それでは今回もどうか宜しくお願いします
PS 海鳴チャンネルは現在執筆中です、完成次第投稿しますので少し遅れます
尚今回は「IS」「バカテス」「お姫様」「EXS」「番外編2つ」の計6個の更新です。時間があれば他のもみていただけると嬉しいです
第12話
「龍花。お久しぶりです」
「よう、嬢ちゃん元気か?」
「はい! バゼットさん」
何時ものビッとしたスーツ姿のバゼットさんとアロハシャツのランサーさんにぺこりと頭を下げる
「ではまずは材料の選び方を教えてくれるんですよね?」
小さなメモ帳を見せてくれるバゼットさんに
「その、私のお友達の人も一緒に料理を教えて欲しいそうでして。その人達も一緒なんですけど良いですか?」
「構いませんよ? 私の家でも良いですし、なんだったらオーナーに頼んで店で料理をしても良いと思いますし」
そう笑うバゼットさんに
「えーと凛さんか、アルトリアさんの家でやろうって思ってます。とりあえず皆来てから話しましょう」
「そうですね。龍花、こちらへ日陰のほうが良いでしょう? それにがらの悪いのが来ても私とランサーが居るので心配ないですよ」
「おう、なんも心配しなくて良いぜ」
そう言って日陰を譲ってくれるバゼットさんとにっと笑うランサーさんにお礼を言ってから私はその場所に移動した
「龍花はどこかしらね?」
「スーツの女の人が目印だそうですけど」
「あ、いましたよ。姉さん、セイバーさん」
桜の指差したほうを見ると紫のスーツの麗人の後ろで日傘を差している龍花を見つけた
「龍花ーッ!!」
私が手を振ると私達を見つけたのか手を振り返す龍花の所に向かうと
「ん、嬢ちゃん。ジュースだ」
「ありがとうございます、ランサーさん」
アロハシャツの男性からジュースを受け取っている龍花はにこりと笑いながら
「こちら、バゼット・フラガ・マクレッツさんと、ランサーさんです、2人ともとても良い人なんですよ」
にこにこと笑う龍花を見ながら
「遠坂凛です、こっちは妹の桜とクラスメイトのセイバー。よろしくお願いします」
年上そうなので敬語で言うと
「こちらこそよろしくお願いします」
「うーす」
「じゃあ、行きましょうか」
龍花がよいしょっと言いながら立ち上がり。
「じゃあまずは材料を買いに行きましょうか」
「ええ、そうですね。その為にランサーを連れて来たのですから」
「俺荷物持ちかよ、バゼット」
「何か文句でも?」
「ねえよ。うっしじゃあ行こうぜ」
ランサーさんとバゼットさんに先導されて私達は歩き出した
「リューカ、あの人たちとはどこで知り合ったのですか?」
私が気になっていた事をセイバーが尋ねると龍花はにこにこ笑いながら
「ランサーさんは私が迷子になってる時に助けてくれて、バゼットさんはアインスの働いてる店の人ですよ」
迷子って……16歳でそれは無いだろうと思ったが
「きゃうっ!?」
「危ない」
何も無いところでバランスを崩して転びかける龍花を見るとあるかもしれないと思った
「で、何の作り方を教えてくれるのですか? 龍花」
「はい! 肉じゃがと卵焼きです」
和風なメニューだなと私が思っていると龍花は
「美味しい煮物は良いお嫁さんの条件だと聞いた事があるんで。煮物が1番得意なんですよ私」
何時の時代の条件だ……と思いはしたが
(そう言えばあの時の龍花のお弁当の煮物は凄く美味しかった)
私も料理はするが、それよりもはるかに美味しいあの煮物の作り方は是非とも知りたい
「それじゃあ、ちゃっちゃっと買い物して行きましょう」
にこにこ笑う龍花に頷き私達はスーパーに向かった
「じゃがいもと糸こんにゃくに人参、さやえんどうに玉葱」
籠にぽいぽい材料をほり込んでいく龍花、しかしその目利きは確かで良い物を選んでいるのが良く判る
「ランサーさんはお肉ってやっぱ牛の方が良いですか?」
「豚よりかは牛のほうが良いわな。美味いし」
そうですかーと言いながら細切れの牛のスライスを籠に入れた龍花は
「これで材料はOKですね。後はみりんとお酒とお砂糖と」
調味料を選ぶ龍花の手並みは慣れたものでぱっぱっと選んで籠に入れていく
「これでOKです!」
「うし、じゃあ払ってくるからよ。外で待っててくれ。バゼット、財布」
「はい」
バゼットさんから財布を受け取りレジに歩いて行くランサーさんを店の外で待つ
「ほい」
ランサーさんが来てスーパーの袋からアイスを全員分取り出し手渡してくる
「暑いからよ。アイスは美味いぜ」
「気がキクじゃないですかランサー」
「だろ? ほれバゼットの分」
「ありがとう」
仲の良いカップルなんだな……ランサーさんとバゼットさん。そんな事を考えながら私達はセイバーの家に向かった
「「ずーん」」
「バゼットさん! アルトリアさん! くじけないで下さい!!」
アルトリアさんの家で早速玉子焼きから作り始めたのですが、バゼットさんとアルトリアさんが作り出したのは前回と同じく真っ黒こげの物体だった
「下手ね。セイバー」
「そうですね」
ちょっと焦がした玉子焼きを皿に乗っけた凛さんと桜さんは私の作った見本の玉子焼きを見て
「あーやっぱ焦げてるわね。龍花のと比べると」
「ですね」
「それくらいは良いんじゃないですかね? 美味しそうですよ」
少し切って凛さんのを食べてみる
「うーん。ちょっとしょっぱいですかね。おかずにはちょうど良いと思いますけど。もうちょっと出汁と醤油で味付けしたらどうでしょう? それで桜さんのは甘すぎです、お砂糖減らしたほうが良いですよ。私は好きですけどね」
そう言いながらバゼットさんとアルトリアさんに
「最初から玉子焼きはハードルが高すぎたかもしれません。じゃあ簡単に出来る丼物にしましょう。えーとまずボウルに卵を割ってください」
「こうですね」
「あっ……」
アルトリアさんは綺麗に割れたがバゼットさんは殻が入ってしまった
「箸で取り除けば大丈夫ですよ。でこれに出汁の元と醤油かごま油を入れて……油を引いたフライパンの上に溶かしいれて。掻き混ぜながら炒める」
箸でかき回しながら半熟のタイミングで火を止めて
「これをご飯に乗せて刻み海苔と醤油をかければ、簡単で美味しい卵丼の完成です」
簡単で早くて美味しい卵丼ならきっと2人でも……
「「固焼きになってしまいました」」
「……半熟じゃなくても美味しいですよ」
初心者に半熟は難しかったのかもしれない
「じゃあ。えーと次は肉じゃがですね、作ってみるんでメモとかお願いしますね」
玉葱を大きめに切って、人参は皮を向いてから一口大にあとはじゃがいも、人参と同じ様に皮を向いて一口大に切る
「これ人参とジャガイモの皮を向くときはアルトリアさんとバゼットさんはピーラー使ったほうが良いと思いますよ」
で切った野菜とお肉を圧力鍋で炒めて……玉葱が透き通ってきたら具材がつかる程度に水を入れて
「ここに糸こんにゃくと出汁とみりん、お酒と醤油を入れて煮詰めます。圧力鍋なら火が通るのも早いですし野菜も柔らかくなるんでオススメです」
圧力鍋は良いに物を作るのには本当に役に立ちますね
「出来た♪」
15分経った所で火を止めて暫く蒸らせば
「完成です」
小さな取り皿にジャガイモを取って味見してみる
「あつ……うん。おいしーです♪」
ちゃんと味も染みてるし良い感じに出来た
「これで完成です、じゃあ皆で食べて見ましょうね」
皆でこういう風に集まって料理会とかしたこと無かったけどこれは凄く楽しい。また今度集まってやってみたいなと私は思った
「リューカ、今日はどうもありがとうございました」
「いえいえ、とっても楽しかったですよ」
料理会の後は凛や桜と共に勉強会となった。驚きだったのはリューカが思っていたより凄く頭が良かった事だ
「ふわああ……あー良く寝た」
ランサーは大きく欠伸をしながらバゼットに
「明日も折角の休みだ、夜釣りに行くんだが、バゼットもどうだ?」
「そうですね、偶には付き合いますか」
そう笑うランサーとバゼットはまた今度と言って笑って2人で腕を組んで歩いて行った。それを見送りながら
「では、リューカは私が送りましょう」
「良いですよ、アルトリアさん」
「いえいえ、そうは行きません。家までお送りしますよ」
凛と桜はリューカの家から逆方向だから家まで送れるのは私だけだ
「でも悪いですよ」
「構いません、それにヴィータやシグナムに頼まれていますから」
リューカと料理をするのは構わないが、1人で帰すなと念を押されていた
「そうですか、もうお兄ちゃん達ったら」
呆れたようにでも嬉しそうに笑うリューカに
「お手を」
「すいません」
ぺこりと頭を下げるリューカの手を引いて私はリューカの家へと向かって歩き出した
「そういえば、リューカ。来週の土曜日に剣道部の試合があるんですよ?」
「え? そうなんですか? シグ兄はそんな事言って無かったですよ?」
「ふふふ。見に来られると恥かしいから言わなかったのでしょう。だけど見に来てあげてください。モードレッドを迎えに出すので」
モードレッドは補欠で試合には出ないからリューカを迎えに行ってもらおう
「態々ありがとうございます。お礼にお弁当でも作っていきますね」
「それは楽しみだ。私も頑張るので応援を宜しくお願いしますね。」
「はい! 頑張ってくださいね」
にこにこと笑うリューカを家の前まで送り
「それではまた学校で」
「はい、それではまた学校で」
くるりと背を向けて帰ろうとしたアルトリアさんは
「そうだ、試合を見に来る事は言わないほうが良いですよ? シグナムが嫌がりますからね」
「くす、はい判りました。それじゃあ、今日はありがとうございました。楽しかったです」
にこりと笑うリューカに笑みを返し私は家へと戻っていった……
第13話に続く
次回はそうですねーマーボ神父とエンカウントとかギルさんとかとあわせてみると面白いかもしれないですね。
またはTS化してるスバルとかと街でバッタリと言うのも良さそうですね。それでは次回の更新もどうか宜しくお願いします