えっと、私は何故ここにいるのだろうか……
私は普通に大学を卒業して無事就職先も決まったからヒャッハーしつつネットやゲームにどっぷり浸かっていた
1日が過ぎるのも早くてベッドで寝たはずだったのだが
この真っ白な空間は何処でしょう
あれ、私誘拐された!?ただの通行人Aみたいな存在なのに!?
「おーい」
いやでもそれにしては手足が拘束された様子もないし、まずドアが無いのが可笑しい
それに私の家はごく一般家庭で実は金持ちだったなんてオチも無いからこの状況が既に変だ
「え、僕の声聞こえてない?」
いやなんか矢鱈と変な輩に絡まれる事が多かったから一般人なら一発で伸せるくらいには強いと思ってるけどそんな事で恨まれることはない、と思いたい
「ちょっと!」
「はい!?」
考え込んでいたからか突然の大声に変な声をあげてしまった
声のする方へ顔を向けると、頬をぷくっと膨らませて「拗ねてます!」とこれでもかとアピールしてくる全部が真っ白な男の子がいた
え、可愛い
「やっとこっち向いてくれた!僕が話し掛けてるのに考え込むなんて失礼だぞ!」
「あぁ、ご免なさい。私も今この不可解な状況を受け入れるのに忙しかったもので」
言動はまんま言葉が流暢な小学生で本人には悪いが、私にとっては萌え以外の何者でもない。でもその雰囲気が何となく軽々しく声をかけてはいけないと感じさせるもので、つい丁寧な口調になった
「え、それなら僕が答えたのに。
ここは天国と地獄の狭間。僕の管理場所だよ!」
男の子があっけらかんと言った内容は私の許容範囲を越えたものだった
固まる私を見て男の子が「おーい」と目の前で手を振ってきたのを理解して肩をびくつかせた
「……管理場所って事は、ここは“神域”で……私は死んだのですか?」
私が恐る恐る聞くと、先程までの軽い雰囲気が一変して申し訳なさそうな笑みを浮かべた。
それを見れば何となく自分が置かれた状況に予想はつく
「おおよそ正解だよ。君が死んだのは僕ら死神のせい
君の魂といってもいい書類が突然消えようとしていたんだ
僕これでも力強いから君が消えないように僕の場所に連れてきたってわけ」
き、規模でかい……というか私そんな理由で死んだの!?やっと就職決まったのに~!氷河期なめんなよ!しかもまだ見終えてない漫画とかアニメあるのに!
とまぁ、私は見事に未練たらたらである
でも死んだならどうしようもないよなあ……私ただの人間だし。神様が無理なら無理でしょ
「僕が言うのもなんだけどあっさりし過ぎじゃない!?」
「え、じゃあ生き返らせてくれるんですか?」
「無理」
自分でもあっさりしてるのは自覚してるんで。というかあまり深く拘らない性格だし
死んだから生きてる人を恨むなんてやるだけ無駄だし来世があったらろくな生き方出来ないでしょ
「こほん、んと、君には2つの選択肢がある
そのまま存在全てが消滅するか、別の平行世界で生まれ変わるか」
「後者で」
そのまま消えるならいっそ新しい人生送る。二次創作によくある特典とか要らないから
普通に過ごしたい。今度こそ老衰で死にたい
「ん~、君欲無さすぎるからこっちで勝手に3つ程決めさせてもらったよ」
「え”」
「君が行く世界が“僕のヒーローアカデミア”、“個性”はあやかし緋扇?っていう漫画の主人公の能力、“身体能力の限界の引き延ばし”って感じかな
君のほうがきっと詳しいだろうから、頑張って」
その言葉と同時に私は何かに引っ張られる感覚がした
思わず男の子_____もうシロ君でいいや。の方を見るとにっこりと笑みを浮かべて手を振っていた
「僕も後からついてくから!僕のお世話お願いね!」
お世話?ついていく?待ってどういうことなの!?
お願いだから誰か教えて!!
ということでついに書いてしまった
のんびり書いてくので投稿は不定期です