設定的に割と触りやすいからかな………知らんけど。
と言う事で、書き上げましたので投稿致しました。
あと、お知らせがありますので後書きをお楽しみに。
磯貝はアンケート用紙を手に取った。
「みんな、この投票結果は男子の秘密な」
その言葉に全員が同意する。
「知られたくない奴が大半だし、女子や先生に絶対に知られ……ない様に……」
磯貝は襖の奥から顔だけ覗かせた殺せんせーが顔をピンク色に染めながら、懐からメモ帳を取り出し、先ほどの投票結果の内容をメモしていた。
一頻り、書き終えた殺せんせーは静かに襖を閉めた。
「ヤロウ‼ メモって消えやがった!」
「殺せーっ‼」
男子たちが一斉に部屋から飛び出し、殺せんせーを追いかけ始める。
「ニュルフフ、せんせーの超スピードはこういう情報を仕入れる為にあるのですよ‼」
そして、殺せんせーは男子たちを撒くのであった。
一方で、女子部屋では男子たちと同様、好きな男子の事で盛り上がっていた。
「えっ? 好きな男子?」
「そうよ、こういう時ってそう言う話をする為にあるもんでしょ?」
片岡はなぜそう言う話になったのかという顔をすると、中村が答える。
「はいはーい! 私は烏間せんせー‼」
倉橋が勢い良く手を上げ自分の好きな先生の名前を呼ぶと、女子の全員が頷く。
「はいはい、そんなのはみんながそうでしょ。じゃなくて、クラスの男子でってことよ」
「ええぇー」
中村の言葉に倉橋は嫌そうな声を出す。
「クラスの中でマシなのは磯貝と前原ぐらい?」
「え、そうかな?」
「そうよ~」
中村の言葉に異を唱えたのは、片岡であったが、中村は一刀両断する。
「前原は誑しだから残念として、クラス委員である磯貝は優良物件じゃない?」
中村は先ほど挙げた二人の事を分析し始める。
「顔だけなら、業君もかっこいいよね」
矢田がそう言い始めるが、女子の脳内では悪魔の角を生やした業が刺す叉を持っている姿を想像していた。
「素行さえよければねぇ~」
『だよねぇ~』
女子の意見は一致していた。
「でも意外と怖くないですよ」
業の事をフォローしたのは奥野であった。
「普段は優しいし」
同じくフォローするのは茅野であった。
「野生動物か」
速水がそう言うが、何かが違う気がするのは作者だけなのだろうか………
「そう言えば、高町さんたちって山本さんと仲いいですよね?」
矛先を変えたのは神崎であった。
「そうだね、かれこれ九年近くの付き合いだからね」
「私は八年かな?」
「ウチも八年ぐらいやな」
なのは、フェイト、はやての順番で答える。
「どういう切っ掛けで仲良くなったの?」
中村は俊輔との出会いが気になるらしく、他の女子たちも同様に頷いていた。
「どういう切っ掛けと言われても……そう言えば、私の実家って喫茶店を経営しているの」
「喫茶店ですか?」
なのはの言葉に茅野が聞き返すと、なのはは頷きながら口を開く。
「そこでね、私と同じくらいの年の子が入って来たのが出会いだったかな。そこから仲良くなって同じ小学校に入って、中学まで一緒だったの」
「私はなのはから紹介されてね」
「ウチは図書館が出会いやったな」
「ところで、山本さんと誰か付き合ってるの? 仲いいから、もしかして三人だったりして」
中村はなのは達を揶揄うつもりで言うが、三人共顔を横に振った。
「残念ながら、ウチとフェイトちゃんはフリーなんよ」
「と言う事は……高町さんは彼氏持ちと言う事ですか⁉」
はやての言葉に女子たちは驚き、なのはの彼氏を見たいとせがみ出した。
「ちょっと、待ってね………あった。これだよ」
なのははスマホのフォルダーから彼氏とツーショット写真を見せた。
「すっごく美形………」
「羨ましい………」
「こんな彼氏がいたら、他の男子なんて目に入らないですね」
「どういう切っ掛けがあって、付き合始めたの?」
茅野がなのはに尋ねる。やはり女子はコイバナが大好物な生き物なのである。
「えっとね、私、小学六年生の頃にね事故に逢ったの。一命は取り留めたんだけど、リハビリがあってね。フェイトちゃんやはやてちゃん、俊輔君達がお見舞いに来てくれていたんだけど、みんな学校とかが忙しくって、リハビリの時間だけは都合が合わなかったの。だけどね、彼は私のリハビリの時間に限って来てくれてたの」
なのはは嬉しそうであり恥ずかしそうな表情で話し出した。
「それでね、私彼に聞いたの。なんで、私のリハビリの時間に付き合ってくれるのって。そしたら彼、私の事が好きだからって真剣な表情で言われてね。私は彼の事を友達という感情だけだったんだけど、その言葉を聞いて嬉しくなって、抱き着いたら彼ってば顔を赤くさせて混乱させてたの。それから、彼とお付き合い始めたって言う訳なんだけど………どうしたの皆?」
なのはの話を受けた女子たちは、惚気のキャパをオーバーしたのか、顔を真っ赤にしていたのである。
「因みに、なのはちゃんの彼氏は外国におって、絶賛、遠距離恋愛中なんよね?」
「うん」
はやての言葉になのはは頷く。
「そういや、最近ユーノ君と話は出来てるん?」
「ユーノ君は忙しいから中々、電話がしずらくて………」
『えぇぇぇっ⁉』
なのはの言葉に女子たちが騒ぎ出した。
「美形だから他の女性たちから声を掛けられるんじゃ………」
「ユーノ君は大丈夫だよ?」
「でも、もしかしたらって話があるじゃないですか」
「私は心配してないよ? 彼の事は一番、私が知っているから」
女子たちがユーノが浮気しているんじゃないかと心配そうになのはに声を掛けるが、なのはは気にした様子が無かった。
「いっそのこと、今かけてみたらどうですか?」
「向こうも忙しいだろうし………」
女子たちの電話を掛けろと言うオーラを受けたなのはは渋々、ユーノに電話を掛ける。
〈もしもし、なのは? どうかしたの?〉
「ううん、何となくユーノ君の声が聞きたいと思って……」
なのははユーノの声を聴くと嬉しそうに話しだした。
〈ちょっと、待ってね。クロノー‼ 資料ここに置いておくよ‼〉
「あっ、あ義兄ちゃんもいるんだ」
「えっ? ハラオンさんってお兄さんがいたんですか?」
「うん、いるよ。五つ上だから今は二十一かな」
〈お待たせなのは〉
「うん、大丈夫」
〈それで、急にどうしたの? そっちは学校じゃなかった?〉
ユーノはなのは達が任務の為に、日本へと戻っている事は知っているが、いつ誰が聞いているか判らない為、敢えて任務ではなく学校と言っているのである。
「そうなんだけどね、今は修学旅行で京都に来ているんだ。そうだ、ユーノ君。お土産は何がいい?」
〈なのはのセンスに任せるよ。そろそろ、戻らないと。クロノが怒っている〉
ユーノが言う様に、遠くでクロノがユーノの名を呼んでいる声が聞こえていた。
「ユーノ、お義兄ちゃんによろしくって伝えといて」
〈判ったよ〉
フェイトは中々、連絡が取れない兄であるクロノに伝言をユーノに託す。
「ユーノ君、あんまり無茶したらアカンで。なのはちゃんが悲しむからな」
「は、はやてちゃん‼」
〈判っているよ。無茶はしないよ、なのはの悲しむ顔はもう見たくないからね〉
そう言ってユーノは通信を切ったのである。
そして、他の女子たちは気になっていたことがあった。なのはの彼氏であるユーノにフェイトとはやてが親しげな様子に驚きがあった。
「一つ質問なんだけど」
口を開いたのはヴィッチ先生であった。
「アンタらと高町の彼氏とどういう関係なの?」
ヴィッチの言葉に女子たちは頷いていた。
「簡単に説明しますと、友達ですね。色々と手伝ってくれたりしてくれますし」
「兄に伝言を頼んだりとか」
フェイトとはやては、真実を言えない為、在り来たりな言い訳をする。
「まぁ、良いわ」
「そうだ、ビッチ先生の大人の話を聞かせてよ」
一人の生徒がヴィッチの話を聞きたいと申し出た。
「普段の授業より為になりそうだし」
倉橋が何気に笑顔で言うが、割と毒があった。
「なんですって‼」
そんな倉橋にヴィッチは怒り始めるが、矢田がヴィッチの宥めるのであった。
誤字脱字、感想、指摘等ありましたら、どしどし送って下さい。
割と感想が嬉しいと感じてしまっている作者です。
さて、お知らせです。
わたくし、武御雷参型は婚約する事となりました。
詳しくは、わたくしの活動報告にて