海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回は体育大会の話となりますが、正直上手く表現できるかは凄く不安ですが、頑張っていこうと思い増すのでどうか宜しくお願いします

なおバレンタインの番外編も投稿していますので、どうかそちらも感想をもらえると嬉しいです


第24話

 

 

第24話

 

よく晴れた土曜日。体育大会の日にはうってつけと言えるだろう。

 

八神生徒会長の宣誓を聞きながら

 

(あれって結構恥ずかしいよな)

 

指令台の上で涼しい顔をして宣誓を行っているが、絶対恥ずかしいに違いない。俺がそんな事を考えている内に宣誓が終わり

 

『生徒の皆様は控え席に戻ってください』

 

教師の指示に従い控え席に戻るのだが

 

「あっ。おかえりなさい。皆さん」

 

「おかえりー」

 

リューカとヨーカがひらひらと手を振りながら出迎えてくる。

 

ブルーシートにビーチパラソル……そして飲み物の入ったクーラーボックス。

 

これ以上に無いってくらい準備万端だ。 身体の弱い2人に対する。学校側の対応が凄いことになっている……

 

そのことに半分呆れ。半分くらいはこれで良いのかも? と思いながら椅子の下から体育大会のプログラムを取り出し確認する

 

 

体育大会プログラム

 

開会式

 

100M走

100Mハードル走

障害物競走

二人三脚

1500M走

綱引き

200M走

球転がし

部対抗リレー

 

昼休み

 

応援合戦

借り物競争(?)

球入れ

大縄跳び

騎馬戦

クラス対抗リレー

 

閉会式

 

となっており。借り物競争の発案者が保険医の「カレン先生」であるのが全員の不信感を煽っている。一言で言えばドSのカレン先生が考えた競技というだけで何があるのかと考えてしまう。しかも自分が出場選手なら尚のこと。

だが今はそんな事を考えている場合ではない……

 

(いきなりだから準備しないとな)

 

生徒数が多いので第1と第2グランドでわかれて、競技をするのだが、俺は第1グランドで、1番最初の競技で、1番最初のレースの1番である……そのことに若干気落ちしていると

 

『第一競技に参加する1学年と2学年の1組.・2組は第一グランドへ。2学年の3組・4組と3学年は第二グランドに移動してください』

 

そのアナウンスを聞いて。椅子から立ち上がり移動の準備をしていると

 

「皆さん。頑張ってくださいね! 応援してます」

 

「応援してるから頑張ってねー。王花ちゃん」

 

にこやかに手を振りながら。リューカとヨーカは声を揃えて

 

 

「「いってらっしゃい。頑張ってきてくださいね♪」」

 

これで1組の何人かの謎のスイッチが入ったのは言うまでもない……

 

『気合・熱血・必中・ひらめき・集中・幸運・不屈・加速が1組全員に掛かりました』

 

 

 

 

「なぁ? 1年1組凄くね? 全員1位か2位だぞ?」

 

ぶっちぎりでゴールしていく。1組の生徒を見ながら隣の士郎に言うと

 

「多分あれだ。あれ見てみろよ。ヴィータ」

 

「あん?」

 

士郎の指差した方向を見ると

 

「頑張ってくださいねー王花ちゃん!!」

 

「王花ちゃん。すごいー♪」

 

2大妖精がにこやかに応援していた……と言うか。龍花と陽花だ……しかも応援のおかげか加速力がとんでもないことになってる。

 

「は、はえええ!? なんだよ!? 俺女子に負けるのかー!?」

 

「くううッ……待ちなさい。オーカーッ!!!」

 

「俺別に居なくて良くね? 八神過ぎだよ」

 

セインが王花に追い抜かれ。それを追走するイリヤとその遥か後方で絶望している。男子……なんか凄い事になってる

 

「……龍花パワーって凄いな」

 

「だな。我が妹ながら怖ろしいことだ」

 

いろんな意味で龍花の恐ろしさを改めて実感していると

 

「おっ。ヴィータ。お前の番だぞ」

 

「そうか。じゃあ行ってくる」

 

士郎に言われて。スタート位置に並びながら。一緒に走る面子を確認する

 

(2組と3組は陸上部だな。4組は……誰だっけ?)

 

見覚えがあるような気もするが……ま、いっか。

 

『それでは位置について……』

 

遊びの体育大会で本気を出すのもなんだしな。軽く流すと……

 

「ヴィータ兄! 頑張れーッ!!!」

 

「!?」

 

 

 

『気迫・魂・覚醒・直感・直撃・加速・幸運がヴィータに掛かりました』

 

 

 

 

 

 

「ヴィータ兄。速いねー」

 

「そうだね~」

 

2年生の100M走を見てたんだけど。ヴィータ兄が物凄く速いです、やっぱり野球部だからかなー(100%違います)

 

「きっと野球部でずっと走ってるからだね」

 

「うん。きっとそうだね」

 

1組の全員が違うとは思ったが……

 

「凄いねー」

 

「本当だねー」

 

ぽわぽわと笑っている龍花と陽花にそんな事をいえる勇者は存在しなかった。可愛いというのはそれだけで強力な力と化していた

 

「ふー我はやったぞ。龍花・陽花。1位だ」

 

タオルで汗をぬぐいながら、戻ってくる王花ちゃんに

 

「お疲れ様♪ お水入れるね」

 

教師の皆様(佐々木先生や英語のメディア先生が用意してくれたんですが、メディア先生だけは去り際に

 

(こ、今度可愛い服着てみないかしら?)

 

とか熱心に言ってくれた。凛さんにも言われたけど。やっぱり私ってもう少しお洒落に気をつけたほうが良いのかもしれない

 

「どうぞ。王花ちゃん」

 

「うむ。ありがとう」

 

王花ちゃんに水の紙コップを渡していると

 

『5分後に100Mハードル走を始めます。出場選手の方は入場門にお集まり下さい』

 

のアナウンスが響き、1組の出場選手の皆が移動を始める。その中で

 

「あっ。スバルさん。セッテさん」

 

前に1度私を助けてくれた。とっても良い人の2人を見つけ、立ち上がって2人の傍まで行って

 

「頑張ってくださいね!」

 

「え。ああ……まぁやれるだけやってくる」

 

「……」

 

スバルさんは返事をしてくれたんですが、セッテさんは明後日の方向を見ながらそのまま歩いていってしまいました……

 

「ねえ。陽花ちゃん、私ってセッテさんに嫌われてるのかな?」

 

「んーセッテはね~ちょっと意地っ張りなだけだよ~本当はきっと優しいから大丈夫だよ」

 

そうなのかな。何か嫌われてるような気がするんだけどなー。目とか見てくれないし……

 

「うーん……どうなのかな?」

 

どうしてもそこが気になってしまう。どうすれば良いのか考えて……

 

「そうだ。直接聞いてみれば良いかな?」

 

「何て聞くの~?」

 

「私のこと嫌いですかって」

 

龍花の思考回路は超直球だった。龍花と陽花の話を聞いていた。1組の生徒は

 

(誰か止めろよ!)

 

(無理に決まってるでしょ!? 自分で止めなさいよ!)

 

龍花の行動を止めないとセッテが不味い事になる。意識してしまってるからこそ素っ気無い態度を取っているのに、その本人にそんな事を言われたらどうなるかも想像もしたくない

 

「帰ってきたら聞こうかな?」

 

「それがいいかもね~」

 

だがこの2大天然に言葉で説明するのは難しい……にこにこと笑い合う龍花と陽花に

 

「龍花よ。そこまで気にすることも無いだろう。それよりも日陰で休んでいろ」

 

「あ……うん。そーだね、休んでるよ」

 

ちょこんとブルーシートに座り込む。龍花と陽花の前でふっと笑う王花。

 

幼馴染かつお姉さんのスキルを持つ王花であった……

 

尚そんな話をしている間に。スバルとセッテは1・2で他のクラスの生徒を圧倒するタイムでゴールしていたりする……

 

さてそんなこんなで進んでいく、体育大会は一部がとんでもない能力を発揮するという。状況があちこちで発生していた

 

 

障害物競走

 

名も無きモブキャラの文化部でさえ、運動部とタメを張れる位にパワーアップし。普段なら最下位の筈が2位や3位に食い込み

 

 

二人三脚

 

「ティアナさん。スバルさん。頑張ってくださいね♪」

 

「おう。行って来る」

 

「まぁ。高校までずっと同じクラスだ、他のクラスのコンビよりかは余程速いだろう」

 

キラキラとした龍花の目を見ないで。そういって移動していく。スバルとティアナはと言うと

 

((なんか……凄い気まずい))

 

1組を羨ましいと見ている。他のクラスの視線にそんな事を考えながらも、2位以降を圧倒的に引き離しゴール

 

「凄いですね♪ 格好良かったですよ」

 

龍花のその言葉と同時に。突き刺さるような視線を感じ。怯えながら1組の控え室にと戻ってきた。なお視線の主は

 

 

 

生徒会長・エース・主将・金ぴか・過保護な従姉妹の皆様であるのは、言うまでもないことだろう……

 

 

1500M走

 

「あっ。おにーちゃんとギー君だ! 2人とも頑張れーッ!!!」

 

1年生の控え室から名指しで応援された。はやてとギルガメッシュはこのとき同じ事を考えていた

 

((こいつより絶対速くゴールしてやる))

 

自分以外に龍花の声援がある事が気に食わず。並々ならぬ闘志を燃やし……競技に臨んだ2人のタイムは

 

八神はやて 3分45秒

 

ギルガメッシュ 3分47秒 

 

高校生の平均を遥かに上回る好タイムだったのだが……

 

「私の勝ちだな。金ぴか」

 

「ぐぬぬ……認めん。我は認めんぞ! 貴様に劣るなんて!!」

 

2秒差で敗れたギルガメッシュが本当に悔しそうにしていたりした……

 

なお他の3年生は4分や5分と平均的なタイムだった……

 

 

綱引き

 

「んー綱引きかー。まぁ何とかなるか?」

 

「大丈夫だろ? 楽勝だって」

 

2年生の綱引きで士郎とヴィータ。他7名に

 

「ヴィータ兄とシロ君。それと2年生の皆さん頑張ってくださいねー」

 

「シローガンバレー♪ ヴィータもー」

 

2大妖精は手製の旗をピコピコと振りながら応援していた。そのせいで……

 

(良いなー。お前ら名指しかよ)

 

(お兄ちゃんっ子って超可愛いよなー)

 

(シスコン♪)

 

他の男子からにやにやとしながら、からかわれ。気の短いヴィータは

 

(こいつら殴り殺してやろうか)

 

と怒り心頭の表情をしており。士郎は

 

(まぁ。応援してもらえるのは良いよな)

 

のんびりとそんな事を考えていたのだが……

 

「「「……」」」

 

刺す様な3つの気配を感じた。その視線はこう語っていた

 

(((ロリコンは殺す)))

 

見た目が中学生な龍花に靡くようならば殺す……混じりけの無い恐怖を前に

 

(なんで……こんな目に)

 

泣きそうになりながら綱を手にした……

 

 

尚結果は言うまでもなく。ヴィータ達のグループが全勝であった……

 

 

200M走

 

200M走は各学年による対抗戦なのだが……

 

「なぁ? なんかあのレースだけ凄い殺伐としてないか?」

 

「バッカ、お前……あの面子見てみろよ」

 

3年生 はやて&直哉

 

2年生 シグナム&ノーヴェ

 

1年生 モードレッド&セイン

 

「有名所だよな? 生徒会長に剣道部主将に1年の期待の星。あとはスカリエッティ兄弟だろ?」

 

「ちげーし。あの人らの半分は……」

 

「おにーちゃん。シグ兄。直哉さん頑張ってくださいねー」

 

龍花の声援に目に見えてやる気を見せる。はやて達……

 

「シスコンなんだよ」

 

「……マジかよ」

 

カッコイイ先輩から。ちょっとシスコンの入った危ない人にと、普通なら変化するのだが……

 

「でもあの子。超可愛い……お嬢様って感じが凄く良い」

 

「だよな。あんな可愛い子に応援されてーな」

 

そう呟きながら龍花を見ていると。龍花はその視線に気付いたのか。2人の方を見て

 

「にこ」

 

軽く微笑みながら手を振った……

 

「「……」」

 

それは確実にその2人の生徒の心を打ちぬいた……魔性EXにてどんどん男子女子問わず落としていく龍花であった……

 

 

部対抗リレー(男女混合)

 

 

「そーいや。お前とガチで勝負するの初めてかもな」

 

「そうだな。そうなるか」

 

ぐいぐいっと準備運動している。ヴィータとシグナムの隣で

 

「よっと……」

 

「何でお前が弓道部のトコにいるんだよ。士郎」

 

「ん? 慎二がな。足首捻ったらしくて臨時だ」

 

へーと話している3人の隣に

 

「やれやれ。男装してても僕は女の子なのに」

 

「エルキドゥ。なんでここに?」

 

帰宅部のエルキドゥが突然並んだことに驚きながら。士郎が尋ねると

 

「臨時だよ。女子陸上部の選手がちょっとね」

 

言いにくそうにいうエルキドゥにヴィータが

 

「なんだ? 何があったんだ?」

 

「……リューカに微笑まれて。何か色々と価値観が壊れそうで怖いんだって。で棄権したんだ」

 

……

 

嫌な沈黙がスタート位置を包み込む

 

「ま……まぁそのあれだ、 うん」

 

「なんだヴィータ言いたいことがあるなら言え」

 

「言って良いのか?」

 

「「「駄目だな」」」

 

とりあえず百合っぽいのが龍花に近付くのを止めようと。この4人は決意した

 

「それでは位置について」

 

その合図でスタートを切る準備をした4人に

 

「よーい。ドンッ!!」

 

パンッ!!

 

という合図と同時に走り出した瞬間

 

「ヴィータ兄。シグ兄。シロ君。エンちゃん! 頑張れーッ!!!」

 

 

 

「は。はえええ!? えええ!? どうやって受け取ればいいんだよ!!」

 

「くそ! シグナム先輩の目が怖い!? 何で俺は第二走者なんだ!!」

 

「先輩必死ですね。 負けたくないのか……それとも八神さんの応援? うふ。フフフフフ……」

 

「エルキドゥ様♪」

 

第二走者の皆様は色んな意味で葛藤していた。

 

鬼気迫る表情で走ってくる。ヴィータとシグナムに怯える。セインとモードレッド

 

士郎が張り切っている理由を考え。黒くなってる桜

 

そして第4走者は……語るまでも無く変態だった……

 

 

 

 

 

「速いと言いたいが。まだまだだな」

 

「来ましたか……まぁまぁですね」

 

「遅いな。間桐……胸が重いのか?」

 

「おー来たっすねえ! さー頑張るぞー!!」

 

 

 

アンカーの皆様がたは比較的まともだった……

 

「アルトリアさん! 頑張ってくださいねー!」

 

名指しで応援されたセイバーは……

 

「ここで1位でゴールしてこそですね!」

 

とやる気を見せていた……

 

部対抗リレーを見ていた。エリスは

 

「この学校。まともな人……いないの?」

 

 

 

その呟きは誰にも聞かれること無く。宙にと消えていった……

 

 

第25話に続く

 

 




む。難しい!! これほど難しいと思う話はありませんでした。まだまだ修行が必要ですね。次回はお昼休みの話をしようと思います
それでは次回の更新もどうか宜しくお願いします
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