海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回は前回の続きで暴君黒セイバーの話です
それでは今回もどうかよろしくお願いします


第32話

 

 

第32話

 

暴君セイバー。なんと恐ろしいんだ、普段はモードレッドにしか向かない暴力が俺達にまで及んでいる

 

「ふむ……そうだな。では次はエルキドゥ」

 

ビクッとエルキドゥが肩を竦める。その視線の先では

 

「俺死にたい」

 

「俺もです、ヴィータさん」

 

無理やり着替えさせられたモードレッドとヴィータが体育座りで涙していた。龍花は反応に困る素振りを見せながらも、必死に頭を抱えている、何かフォローしようとしているのは判るが。龍花のフォローの成功率は4割だ、6割がたトラウマが加速する光景しか思い浮かばない

 

「女物の服を着ろ。このたけの短いスカートとノースリーブだ」

 

「断る」

 

セイバーの言葉に、即座に断ると言ったエルキドゥ……だがそれに対してセイバーの反応は酷く嬉しそうで

 

「ふむ。ならば私がが着替えさせてやろう。なに、同姓だ。何の問題もあるまい」

 

「なぁ!?」

 

エルキドゥの顔がぼっと赤くなる。当然だ、ここは俺含め。モードレッド・ヴィータ・シグナム・はやて・ギルガメッシュ。そして遠坂と龍花と明らかに男性の方が多い。いくら男装をしているからって女性としての恥じらいが無いわけではない。助けてくれと俺達を見るエルキドゥだが、俺含め全員が目を逸らした。今のセイバーはあまりに危険すぎる、下手に逆らえば命が無いと全員が悟ったいた。絶望したという顔のエルキドゥにセイバーが

 

「では。着替えと行こうか? エルキドゥ?」

 

「く、来る……ッきゃあああああッ!!!!」

 

初めて聞くエルキドゥの女性その物の悲鳴に、思わずそちらのほうを見ると

 

(おおっ!?)

 

透き通るような白い肌に絡む美しい緑色の髪。そしてその髪と同じ色の下着までを認識したところで

 

「見るなッ!!!」

 

遠坂の鋭い怒声と共に目の激痛が走る。神速のレベルにまで強化された目潰しだった

 

「ッぎゃああああああッ!!!」

 

余りの激痛に思わず目を押さえ転がりまわる俺に、遠坂は底冷えする声で

 

「つぎめを開けたら、コロス」

 

その余りに冷ややかな声に俺は両手で目を押さえたまま。エルキドゥが着替え終わるのを待った、なお後日、はやて達に何でそっちを見なかったのかと尋ねると。全員こう答えた「龍花意外興味ない」シスコンも大概にしろと俺は思った

 

「うむ。よく似合っているぞ」

 

「……む、無理やりむかれた」

 

うむうむと満足げに笑うセイバーとその足元で蹲る。エルキドゥ、普段見ないスカート姿は正直とてもよく似合っていて

 

(もっと普段から女物の服を着ればいいのに)

 

そうすれば、女子に告白されることもないだろうにと思っていると

 

「では次はシロウとリン。リンが男装、シロウが女装だ」

 

「なんでさ!?」

 

「嫌に決まって……「黙れ」ドスッ!!!……はい」

 

セイバーに逆らおうとした凛の頬を掠めナイフが壁に突き立つ。涙目の凜を見ながら、俺は

 

(人を呪わば穴二つってやつか……)

 

竹刀を手に持ちイイ顔で笑っているセイバーは

 

「女物の服の着替え方をシロウは知らんだろう。私が教えてやろう」

 

肉食獣その物の笑みを浮かべたセイバーは、そう言うと俺に飛び掛ってきた

 

「い、いやあああああああッ!!!!」

 

服を容赦なく剥がされながら俺は思わずそう叫んだ……

 

 

 

 

セイバーに脅され、嫌々男装に着替えて戻るとそこには

 

「ふっはははは!!! 似合わん! 似合わんぞシロウ!!!」

 

むちゃくちゃ上機嫌で笑うセイバーの足元で体育座りをした士郎が

 

「俺もうお婿にいけない……」

 

さめざめと泣いていた。恐らく無理やり着替えさせられたのだろう……

 

「セイバー着替えたけど?」

 

上機嫌なセイバーを見ながら言うとセイバーは私を見て

 

「ぺちゃんこだからそんなに変わらんな、面白みがない」

 

ビキッ!!!

 

あ、あの野郎……自分も似たような物なのに良くもそんなことが言えるな……

 

「まぁ良い。座れ」

 

あくまで威圧的な態度を取り続ける、セイバーにいらつきを感じながらもモードレッドの近くに座り

 

(ちょっとアレどういうことよ?)

 

普段も暴君といえば暴君だが、モードレッド以外には何の被害もないのに、今回は私達にも飛び火してる。その事が理解できずに尋ねると、女装姿のモードレッドは

 

(姉貴のアホ毛を掴むと性格が変わるんだ、色々とぶっ飛んだアレに)

 

(なにそれ!? セイバーは二重人格なの!?)

 

漫画やゲームじゃあるまいし、何その設定!? 

 

(で、元に戻るのか?)

 

女装ヴィータを慰めていたシグナムがモードレッドにそう尋ねるとモードレッドは

 

(時間が経てば戻ると思うんですが……どれくらい時間が経てば良いかなんて判りませんよ?)

 

ええー!! じゃあ元に戻るまで私達はセイバーのおもちゃって事!? どうしてこんな事になってしまったのだろう

 

「リューカ。これに着替えてみぬか?」

 

「……男の子の服ですか?」

 

!!!! 私達がひそひそ話している間にセイバーが龍花に男装を勧めてる!!

 

「きっと可愛いぞ? 着替えてみてはどうだ?」

 

「う、うーん……どうしようかな?」

 

セイバーの言葉は優しく声色をしていて、龍花が悩んでいるのが判る。と言うか

 

(なんで私達とは対応が違うのよ!?)

 

私や士郎は命令形なのに龍花に対しては、提案や諭すように喋りかけている。何でだろうと考え思いつくのは

 

(はやての暴走を押さる為よね?)

 

普段は冷静で通っているが、はやての本質は暴君だ。喧嘩も強くその気になれば1対20や30でも楽に叩きのめす。暴走させないために優しく接してる気がする

 

「うーん。でもきっと私には似合わないと思うので止めておきます」

 

龍花がそう笑いながら断ると。セイバーは

 

「そうか、残念だ。着替えてくれたらこれをやろうと思っていたのに」

 

やれやれと肩を竦めたセイバーの手の中にはデフォルメされた。可愛らしいライオンのぬいぐるみ。そしてそれを見た龍花の眼が物凄く輝き始める。

 

(龍花ってすっごいぬいぐるみ好きだったわよね?)

 

さっきチラッと龍花の部屋を見たが、ぬいぐるみがあちこちに置かれていた。取り分け大きい青い犬のぬいぐるみがお気に入りのようで、ベッドの上に置かれていた。そんな龍花が目を輝かしている、なんか不味い事になりそうな気が

 

「着替えます! 着替えるんでそれください!!!」

 

「うむ。よかろう、さ、これに着替えてくるのだ」

 

セイバーから渡された服とぬいぐるみを抱えてリビングを出て行く龍花。完全にぬいぐるみに魅了されてる。でも龍花が男装してもそんなに変わるとは思えないけど……と思っていたのだけど

 

「あ、アルトリアさーん。これちょっと小さいですぅ」

 

もじもじと恥ずかしそうに声を出しながら、リビングに戻ってきた龍花の格好はショートパンツ系の半ズボンと白のシャツに若干サイズの小さそうなジャケットだ。男装とも取れるし女装ともとれる、絶妙なラインの服ばかりだ。あたしのコーディネイトとは違うジャンルだ、龍花の可憐さを生かすのではなく。素肌や性格と背丈と半比例する大きな胸を完全に生かしてる

 

「「「クワッ!?」」」

 

金ぴかと過保護な2年に兄貴組みが龍花の足を凝視している。あたしはどうするべきなんだろうか? 下手をして龍花が傷物になる前にあの馬鹿共は去勢したほうがいいのかもしれない。

 

「姉貴ーッ!!! 頼むからリューカにあんな格好させないでくれーッ!!!」

 

女装のモードレッドが自身の姉にそう叫ぶ。やはり色々とまともなのはモードレッド……

 

(あれ、はやては?)

 

最も重度のシスコンのはやてはと辺りを見ると

 

「見るな、見るな、見るな……私はいい兄なんだ、いい兄であり続けたいんだ」

 

なんか自己暗示してた、あいつも大概だと思う。士郎は

 

「おれ、オレ……もうお婿にいけない」

 

あ。まだ女装のショックから抜けれてないんだ。目がものすっごい虚ろだわ。とりあえず写メ撮っとこう。イリヤと桜がどんな反応をするのか見てみたい

 

「うむうむ、愛い愛い♪。よしリューカ、こっちに来い」

 

にやにやと笑うセイバーに反して龍花は凄く恥ずかしそうだ。だがそれは当然ともいえる、あたしはミニスカートとかを良くはくが。龍花は普通のスカートが多い、そんな龍花にショートパンツはかなりハードルが高いだろう

 

「リューカ。万歳」

 

「こ、こうですか?」

 

龍花が万歳するとそれに引っ張られ止められたボタンが大きく張る。なんか露出してるわけではないのになんかエロイ。シグナムとヴィータは気まずそうに眼を逸らしたが……横目で胸を見ている。金ぴかにいたってはガン見してる

 

「変態」

 

バシーンッ!!!

 

「ぐおっ!?」

 

エルキドゥのビンタが金ぴかを襲うが、金ぴかは胸を凝視したままだ。あの馬鹿は殺したほうが良いと思う

 

「はい腕を勢いよく下ろす」

 

「え、あっはい……ッきゃ!?」

 

言われた通りにした龍花が腕を勢いよく下ろすと、ジャケットのボタンが飛び。歳不相応な胸が大きく揺れる。うらやましい事に絶対にあたしでは出来ない現象だ

 

トサッ……

 

乾いた音がして振り返ると馬鹿兄連合と金ぴかがダウンしてる。こいつらもう駄目だ、絶対いつか間違いを犯す。そうならないようにちゃんと龍花を見ておかないといけないと思う

 

「ううー恥ずかしいです、ううーアルトリアさんの馬鹿ーッ!!」

 

ぽかぽかとセイバーを叩く龍花を見ながらあたしはせつにそう思った

 

「リューカは何か食べたいものはあるか?」

 

龍花の揺れる胸を前に気絶した馬鹿度もが再起動したところで、セイバーが龍花にそう尋ねる

 

「いえ、特に何も」

 

男装はやっぱりいやだと、いつもの服装に戻り。セイバーの隣でぬいぐるみを抱えている龍花がそう呟くと

 

「ふむ。では私が食べたいものにしよう。金色ハンバーガーを買って来い」

 

ハンバーガー!? ジャンクフードの類が嫌いなあのセイバーが!? どうやら性格だけではなく味覚とかも変わっているようだ

 

「断る、なぜ我がパシリ……「黙れ」ストンッ!!! 行って来ます」

 

セイバーに文句を言おうとしたギルガメッシュに向けて投げつける。それが顔の横に突き刺さったギルガメッシュは滝のような汗を流しリビングを出て行こうとし

 

「100個だ、30分以内にもどれ」

 

「何だそれは!? 無理に決まってるだろう!!」

 

いくらなんでも100個を30分以内なんて無理に決まっている、だがセイバーは

 

「私がやれと言ったらやれ、あと28分だ」

 

どうやらカウントダウンは始まっていたようで、ギルガメッシュは慌てて外にと駆け出した……

 

~34分後~

 

ぜはーぜはーと大きく息を乱しながら、ギルガメッシュが両手にハンバンガーの袋を抱えて戻ってきた。30分は過ぎているが、かなり善戦したほうなのだが、セイバーは

 

「30分で戻れといっただろう、この役立たずが!!!」

 

「ぎゃああああッ!!!」

 

問答無用の竹刀乱舞がギルガメッシュを打ちのめした……哀れすぎる……

 

「はわわわ!? ぎ、ギー君!!!」

 

痙攣する事もなく沈黙している、ギルガメッシュを前に龍花が慌てて立ち上がろうとするが

 

「気にせんで良い。金色はタフだからな、それよりもこれを食すが良い」

 

ギルガメッシュの買ってきたハンバーガーをもっきゅもっきゅと食べながら、龍花にハンバーガーに手渡し。私達には袋をぽいっと投げ渡してきた。この対応の違いは何なのだろう……

 

 

 

 

どうすればアルトリアさん元に戻るかな……

 

もっきゅもっきゅとハンバーガーを食べている、黒いアルトリアさんを見ながら、離れたところで正座している、おにーちゃんとかを見る。もそもそとハンバーガーを食べている……こういうのあんまり美味しくないし身体にも良くないのに……

 

「食べんのか?」

 

私の手にハンバーガーを手渡してくるアルトリアさん。返すのも悪いし包みをはがしてハンバーガーを齧る

 

(……うーん、あんまり美味しくない)

 

私は余りハンバーガーは好きではないので、余計にそう思う……もくもくとハンバーガーを齧りながら

 

(どうすれば元に戻って貰えるかな)

 

うーんと考える……TVは45度の角度で殴ると良いって聞くけどどうなのかな?

 

「よし、じゃあ次はヴィータとモードレッド、そのままの格好で買い物に行け」

 

ハンバーガーを食べ終え、ヴィータ兄とモードレッドさんを見て、意地悪い顔をして言うアルトリアさん

 

「「俺達に死ねと言うのか!?」」

 

流石に女装のまま買い物に行かせるのは酷すぎる……私のせいでアルトリアさんがああなってしまったのなら、私が何とかする責任がある

 

「なんだ? 私の決定に文句があるのか? 文句があるのなら掛かってきたらどうだ?」

 

竹刀の切っ先をフローリングに向けてにやにやと笑うアルトリアさん。

 

「せ、セイバー? いくらなんでもそれは酷いぞ、せめて着替え「ふむ、よしシロウも着いていけ」なんでさ!? 警察に逮捕されるぞ!?」

 

ああ、なんて事でしょう。シロ君までもが……やはり早く何とかしないと

 

(何かなかったかな)

 

アインスがくれる護身用の道具があれば後ろからアルトリアさんを昏倒させれるかもしれない。何かないかとポケットや手の届く範囲を探してみるが

 

(何もない……全部お部屋にしまってあるしなぁ)

 

危ないからリビングには置いて置けないから、ちゃんと片付けてあるしなあ……うーんと何かないかな

ごそごそとスカートのポケットを探る。すると手にずしっとした重みのあるものが触れる。それを取り出し

 

(これしかないかなぁ)

 

でもこれで強打するのは危ないかもしれない……でもこのままだとヴィータ兄やシロ君が大変な事になってしまう。

 

「ほれ、早く行け」

 

「「「嫌だッ!!!」」」

 

「逆らうか? ならば叩きのめしてやろう」

 

アルトリアさんが大きく竹刀を振りかぶる、完全にシロ君達に集中してる。今なら何とかなるかもしれない……そう思った私は静かに立ち上がり、大きく振りかぶった……

 

 

 

 

 

なんとか士郎達を助けないと、とは言えセイバーは私達を警戒してるから。私達では何にも出来ないしな

 

だがこのままでは弟と友人が変質者のレッテルを張られてしまう、その前に何とかしないと

 

「さてでは……まず叩きのめして、反抗心をつぶしてやろう」

 

セイバーが大きく竹刀を振りかぶる、このままでは不味い……

 

(あ!)

 

私がどうするか考えていると、エルキドゥが何かに気づいたのか小さく声を出す。それに続き

 

(ちょっ、危なくない!?)

 

凜も慌てた声を出す、一体何が……2人の視線の先を見ると、セイバーの後ろで財布を両手で振りかぶった龍花の姿が……

 

(っおい!? まさかセイバーを攻撃するつもりか!?)

 

いくらなんでも無茶すぎる、セイバーも龍花も止めないと思っていると

 

「アルトリアさん」

 

「ん? なんだリュー「ごめんなさいッ!!!」ガスッ!!! はうっ」

 

振り返ったセイバーの頭に振り下ろされる、龍花財布。あれ小銭が山ほど入っててむちゃくちゃ思う上に皮財布だから超硬いんだよな……って!?

 

「セイバーは生きてるのか!?」

 

龍花の力では致命傷になるとは考えにくいがまさかという事もある……慌てて近寄るとアホ毛が復活しちゃんと息もしてる。

その事にほっとしていると……

 

「うううーアルトリアさんを殴ってしまいました」

 

自分のしてしまった事にショックを覚えている龍花に、何と声を掛けたらと考えていると凜が

 

「龍花、貴女は正しい事をしたわ、ちゃんと45度の角度で殴ったもの」

 

45度? 昔のTVを殴る角度の事か?  セイバーはTV扱いなのか?

 

「ああ、そうとも、あのままでは皆心に消えない傷を負う事になった。龍花は正しい事をしたんだ」

 

士郎。女装でなければ良いことを言ってるはずだ。だが女装のせいで全てが台無しになっているぞ

 

「と、とりあえず俺着替えるわ」

 

「俺もです」

 

脱がされた服を抱えてリビングを出て行く、モードレッドとヴィータを見ながら、シグナムに

 

「シグナム、近くのボーリング場に予約を、セイバーがおきたら出掛けるぞ」

 

このまま家にいるのは色々とよくない、やはりこのメンバーで家に集まるのは危険すぎたようだ。私はそんなことを考えながら気絶している金ぴかを踏みつけ

 

「とりあえず出掛ける準備をしよう、な?龍花」

 

「はいですぅ……」

 

セイバーを殴ってしまった罪悪感からかしょんぼりしてる、龍花をとりあえずリビングから連れ出し。出掛ける準備をさせていると

 

「う、ううん? 寝てしまっていましたか?」

 

頭を振りながらセイバーが身体を起こす、金色だった目はもとに色に戻っている。セイバーは出掛ける準備をしている私達を見て

 

「どこかに出掛けるのですか?」

 

「近くのボーリング場に行くんだ」

 

「なるほど……所でそこで倒れているギルガメッシュはどうしたんです?」

 

完全に白目を向いている金ぴかを指差し尋ねてくるセイバーに

 

「なに、いつもとおりだ」

 

「なるほどリューカに迫ったと」

 

金ぴかの株なんてどうなろうと構わない、だから何時も通りのことをしたというと納得し立ち上がったセイバーは頭を抑えて

 

「何か頭が酷く痛むんですが、何かありました?」

 

不思議そうに尋ねてくるセイバーに私達は声を揃えて

 

「「「別に何も」」」

 

下手な事を言って蛇を出す事もない。私は気絶してる金ぴかのわき腹を蹴り上げ

 

「おい、起きろ金ぴか」

 

「ふ、ふぐおう……」

 

ぴくぴく痙攣しながら身体を起こした金ぴかに

 

「ボーリングに行く。金よろしく」

 

「断る」

 

ふんと鼻を鳴らして言う金ぴかから目をそらし

 

「龍花、ギルガメッシュがボーリング行きたくないって」

 

「え? そ、そうなんですか……?」

 

しょぼーんとしている龍花を見たギルガメッシュは

 

「さぁ行くぞ! 我はボーリングは得意だぞ! リューカ!」

 

方向性を180度反転させ、龍花にサムズアップをする……やはりあの馬鹿を動かすときは龍花の名前を出すと早いな

 

準備を整え玄関から外に出て行く凜達の背中を見ながら

 

(今度家にあの連中が来るときは色々と警戒しよう)

 

金ぴかがさりげなく龍花の肩に手を伸ばそうとして、エルキドゥにその手を弾き落とされているのを見て。切にそう思ったが、それ以上に今回は私には被害はなかったが、次がどうなるのか判らないので、2度とセイバーのアホ毛に触れる者がいないことを心から願った……

 

第33話に続く

 

 




今回はグダグダでした、思いつきでやると痛い目を見るパターンでした。今度はもっと色々と話を考えてから黒セイバーを出したいと思います。それでは次回の更新もよろしくお願いします
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