海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回は前回のネロと白野の買い物を偶然見かけた凜と龍花一行となります
アルトリアと勘違いする凜とかがやりたいですね。あとまだ出てないエクストラのキャラも少し出てきますので誰が出るのか楽しみにしてください。では今回の更新もどうかよろしくお願いします


第43話

 

 

第43話

 

 

「王花。これかなり大変じゃない?」

 

「我もそう思う」

 

龍花に買い物に行くので付き添って欲しいといわれ良いわよとは返信したが

 

「これかわいーよ?」

 

「狐ですね。可愛いですねえ」

 

「私はこっちが良い」

 

ぬいぐるみの山を見て楽しそうに笑う。龍花、陽花、そして藍越学園の生徒だというのほほんとか言う女生徒。天然の3乗どう考えてもあたしと王花では手に余る

 

「ふわ。良いにおい~」

 

「待ちなさい、こら!アホの子!!!」

 

雷花はお菓子のにおいにつられてどっかに行ってしまった。星花はそれを探しに行ったが5分たっても戻ってこない

 

「王花。もっと妹の面倒見なさいよ」

 

「面目ない」

 

王花がしっかりするべきだと思う。特にアホの子の考え方をもう少し高校生に近づけるとか、星花をもう少し柔軟性をつけさせるとか。陽花?陽花はあのままで良いと思う龍花と同じで。あれは天性の者だ治るわけがない。龍花にしても陽花にしてもそうだが、あの天然は100%天性の者だ。今から直させようとしても無理と言うものだ。ってあれ?

 

「ちょっ!?天然トリオが居ないわよ!?」

 

「なに!?」

 

少し目を放した隙に天然トリオの姿が無い。さっきまでぬいぐるみコーナーでもふもふ~とか言って戯れていたのに本当に一瞬で居なくなった

 

「もう!探しに行くわよ!」

 

「判っている!」

 

あの3人だけでほって置くとどこに行かれるか判らないあたしと王花は慌てて龍花達を探し始めた

 

「ねーあれアルトリアさん?」

 

「むむ?似てると思うんですけど、少し雰囲気が違うよ?」

 

「だ~れ~?」

 

思っていたよりも早く3人を見つけることが出来たが、その視線の先を見て驚いた

 

「セイバー!?なんでここに?」

 

今日あたしは本当なら士郎と出かけるつもりだったのだが、セイバーに先を越され家で暇を持て余している時に龍花からメールが来たので出かけてきたのだが。何故ここにセイバーが居るのか?しかも隣にいるのは士郎ではない。どういうことか判らない頭の中がぐちゃぐちゃだ……だが判っていることが1つ。話を聞かなければならない、あたしがセイバー?のほうに足を踏み出した瞬間

 

「はい。STOP、落ち着きなよ?」

 

金髪でちゃらちゃらした感じの男があたしの肩を掴んでへらへら笑っていたので

 

「ふんっ!!!」

 

無性にイライラしたので思いっきりリバーブローを叩き込む

 

「ぐぼおっ!?良いパンチだぜ……おたく……世界取れるぜ……きっと」

 

腹を押さえて蹲る金髪を見下ろしながら

 

「あんた誰?」

 

「……殴ってから聞くか普通?「質問に答えなさい」げふっ!?殴るのをやめて……いや止めてください。まじすいません」

 

あたしが握りこぶしを作ると土下座しかねない勢いで謝る金髪に

 

「あんた誰?名前名乗る良いわね?」

 

ちらりと龍花のほうを見ると

 

「ふわっふわっです。かわいー♪」

 

「そうだろう。そうだろう。どうだ?気に入ったか?」

 

王花がぬいぐるみで龍花と陽花の注意をひきつけていた。流石だ龍花に暴力的な光景を見せないようにすることにおいて王花以上の適任は居ないだろう

 

「で?名前は?」

 

「お、俺はロビンって言うんだ。ネロに頼まれて玉藻とラニが邪魔しないように監視を頼まれてだな。まぁ報酬はちゃんと貰ってるんで仕事をしてるだけだ」

 

「ネロ?アルトリアじゃなくて?」

 

あたしがそう尋ねるとロビンと名乗った男は

 

「アルトリア?違うぞ?白野の隣を歩いているのはネロ・セイバー。ウチの学校の生徒会長だ」

 

セイバーって苗字はかなり珍しい、もしかすると

 

「アルトリアのお姉さん?」

 

姉が居るとは聞いていた。でも海外を好きかって渡り歩いているのでここ数年は何のやり取りも無いと聞いていた。

 

「まぁそう言うわけでさ?あのお2人さんの邪魔はしないでやって欲しいのさ!俺も仕事だからさ」

 

そう笑ったロビンはいつの間にかあたしや王花の間合いから大きく離れていた。と言うか器用な奴だ。土下座したままバックするなんて

 

「んじゃ。そう言うわけよろしく♪」

 

ウィンクするとロビンはそのまま人ごみに紛れて見えなくなった。どうもネロと白野のデートの邪魔者を排除しているようだ。だがそれよりも衝撃的だったのが

 

(セイバーの姉が日本にいたって言うほうが驚くわ)

 

どこにいるのか判らないといっていたのに……まさか日本にしかもこんなに近くに居たなんて誰も思わないだろう

 

「凜さん。凜さん。こういう服はどうですか?」

 

自分で選んだであろう服を持ってきてほにゃっとした笑みで笑う龍花を見て

 

「駄目駄目。もっと可愛いのを選びなさいな」

 

「駄目ですか?」

 

龍花は徹底したともいえるはやてやヴィータの保護下のせいで女子的感性がかなり低い。子供っぽいデザインの服よりかはもっとワンピースとかスカートの方が良いはず

 

「りゅーちゃーん。これ可愛いよ~」

 

「わー本当ですね~」

 

「着替えてみようか?」

 

「待ちなさいっての!!」

 

着ぐるみ系の服を持ってくるのほほんとそれを可愛いという龍花と陽花。いくらなんでも高校生で着ぐるみ系の服は無い

 

「えー可愛いのにー」

 

のほほんはすっぽりとフードを被る。すると狐耳がぴょんと立つ

 

(き、着ぐるみきてたぁ!?)

 

のほほんは既に着ぐるみを着こんで居たのだった。それを見て可愛いという龍花と陽花を見て

 

(なんとか着ぐるみの方向性から変えさせないと)

 

あたしはそう思いなんとかその方向性から意識を変えさせようとしたのだが

 

「ありがとうございましたー」

 

「「ニコニコ」」

 

「駄目だった……」

 

龍花も陽花ものほほんに勧められた着ぐるみパジャマを買ってしまったのだった……

 

「リューカー!アイス買って来たよー皆の分もちゃんと買ってあるよ!!!」

 

アホの子帰還。片手にアイスの袋を持ち、もう片方には

 

「もう……いや……」

 

散々振り回されてであろう星花のぐったりとした姿がそこにはあった

 

「はい。アイスどうぞ」

 

「あ、ありがと」

 

渡されたアイスを舐めながら星花達を見て

 

(まぁいっか……動揺するのはあたしじゃないし)

 

あたしは全力を尽くした。後は知らないはやてが悶絶しようがあたしには関係のない話だ。あたしはそんな事を考えながら天然トリオの引率を再開したのだった。なおその日の夜。犬耳パジャマを着てにへらと笑う龍花にはやて達が悶絶したのはいうまでも無いだろう

 

 

 

 

 

「へ?セイバーってお姉さんがいるのか?」

 

映画を見終わり。作ってきた弁当を公園で食べているとセイバーがぽつりとそう呟いた

 

「ええ。とは言えもう何年も会ってないですけどね」

 

弁当を食べる手を休めたセイバーは空を見ている、まるで懐かしい物に思いを馳せる様に

 

「どんな人だったんだ?」

 

「はい。一言で言うと凄い人でしたね」

 

セイバーが凄いって言うどんな人だと考えているとセイバーは

 

「馬術に始まり華道や楽器の演奏までとにかく多才な人で私も昔は色々と教わりました。とはいえ私には向いてなかったのか、剣術しか禄に覚えれませんでしたけどね」

 

くすくすと笑うセイバーはとても楽しそうで

 

「その人とは仲が良かったのか?」

 

「性格は正反対ですけど仲は良かったですよ。モードレッドもあれでお姉ちゃんっ子ですからね。良く懐いていました」

 

ふーん。あのモードレッドが懐いていたか……いっつもセイバーに折檻されている光景しか見ないから多分優しい人だったんだろうな

 

「今どこにいるのやら……ローマとかドイツとか行きたいと言ってましたが今どこら辺にいるのでしょうね」

 

「放浪癖でもあったのか?」

 

ローマとドイツって場所が全然違うよなと思いながら尋ねると

 

「あの人は何でも興味を持って何でも知りたいと思う人でしたよ。そのせいで父の考え方と会わず家を出て行ってしまいました」

 

「それはまた凄いな」

 

家を出て行ってまで自分の道を貫こうとしたのか。それはまた凄い人だな

 

「最近良く思い出すんですよ。何でですかね?」

 

「んーもしかすると近い内に会いにきてくれるのかもな」

 

「そうだとしたら嬉しいですね」

 

セイバーと性格が真逆どんなひとなんだろうかと考えながらセイバーと昼食を済ませ

 

「次はどこに行く?」

 

「服を見たいのですが良いですか?」

 

「そっかじゃあ行くか」

 

2人でぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しみ。セイバーを家の近くまで送り

 

「じゃあ。また今度」

 

「はいシロウ。ではまた今度」

 

俺はセイバーとわかれ家のほうにと歩き出したのだが

 

「へーおたくがエミヤシロウ?」

 

「誰だ!?」

 

突然聞こえた声とパシャッというシャッター音に驚きながら振り返るが誰の姿もない

 

「?なんだったんだ?一体?」

 

さっきの声とシャッター音が気になったものの俺は家へと歩き出したのだった

 

 

 

 

「はいよ。ネロさんよ、これなアンタの妹と今暮らしている家の住所と、シロウとか言う奴の写真」

 

ネロに追加で頼まれた2つの依頼を達成しネロに写真とメモを渡すと

 

「ご苦労。これは報酬だ」

 

「サンキュー。いやーこれで暫く学食で良いもんが食える!」

 

月海原学園は学食があるのだが、食券が無ければ当然食べることは出来ない。ネロの依頼「デートの邪魔をさせるな」と「妹の住んでいる住所の捜索」と「その妹の想い人の写真」で50枚の食券を貰った。これで一月は安泰だ

 

「しかし。何故養父に金を貰わんのだ?」

 

俺は実は養子でイギリスの「ダン・ブラックモア」という人に引き取られ「ロビン・F・ブラックモア」と言うのが名前だったりする

 

「いやさ……あの人良い人なんだけど浪費は良くないって言うからさ」

 

俺の養父のダンさんは良い人なんだけど厳格な人だから中々言い出しにくい。無論言えばくれるだろうが……そこまで迷惑をかけるのもなんなのでバイトの掛け持ちに加え、ネロとか玉藻の邪な頼みを聞いている。シロノの写真とかと食券を交換してもらっている

 

「まぁ良いがな。ではまた頼む」

 

「はいはいっとまたのお声掛け待ってますよ」

 

俺が学園内でやっているのは何でも屋。報酬はきっちり頂くが報酬分の仕事はしている。それが例え自分の休日をつぶすことになったとしても引き受けるのがプロと言うものだ。俺はネロから離れながらふと気になったことがあり振り返った

 

「そういやさ。なんで家なんか調べたんだ?連絡すれば良いだろう?」

 

「ふっ、くだらん事を聞くな。驚かさせるのに連絡しては意味が無いではないか?」

 

「さいですか……」

 

ネロは学園トップで人徳もあるがそれ以上に悪戯好きだ。いっつも振り回されているハクノとかを見て可愛そうだと思うが

 

(まさか実妹でも同じとは驚きだ)

 

恐らく明日強襲する事は間違いない。俺は家へと歩きながら遠めに見ただけのネロとそっくりの妹に同情するのだった……

 

 

第44話に続く

 

 




次回はそうですね。まぁネロ。白野を伴って帰還と言う感じの話にしようと思います。絶叫するランスロットとか面白いと思う
それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
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