※30・5・28
グリムリーパー中隊の編成を変えました。
衛星軌道上で待機していた《マクロス・エリシオン》からの
それを〈ワルキューレ〉メンバーは、ヴァール鎮圧ライブの準備に入っていたために知らなかった。
そのため、ライブの準備を整えた〈ワルキューレ〉の4名はシャトルのブリーフィングルームでの待機が続き、いつまで経っても発進されない状況に疑問を抱いていた。
「ヴァールが編隊を組んでいるの!?」
艦橋から離れているため状況把握に時間を有し、ようやく事態を把握した〈ワルキューレ〉リーダーの赤毛の美女──カナメ・バッカニアは困惑した声を上げた。
地上なら未だしも、衛星軌道上において複数のヴァールから攻撃を受けた事は今まで無い。
理由は定かでは無いが、ヴァール同士が殺し合いをするのは周りにヴァールが存在しなくなってから行われるため、一般的にヴァールは統率が取れているように見られる。
だが実際はヴァールは本能のままで動く獣と同じであり、ヴァールとの交戦経験、蓄積データが最も多い《ケイオス》でもヴァールが統率の取れた行動を確認したことは1度もない。
だからこそ、カナメはヴァールが統率された行動を取ったのでは、と困惑したのだ。
だが──
『いいえ。 こちらに攻撃を加えて来ているのはヴァールでは無く、AI制御機だと思われます。 細部の違いはありますが・・・・
「・・・・え・・・・?」
予想もしていない答えにカナメは意表を突かれ、反応が止まった。
変わりに反応したのが──
「《ゲシュちゃんツー》!?」
桃色のツインテールの美少女──〈ワルキューレ〉メンバー随一の豊満なバストを持つ──マキナ・中島だった。
ふわふわしたマシュマのような印象を与える容姿とそれに釣り合った感じの不思議系のトークが人気のマキナであるが、イメージとは裏腹に祖父の代からの機械屋家系(メカニック)の生まれである。
機械を愛し、またその愛に見合ったメカニックとしての腕と知識も持ち合わせる。
アイドルとメカニックの二足のわらじをはく少女である。
故に──彼女は驚いた。
「《ゲシュちゃんツー》がなんで?
マキナは独り言をつぶやいていた。
「何か問題があるの、マキマキ?」
そんな様子を、マキナの隣に座るスレンダーで緑髪の中性的な容姿を持つ美少女──レイナ・プラウラーが怪訝に思って聞いた。
彼女は凄腕のハッカーとしての顔を持つものの、機体のソフト面ならともかくハード面にはソフト面ほどの知識は無い。
さらにブリージンガル球状星団でよく使われているVFシリーズならともかく、あまり使用されていないPTシリーズに対してはあまり知らない。
「
レイナと同じく、PTに対する知識があまり無いカナメも耳を傾けている。
「一般的に 、機動性・生産性はVFシリーズに劣るんだけど・・・・火力・装甲はPTが勝ってるの。 そして、PTの代表的な機体はゲシュちゃんシリーズ。 他に《グルンガスト》、《 ヒュッケバイン》ってのもあるんだけど・・・・そっちはメチャクチャお金がかかるし、私も映像でしか見たことないんだ。 それで《グルンちゃん》はあの──」
「マキナ」
カナメが声をかけ、話を反らしていくマキナを止めた。
「あなたはどこに違和感を覚えたの?」
「あ、アハハ。ゴメン、カナカナ。 うんとね、私が変だって思ったのは“どうやって造った”のかなって事」
「どういう事?」
「・・・・多少の流用はきくけど、VFちゃんとPTちゃんって基本的に
「え?」
「
《ケイオス》の設立は10年前。
新統合軍より大分組織として若い。
「どちらもVFのパーツの主の仕入れ先は同じ数社の大手から仕入れているわね。大手に納品する中・小企業も需要の無いPTのパーツは造らない、か。 ──なるほど、マキナがPTの存在に疑問を持つのも分かるわね。 20数機だけど・・・・そうなると攻撃を仕掛けてきたPTの数が多すぎるわね」
「ブリージンガル球状星団内のPT関連の企業は一桁台。
いつの間にか端末を操作し、表と裏のデータも調べ上げたレイナが言った。
さすがは凄腕ハッカーというところか。
レイナの言葉の意味することを理解しているカナメは、「ホドホドにしておきなさいよ」、とため息をついた。
「──いいかしら」
今までの話に全く興味を示さなかった、ミステリアスな雰囲気の美女、〈ワルキューレ〉のエース──美雲・ギンヌメールがシャトルに乗って初めて言葉を発した。
「舞台は整ったみたいよ」
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「デルタリーダーから各小隊へ。 以後、アルファリーダーに飛行隊の指揮を引き継ぐ。 アルファ、ベータ小隊は《エリシオン》の防衛を、ガンマ小隊は上空援護に着け。 さっきの
『アルファリーダー、了解! 』
『ベータリーダー、了解!』
『ガンマリーダー、了解!』
ラグナ戦闘航空団戦隊長であるアラド・メルダース
「デルタリーダーよりデルタ各機へ。 俺たちは予定通りに〈ワルキューレ〉の直衛に入るぞ。 デルタ2、デルタ4は遊撃を中断し、ポイントYー311に集結しろ。 ──〈ワルキューレ〉の地上までのエスコートは俺とデルタ3で行うぞ。 デルタ3は後方警戒、前衛は俺が務める」
『デルタ2、了解』
『デルタ3、了解!』
『デルタ4、了解!』
外れたミサイルや弾丸は、《何時もよりむしろ少なかった》にも関わらずだ。
(機動性はそこまでではなかったが・・・・それでも《バトロイド》以上のものはあった。 装甲と火力は《デストロイモンスター》同等かそれ以上だな。 あの移動砲台より脅威なのは間違いない・・・・)
補給のために1度《マクロス・エリシオン》の格納庫に戻ったアラドとチャック。
二人は直ぐに再出撃出来るように、コックピットで待機して補給完了を待っていた。
メカニックたちが慌ただしく走り回る中、機体のチェックを終わらせたアラドやることも無く先ほどまでの戦闘を振り返っていた。
(VFのエネルギー転換装甲より強固なVG合金に、エネルギー出力が火器中心に回されていたことからPTであることは疑いようもない。 〈ワルキューレ〉の妨害を企てる奴らはいくらか心当たりがある。 だか、PTを使用していたのは解せんな。 おまけに新型ときている。 ・・・・まあ、拿捕して調べようにも奴らは撃破されて爆発か、自爆しやがった。
戦闘中に得たデータファイルを開き、アラドはしばし思考の海に入って行く。
歴戦のパイロットであるアラドはPTとの戦闘経験もある。
新統合軍に12年間所属していた時、任務で
《ケイオス》に所属して5年程であるが、それからは1度もPTとの戦闘は行っていない。
今回の黒いPT──《量産型ゲシュペンストmk-Ⅱ》──の噂はあったが、所詮都市伝説的な扱いだった。
情報収集を得意としている《ケイオス》が、その噂の真相をつかめなかったからだ。
考えてみても答えは得られなかったが、確証したこともある。
(何か
アラドのパイロットとしての、戦士としての
『艦橋からデルタ1及びデルタ3へ。 補給完了しました。 〈ワルキューレ〉を乗せたシャトルも発艦準備完了しています。デルタ1、デルタ3は順次発艦お願いします。 デルタ機発艦確認後、シャトルを発艦させます』
「了解した。 デルタ1、出るぞ!」
思考を中断し、真空の空へと飛び立った。
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自らが選び、心の赴く方へと、戦場へと──ハヤテ・インメルマンはやって来ていた。
「ホンにありがとうございました!」
フレイヤ・ヴィオンはこれまでの事を、大きな手振り身ぶりで、さらにえらく感情を入れて説明した。
長旅をようやく終え、到着した当日にヴァールシンドロームが発生して逃げる際にノエルとはぐれてしまったこと。
土地勘も無いせいでいつの間にか人気がない所に来てしまい、そこで
もう駄目かというところで、通りかかったハヤテに助けられたこと。
「・・・・そうか。 無事で何よりだ。 ケガは無いか?」
フレイヤの溢れんばかりの元気に若干押されぎみになったハヤテ。
彼は携帯端末を操作し、最寄りのシェルターを検索する。
このまま戦場へフレイヤを1人残す訳には行かない。
「おかげさまで何とか! あっ、申し遅れました。 私フレイヤ・ヴィオンと申します!」
「俺はハヤテ・インメルマンと
「名乗っている?」
「医者曰く、
「・・・・それは大変やねぇ」
「真名や地理等は忘れているようだが、幸いにして生活に関しての記憶は失っていなかったようだ。さして不便は無い」
「ほぇ~、そんなもんかねぇ」
「そんなものだ」
ハヤテはきっぱりと言いきった。
「それよりもフレイヤ・ヴィオン。 シェルターの位置が判明した。
「ほいな! ──ん?」
「招かざる客人だ」
フレイヤは気配を感じて後ろを振り向くと──顔が引きつった。
彼女の背後には顔や腕の血管が不自然に浮き出て、筋肉が歪に膨張し、血走った目をこちらに向けてくる女──ヴィールシンドローム罹患者がいた。
ヴァール化女は何の躊躇もなく、握った鉄パイプをフレイヤの脳天に振り下ろす。
「ひゃあああ!」
固まるフレイヤの首根っこをハヤテは掴むと引き寄せた。
間一髪。
フレイヤがいた空間を鉄パイプが通過した。
空振りした鉄パイプは思いっきりコンクリートを叩き──陥没させた。
その威力は鉄パイプが90度に変形する程だ。
これが当たっていれば、頭部がぐちゃぐちゃに潰れていたことは想像に難しくなかった。
「・・・・ぁ・・・・」
人間が生み出したとは到底思えない破壊力を目にしてフレイヤは竦み上がり尻餅をつき、口から小さく声を漏らすことしかできなかった。
だがハヤテは違った。
後ろ姿をさらす絶好の隙を見せる相手を逃すような素人ではない。
一気に距離を詰め──踏み込む。
「覇ッ!!」
まるで、疾風の如く鋭い正券突きがヴァール化女に直撃した。
身体が
ド派手に音を経てて砕け散るガラス。
ぐったりして動かないヴァール化女。
「や、やり過ぎじゃないんかね?」
想像以上のぶっ飛び具合に若干引くフレイヤ。
「どうやらそのようだ。 衝撃を吸収は上手くいったようだが、ガラスの破損音は思ったより響くらしい」
「そういうことじゃないんやけど・・・・」
ハヤテの視線は倒れているヴァール化女のさらに先だ。
数十人のヴァール化した男女がいた。
その中には何人か迷彩服の者──軍人も混ざっている。
「あれって・・・・」
「知っている物とは若干型が違うようだが、まず間違いなく
銃口が二人に向いた。
無駄の多い動作で照準。
銃口の向きを確認──外れる。
「動くな」
ハヤテは鋭く小さく声を発する。
フレイヤは短く頷き、それに従う。
瞬間──
「はわわぁっ!!?」
銃口に目映い
「やはり電磁加速方式か」
新統合軍が採用している小型電磁加速銃(レールガン)だ。
「火薬式とは比べ物にならない程の破壊力と静音性を有するが、整備性の悪さと反動が問題視されているとネットにあったな。 ──ふむ、最後の1発は危なかった」
「だ、大丈夫なんかね!? 頭に当たらんかったかね!!?」
アサルトライフルは合計で3発放たれていた。
もう1発は、
最後の1発が外れるのを射撃体勢がブレた事から見抜いたハヤテは、放たれた弾道を見切り、首を軽く右に傾けて回避した。
「大丈夫だ。 だが、小型とはいえレールガンは凄まじい速度だ。
「・・・・きっとツッコンだら負けなんやね」
フレイヤはどこか諦めたような顔だ。
「はっ!? こんなボケーっとしとる場合やなかった!」
「そうだな。 逃げるぞ」
ヴァール化した集団は武装を持っている者が多い。
フレイヤを庇いながら無力化するのは厳しい、そうハヤテは考えていた。
「路地を使って撹乱する。 逃げる先に銃を持っている奴がいたら真っ直ぐではなく、横に回避だ。 射線に入るな」
「ほ、ほいな!」
「行くぞ」
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人々は気が付いた。
様々なカラーリングが施された4機の《ジークフリード》に護衛されたシャトルが大気圏から降下して来たのを。
《ジークフリード》から彼女たちの護衛や映像投影等を行うマルチドローンプレート《MDP-001W シグナス》が射出され、歌の受容を助けるスモークが散布された。
「歌は神秘!」
フォールドプロジェクターを着用した美雲、レイナ、マキナ、カナメがホログラフィを投影することによりライブ用衣装に着替えながら、それぞれ決め台詞を発しながらシャトルから降下して行く。。
「歌は愛!」
彼女たちの降り立つステージは、
それこそが、他の歌手やアイドルとは一線を画す存在である証明かのように。
「歌は希望!」
戦場は最新技術の恩恵により、たちまちきらびやかなライトアップが施されたライブ会場へと変わる。
「歌は命!」
戦場の──砲撃や破壊──音をものともせずに、《ジークフリード》のスピーカーポッドの力もかりて彼女たちの声があり得ない範囲で響く。
「聴かせてあげる、女神の歌を!」
美雲は──手の甲を逆さにして親指を閉じ、4本の指を広げ、中指と薬指を交差させて『W』を。
カナメは──左右の手の甲で人差し指と中指を広げたVサインを2つ作り、左右をつなげて『W』を。
マキナとレイナはそれぞれ右手と左手で作ったVサインを繋げて『W』を。
「「「「超時空ヴィーナス、ワルキューレ!!」」」」
〈ワルキューレ〉が作った『W』のハンドサインがライブ会場(戦場)に浮かび上がり、人々のテンションが一気に跳ね上がる。
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ハヤテはフレイヤの身体能力の高さに驚いていた。
彼はかなり手を抜いているが、その速度は常人なら付いていくのもやっとというかなりのものだ。
その証拠に、身体能力が強化されたヴァール集団を振り切っていた。
それにも関わらず、フレイヤは息を切らすことなく走り続けていられる。
(特別に鍛練は積んでこなかったために動きの節々にキレは無いが体力、動体視力、走力・・・・ウィンダミア人は生まれもっての優れた身体能力を有するとあったが、確かに頷ける)
ハヤテは記憶の手がかりを求めて、ネットや書籍で様々な情報を集めている。
その際にウィンダミア人の事も知っていた。
(平均寿命30年。 俺の感覚では短い、と考えるが・・・・それをとやかくいうのは筋違いか)
路地を抜け、大通りに移動した。
そこには人々が集まっていた。
一瞬、
その時──
「歌は神秘!」
「歌は命!」
「歌は希望!」
「歌は神秘!」
「聴かせてあげる、女神の歌を!」
「「「「超時空ヴィーナス、ワルキューレ!!」」」」
戦場には不似合いな派手なステージ衣装を纏い、歌う〈ワルキューレ〉に一瞬、ポカンとなるハヤテ。
「何? ワル──」
彼とは対照的に、周りの人々と同じくテンションがはね上がったフレイヤはおもいっきり叫んでいた。
「美雲さんは
『W』のハンドサインを両手で作って喜ぶフレイヤの頭部にある
ルンとは、ウィンダミア人特有の頭皮に同化した感覚器官である。
ルンは女性はハート型で1つ、男性は星型で2つ持ち、脳波に同調して感情の強さに合わせて発光光度を変える。
(ヴァールを鎮める歌姫、か。 ・・・・なるほど、触れ込み通りという事か)
さっき引き離したヴァール集団が小さく視界に入るも、その動きは先ほどとは比べ物にならないほどに緩慢になっていた。
狂気に満ちた雰囲気が抜け落ちていき、彼らは呆然とした表情になっていた。
すると、それぞれ特徴のある〈ワルキューレ〉たちの美声に聞き惚れ、その表情にも精気が戻っていた。
その一方で、まだ暴れ続けている者たちもいる。
(効果は当然ながら個人差がある、か。 そのために──)
(包囲・・・・否、警護か)
よく見ればその身を包むのは身体増幅装置──パワードスーツ
であることが分かる。
それが、VFシリーズに採用されている耐Gスーツ兼パワードスーツ──EXギアよりも白兵戦闘を意識して作られているのも分かる。
重装甲戦車を思わせる分厚いプロテクター。
重量兵装を軽々と扱うためのパワーアーム。
軽車両と同等質量でも俊敏に移動することを可能とする背部に取り付けられたブーストスラスター及びバーニアスラスター。
右肩には《ケイオス》のロゴが刻まれている。
全員が共通して持つ盾と左肩にはエンブレムが刻まれ、槍のようなモノはそれぞれ若干形が違うようだ。
黒の集団の正体は──新型パワードスーツ『フェンサー』を装備した第3戦闘航空団第1飛行隊司令部付き『グリムリーパー中隊』である。
グリムリーパー隊は6人編成の1つの小隊と5人編成の2つの小隊──17人から成り、デルタ小隊と同じ航空隊に所属して行動を共にするが、空戦ではなく陸戦のスペシャリストである。
ヴァール化して機動兵器を操る者たちをデルタ小隊が、グリムリーパー中隊はそれ以外の暴れているヴァール化した者を、〈ワルキューレ〉の歌の効果範囲内に巧みに誘導し、時に無力化しつつ戦っていた。
それだけでも大変な事であるが、デルタ小隊はまるでバックダンサーのように魅せる飛行をして〈ワルキューレ〉のライブを盛り上げる動きもしているし、グリムリーパー中隊はたった15人で何千人という人々を警護しつつ戦闘もこなしている。
(俺の出る幕は無いな)
ハヤテがそう思うほど、目に見えて事態は収束に向かっていた。
そう思う一方で、何処か引っ掛かりがある自分も居た。
だからこそ、周りの熱狂に流されることなく、注意深く冷静に状況を観察することを忘れない。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「こちらグリムリーパー1。 目標の鎮圧に成功。 前方方向にヴァール反応無し。 第1小隊負傷者無し」
『こちらグリムリーパー2。 右方向にヴァール反応無しだぜ。 第2小隊も負傷者0』
『こちらグリムリーパー3。 左方向にヴァール反応ありません。 第3小隊負傷者0です』
グリムリーパー隊の3つの小隊は、それぞれグリムリーパー1、グリムリーパー2、グリムリーパー3が指揮を取り、中隊の先任指揮官は
またデルタ小隊のデルタ1──アラドの指揮下部隊ではなく、航空隊であるにも関わらず陸戦を専門とするために独立した指揮系統で動いている。
『《マクロス・エリシオン》よりグリムリーパーリーダーへ。 こちらでも確認しました。 間もなくデルタ小隊もゼントラーディ兵の鎮圧を完了します。 グリムリーパー隊は《マクロス・エリシオン》に帰艦して下さい。 ポイントXー113にシャトルを降下させます』
「了解した。 グリムリーパー中隊、帰艦する」
『ヤッホー! 帰って祝杯と行こうぜー! 仕事の後の一杯は──』
『待って下さい! アンノウン数機がアルシャハル守備隊を撃破し、こちらに向かって来ています!』
「どうやら俺たちの仕事は終わっていないらしい。 各位、非常事態に備え、
『『『『『サー・イエッサー!!』』』』』
最近、地球防衛軍やってるんでつい彼らに出てもらいました(笑)
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