海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回のお姫様はちょっと趣向を凝らして?まだ出て来ていないキャラクターとかあんまり出て来てないキャラを出してみようと思います、日常で出るか?学園で出るか?はまだ未定ですがよろしくお願いします



第40話

 

第40話

 

目覚ましの音で目を覚まし。顔を洗ってから朝食の準備をしていると

 

「白野ー余が来たぞ!感謝せよ!」

 

扉を勝手に開けてえっへんと胸を張るネロに

 

「うん。色々聞きたいんだけどね?まずどうやって僕の家に入ってきたのかな?」

 

ちゃんと鍵をかけていたはずと思いながら尋ねると。ふふんと胸を張りながらネロは髪をごそごそと弄り

 

「これだ!ヘアピンでピッキング!」

 

「ネロってそんなことも出来たの?」

 

呆れながら尋ねるとネロは

 

「世に不可能はないのだ!」

 

えっへんと胸を張るネロ。それと同時に胸がプルンと揺れる。若干気恥ずかしいものを感じながら

 

「朝ごはんは食べてきた?」

 

「まだだ!白野に食べさせてもらおうと思ってな!」

 

「はいはい。今用意するよ」

 

「うむ♪楽しみだ」

 

ネロ・セイバー。僕「岸波白野」と同じく月海原学園の生徒で3年生だ。ちなみに僕は2年で1年後輩だ

 

「はい。出来たよ」

 

今日の朝はハムエッグとトーストにサラダと普通の朝ごはんだ。これを見たネロは

 

「うむ。相変わらず美味そうだ。ではいただきます」

 

手を合わせてからサラダを食べ始めるネロ。本当はネロ先輩と言うべきなのだろうが、先輩をつけると怒るしかも子供みたいに頬を膨らませて怒る。それ以来ネロと呼ぶことにしている

 

「よーし!ではいくぞ白野!」

 

「待って!鍵!鍵するから!」

 

僕は1人暮らしなので戸締りをしないわけにはいかない。鍵を閉めてからネロと一緒に学校に向かって歩き出した

 

「ふふふ。しかし世の中は狭いもの、そうは思わんか?」

 

「?突然どうしたの?」

 

楽しげに笑うネロにそう尋ねるとネロは

 

「隣の地区の聖祥大附属高等学校は知っているだろう?」

 

「うん。僕もそっちに行ってたかもしれないしね」

 

聖祥大附属高等学校と月海原学園はこの辺りの高校生から人気を二分する学校だ。聖祥大附属高等学校は大学や専門大への進学がしやすく、知識や運動に熱を上げている生徒に人気があり。月海原学園は就職に力を入れており。速く社会に出たい生徒に人気なのだ

 

「そこにな余の妹と弟が通っているようなのだ♪」

 

「え?そうなの?」

 

ネロはお父さんと折り合いが悪く、家出同然で日本に来たと聞いていた。弟妹もいると聞いていたがまさか隣の学校に通っているとは

 

「ふふん。今度会いに行かんとな。白野を紹介にな」

 

「僕?なんで?」

 

なんで僕がネロの妹さんとかに紹介されないといけないのだろうと思いながら尋ねると

 

「何を言っている?白野は卒業すると同時に余と結婚するのだ!」

 

「あはは。な……にを?」

 

冗談と思ったが目がマジだ。ネロはやると行ったら必ず実行に移す。有言実行それがネロなのだが今回のはちょっと

 

「なーに言ってますかーッ!!!この脳筋!!」

 

曲がり角から飛び出してくる女性と。玉藻だ、僕と同じく2年で幼馴染だったりするのだが……玉藻はゴーイング・マイ・ウェイ

人の話など禄に聞かず、婚姻届を持って突っ込んでくるような子だ

 

「ははは!出たな女狐!白野は余の物なるのだ大人しく諦めろ!」

 

「あきらめるのはそっちです!金遣いも荒い我が侭女に白野は渡しませんよ!」

 

通学路のど真ん中で竹刀を構えるネロと構えを取る玉藻を見て慌てていると

 

「ハクノ。おはようございます」

 

「え?ああ。おはようラニ」

 

ラニ。インドからの留学生で僕と同じクラスだ、ちなみに席も隣だ

 

「朝からネロも玉藻も元気ですね」

 

竹刀を真っ向から弾き返す玉藻。見た目こそ華奢な彼女だが中国拳法から合気道など武術に長けている、ネロは運動も勉強も常にトップの優等生だが。家がイギリスの騎士の一族の家系らしくこと剣術に関しては超がつく一流だ

 

「行きましょうハクノ。あの2人の決着が付くのを待っていたら遅刻します」

 

僕の手を引くラニに

 

「でも置いてくと後で怒るし「ハクノ遅刻します」ドスッ!!!ぼ、ボデイ……」

 

容赦のないリバーブローに悶絶しているとラニはよいしょと良いながら僕を担ぎ上げる。見た目こそ華奢だがラニは物凄く力持ちなのだ

 

「馬鹿皇帝にストーカー狐。ハクノは頂いていきます」

 

「「はあ!?」」

 

驚くネロと玉藻はガン無視で僕を担いだまま走り出した。薄れ行く意識の中追走してくるネロと玉藻を見て

 

(誰か僕の平和に平和をください……)

 

平穏無事に暮らしたいと願いながら白野は意識を失った

 

 

 

 

 

キリツグが買い物に出かけてしまい暇なので居間で本を読んでいたのだけどそれにも飽きてしまい

 

「アーチャー。お茶を淹れてくれるかしら?」

 

「直ぐに用意する」

 

くるりと背を向けてキッチンに向かっていくアーチャーを見ながら

 

(最近は楽しいわねえ)

 

リューカちゃんも退院して良く顔を見せるようになって来てくれたし、本国からもクロちゃんが家に来てくれた。段々我が家が明るくなってきた気がする

 

(んーリューカちゃんの退院祝いを何かしたいってキリツグが言ってたっけ)

 

リューカちゃんは基本的に無欲だ。何かを上げて喜ぶって事はある。でもそれは欲しいものを貰ったからではなく、大好きなお兄ちゃんやイリヤに貰ったからと言うだけだ。何かリューカちゃんが喜ぶことはないかなと思いながら大して頭に入っていない本のページをめくると

 

「何を悩んでいる?」

 

ポットとカップを机の上におきながら尋ねてくるアーチャーに

 

「うん。リューカちゃんの退院祝い何が良いかなって?」

 

私がカップに砂糖を入れながら言うとアーチャーは

 

「それはとても難しいな。私やキリツグでも思いつかなった難題だ」

 

頭を抱える素振りを見せるアーチャーを見ながら

 

「うーん。リューカちゃんが1番喜ぶ物かぁ」

 

溜息を吐きながら本のページをめくり

 

「これよ!」

 

「なんだ!?どうした?」

 

驚くアーチャーに開いたページを見せながら

 

「皆で旅行!これよ!」

 

家族や仲間で行く旅行は良い思い出になるという見出しと様々な旅行プランが書かれていた

 

「ふむ。夏休みも近いし良いだろう。それでどこへ行くんだ?」

 

そう尋ねてくるアーチャーに私は

 

「秘密♪アーチャーだったらポロリとばらしちゃいだそうだし」

 

「待て。アイリスフィール。君は自分付きの執事が信用できないのか?」

 

「ううん。アーチャーのことは信用してるわ。でもリューカちゃんと一緒にいるといつも調子崩してるし、オーカちゃんたちがアーチャーはロリコンって言ってたし」

 

「待て!いま私の名誉を著しく損ねる単語があったぞ」

 

「意味はわからないけどロリコンって言えば良いってオーカちゃんが言ってたわ」

 

「八神王花あああああッ!!!!!」

 

ドドドっと砂煙をあげて走っていくアーチャー。その顔は鬼気迫るものがあった

 

「アイリ?アーチャーが凄い顔をして走って行ったが何か言ったのかい?」

 

帰ってきたキリツグに

 

「ロリコンって呼ばれてるって教えてあげたの。意味はわからないけどね」

 

「アイリ……もうその言葉は絶対に言ってはいけない。アーチャーが精神的に死ぬ」

 

ロリコンと言うのはそんなに酷い言葉なのだろうか?今度意味を調べ

 

「そして意味を調べるのも駄目だ。良いね?」

 

「うん、判ったわキリツグ」

 

珍しく怒っているように見えるキリツグに頷き。ロリコンのことは忘れることにした……

 

 

 

なおその後アーチャーは王花に論破され帰って来て

 

「すまない。今日私は土蔵で寝る」

 

そういって土蔵に篭って出てこなくなったそうです。しかし中からは壁に頭を打ち付ける音が一晩中響いていたと士郎は翌日語ったそうです

 

 

 

 

 

 

「う。うん」

 

ゆっくりと身体を起こそうとすると

 

「まだ寝てろバゼット」

 

肩をランサーに押されてまた布団に横になる

 

「ランさー?ずっと見ていてくれたのですか?」

 

「おう。アーチャーとアインス。それとお嬢ちゃんに頼んでな」

 

そう笑ってタオルを絞って私の頭の上においてくれるランサーは

 

「今度あったら礼を言っておけよ」

 

「ええ。判っていますとも」

 

ピンポーン

 

「お、来たか。ったく遅いんだよあの野郎」

 

やれやれと溜息を吐きながら立ち上がるランサーに

 

「誰か呼んだのですか?」

 

「おう。俺の後輩をな、お前を置いて買い物にはいけねぇし。俺の変わりに買いに出てもらった」

 

「先輩!買って来ました!」

 

「おう。ご苦労ディム」

 

買い物袋を提げてきたのは泣黒子のある。長身の青年だった

 

「わりいな、パシリにしちまって。これ少ねえけど取っとけ」

 

「そんなとんでもない!」

 

「良いから良いから取っとけ。ほれ、んじゃな!」

 

強引に締め出し鍵を閉めるランサーは私のほうに歩いていてきて

 

「気が良い奴なんだけどな、頭が固いんだよ」

 

たっくと笑いながら袋からりんごを取り出して剥いてくれたランサーは

 

「早く元気になれよ」

 

にかっと笑うランサーに頷きながら私は差し出されたりんごを口にした。

 

(速く元気にならないと)

 

ランサーにいつまでも迷惑をかけるわけには行かない。早く体調を治さないと私はそんな事を考えながらりんごを食べ終えもう1度布団に潜り込んだのだった

 

後日

 

「ごほっごほ!この俺としたことが情けねえ」

 

「無理もないですね」

 

ずっと私の看病をしてくれていたんだ。ランサーに風邪がうつるのも無理はない

 

「待っていてください。おじやを作りますので

 

「だ、大丈夫なのか!?キッチンを破壊しないか!?げほっつ!ごほっ!!」

 

咳き込むランサーに落ち着いてといいながら

 

「問題ありません。このリューカから貰った料理ガイドがあれば完璧です」

 

私の手元にはリューカが書いてくれた手書きのメモと可愛いイラストつき、これならば私でも問題ないはず

 

「そ、そうか……じゃあ頼むわ」

 

「ええ!任せてください!!」

 

腕まくりをしながらキッチンに向かい奮闘する事30分

 

「出来ました!!」

 

「おい。大丈夫か?なんかこれ紅いぞ」

 

「大丈夫です。さあ口を開けて」

 

「う、あー」

 

怖いという感じで口を開けたランサーの口におじやを入れると

 

「おお!?うめえなんだこれ!?トマトか!?」

 

「はい。おじや風トマトリゾットだそうですね。トマトは熱さましの効果もあると書いてありますよ」

 

そのページを見せるとランサーは

 

「随分とファンシーだな」

 

「ええ。可愛らしいですよね」

 

デフォルメされたウサギとかクマのイラストが随所にあり

 

【ポイント!トマトは仕上げの最後にするんだよ♪】

 

【包丁を使うときは手を切らないように注意だクマ♪】

 

とかの吹き出しも多数使われているかなりファンシーな仕上がりとなっている

 

「まぁそれは良いですから。食べて元気になってください」

 

「おう。休みのうちに回復する」

 

そう笑うランサーの口におじやを入れながら

 

(もっとがんばらないとな)

 

ランサーに気遣われるようでは駄目だ。それでは一緒にいる意味がない、支えれるようにならないと

 

私はそんな事を考えながら土鍋を洗い終え

 

「じゃあランサー少し買い物に出かけてきます。何かほしいものは?」

 

「酒」

 

「却下です」

 

「えーじゃあアイス」

 

「まぁそれなら良いでしょう」

 

私はランサーとのそんな何気ない会話をしてから買い物に出かけていったのだった

 

第41話に続く

 

 




今回はあれでしたね。かなり短かったですね。複線2つとアーチャー崩壊とランバゼと中身は薄めですね
ネタがないとこうも執筆が難しいとは思っても見ませんでしたよ。次回は日常編、のほほんさんとかが再登場の予定です
それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
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