ハイスクールFA×A   作:黒守内斗

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第一話~一誠のデート~

  龍一side

 

 兵藤一成がどうなるか気になるので、リアス・グレモリーの監視をレミア達に任せて兵藤一誠の観察もとい尾行をしていた。そしたら、案の定、堕天使が兵藤に告白してた。天野夕麻というらしい。さすがにばれないようにするのは疲れる。まぁ、偽名だろうけど案外本気かもしれない。危険だしこのまま見はっとこう。

 

  一誠side

 

 夕麻ちゃんとの初デート♪櫂斗はうらやましそうだったぜ。

 

 途中で、訳のわからないチラシをもらったけど、気にしないさ。けど、これどうしよう捨てに行けないしポケットに入れておきますか。

 

 んで、夕麻ちゃんが到着したら言ってやったね。

 

「いや、俺もいま来たところだから」

 

 きまった!つーか、言えた。これを俺はずっと言いたかった!

 

 そんな俺らは手を繋いで歩き出した。感動したね。美少女な彼女とお手々繋いでぶらりとデート!

 

 感動して目から熱い水が出るところだったぜ。

 

 早まるな俺。まだ慌てるような時間じゃない。

 

 そのあと、洋服の店に入ったり、部屋に飾る小物を見たりして、デートを満喫した。

 

 お昼は高校生らしくファミレスだったけど、それでも夕麻ちゃんおいしそうにチョコパフェを食べてた。もう、それを見ていただけで満足。

 

 ああ、これぞ若者のデートだって痛感したよ。おれは生きてるって実感できた。

 

 母さん、俺を生んでくれてありがとう。父さん、俺は父さんの遺伝子を後世に遺せないと思ったけど、どうやらその心配はなさそうです。

 

 なんてことを思っていたら、もう夕暮ですよ、お客さん!しかも、公園の。

 

 いつの間にか夕麻ちゃんは俺の手を離れ、噴水の前へ。

 

「今日は楽しかったね」

 

 噴水をバックに微笑む夕麻ちゃん。

 

「ねぇ、イッセーくん」

 

「なんだい、夕麻ちゃん」

 

「私たちの記念すべき初デートってことで、ひとつ、私のお願いを聞いてくれる?」

 

「な、何かな、お、お願いって」

 

 あああああ。声が上ずってら。バカな妄想しているってバレちまう!

 

 ここに来て、俺ってば最低なミスを……。

 

 しかし、夕麻ちゃんは俺に微笑んでくれるだけ。

 

 そして、はっきりと俺に向かっていった。

 

「死んでくれないかな」

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