアースラの艦橋をも超える設備が施されており、近未来的な艦橋であることに驚いていた。

 

「そりゃ、タケミカズチは全ての艦艇の指揮を司る司令塔を役立てるために建造された艦だからな。他の艦艇よりもすごい事になっているのは確かだぞ」

 

俊輔はそう言うと、艦長席に腰を落とした。

 

「では、これより管理外世界“地球”の軌道上に待機しているアースラと合流、並びに今後の作戦の為に向かう。機関始動、総員は速やかに持ち場に就け」

 

俊輔はアームレスト横に設置されている受話器を取り出すと、艦内放送で指示を出した。

 

「はやてたちも座ってくれ」

 

俊輔がそう言うと、床下から椅子が三脚せり上がってくる。

 

「艦長、総員配置に就きました」

 

「判った。では、これより出航する。両舷微速、管制空域を離脱後、時空間移動にて地球へ向かう」

 

『了解‼』

 

「出航‼」

 

こうして、時空管理局特殊部装隊旗艦である強襲揚陸戦闘航空母艦“タケミカズチ”が出航した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暫くして、タケミカズチはアースラ横に停泊する。俊輔たちはタケミカズチの転送ポートを使い、アースラへと向かった。

 

「あれが、君の所の旗艦か……」

 

「ああ、そうだぜ。最新鋭の艦だ」

 

アースラの艦橋に到着した俊輔たちは、クロノからモニターに見えるタケミカズチが話題に上がった。

 

「そういえば、あの艦も質量兵器を搭載しているのか?」

 

「ああ、これが設計書だ」

 

俊輔はそう言うと、一枚の用紙をクロノに提出する。

 

「…………この一隻だけで簡単に管理外世界どころか管理局を相手にすることも可能だぞ」

 

クロノは呆れた様子で用紙を俊輔に戻した。

 

「まぁ、確かにそれは言えている。でも、俺は管理局に対して謀反を起こす気はないし、そもそも、本局の連中がこちらに攻め込まなければ、無駄な血を流さずに済むって話だよ」

 

「………その言い草。まさか、本局の一部が攻め込んだのか?」

 

クロノは俊輔の含みのある言い方に、少し凄みを掛けて言う。

 

「ところがどっこい。攻め込む前に三提督が介入して、事無きを得たよ」

 

俊輔は肩を竦めて言う。一度、本局の一部の過激派の提督が特殊武装隊に対して査察と命し、乗り込んでくる計画があったようだが、実行される前に本局の三提督によりメスが入り、計画していた提督たちは左遷もしくは、除隊処分を受けたのである。

 

「だから、一度に多くの提督が辞職していったのか………よかった。お前が関与していなくって」

 

「おいおい、酷い言い草だな」

 

俊輔とクロノは笑いあった。だが、傍から聞いているなのは達にとっては心休まるときではなかった。

 

「そういえば、任務については良いのか?」

 

クロノが言っている任務と言うのは、椚ヶ丘中学でのことである。

 

「ん? ああ、俺たちは一応、義務教育は済んでいるし中間テストを受ける必要がないって理事長ご自身から言われていてな。だから、こうしてタケミカズチを持って来る事が出来たんだけどな」

 

そう、俊輔たちは任務の途中で烏間から連絡があり、中間テストを受けなくてよいというご達しを受けていたのである。

 

「なら、問題はなさそうだな。それで、君たちはこれからどうするんだ?」

 

「俺たちはこのまま地上に戻って、任務を続行する予定にしている。まだジェミニの行方もスカリエッティの行方も掴めていないしな」

 

俊輔たちの任務はこのまま続行されることとなっている。暗殺目的が主ではなく、ジェミニとジェイル・スカリエッティの逮捕が、本来の任務なのである。

 

「だからと言って、戦闘艦を持ってくるなんて過剰戦力と言っても過言ではないぞ」

 

「まぁ、それだけの相手をしているとなれば、過剰戦力になってもおかしくはないさ。特にジェミニに関してはな」

 

俊輔が危惧しているのは、ジェイルよりもジェミニの方にあった。彼は、質量兵器の他にロストロギアも所有している。既にいくつかの管理外世界が生物の住めない環境に変貌してしまっていることを考えれば、管理外世界である地球も無関係とはいかないのである。

 

「まぁ、気をつけてな。俺たちもこのままジェミニ・ハエルフとジェイル・スカリエッティの捜索を進める」

 

クロノはそう言うと敬礼をすると、俊輔たちも返礼をして返す。

 

そして、俊輔たちは椚ヶ丘中学に戻っていった。中間テストも終わり、修学旅行の時期に突入していたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、俊輔たちは椚ヶ丘中学旧校舎に向けて登校していた。変わらず、アリサとすずかも一緒である。

 

「そういえば、アンタたち修学旅行の時期よね?」

 

「俊輔君たちはどこに行く予定になっているの?」

 

アリサは思い出したかのように俊輔に尋ねる。すずかに至っては、一緒の所が良いなと考えていた。

 

「俺たちは京都に行くことになっている」

 

「そうなんだ~」

 

因みにだが、アリサとすずかが通っている高校は、名門校であるが、修学旅行や卒業旅行などに関しては一般の学校と同じく、国内で済ましているのである。

 

「私たちも京都に行くことになっているんだけど、自由時間にでも一緒に回らない?」

 

「いや、そうしたいのは山々なんだが、一応は修学旅行中も暗殺をしないといけないんでな。お前たちを巻き込むことはしたくないんだ」

 

俊輔はそう言って断ろうとした、だが、そう問屋が簡単に卸す筈もない。

 

「烏間先生に聞いてみたら、もしかしたら許可してくれるかもよ」

 

「………暗殺と両立して自由行動ね」

 

「楽しそうだし、やろうや」

 

なのはたちである。なのは達も京都に行くのは何気に初めてなのである。だから、楽しみにしていたのである。そして、アリサやすずかと言った幼馴染と一緒に回るという学生の頃に出来なかった事をしたいという思いが強く出たのである。

 

「はぁ~仕方がないな。でも、暗殺の事も考えてやらんと行けないからな」

 

俊輔は何を言っても無駄だと感じ、考えるのを諦めるのであった。




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