暗殺教室~伝説のエース達   作:武御雷参型

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仕事が休みの日は……執筆が出来る‼ イヤッホー、サイコーだぜ‼
すみません、パンツァー・ハイになりました。(戦車要素は何処だ?)
今回も二話続けて投稿出来ると思います。

もう少しでガルパン最終章ですね。
うちの近所にある映画館では上映しないので、少し離れた劇場へ行かなくてはならないです。
悲しきかな…………しかも、上映日は明日からでしたよね。仕事だよ‼ 
日勤だよ‼ 19時まで仕事だよ‼ 金がねぇよ‼ ボーナス貰ったら速攻で行くもん‼

と言う、作者の愚痴は置いておいて…………本編へどうぞ‼








見に行きたい「うるさい」すみません。


暗殺の時間二時限目

渚はまだ手に置かれた物を見つめていた。そして、過去にE組に落とされると知った時、他の生徒が聞こえる様に渚に言っている声を思い出していた。

 

〈アイツ、E組に転入だってよ〉

 

〈うわ、終わったな。アイツ〉

 

〈俺、アイツのアドレス消すわ〉

 

〈俺も。アイツと同類と思われたくないし〉

 

渚は寺坂同様に、このE組から抜ける為には、こうするしか無いと思っていた。

その時、先生がどこからか戻って来たのである。手にはミサイルを持っていたが……

 

「ただいま帰りました」

 

「お、お帰り先生………どこに行ってたの? それに……手に持っているミサイルはどうしたんですか?」

 

渚の質問に先生は、ミサイルの入手経緯を話し出す。

 

「お土産です。日本海で自衛隊に待ち伏せに遭いました」

 

「大変ですね……ターゲットだと………」

 

「いえいえ、皆から狙われるのは力を持つ象徴ですから」

 

先生の言葉に渚は、少しだけ羨ましいと思ってしまう。

 

「さ、五時間目を始めますよ」

 

そう言って先生は校舎の方へ歩いて行く。その時、渚の表情は暗くなる。

 

「先生には判らないよね……みんなから狙われると言う事は、裏を返せばみんなから力を認められていると言う事だ。判らないよね、そんな怪物に………期待も警戒もされなくなり、ましてや認識さえもされなくなった人間の気持ちも……先生には判らないよね」

 

渚は先生に聞こえない程度で呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、それでは。お題に沿って短歌を作ってみましょう」

 

『は?』

 

先生の言葉に誰もが変な声を出す。

 

「最後の七文字を“触手なりけり”で締めて下さい」

 

『は?』

 

また同じ声が出てしまう。

 

「先生、“触手なりけり”ですか?」

 

神崎有希子が手を上げて再確認をする。

 

「はい、“触手なりけり”です。では、例文です」

 

そう言うと先生は例文を読みあげる。

 

「花さそふ、嵐の庭の雪ならで、はえゆくものは、触手なりけり」

 

解説として、鮮やかに映え、力強く生きていく生命とは、庭の桜を散らす花吹雪などではなく、触手だったんだなぁと言う意味である。

書いている身としては、意味が不明である。

 

「手だと思ってたけど………触手だったんだな」

 

磯貝悠馬は手が触手であった事に呆れていた。

 

「では、書けた者は先生の所に持ってきなさい。チェックするのは文法の正しさと触手を如何に美しく表現出来たかの二点です。出来た者から帰って良し‼」

 

『ええぇぇ』

 

先生の言葉に全員が反論する様な声を出す。

 

「ほうらほら。ぬるぬると素晴らしい句が浮かび上がりませんか?」

 

そう言うと先生の触手がぬるぬると蠢く。と、同時に先生も「ぬるぬる」と言い始め、終いには生徒から苦情を受けるのであった。

その後、先生は顔を桃色に染まらせる。

 

「せんせーい。質問」

 

「…はい、何でしょうか? 茅野さん」

 

カエデの声に一瞬だけ反応が鈍くなる。

 

「今更なんだけどさぁ、先生の名前ってなんていうの? 他の先生と区別する時、不便だよー」

 

「ニュヤ? 名乗るほどの名前はありませんね。皆さんで付けて下さい。でも、今は課題に集中してくださいね」

 

「はーい」

 

先生の言葉にカエデは大人しく従う。

 

「では、先生はその間に一休みします」

 

そう言ってまた、先生の顔は桃色に染まる。

渚は先生が桃色に染まった顔をみて、作戦を実行しようと席を立ちあがる。

 

「おお、もう出来上がりましたか。渚君」

 

そう言う先生は、黄色では無く桃色のまま渚に視線を合わせる。

渚も俳句を書く紙を持って先生の元へ近づいて行くが、紙には何も書かれていなかった。だが、紙に隠す様に対先生用ナイフを隠していた。

 

「へへっ」

 

「ん?」

 

「………(リリィ、直ぐに結界が張れる準備だけしておけ)」

 

《(了解)》

 

寺坂は渚が実行する様子を見て薄ら笑みを浮かべ、カエデは渚が紙に隠す様にナイフを仕舞っている事に気付く。そして、俊輔は対応出来る様にリリィに指示を送っていた。

 

「(昼食の後に僕らが眠くなる頃。先生の顔はピンク色に染まる。茅野の質問にもやや遅れて答えていた。先生も一番、油断する時間なんだ)」

 

渚はそう思いながら先生の近くまで普通に歩いて行き、徐にナイフを突き立てようとするが、先生にとっては予想の範疇であった。

 

「言ったでしょう。もっと工夫を」

 

「(認めさせなきゃ)」

 

渚はそのままノーモーションで先生に向かってダイブする。殺先生は渚の制服にうまく隠されていた手榴弾を見付ける。

 

「ニュヤッ⁉ 手榴弾‼」

 

寺坂は渚が先生に抱き着いたのを見図った所で爆弾のスイッチを躊躇いも無く、押し込む。

すると、渚と先生の間で小さいながらも爆発が起きるのであった。爆発の影響で、対先生用BB弾がクラス中に撒き散らされるが、寺坂たちにとってはどうでも良い話であった。

俊輔やリリィも寺坂から渡された物が火薬が入ったものである事には気付いていたが、手榴弾を投げて暗殺する物だと思っていた為、まさかの自爆テロ紛いの行動に、何も出来なかったのであった。

寺坂達は先生を殺す事が出来れば、賞金100億が手に入るのである。もし、渚が火傷なり怪我を負ったとしても、その賞金で治療費に当てるつもりであった。

 

「オイ、潮田に何を持たせた‼」

 

「あぁ? おもちゃの手榴弾だよ。火薬を入れて威力を高めてるがな‼」

 

俊輔は寺坂に問い詰めたが、寺坂達にとってはどうでも良い話であった。これで、暗殺が出来たかと思うと何とも思ってもいなかったのである。

寺坂は渚の方へ視線を向けると、なにかの薄い膜に覆われた渚が無傷で寝込んでいたのが目に飛び込む。

 

「なんだこれ?」

 

「実は先生、月に一度だけ脱皮をします」

 

先生の声がしないのに先生の声が聞こえ始め、全員が先生の姿を探すが、どこにもいなかった。

 

「脱いだ皮を渚君に被せて護りました」

 

「オイ、天井だ‼」

 

俊輔の言葉で全員が天井の方へ視線を送ると、そこには天井に張り付いている先生が目を光らせ、表情を真っ黒に変えて行く様を見てしまう。

 

「月一で使える、先生の奥の手です」

 

先生の言葉はだんだんと冷え冷えとした声に変わり、教室の室温も低くなって行く事を全員が感じていた。

 

「寺坂、吉田、村松、首謀者は君ら、三人だな?」

 

「い、いや。渚が勝手に………」

 

寺坂の言い訳をした瞬間、先生の姿が消える。

そして数秒で帰って来たかと思ったら、床には各々の家の表札が散らばる。しかし、俊輔達の家の表札は無かった。

 

「君たち生徒には危害を加えない契約になっていますが、もし同じ手口で暗殺をしたら君たち以外の人間になにをするか判りませんよ。家族や友人否、君たち以外地球を吹き飛ばす事になりますよ」

 

先生の表情に全員の顔が強張る。今までに見た事も無い表情であったからである。

 

「なんなんだよ、テメェ‼ 迷惑な奴に迷惑なやり方で暗殺をしたら行けないって言うのかよ‼」

 

寺坂は先生に向けて指さしながら言い放つ。が、先生の表情はすぐに顔が赤い朱色に変わる。

 

「迷惑? とんでもない。君達のアイデアはとても素晴らしい‼」

 

そう言うと先生は渚の頭に触手一本を置いた。

 

「特に渚君、君の自然な体運びは100点です。先生は見事に隙をつかれました」

 

そう言うと今度は寺坂達に触手を向ける。

 

「ただし‼ 君たち三人は渚君を、渚君は自分の命を粗末にしようとした。そんな者に暗殺をする資格はありません‼」

 

先生の表情は暗い紫色に変わる。

 

「人に胸を張れる暗殺をしましょう。君たちはそれが出来る有能なアサシンだ。先生から君たちへ送るアドバイスです」

 

先生は生徒全員に言う。生徒一人一人、先生の言葉を胸の中へと仕舞って行く。

 

「そこで皆さんに質問です。先生は殺されるつもりは一切ありません。皆さんと楽しんで、来年の三月に地球を爆破するつもりです。それがいやなら、皆さんはどうしますか?」

 

その言葉に全員の気持ちは一致する。

 

『地球を爆破される前に先生を、殺します』

 

「ヌルフフフ。良い殺意ですね。なら、今ここで殺してみなさい」

 

『そんなの出来るか‼』

 

先生はその声を聞いて席に着くと、表札を一枚一枚丁寧に吹き始めた。

 

「今殺っても表札と一緒に手入れされるのが目に見えてる……」

 

「帰れねぇ」

 

生徒達は絶望に打ちひしがれていた。

 

「殺せない先生かぁ………殺せない………殺…先生……殺先生ってどうかな?」

 

「にゅや? では今後は先生の事は“殺先生”と呼んでもらいましょうか」

 

こうして先生は殺先生と呼ばれる事になるのであった。

 

「ところでさ、殺先生」

 

「なんですか?」

 

「なんで山本さん達の表札が無いんですか?」

 

「……………」

 

茅野の質問に殺先生は何も言えなくなる。

 

「まさかと思いますけど………隣街へ行く時間を惜しんだんじゃないんですか?」

 

「ニュヤ⁉」

 

俊輔の言葉に殺先生は図星を付かれ、オドオドし始める。

 

「そういや、俺達の家の事を言ってなかったな。俺達四人は海鳴市に住んでいて」

 

「友達がこの先にある高校に通ってるの」

 

「だから、通り道だからって事で」

 

「送ってもらっとるんよ」

 

俊輔、なのは、フェイト、はやての順番で、自分達の通学路の事を説明するのであった。




指摘がありましたので、修正を行いました。
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