赤龍帝の弟は半英霊   作:光を掲げるもの

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第13話はぐれ悪魔

1

「イッセー、教会には不用意に近づいてはダメよ!」

 

イッセーはリアスに怒られていたがセーマとモードレッドはソファーでクッキーを食べていた。(ちなみにセーマが作ったクッキーである)セーマとモードレッドは悪魔ではないからである。

 

「セーマ、感謝するわ。あれ以上近づいていれば攻めてきたと勘違いして攻撃を仕掛けてきてもおかしくなかったわ」

 

「兄さんは結構無用心だからね」

 

「悪魔が教会に道案で行くなんて話聞いたことねーぞ?大丈夫か?アイツ」

 

リアスはイッセーを叱った後にセーマに申し訳無さそうにお礼を言ってきた。セーマは苦笑いをしながら答え、モードレッドは若干心配している様子だった。

 

「セーマ君・・・明日もお菓子、お願いしてもいいですか?」

 

「いいよ、(オレ)の宝物庫に入れとけば問題ないからな」

 

小猫がセーマにお菓子を作ってきて欲しいとお願いに対してセーマは笑顔で返した。どうやら結構気に入っているようだった。モードレッドはクッキーを遠慮なく食っていたがクッキーが無くなるとモードレッドはセーマに向かって言った。

 

「おい!マスター、もうこの菓子はねーのか?」

 

「・・・セイバーも気にいってくれてよかったよ」

 

モードレッドはクッキーを気に入ったようだったがセーマは呆れて言った。

 

「部長、大公よりはぐれ悪魔の討伐任務が届きました」

 

朱乃が言うと緊張が走った。

2

はぐれ悪魔には二つのパターンが存在する。一つは自身の私利私欲の為だけに主を殺し、力に溺れたはぐれ悪魔と無理矢理悪魔の眷属にされたりするなど主に問題があり反旗を翻しはぐれ悪魔になる者の二つのパターン。

悪魔には二つ目のパターンという例外を覗いてはぐれ悪魔を討伐しなければいけない。

 

「で、(オレ)とセイバーも戦う必要はあるのか?」

 

「いえ、今回は見学していて頂戴。今回はイッセーに駒の特性について教えたいから」

 

「まぁ、あの程度のはぐれ悪魔(雑種)なら問題なかろう」

 

セーマの問いに対してリアスは首を横に降った。悪魔の駒(イーヴィルピース)についての説明だろう。悪魔の駒(イーヴィルピース)の特性はチェスににている。セーマはセラフォルーやソーナから聞いていた。例えば裕斗の駒である『騎士(ナイト)』の特性は速さの強化、小猫の駒である『戦車(ルーク)』の特性は攻撃と防御の強化、この場にはいないが『僧侶(ビショップ)』は魔力の強化、朱乃の駒『女王(クイーン)』はその全ての特性を持っている。

そしてイッセーの駒『兵士(ポーン)』の特性は昇格(プロモーション)。王である主が敵陣と認めた場所で発揮される。昇格(プロモーション)は好きな駒に一時的に昇格する。

 

セーマがそんなことを考えているとはぐれ悪魔バイザーはボロボロにされていた。裕斗と小猫にやられたのであろう。しかし、セーマとモードレッドは視線は上にあった。

 

「マスター」

 

「構わないよ。セイバー、やれ」

 

「了解したマスター!!」

 

モードレッドとセーマは随分から気付いていた。近づいてきていた()()()()()()()()()()()

 

モードレッドは白銀の鎧を纏って上に飛び出した。すると一瞬だった。モードレッド一瞬で下半身が蜘蛛のようなはぐれ悪魔を殺した。

セーマとモードレッドを覗く全員が驚いていた。圧倒的に強いモードレッドの実力。この場ではセーマ以外では太刀打ちできないだろう。

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