巨影都市オブ・ジ・エンド   作:銀色の怪獣

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どうも、作者です!

・・・まーた間が開いちゃったよ・・・ごめんなさい。

さて、今回は・・・今、世間&世界中で話題沸騰の「あの話題」を取り上げつつ、そこに色々と巨影たちを絡ませました。

正直、このお話は運営様とかに怒られそうですが・・・怒らないで下さい、マジメな話題です。


同時に、今回も『ダブルネーミング回』です。一体なにが「ほえる」なのか・・・?





第五十四話 ほえる『巨影』

「我々はこの連盟を脱退致します。今後は好きなようにさせて頂きます」

 

「はぁ!?オイ、ふざけるな!!」

 

「何の権限でそんなことを!何様だアンラらは!!」

 

「そうだそうだ!アンラらの"国"は、まだあんな野蛮な行為を続けるつもりか!!」

 

とある大都市、で開かれた各国のお偉いさんが集う会合にて怒声が飛び交っていた。その原因こそ―

 

「改めて申し上げますが・・・我々はこの連合を脱退し、再開します―――捕鯨を」

 

そう、件の会合とは捕鯨、俗に言う

 

『クジラを捕らえ、商業に役立てるか否か。捕鯨に関して規制や条約を取り決める』

 

事に関する連合国が集まる国際機関の会合だったのだ。

 

 

そんな国際機関の会合において、とある国が脱退を表明した―――件の機関に参加している国の中で、他の国から叩かれ、一方的に舐められている東方の島国、がだ。

 

これには他の国々は大層慌てた―――件の東方の島国は大人しく、どれだけ舐めてかかっても大して反論も抵抗もしなかったからだ。

 

だから

 

まさかこんな強気な態度に出るなんて思っていなかった。

 

同時に、東方の島国だってやるときはやるのだ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな矢先の出来事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――クゥオォオオオォォォンッ!!―――

 

「な、なんじゃありゃ―――」

 

―――クゥオォオオオォォォンッ!!―――

 

「う、うわぁあぁぁっ!!?」

 

とある海域にて、先の捕鯨に関する国際機関から脱退した東方の島国の捕鯨船が早速クジラを捕獲していた・・・所へ、突如として"何者か"が複数(・・)深い海の底より出で、捕鯨船を尾びれ(・・)の一撃で沈めてしまった。

 

そんな"何者か"とは―

 

―――クゥオォオオオォォォンッ!!―――

 

「クジラのバケモンだ・・・!白いクジラに山みたいにデカいクジラに・・・あ、足があるクジラまで!!?」

 

件の複数現れた"何者か"による襲撃からほうほうの体で逃げた捕鯨船の乗組員はしかと見た―――自分たちを襲った複数いた"何者か"の正体を。それこそ、

 

―――クゥオォオオオォォォンッ!!―――

 

「クジラのバケモンだ・・・!白いクジラに山みたいにデカいクジラに・・・あ、足があるクジラまで!!?」

 

そう、捕鯨船を襲ったのは・・・クジラだった―――ただ、当然ながら普通のクジラでは無かった。

 

まず、純白の体が特徴で、同時に凄まじい気性の荒さを持つ白いマッコウクジラ、その名も巨影「白鯨 モビィ・ディック」

 

次に、モビィ・ディックすら上回る巨体と気性の激しさ、極めつけは・・・「殺した人間をクジラに変える」という曰く付きのクジラ、『悪魔のクジラ』とも呼ばれる巨影「鯨神 悪魔の鯨」

 

そして、極めつけが・・・アメリカにある自由の女神像よりも巨大で、オマケに体表には一枚一枚が大の大人と同じ大きさの甲殻を持ち、クジラなのに立派な後ろ脚を生やした異形のクジラ―――否、姿形こそクジラであるが、その中身は全くの"異なるもの"である巨影「グレートオールドワン」

 

という、文字通りクジラの巨影たちが次々に捕鯨船を襲った。

 

だが、実を言えば彼らはクジラであってクジラでは無い・・・どころか、生物ですら無い―――「生物」というカテゴリに当てはめるのもおこがましく、そして生物という存在からあまりにも逸脱した大きさ、知能、そして強さを誇るのだ。

 

―――クゥオォオオオォォォンッ!!―――

 

そんな巨影たちに人類が勝てるわけなど・・・ないだろう。

 

こうして白鯨やグレートオールドワンの出没する海域は捕鯨船、どころかあらゆる船舶が航行不可能となり、件の海域に生息するクジラを始めとした海洋生物はその数を増やしたという―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、これが『海』という人類の(・・・)生活圏外(・・・・)でだけ(・・・)起きた異変だったからまだ(・・)よかった(・・・・)―――

 

 

 

 

 

―――ヴモゥオゥ!ヴォーン!!―――

 

―――キィカァアァッ!!―――

 

「何だよアイツら!?ガマガエルとサメの怪獣か!!?」

 

「いや、でもガマガエルとかサメが海から出てきたりはしねぇだろ!?それに腹に(うね)があるから、ありゃクジラの怪獣だって!!」

 

「顔がガマガエルで体がクジラ、あるいは頭がサメで体がクジラ・・・怪獣ガマクジラと怪獣サメクジラ、ってか!?ふざけんなよーーー!!!」

 

 

とある海域をクジラの巨影が支配した頃、とある海岸沿いにある大都市を襲撃して人々をパニックに陥れている二体の怪獣がいた。それは―

 

 

―――ヴモゥオゥ!ヴォーン!!―――

 

まず、まるでウシガエルのような鳴き声を発しつつ、口から伸びる掃除機のような舌で宝石店や真珠貝の養殖場などから真珠だけを吸い取って食べる、顔はガマガエル、体はヒレの代わりに手足のあるクジラといった風体の怪獣―――巨影「潮吹き怪獣 ガマクジラ」だ。

 

―――キィカァアァッ!!―――

 

次に、紅玉(ルビー)のような目のある頭部はノコギリザメで、体はクジラ・・・なのだが、何故かものスゴい前屈姿勢で、後足二本で直立二足歩行する怪獣もとい海獣―――巨影「海獣 サメクジラ」だ。

 

―――ヴモゥオゥ!ヴォーン!!―――

 

―――キィカァアァッ!!―――

 

突如として海岸沿いにある大都市に現れ、暴虐の限りを尽くす二体の巨影・・・と言いたいところだが、実はそこまで被害は出ていなかった。

 

まず、ガマクジラはエサである真珠さえ食べれればいいだけであり、別に街を壊したり、人や家畜を襲うことはしない。加えて・・・動きもかなり鈍くさかった。

結果、ガマクジラは大好物の真珠を使った陽動作戦で海へとおびき出された後、ガマクジラが二度とやって来ないように真珠が隠されたという。

 

次に、サメクジラはガマクジラと比べれば凶暴だ―――が、サメクジラはガマクジラ以上に陸地での動きが鈍くさく、オマケに火が苦手という致命的な弱点もあるため、呆気なく退けられたのだった。

 

 

 

 

 

と、まぁ、せいぜい真珠を食い荒らす程度しかしないガマクジラ、陸地では愚鈍で大した脅威にもならないサメクジラ程度なら(・・・・)まだよかった(・・・・・)

 

これがもしも・・・ガマクジラやサメクジラを鼻で笑い、白鯨やグレートオールドワンを遙かに上回る巨体と実力を持ったクジラの(・・・・)巨影(・・)が現れたのならば―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――クゥオオオオオォォォン・・・クォオオオオオォォォォン・・・―――

 

「な、何じゃありゃ!?」

 

「ば、化け物だ・・・化け物だーーーっ!!」

 

「ウソだろ・・・何つう大きさなんだ!?200m以上はあるぞ!!?」

 

とある大都市が今まさにパニックの真っ只中にあった。

 

逃げ惑う人々

ぶつかり合う自動車

あちこちから上がる火の手や黒煙

次々に崩れ落ちるビル群

 

そして・・・件の大都市に響き渡る、まるで歌っているかのような、超音波のような不思議な鳴き声(・・・)があった。

 

そう、その不思議な声の主こそ今まさに突如として大海原より現れ、大都市へと進撃してきた存在―――並み居る大都市のビル群が小さく見える桁違いの巨体を、大国の首都にある自由を象徴する女神の像を眼下に見下ろし、東方の島国の首都にある巨大な赤い電波塔と肩を並べる巨体を持ち―

 

俗に言う「恐竜型怪獣」にもかかわらず、全身は深緑の剛毛に覆い尽くされている・・・一方でその尻尾は巨大すぎる体には不釣り合いに小さく、何故か尻尾だけは剛毛が生えておらず、まるで黒い皮膚のクジラの(・・・・)尾びれ(・・・・)のような(・・・・)尻尾(・・)をしていた―

 

文字通りの「異形」の大怪獣・・・否、大"海"獣が現れたのだ。

 

そんな大海獣だが、何も脅威になるのはその巨体だけでは無かった。

 

―――クゥオオオオオォォォン・・・クォオオオオオォォォォン・・・―――

 

「う、うわっ!?何だこの金色の光―――って、な、何じゃこりゃっ!!?」

 

「け、毛が・・・毛が伸びた!?」

 

「い、いや・・・いやぁあぁっ!?何コレーーーっ!!?」

 

相も変わらず大都市を横断する歩を止めない大海獣であるが、大海獣が一息つく度、その巨大な口からは黄金の光線が辺り一帯に放たれ、地上で逃げ惑う人々や車、あるいは出動した戦車大隊に降り注いだ。

 

するとどうだろうか。何と、大海獣の口から漏れ出した黄金の黄泉を浴びた人々は・・・毛髪が、眉毛が、ヒゲが、といった具合にあらゆる体毛が一気に伸びていた。

 

また、人間以外の車や戦車、あるいはビルなどの無機物は形が変形した上に毛が生えていた―――厳密に言えば、車やビルなどの生えたのは毛ではなく"カビ"だった。

 

そう、大海獣の吐く黄金の光線は生物に当たれば細胞などを以上活性させて体毛を伸ばし、無生物や無機物の場合は空気中に漂うカビなどが光線を浴びて急成長し、それが付着してまるで毛が生えたように見えるのである。

 

同時に、その異常な活性を起こす黄金の光線は、生物の細胞を以上に活性させるため、結果的には寿命を縮めて奪い、無機物などは変性させて結局は自然崩壊を早めてしまう―――そう、大海獣の吐く黄金の光線は命を育てるが、同時に奪い去る恐ろしいものなのだ。

 

つまるところ、この大海獣は生と死を操る能力つ、文字通りの「生きた災害」なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ええい!何をしている!!早くアレを駆除するんだ!核でもナパームでも何でも使っていいから、早くアレを駆除するんだ!!」

 

大都市を蹂躙し、人的にも経済的にも壊滅的な被害を出し続ける大海獣に対し、大国の大統領が軍に出撃命令を下していた。

 

だが、

 

「そ、それが・・・あの大海獣を攻撃することは出来ない、というお達しが来ておりまして・・・その・・・」

 

「なにっ!?どういうことだ!?何故あのモンスター(・・・・・)に攻撃できないんだ!!?」

 

電話口に軍のお偉いさんと会話する大統領だが、何故か軍のお偉いさんが「大海獣に攻撃できない」と言ったために思わず怒鳴った。

 

すると、

 

「ゼオクロノドンです・・・!アレは間違いなくゼオクロノドンです!!」

 

「!?ミ、ミスター・ヤマダじゃないか!?どうしてここに―――いや、今なんと言ったんだ!?」

 

「ですからアレは、あの大海獣は3億年の昔に生息していたゼオクロノドンですよ!」

 

突然、大統領がいる部屋に誰かが、「山田(YAMADA)」と書かれた名札を白衣に付けた男が、その実は世界的な生物学者にして大統領の友人、が興奮気味に部屋に入って来た。

 

その際、ヤマダは言った。

 

「あの大海獣はゼオクロノドンだ」

 

と。

 

そう、あの大海獣の名は「ゼオクロノドン」という今から約3億年前に生存した「あらゆるクジラ類の祖先」とされる超古代生物にして、生物学者たちからは「生物でも怪獣でもなくもはや妖怪の類い」と言われる幻の生物なのだ―――

 

「ですので、そんな貴重なゼオクロノドンを殺すなんてもってのほかです!むしろ、保護して研究を―――」

 

興奮気味に、目を輝かせて大統領に訴えるヤマダ博士(・・)

 

そう、実はゼオクロノドンに軍が攻撃できない理由こそ、このヤマダ博士が軍に色々と訴えていたからだった。

 

・・・まぁ、3億年も昔の超古代生物が生きて現れれば、興奮しないわけがないだろうし、何よりも生物学的に(・・・・・)見れば(・・・・)ゼオクロノドンは相当に貴重な存在だろう。

 

それこそティラノサウルスが現代の、大都市のど真ん中に出現したら―――アレは違いなく人を襲うだろうが、万人が「捕獲」を望むだろうし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、

 

「何を言ってるんだミスター・ヤマダ!アレはモンスターだ!アレは一刻も早く駆除しないといけないんだ!!でないと、どれだけの被害が出るか分かったモンじゃないだろう!!?」

 

そう言って、至極真っ当かつ常識的な(・・・・)意見(・・)を述べる大統領。

 

実際、ただ歩き回るだけで大都市を崩壊させ、口から放つ光線で人も建物も見境なく崩すような怪物(モンスター)を保護しようなど・・・正気の沙汰ではない。

 

というか、身長が200mを超えるような大海獣、どうやって保護するつもりなのか?

 

ぶっちゃけ、ヤマダの発言も考えもオカシイのだ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、

 

「学術的に見てゼオクロノドンは相当に貴重な存在です!それを殺すなんて絶対にダメです!!

それに・・・あなた方の国はクジラを守るんでしょう?なら、ゼオクロノドンだけは殺そうとするんですか?そんなの身勝手じゃないですか」

 

そう言って大統領に食い下がるヤマダ。そんなヤマダは"正論"を、大統領の国が行ってきた「ある政策」を持ち出して意見した。

 

そう、実は大統領の国は反捕鯨国、ヤマダの(・・・・)の故郷の国(・・・・・)もとい"東方の島国"が脱退した国際機関でも有数の反捕鯨国だった。

 

そんな反捕鯨国だが、あろうことに多大な被害を出した白鯨やグレートオールドワン、あるいはガマクジラやサメクジラですらも「クジラだから」という理由で保護し、自国は元より他国にも攻撃することを禁じていた。

 

それなのに、今回現れたゼオクロノドンには、腐ってもクジラの仲間であり、もしかしたら白鯨やガマクジラたちのご先祖様で、グレートオールドワンやサメクジラよりも貴重な存在であるゼオクロノドンは殺そうとしている・・・ハッキリ言って身勝手では(・・・・・)なかろうか(・・・・・)?

 

しかし、

 

「う、うるさい!アレは他のクジラの怪物と違って、アレは(・・・)モンスター(・・・・)なんだ(・・・)!アレはさっさと殺さないと危険なんだ!このまま放置すれば、いずれ我が国にも(・・・・・)被害が出かねん!!

それに、そんなこと言うなら、お前らの国はクジラを殺すクセに、何故あのモンスターだけは生け捕りにしようとするんだ!?別に殺してからでも研究なりなんなり出来るだろう!!?」

 

「うっ・・・ゼ、ゼオクロノドンは相当な希少生物です!もしかしたらもう他に生きている個体がいないかもしれないんです。だから生け捕りに―――」

 

「フンッ!何だその言い訳は!?数が少なかったら保護して、数が多かったら殺して喰うのか!?なんだその身勝手な言い訳は!?我々の事を言える立場じゃないだろう!!?」

 

「そ、そうは言いますが、我々の国は捕らえたクジラを余すこと無く活用するんですよ!クジラから脂だけ取って、後は捨ててきたようなそちらの国とは違うんですよ!!」

 

「オイ!ミスター・ヤマダ!何をそんな大昔のことを引き合いに出しているんだ!?そんな大昔のことで我々の揚げ足を取ろうなど・・・片腹痛いぞ!!」

 

「・・・お言葉ですが大統領。これは紛れもない事実です。『昔はそうだったけど今はやってない』『昔と違って反省したからもういいんだ』なんて言い訳、我々からすればなおさら片腹痛いですよ?」

 

「な、何だと!?」

 

「何ですかぁ!?」

 

尚も言い争う大統領とヤマダ。

 

そんな二人の言い争いは実に醜く、互いの国の揚げ足を取るような事ばかり言っていた―――どちらも正しく、どちらも間違っているような、突き詰めれば「身勝手でしかない」事ばかり言い合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

激しく言い争い、最終的には取っ組み合いまで行っていた大統領とヤマダ。

 

そんな二人はつい夢中になってしまったために気がつけなかった。

 

まだ昼間なのに辺りが暗くなったことに。

 

先程から定期的な、規則的な地響きがしていたことに。

 

しかも、その規則的な地響きが大統領とヤマダがいる白い建物(ハウス)近付いて(・・・・)来ている(・・・・)事に。

 

結果、

 

―――クゥオオオオオォォォン・・・クォオオオオオォォォォン・・・―――

 

「「へっ?あっ―――」」

 

―――クゥオオオオオォォォン・・・クォオオオオオォォォォン・・・―――

 

―――ドォオオオォォン!!―――

 

不意に聞こえた、歌うような不思議な鳴き声―――大都市を蹂躙した後、今度は大国に現れたゼオクロノドン、が言い合いに霧中で逃げ遅れた大統領とヤマダを建物ごとまとめて踏み潰した

 

―――クゥオオオオオォォォン・・・クォオオオオオォォォォン・・・―――

 

大統領とヤマダを、彼らがいた建物ごと踏み潰したゼオクロノドンはその後も進撃を続け、大国を蹂躙した後、あらゆる国や島に現れては全てを蹂躙したという・・・

 

もし、あの時、大統領の言う通りにさっさとゼオクロノドンを攻撃していればこんな被害は出なかったかも知れない。

 

だが、仮にゼロクロノドンを倒せたとしても、"同族"にして"ご先祖様"を殺された・・・白鯨やグレートオールドワン、あるいはガマクジラやサメクジラが人類に牙を剥かない保証はどこにもない。

 

 

「クジラはインテリジェンスで、高等な生き物だ。それを殺すなんてもってのほかだ!!それに、数が増えたら捕って喰って、数が減ったら保護するなんて身勝手の極みだぞ!!」

 

「我々の国は捕らえたクジラを余すこと無く活用するんですよ!クジラから脂だけ取って、後は捨ててきたようなそちらの国とは違うんですよ!!」

 

そして、何よりも―――

 

クジラに人間の言葉が通じているのか?

 

クジラの鳴き声の意味が人間に分かるのか?

 

というか・・・

 

「クジラがインテリジェンスだから殺すのはダメ」

 

だとか、

 

「クジラを余すこと無く活用している」

 

だとか、

 

それらは所詮、人間の自分勝手でしかないのだ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、クジラからすれば

 

「人間の言い分とか知ったこっちゃねぇよ」

 

「殺されそうになったら逃げるし、捕まったら諦めるよ」

 

だと思う。きっと。

 

 

 

 

 

 

だが、これだけは言える。

 

デカくて、強くて、賢いクジラが、人間など一撃で殺せるようなクジラが人知超えた「巨影」となったとき、人類に打つ手はない。絶対に。

 

―――クゥオオオオオォォォン・・・クォオオオオオォォォォン・・・―――

 

そうなったら・・・

 

貴方はクジラの巨影に立ち向かいますか?

 

貴方はクジラの巨影から逃げますか?

 

それとも―――クジラの巨影と共存共栄しますか・・・というか、出来るのでしょうかねぇ?

 

少なくとも同族で(一応は)言葉も通じるのに・・・

 

下らない理由で―

 

イラッとしたから

 

肌の色が違うから

 

宗教違うから

 

自分たちがエラいと思ってるから

 

といった理由で同族(・・)を、ただ単に殺す―――「人間」という動物が、言葉も通じなければ、種族も違うクジラと、あるいはクジラの巨影と共存共栄など出来るのでしょうかねぇ?

 

 




如何でしたか?

今回は話題沸騰中の「捕鯨」に絡んでクジラの巨影をたくさん出しました―――何体か怪獣じゃ無い、妖怪とか神話の怪物混じってますが・・・いいよね?

※見た目まんまクジラの「フライホエールジラーク」と「精神寄生獣 カオスジラーク」出さなかったのは、前者はあまりにクジラまんまで、後者は・・・いくら何でもクジラじゃなさ過ぎるので=「極端すぎる」から出してません。

で、今回の一番のテーマというかコンセプトは

「反捕鯨国の皆さんは、どうみてもクジラに見えないのに歴としたクジラの怪物が現れたらどうするんだろうね?」

という純粋な疑問で「どうみてもクジラに見えないのに歴としたクジラの怪物」ことゼオクロノドンが一番最後に出ました・・・アレ、どうみてもクジラじゃないし(でもクジラ)。
※カオスジラークはゼオクロノドン以上にクジラに見えないし、アレは・・・間違いなくぶっ殺されるでしょうから。



思うんですが・・・反捕鯨国のメチャクチャな言い訳もアレですが、日本とかのクジラ食う国もアレやコレやそういう国に"ワザワザ"反論してますが・・・

「そんなの、全て人間基準でクジラからすれば『知った事じゃない』だよな」

と思います。

というか

「他国の文化にケチ付けるなよ。オタクの国に迷惑かけてねぇじゃん」

で片付くんだよねぇ・・・

・・・問題なのはワザワザ余所の国にあーだこーだ言って、余所の国にワザワザ来て、妨害したり傷害事件を起こすテ〇リストの方々が問題なんですよ。

というか「クジラはインテリジェンスだから殺すな~」って言いますが・・反捕鯨主義の多い欧米の方々がガムをクチャクチャ噛みながら銃で撃ち殺す(超偏見!!)「人間」はインテリジェンスじゃないんかい・・・

同じ種族、同じ生き物なのに理解し合えない人間が、種族も違えば言葉も"全く"通じないクジラ相手に・・・理解し合えるんですかね?

「あなたの場合、本当にクジラと理解し合えると思ってるんですか?」(『ガメラ3』でニュースの下りで出て来たコメンテーターのオバサン風に)


ちなみに、冒頭の「ダブルネーミング回」の下りは

ほえる→ホエール(whale)=「クジラ」



「吠える」(作中でもクジラの巨影はよく吠え、そして"クジラの本音"も言わせましたし)

をかけたダブルネーミング・・・ダジャレだよ、(割と)マジメな話なのに。

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