ソードアートオンラインOS   作:知咲

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 ベルが率いる隊に入って数ヶ月が経ちだいぶ慣れ始めた時に1つの知らせが入ってくる。


知らせ

 今日は特に用事もなく俺は部屋でゆっくりしていた。ここ最近様々な高難易度ダンジョンに行って疲れきっていた。

「それにしても、ベル隊長は強すぎんだろ」

俺は呟いた。なんせ、大体のダンジョンおおまかなところは彼一人で攻略してるのだ。俺たちはただ倒しそびれたも敵を倒しているのだ。

「まあ、こんな日ぐらいゆっくりしよっと」

二度寝の準備をしようとした時、ドアをノックする音がきこえた。

「こんなときに誰や」

ぶつぶつ文句を言いながらドアを開けると

「よう、シュウ」

「・・・・・・・」

俺は絶句した。そこにいたのは隊長(災悪)だった。

 

「それで、メンバー全員集めてなんだ」

やや呆れながら副隊長のショウタはたずねた。

「お前達にいいお知らせがあってな」

「また、ダンジョンとかいうだろ」

「・・・・まあ、半分な」

「はぁー」隊長を除くみんなが溜め息をついた。

「そう落ち込むな。これを見てみろ」

ベルはウィンドを開きひとつの文をメンバーに送った。

俺はその文を見て驚いて話す前に

「ベル隊長、やっと階層ボスの討伐に参加できるんですね」

「ああ、今回ヒースクリフさんがやっと認めてくれたんだ」

「よっしゃぁ!初討伐だぜ!」とメンバーは喜んだ。

「皆さん初めてなんですか?とても強いのに」

「ああ、確かに攻略組とはレベルも変わらないし、どっかのバカ隊長のお陰で死線はたくさんくぐり抜けていた」

 メンバーは頭を縦に振りながベルを睨んだ。

 ベルは目をそらしていた。

「でも、2つの理由から参加することにできなかったんだ」

「2つ?」

「1つ目はパーティーが足りなかったんだ。普通、6人で1パーティーなのに俺たちは5人しかいなかった。まあ、たった1人の奴もいたが」

「で、でも、足りないんなら誰かに助けてもらったらいいじゃないですか」

「ああ、そうだ。誰かもう一人増やせばいいんだでも・・

・・・」

ショウタはベルを指差した。

「このバカの脳筋プレイに誰もついてこれねぇんだよ!」

「あはは、すまねぇな」

それは深刻な問題だなぁと俺は思った。

「まぁ、いいじゃないか、行けるんだし」

と犯人は反省することはなかった。

「まあ、今回はシュウが入ったことにより6人になったからいいが、もし、討伐の時にバカなことしたら二度と参加することができないからな」

ショウタはベルを睨んだ。

「分かったよ」

ベルは少ししょげた。

 

「はぁー、もう少し説教は押さえてくれよ」

「無理なお願いだな。お前は昔からこれぐらいしないとこれないからな」

とベルとショウタが二人っきりで部屋にいた。

「この団に入って初めてのボス討伐だな」

「ああ、入団してだいぶ経ったな」

「入団した頃はあの人にお世話になってばっかだったよな」

苦笑しながら持っていたカップに入ったコーヒーを飲んで上を見た。

「このパーティーもだいぶ騒がしくなったな」

「お前がいるからもとから変わらない」

「そうだな」

二人は昔お世話になった人を思い出した。

「あの人が残したこの力。今度は誰に渡すか」

「何をいってんだ。お前がまだもっておくんだろ」

「いや、今度のボス討伐嫌な予感がするんだ」

「ならなんで参加するんだよ」

「俺はあっちの世界に興味はない。誰かのために死ねるなら本望だ」

ニコッと笑いその場を後にする。

「あのバカが」

怒りを抑えるようにカップを手に取りコーヒーを流し込んだ。

「お前に生きてほしいって思う奴もいるんだぞ」

 

「それでは今から第70層の攻略会議を始めます」

血盟騎士団の副団長のアスナが会議を始めた。

「たくさんいるんだなぁ」

と俺は驚いていると

「当たり前ですよ。それだけ難しいってことです」

とショウタは教えてくれた。

 話は順調に進んでいった。

「そういえばいくつかのギルドが参加するんですね」

「ああ」

ショウタは辺りを見て赤いバンダナを頭につけた男を指差す。

「あの人は風林火山のリーダーのクラインだ。彼らのギルドは6人で攻略組のメンバーなんだよ」

「ろ、6人!?」とあまりの人数の少なさに驚いて大声が出てしまった。

「そこの君静かに」

 アスナに怒られてしまった。

「まあ、攻略の鬼って言われてるだけあるな」

仲間達から笑われた。

(他人事に言いやがって)

「ちょっといいか」

一人の男が手を挙げた。

「何か問題でもあるの?」

アスナは少し怒っていた。

「誰なんだあの男。アスナに意見を言っる奴」

「ああ、あれがキリトって言う奴だよ」

「キリト?なにか有名なのか」

「はぁ?お前ビーターって聞いたことないのか」

「え、ビーターなら聞いたことはあるがそんなにすごいのか?」

「あいつは攻略組で唯一人ソロで挑んでるんだよ」

「ソロなんて危険だろ」

「確かに危険だ。でも、あいつがいたギルドは昔キリト以外のメンバーが死んだっていう噂があるんだ。お前も気を付けとけ」

本当にそうなのかと俺は思った。あんな目をしている奴がそんなことするはずないと思った。

 

「以上で本日の攻略会議を終了します」

アスナの挨拶も終わり解散していた。

「じゃあ、私達ももどりましょう」

俺たちもギルドホールに戻ろうとしたとき、

「お前達、初めて見る顔だなぁ」

とさっきショウタが説明していたクラインという男が声をかけた。

「はい、私達は今回初めて参加しますので」

「そうか、そうか。俺はクライン。風林火山のリーダーだなにかわからないことがあったら何でも聞いてくれ」

「副隊長のショウタです。よろしくお願いします」

二人はかたい握手をした。

「え、副隊長なのか、てっきりお前さんが隊長だとおもってたわ」

と手を腰に当て笑うクライン。

「なら、隊長は?」

「あのバカは寝坊ですよ」ショウタの顔は怒っていた。

「へ?」意外な答えに変な声が出たクラインだった。

 

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