海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

3 / 104
第2話

 

 

第2話

 

「あの。はやておにーちゃん?もうそれ位で良いんじゃないのかな?」

 

「駄目だ。この馬鹿どもは1度徹底的に絞らないと」

 

おにーちゃんに抱き抱えられ家に帰った私が見たのは。何故か4方が完全に崩壊したレンジと粉みじんになったミキサーや泡を吐き出し続ける洗濯機ととんでもないものばかりだった

 

「ちょっと操作に失敗しただけで」

 

「ボタンを押し間違えたんだ」

 

「それでなんでこうなる!?機械音痴にも程があるぞ!どうするんだ今日の洗濯物は!」

 

それは問題ですね。洗濯物どうしましょう……

 

「金はある」

 

「そう言う事を言ってるんじゃない!馬鹿!」

 

真顔で金はあるというアインスの頭を叩くはやておにーちゃんを見ながら

 

「あ!おにーちゃん!これこれ!」

 

「ん?なんだ。どうした龍花」

 

今日のチラシに家電店の広告があった

 

「最新型の洗濯機が割引だって。これ買おうよ」

 

「む。確かに洗濯機は必要だしな……今から買いに行くか。アインス車を出してくれ。シャマルは私達が帰るまで正座」

 

「不公平だ」

 

「石畳を引いてやるからその上で正座するか?ああ、膝の上に重しを乗せるのも忘れはしないぞ?」

 

「正座してます。はい」

 

はやておにーちゃんが凄く怒ってます。今逆らえばきっと本気で石畳を持ってくるでしょう。しかし1つ疑問が

 

(どうして我が家に石畳なんかあるんでしょう?)

 

普通の家には無いと思うのだけど

 

「ほら龍花行くぞ」

 

「うん。シャマル頑張ってね?」

 

「何をどう頑張れと?」

 

うん。ごめん私も判んないよ……正座を頑張ってと言うのはおかしいよね?

 

「先に行って待っててくれ。私は制服から着替える必要がある」

 

「うん。判った」

 

私ははやておにーちゃんの言葉に頷き。日傘を持って外へ出た

 

「龍花。外は暑い早く乗れ」

 

「うん♪」

 

アインスが扉を開けてくれたので中に乗り込みおにーちゃんが来るのを待つ

 

「よっと。じゃあ行こうか。アインス安全運転で頼むぞ」

 

「了解した」

 

こうして私とおにーちゃん達は買い物に出掛けた

 

 

 

 

 

家電店で洗濯機を買い他に居る物は無いかと店内を見ていると

 

「ジー」

 

龍花が猫の目覚まし時計の前で止まりずっとそれを見ている

 

「欲しいのか?」

 

「ふえ?……うん。欲しい」

 

可愛らしいデフォルメされた猫の時計をひょいと持ち上げ買い物籠に入れる

 

「良いの!?」

 

「ああ。欲しいのなら買おうじゃないか」

 

それに猫の時計を凝視している龍花は可愛かったし

 

「うわあ!ありがとう!おにーちゃん!!」

 

ギュウウ

 

「!?!?」

 

よほど嬉しかったのか抱きついてきた龍花だが。私はそれ所ではなかった

 

(胸が!?胸が当たってる!?凄い柔らかい!じゃなくて!?)

 

龍花は背こそ低いが胸は大きいそれが抱きついてきた事で私の体当たっているのだ、物凄く柔らかく弾力のある女の子だけの物

 

(違う!?違うんだ!?私はそんな不順な目で龍花を見たことなんて……)

 

無いと即答できない!?何てことだ!?って言うかこのままだと不味い!?なんと言うか私の理性の鎖が完全に崩壊しそうだ

 

「何をしてるんだ?龍花」

 

「あ!アインス!!見てみて!!はやておにーちゃんが時計買ってくれるってほらこれ!!」

 

猫の時計をアインスを見せに行く龍花、危ない所だった理性が完全に飛ぶ2分前と言った所か

 

(大丈夫かはやて?)

 

龍花に聞こえないように小声で尋ねてくるアインスに

 

(大丈夫と言いたいが正直危ない所だった)

 

(無自覚かつ無防備な龍花は可愛らしくもありそして危険だ)

 

(全くだ)

 

嬉しければ抱きつく、何の警戒もせず薄着で歩き回る龍花は正直危険だ、主に私達男兄弟の理性を簡単に破壊しかねない。

 

(だがそれをすれば……)

 

(龍花は2度と私達に笑いかけてはくれんだろう)

 

龍花の信頼を裏切るわけには行かない。だから何があっても良い兄であれ、それが私達の中で取り決めされたルールだった

 

「可愛い時計♪本当にありがとう」

 

くるくると回る龍花は本当に嬉しそうで。私達が抱えている問題なんて全く気付いていないだろう……

 

「龍花。ついでに夕飯の材料も買っていこうか」

 

「そうだね。今日はーうーん何にしようかなー」

 

私の持っていた籠に時計を入れ、夕飯のメニューを考える龍花に

 

「人が多くなってきたはぐれるといけない。手を繋いでいこう」

 

「うん♪」

 

私の手を握る小さな手を離さないようにしっかりと握り。私達は夕食の買い物に向かった……のだが

 

「でも作っている時間はあるのか?」

 

「「あッ!」」

 

レンジが使えない、それに色々物を配置し直したりしないと行けない。それで考えると料理をしている時間はない

 

「仕方ない、今日は外食にするか?」

 

「そうだね。あんまり遅くなるとシグ兄達が可哀想だし」

 

「では一度シャマルを迎えにいって、その後にシグナム達を拾って外食に行こう」

 

アインスの言葉に頷き私達は夕食の買出しを諦め、車へと戻っていった

 

 

スパーンッ!!!

 

「うし!絶好調!!!」

 

「ヴィータ、最近気合入ってるなあ」

 

キャッチャーがボールを返しながらそう言う

 

「おうさ!最近良い事ばかりでな!!次フォーク行くぞ!!」

 

「はいはいッと!!!」

 

振りかぶり左のオーバーハンドから白球を投じる

 

ストンッ!!!

 

バシンッ!!

 

「ナイスボール!!」

 

「おう!お前も良い調子だなセイン」

 

「漸くエース様の変化球にも対応できるようになって来たしな」

 

俺とバッテリーを組む1年。セイン・スカリエッティ。身体こそ小柄だがその強肩とバッティグセンスで1年でありながら正捕手のポジションを勝ち取った奴だ

 

「抜かせ、まだスライダー取れねえ癖に」

 

「そう簡単に取れるかよ!!ストレートと同じスピードで曲がるんだぞ!それがどんだけ怖いか判ってるのか!?」

 

「知らねえ」

 

俺のストレートは140キロ台後半から150キロまで、制球は少しばかり雑いがそれを充分に補うだけの球威がある。それがどれだけの脅威かなんて投手に判るわけがない

 

「んじゃスライダー。行っとくか?」

 

「止めてくれ!打撲所じゃすまない!!!」

 

ちぇーこいつと組んでからスライダーなんてまともに投げてない。組み立てもストレートをメインにフォーク・カーブ中心だしいい加減スライダーも投げたいもんだ

 

「じゃあもう1回ストレートな」

 

「あいさー」

 

振りかぶりもうストレートを投げ込んだ所で

 

「全員集合!!!」

 

監督の号令がかかる

 

「今日の練習はここまで見たいだな」

 

「いこうぜ。監督に怒られる」

 

早足で監督のところへ行き。ぐだぐだと長い練習後の話を聞いて解散となった

 

「しかし。最近本当調子良いな、ヴィータ」

 

「ああん?またそれか?」

 

ユニフォームから制服に着替えながら言うと

 

「何か噂では毎日美味そうな弁当食ってるらしいし……」

 

噂になってるのかよ!?

 

「何時も楽しそうにしてるし……彼女でも出来たのかと。1年の間では噂になってる」

 

「マジ?」

 

「うん。おおマジ」

 

全然知らなかった。つうか俺が彼女って

 

「ありえねー」

 

「そうは皆思ってないみたいだけど?」

 

「はっ?」

 

辺りを見回すとどうも部活の皆が殺気立った目で俺を見ている

 

「ヴィータ、お前まさかファンクラブの子と良い感じになってるんじゃないだろうな?」

 

「お前は頭沸いてんのか!?俺にとってファンクラブなんて迷惑なだけなんだよ!!」

 

弁当だの手紙だの鬱陶しい事この上ない

 

「聞いたか皆?今の発言を」

 

「モテル人間と言うのは怖いな」

 

「全くだ。俺達なんてどれだけ活躍しようとお前のおまけなのに」

 

いかん……彼女居ない暦=年齢の奴らが暴走しかねん

 

「言っとくけど。俺は彼女が欲しい何てを思ったことはないし、欲しいとも思わない。俺は俺でやらなきゃいけないことがあるんだよ」

 

俺は龍花を護らないといけない。だからそんなくだらない物に興味はない

 

「んじゃな。また明日」

 

これ以上いらぬ詮索をされるのは好きではないしとっとと帰ろう

 

「む?ヴィータか」

 

「おう、シグナムも今帰りか?」

 

正門を出たところでバッタリシグナムにあう。どうせ帰るところは同じだし2人でゆっくり家へ向かい歩き出す

 

「なんかよーはた迷惑な話なんだが。俺に彼女が出来たとか噂になってるそうなんだ」

 

「奇遇だな。私にもだ」

 

……

 

「時期は龍花が私達に弁当を作ってくれた時期からだ」

 

「だよなー今まで昼は購買かコンビニの弁当だったしな」

 

龍花がコンビニの弁当なんて許すわけもない

 

「だが今更コンビニの弁当を食えるか?」

 

「無理だ」

 

龍花の弁当を食べた後にコンビニの弁当?ありえない

 

「まぁその噂はよりインパクトのある噂によって消されるだろう」

 

「なんだよ?インパクトのある噂って?」

 

俺がそう尋ねるとシグナムははっきりとした口調でこう言った

 

「八神ヴィータ達は重度のシスコンであると」

 

「お前もだろが!!!」

 

シスコンであることは認めよう。しかし俺だけと言うのは反論したい

 

「うむ。それは私も認めよう。私はシスコンであると……」

 

「もうちょっと言葉を濁せないのか?お前は?」

 

馬鹿正直すぎるシグナムに正直頭が痛い

 

「私は龍花に近付く男が嫌いだ」

 

「お前はもう少し自分の感情の隠し方を覚えたほうが良いんじゃないか?」

 

「ではヴィータ。お前に聞こう、仮にだ直哉やフェイトと龍花が付き合うと言ったらどうする?」

 

「直哉とフェイトをぶち殺す」

 

「そうだ、それが正解だ」

 

なんてこった。俺にはシグナムの理論を覆す事が出来ない!?俺もこいつと同じ考えだ!?

 

「だから私はきっと龍花が転入してきたら、シスコンを隠す事は無いと思っている」

 

「どうしてお前はそう俺の予想の斜め上を行くかな?」

 

こいつは本当に俺とかはやての予想を遥かに越えてる。超がつくド天然は正直厄介だ

 

ピロリン♪

 

「んお?メールだ」

 

メールの着信音がし携帯を取り出すと、それと同じくらいのタイミングでシグナムの携帯もなる

 

「同じタイミングと言うことは」

 

「まぁ龍花だよな」

 

メールの内容を確認する

 

『まだ部活中だったらごめんね?今日はアインスとシャマルが家具を色々壊しちゃったからご飯を作ってる余裕がないから、外食をするとはやておにーちゃんが言っています。アインスの車で途中まで迎えに行くので判り易い場所か、学校の正門で待っていてください 龍花』

 

「だとさ?っておい!なんだ!なぜ竹刀を構えているシグナム!!」

 

無言で竹刀を構えているシグナムは

 

「私は今日の龍花の作る夕食を楽しみにしていた。だからアインスとシャマルを殴る」

 

「馬鹿か!お前は!!」

 

こいつは本当に冷静な見た目と違って中身は殆ど暴走自動車だ!俺がシグナムの暴走を止めようとしていると

 

「みーつけた♪」

 

可愛らしい声と共にシグナムは目を見開き停止する。その理由は

 

「シグ兄とヴィータ兄。迎えに来たよ?」

 

ワンピース姿で後ろから抱きつかれたシグナムの背には恐らく、龍花の胸が当たっているそれの感触とかから逃れる為に思考を破棄したに違いない

 

「?ヴィータ兄。シグ兄がピクリとも動かないんだけど?」

 

「ちょっと離れてやれ、そうすれば再起動する」

 

今シグナムの中では天使(理性)と悪魔(野生)がハルマゲドンでも起こそうかと言う勢いで争っているに違いない。だから龍花が離れればその戦争は終結する筈。そしてそれに伴い理性も再起動するはず、だからそう言うと

 

「うん、判った」

 

龍花が離れて数秒後

 

「はっ!?」

 

シグナムの目に光が戻る。どうやら無事に再起動を果たしたようだ

 

「行こ♪もうちょっと先でアインスが待ってるから」

 

何でもないように俺とシグナムの手を握り引っ張るように歩く龍花。その手は15歳にしては小さく、力も弱い……でも確かにここにある

 

(これだよな……俺が護りたいと思うのは)

 

儚い雪の精の様な妹それを護る事が今俺がしなければならない事。だから彼女とかなんだに興味はない。俺は龍花を護るそれが今一番大事なこと。俺はそんな事を考えながら楽しそうに歩く龍花に手を引かれアインスの待つ車へと乗り込んだ

 

 

 

 

あ……ああ……やだ、やだ

 

どうして今更こんな夢を見るのだろう?今が楽しくて仕方ない筈なのに、どうしてこんな夢を見てしまうのだろう?誰も何もない暗闇の中で1人で居る夢。どこまで歩いてもどれだけ声を上げても誰も答えてくれない。この夢を見るたびに私は理解する。私は1人なのだと……優しいおにーちゃん達が居ても、私は結局孤独なのだと……この事実か

らは逃げられないと言われてる気がして悲しくて怖い……

 

「あ……ああ」

 

そしてこの夢を見たときは決まって大粒の涙を流して夜中に目を覚ます

 

「うう……ザッフィー。またあの夢見たよう」

 

私の10歳の誕生日にはやておにーちゃんが買ってくれた。青い大きな犬のぬいぐるみを抱きしめる。

 

「ううー今寝たらまたあの夢見る」

 

判っている。この夢を見たときは朝まで何度も同じ夢を見て、その度に涙を流して目を覚ます

 

「う……うー」

 

駄目だ、もう1人はやだ……私はベッドから身を起こしそのまま自分の部屋を後にした

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

「ん?誰だ?ヴィータかッとと!!」

 

予習をしていると誰かが扉を叩く音がする、ヴィータかシグナムが参考書でも借りに来たのかと思い扉を開けると。凄まじい勢いで小柄な影が抱きついてくる

 

「どうした?龍花」

 

小刻みに震えているその肩を見て。何かあったのだと思いそう尋ねると龍花は

 

「また……あの夢見た。独りぼっちの夢」

 

龍花が子供の頃から見る1人の夢。私は何度もその夢の内容を聞いていた

 

「大丈夫!龍花は1人じゃない。私も居るし、シグナムやヴィータも居る。龍花は1人じゃない」

 

小柄な龍花を抱きしめて言うと

 

「でも……怖い。1人はやだ……暗いのもやだよう」

 

「龍花……」

 

言葉だけなんかで龍花の恐怖が消えるわけがない。そんなの判りきってる筈なのに

 

「大丈夫。なっ?私がずっと隣に居るから、龍花が安心して眠れるまで」

 

「本当?」

 

顔をやっと上げた龍花に

 

「本当だ、嘘はつかないよ。部屋に戻ろう?」

 

「やだ。ここが良い」

 

む、むうう……私の部屋で寝る気か?じゃあ私はどこで寝ろと?

 

「駄目?」

 

涙目で上目遣いの女の子にこの状況で駄目と言えるのは。恐らく勇者か魔王だろう。残念ながら私はそのどちらでもない

 

「いいさ。ここで寝るといい」

 

「うん」

 

やっと離れた龍花の姿を良く見て、私は絶句した

 

(なななな!?なんて格好をしてるんだ!?)

 

上半身は私が昔着ていたYシャツを改造した物だけ。下は膝丈もないショートパンツといった露出度満点の格好をしていた

 

(これは不味い!色々と不味い!主に私の理性が!!)

 

龍花はとても可愛く魅力的な子だ。そんな子がこんな薄着で自分の部屋に居る……それだけで理性がヤバイ

 

「じゃあ。あの……おにーちゃん?」

 

「ああ、うん。寝つくくまで手を握って……」

 

もそもそと私のベッドに潜り込んだ龍花の手を握ってやろうとすると

 

「隣に居てくれるんだよね?」

 

ポンポン

 

自分の隣を叩く龍花……えっ?隣で寝転べと言うんですか?

 

「?」

 

不思議そうな顔をで私を見る龍花。どこかで開戦の合図となる法螺貝の音を聞いた気がした……

 

「むにゅ……むにゅ……」

 

「なんでどうしてこうなった……?」

 

現在の状況確認しよう

 

 

 

時刻は深夜1時30分

 

場所は私の部屋のベッド

 

隣には私の腕をがっちりとホールドし眠っている龍花

 

現在の私の心象風景 天使(理性)VS悪魔(野生)のハルマゲドン開戦中。戦況は5分5分と言ったところ

 

「なにがどうなったらこうな……「むにゅー」……☆↓↑■◇※ッ!?!?」

 

行き成り龍花の手が伸びて私の顔を自らの胸の谷間に抱きこむ。あまりの柔らかさとボリューム……

 

『いまだ!押し返せー!!!』

 

『怯むなー!!奴らを攻め込ませるなーッ!!!』

 

なんと言うことだ悪魔が優勢になっている!?くっ!手が動くうちに脱出を……

 

「ぐー」

 

「!?!?☆↓↑■◇ッ!?!?」

 

足で腕がホールドされた!?柔らかくまるでもぎたての果実のようなその白い太ももに右肘から下が完全に捕まった。そしてその瞬間。天使の軍勢が残り3割程度まで激減した。しかし頭を抱き抱えられてる為、自由に動かせるのは視線と左腕のみ。これでは脱出はかなり難しいそーと寝ている龍花を見る

 

「すう……すう……」

 

さっきまでの怯えた表情はそこに無く心底安心していると言う感じで穏やかな寝顔を見せている龍花。それは私を完全に信用し安心しきっているという証明で……

 

「私に出来るのはこれくらいか」

 

腕を伸ばし目覚まし時計を掴み取る

 

「理性がログアウトする前に」

 

その時計の角を思いっきり自らの頭に打ちつける

 

「ふぐう!?」

 

その痛みは私の意識を一瞬で刈り取るには充分な一撃となった……こ、これで良い……野生がログインする前に意識を絶つ。それがきっと正解なんだと思う……だが

 

(朝は朝で大変だと思うがな……)

 

龍花は悪夢を見た次の日は中々起きない。多分起きるのは私より遅い……そうなると私は起床と同時に再度、理性の崩壊と立ち向かわなければならないわけで……

 

(携帯を近くに置いておいてよかった……)

 

私はそんな事を考えながら意識を失った……

 

 

第3話に続く

 

 

 




龍花さんは寝相がとても悪いです。近くにある物を抱き寄せる。離れなれないように足ではホールドするなど。寝相は最悪です、つまりザッフィー(ぬいぐるみ)は龍花さんの抱き枕と言うことです。まぁ今回は、はやてさんが抱き枕となり理性の崩壊と戦っているようですけどね。次回は他のリリなののキャラとのエンカウトをやりたいと思っています。それでは次回の更新もどうか宜しくお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。