海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回も日常編の予定です。それでは今回もどうか宜しくお願いします



第4話

 

第4話

 

「いってらっしゃーい」

 

「「「行ってきます」」」

 

何時もの様におにーちゃん達を送り出した私は

 

「今日は何をしようかな」

 

転入の書類は届けた、明後日の月曜からはおにーちゃん達と学校に行けるがそれまでは暇を持て余してばかりだ

 

「アインスが帰ってくるのは9時半だしね」

 

今7時30分。アインスが帰ってくるまで後2時間ある、それに掃除も洗濯も終ってるのでやる事がない

 

「うーん。散歩でも行こうかなー」

 

学校が始まる前にある程度、身体を動かしておいたほうが良い。そうと決まれば早速出かけたいが

 

「勝手に出かけると、皆怒るしなー」

 

勝手に出歩いては駄目だと皆に言われてるし。アインスが帰ってくるまで待ってから出かけよう。それまでは……

 

「本でも読んでよ」

 

読みかけの本を部屋から持って来て私はソファーに腰掛け本を開いた

 

「ただいま」

 

玄関からアインスの声がする。もうそんな時間?壁に掛けかけてある時計を見ると8時少し過ぎ。帰ってくるには大分早い時間だ。

 

「おかえり。アインス」

 

「ただいま。龍花」

 

リビングに入ってきたアインスはそのままソファーに腰掛け

 

「少し早く仕事が終った。暇だったらどこかに出かけるか?」

 

「良いの?疲れてるんじゃないの?」

 

夕方5時から翌朝5時までがアインスの仕事の時間だ。きっと疲れていると思いそう尋ねると

 

「昨日はお客が少なかったから早めに上がりになったから、店で仮眠して来たから平気だ。でどうだ?どこかに出かけるか?」

 

水を飲みながら尋ねてくるアインスに

 

「散歩行きたいんだけど」

 

「そうか、では出掛けようか」

 

すっと立ち上がるアインスに

 

「うん♪ちょっと着替えてくるね!」

 

「玄関で待ってる」

 

私はその言葉を聞きながら階段を上がり、前にアインスが買ってくれた白いワンピースに着替えた

 

「どう?前にアインスが買ってくれたの着てみたんだけど……似合う?」

 

「ああ。とてもよく似合ってるよ」

 

ぐりぐりと頭を撫でてくれるアインスに

 

「ありがとう♪じゃあ行こう」

 

私は久しぶりに兄妹水入らずに出掛けれる事が嬉しくて、アインスの手を引いて出掛けて行った

 

 

 

 

「うーん。久しぶりに出かけると楽しいなー♪」

 

 

楽しそうに歩く龍花の後ろをゆっくりと歩く。屈託のない歳相応の笑みを浮かべる龍花はとても可愛らしかった

 

「アインス。どこ行こうか」

 

「学校を見てぐるーと回って家に帰ろうか?」

 

「そうだね」

 

散歩のコースを決めふたりでゆっくりと歩く

 

「来週から学校だな、どうだ不安は無いか?」

 

「ないよ、はやておにーちゃんも居るし、ヴィータ兄とシグ兄も居るから不安なんてないよ♪」

 

にこにこと笑う龍花の顔には何の不安の色もない。なら私が言うことは何もないか……そんな事を考えながら学校の前まで来る

 

「でも本当言うとちょっと不安な事はあるんだ」

 

くるりと振り返った龍花は

 

「私はあんまり身体強くないし運動も苦手だから、そう言うのは少し不安」

 

「だがそれはちゃんと書類で書いたから大丈夫だろ?」

 

体質的に運動は出来ないと医師の診断書を書いて貰った。だから体育とかの授業は免除の筈だが……

 

「うん、そうだね。でもそう言うのって目立つんじゃないかな?そう思うと少し不安」

 

「大丈夫。はやて達も居るし。お前と同じような生徒も居る、不安がる必要はないさ」

 

元気付けるように言うと龍花はにっこりと笑って

 

「そうだね!不安になっても良い事ないよね?」

 

「その通り前向きに考えるといい」

 

龍花の頭を撫でぐるりとグランドの方に向かって歩き学校の周りを通って家へと向かって歩き出す

 

「ふう……」

 

「疲れたのか?」

 

日傘を差しているが夏の日差しはきつい、龍花が額の汗を拭うのを見てそう尋ねると

 

「うん。少し疲れたかな」

 

「何か飲み物でも買おうか?」

 

「紅茶が良いな」

 

「了解」

 

近くの自販機で紅茶のペットボトルを買い龍花に手渡す

 

「ありがとう。アインス」

 

「いや、そうきにしなくて良い」

 

近くのベンチに腰掛け2人で一休みする

 

「やっぱり夏は暑いねー」

 

「そうだな」

 

退院したばかりの龍花には少しきついかもしれない

 

「戻るか?」

 

「んーもうちょっと歩きたいかな」

 

ペットボトルを肩から下げた鞄にしまい立ち上がる龍花

 

「そうか、ではもう少しだけな」

 

さっきまでと同じ様に龍花の後ろを歩いていると

 

「あれ?リインさん?奇遇ですねー」

 

同じ店で働いている女性に話しかけられる、それに気付かない龍花はゆっくりと歩いて行ってしまう

 

(不味い、はぐれる)

 

平日とは言えここは繁華街、人の数は多いそれに紛れ龍花の姿を見失ってしまう

 

「リインさん、良かったら一緒にお茶でも……」

 

「悪いが急いでる。失礼する」

 

「そう言わないで、少しくらい良いじゃないですか」

 

私の腕を掴む女性に

 

「急いでいると言っている!」

 

「あ、すすいません」

 

少し強い口調でそう言って龍花の姿を探すが

 

「くっ!見失った!」

 

目立つ白のワンピースと日傘姿の妹の姿を探すが、辺りには見当たらない。携帯で龍花に電話を掛けようとするが龍花の携帯の電源が切れているのか通じない

 

「くそ!どこ行った!!!」

 

身体の弱い妹とはぐれてしまった、その事が私を焦らせる。私は人ごみを掻き分け龍花の姿を探し始めた

 

 

 

 

「お、また釣れた!」

 

埠頭で釣糸を垂れるアロハシャツに青い髪赤い眼と目立つ容姿の青年が楽しそうに釣れた魚を隣のバケツに入れる

 

「今日は大分釣れてるな。食費が浮いて助かるぜ」

 

鼻歌交じりで再度餌をつけ仕掛けを投げ入れようとしたところで

 

「こんにちは」

 

「んん?おお。こんにちは」

 

仕掛けを投げるのをやめ振り返りながら挨拶を返すと、そこには白いワンピースに日傘と漫画かアニメで出てきそうなお嬢様と言う感じの少女が俺を見ていた。俺は軽く会釈を返してから仕掛けを投げ入れたのだが

 

「どうしたよ?嬢ちゃん。そんなに面白そうな顔をしてよ?」

 

近くの船止めに腰掛け楽しそうな顔でこっちを見る嬢ちゃんにウキを見たまま尋ねると

 

「凄いですねーお兄さんは後ろ見たままでも私の顔が判るんですか?」

 

(なんだ?この嬢ちゃん話が噛み合ってねえ)

 

ぽわぽわとした天然オーラを感じる。俺はそんな事を考えていると

 

「お兄さん、ウキ沈んでますよ?」

 

「っとと!よっ」

 

グイ

 

竿を振り上げるピクピクと魚の引き味を感じながら。糸を巻き上げる

 

「鯖ですね。それも結構大きいですね」

 

「嬢ちゃん、見た目でわかるのか?」

 

近頃の子供は魚は切り身のままで泳いでるとか戯けた事を抜かす奴が居る。だからそう尋ねると

 

「はい、私料理は得意なんで魚とかも裁けるんですよ。お兄さん」

 

にこにこと笑う嬢ちゃんに

 

「俺はランサーって言うんだけどよ。嬢ちゃんの名前は?」

 

「ご丁寧にどうも、私は八神龍花です。ランサーさん」

 

ぺこりと頭を下げた嬢ちゃんは少しばかり疲れた様子だった

 

「そこのクーラーにジュースが入ってる。好きなの飲みな」

 

「良いんですか?」

 

申し訳無さそうな顔をする嬢ちゃんに

 

「身体が弱いんだろ?なら水分補給はちゃんとしな」

 

まだ夏前だと言うのに日傘と帽子、それに少し早い呼吸。どうも調子を崩している気がするのでそう言うと嬢ちゃんは

 

「ありがとうございます。ランサーさん」

 

そう言ってから俺のクーラーからスポーツドリンクのペットボトルを取り出し飲み始めた嬢ちゃんに

 

「1人で散歩か?身体が弱いならそう言うのは感心しないぜ?」

 

「あははは。アインス……うーんとお兄ちゃんと散歩に来てたんですけど。どうもはぐれてしまって迷子になってしまったんですよ」

 

恥かしそうに言う嬢ちゃんだったがお兄ちゃんと言う前に言った言葉に俺は1人の知り合いの事を思い出した

 

「なあ?もしかしてお兄ちゃんってのは、リインフォースか?」

 

「ほえ?なんでランサーさん、お兄ちゃんの事知ってるんですか?」

 

やっぱりなー、同じ職場のNO.1の人気を誇るバーテンダー、そんな奴にアインスってあだ名をつけたのは俺だ

 

「やっぱりか。うし俺あいつの携帯知ってるから電話してやんよ」

 

「ありがとうございます!ランサーさんは良い人ですね!!」

 

(こいつなんて顔で笑うんだよ)

 

華の咲く様な美しい笑みで笑う嬢ちゃんに調子狂うなあと思いながら携帯を取り出しアインスに電話する

 

『アインス。俺だランサーだ』

 

『……切るぞ』

 

速攻で切るぞと言うアインスに

 

『いや、切るなら切るで良いが、お前の妹はどうするよ?』

 

『なに?お前今龍花と一緒なのか?』

 

『おう。なんか迷子になったとか言ってるから保護した。で今俺の隣で魚釣りに挑戦中だ』

 

『場所は?』

 

『海鳴の外れの埠頭だ』

 

現在地を教えたところで俺の隣から

 

『ランサーさん、リール!リールから糸が!?』

 

『あーあ、やっちまったか。ちっと待ってろ今直してやるから』

 

あわわわと慌てている嬢ちゃんにそう言ってから

 

『迎えに来れないなら俺が家まで連れてくけど……?おーいアインス?アインス聞いてるのか?』

 

返事が無い事に首を傾げていると

 

「ランサアアアアアッ!!!」

 

ズドドドドドッ!!!

 

雄叫びを上げ砂煙を上げながら走ってくる銀髪の男

 

「おう。アイン「死ねえええええッ!!!」ぐおっ!?」

 

俺が立ち上がると同時にそのままの勢いでドロップキックを放つアインス。俺は碌な防御も出来ず海に蹴り落とされた

 

「あああ!?ランサーさんが海に!?アインス何してるんですか!!!」

 

慌てる嬢ちゃんの声を聞きながら海面に顔を出す

 

「てめえ!!なにしやがる!!!」

 

「ええい!黙れ狗!!龍花がお前の傍に居るなど許されることではない!!!」

 

「誰が狗だアアアアッ!!!」

 

いっきに海面から飛び出しアインスに詰め寄る

 

「てめえ!言うこと欠いて狗といは良い度胸だな!!!喧嘩売ってんだよなてめえ!」

 

「はっ!私は今苛々している。叩き潰してやる」

 

俺とアインスが拳を作ったところで

 

「喧嘩しないのーッ!!!!」

 

ドゴッ!!!

 

「ふぐうっ!?」

 

「おオッ!?」

 

嬢ちゃんが肩から下げていた鞄を振りかぶりアインスの頭を殴りつけた。鞄らしからぬ追突音に驚いていると

 

「アインス!ランサーさんは迷って困ってた私を助けてくれたんだよ!良い人なんだよ。どうしてそんな人を馬鹿にするの!ごめんなさいランサーさん。アインスが」

 

鞄からタオルを出す嬢ちゃん、そして怒られたアインスはショックを受けたようで地面に倒れてる

 

「これタオル使ってください」

 

「おう、サンキュー」

 

渡されたタオルで髪を拭いてると龍花は

 

「また釣教えてくれますか?」

 

「おう、良いぜ。待ってろ今予備の竿組むからよ」

 

暖かいから服は乾くだろと思い予備の竿を組み立てる

 

「龍花。釣りなら私が」

 

「良い。ランサーさんに教えてもらう」

 

「しくしく……」

 

目から滝のような涙を流し体育座りをするアインス

 

(おいおい、これがあのアインスかよ?別人じゃねえかよ)

 

クールで落ち着いた男として女性客から人気のアインスだが。どうやらこっちが素みたいだ

 

(なるほどなーシスコンか)

 

今まで知らなかったアインスの一面を知り、俺はニヤニヤしながらもう1本竿を組み立て

 

「ほい、竿これならリールも簡単な奴だし使えると思うぜ。餌はこれ海老な」

 

「海老でつるんですか……鯛とか釣れますか?」

 

目をキラキラと輝かせる嬢ちゃんに

 

「いやー鯛はここじゃあ釣れないな。それにこれは湖産海老つって鯛の餌になる海老じゃねえんだよ。これは鯵とか鯖とかメバル用の餌だ。こうやって振り込んで糸を馴染ませてウキを見る。やってみな」

 

「はい」

 

楽しそうに仕掛けを投げ入れる龍花

 

「………」

 

それを無言で見るアインス。うっとうしいなーコイツ

 

「アインス。ランサーさんに謝って、悪い事をしたら謝るの。そしたら一緒に釣りしよ♪」

 

「ランサーすまなかった」

 

「速いなおい!」

 

速攻で頭を下げたアインスはそのまま予備の竿ケースから竿を取り出し竿を組み立て仕掛けを投げ入れた

 

「撒きえは?」

 

「そこのバケツ」

 

ひしゃくを使いコマセを撒いているアインス

 

「うひゃあ!竿が竿が!?」

 

嬢ちゃんの竿の穂先が鋭く曲がり海面に突っ込む

 

「おいおい!何だよこの引きはよ!!」

 

嬢ちゃんの竿の中程を掴み竿を立てる。ぐいぐいと引かれる竿

 

(こりゃスズキかマダカか?)

 

確率は低いがそう言う大型の魚も偶に釣れる……だが

 

(その割にはジャンプしねえなもしかすると……)

 

嬢ちゃんはさっきから糸に指をあてゆっくり海に落としていた、それも堤防の際に……

 

「おい!アインス網用意しとけ!そこのケースだ!」

 

「命令するな」

 

ぶつぶつ言いながら網を組み立てるアインス

 

「うーし、嬢ちゃんゆっくりリール巻け。魚が動き出したら巻くのを止めろ糸が切れるかんな」

 

「は、はい!」

 

ぎこちない素振りでリールを巻く

 

「とっとと、魚が動き出したぞ巻くのを止めて竿立てろ」

 

「立てるってどういうことですか!?」

 

あー釣り初心者だったな

 

「穂先を上に向けるんだよ。こう!」

 

ぐっと後ろから竿を起こす

 

「うーし。良い調子だゆっくりな」

 

3分ほどかけて魚が寄ってくる。海面に姿を見せたのは黒い魚体の魚

 

(やっぱチヌか)

 

それも40オーバーの大型。ビギナーズラックとは言うがとんでもない幸運の持ち主だな。嬢ちゃん

 

「よっ」

 

アインスが1発で網に入れ引き上げる

 

「大きいですね。これなんて言うんですか?」

 

「黒鯛だ、龍花」

 

「鯛?……鯛って赤いんじゃ?」

 

首を傾げる嬢ちゃんに

 

「嬢ちゃんが言ってるのは真鯛。こいつは黒鯛、鯛の仲間なんだがまぁ釣るのが難しい奴だな」

 

しかもサイズは45センチかなりの大型だ、ベルトに刺していた袋からナイフを取り出し血抜きをする。こうしないと食べれねえからな。血抜きした黒鯛をクーラーにしまい

 

「うーし、今の感じでいいぞ、また餌つけて仕掛けを投げな」

 

「はい!魚釣りって楽しいですね!ランサーさん」

 

初めての魚が40センチオーバーの大型魚だったせいか、魚釣りの楽しさに気付いた嬢ちゃんは楽しそうに仕掛けを投げ入れる

 

「また釣れないかなー」

 

楽しそうに竿を見る嬢ちゃん

 

(まー何時も1人で釣りしてるけど偶にはこう言うのもいいもんだ)

 

俺はそんな事を考えながらウキを見つめた

 

 

 

 

「大分釣れたなー」

 

2時ごろに釣りをやめて竿を畳むランサーさんがそう笑う。大型のクーラーには溢れんばかりに魚が収まっている

 

「しかもマダカが3匹。珍しいぜー昼前に釣れるなんてな」

 

 

楽しそうなランサーさんは私が釣った黒鯛とマダカを2匹。それと鯵と鯖を5匹ずつ、鞄から出した折り畳みの保冷バッグに入れ

 

「ほれ。持ってけ」

 

「良いんですか?」

 

「おう。俺はマダカ1匹と鯵と鯖が3匹ずつ居れば良いし。後は持ってて食べな荷物はお前が持ってやれよアインス」

 

荷物をアインスに手渡したランサーさんは手際よく荷物を片付け

 

「さーて今日もまた仕事だ。んじゃなまた夜にな」

 

「ああ。それとさっきは悪かった」

 

「気にすんなと言いたいが。狗呼ばわりは2度とすんなよ」

 

ギろリとアインスを睨んだランサーさんは

 

「じゃあな嬢ちゃん。またどこかで会えると良いな」

 

そう言って歩いて行くランサーさんと別れ私とアインスも家に向かって歩き出した

 

「面白い人だったね、ランサーさん」

 

「そうか?私はあんまり好きじゃない」

 

そう言うアインスに

 

「駄目だよ?アインスは友達少ないんだから友達は大切にしないと」

 

「……友達ではなく仕事場の同僚なんだが」

 

私の知る限りではアインスに友達は居ない。なので今日あったランサーさんが初めて見るアインスの友達だった

 

「同僚さんでも良いじゃない。友達は友達だよ、ちゃんと大事にしないと」

 

「まあ気が向いたらな」

 

そう言うアインスと共に家に帰る途中の八百屋さんで野菜を少し買って家へと戻った

 

「少し休んでから仕事に行く」

 

「うん判ったよ」

 

部屋に戻っていくアインスを見ながらランサーさんに貰った魚をキッチンに持っていく

 

「んー何にしようかなー」

 

鮮度の良い魚だから刺身にしたいがアインスに持たせるお弁当に刺身と言うのも……

 

「フライにしよーと、後魚のハンバーグかな」

 

黒鯛とマダカは今日の夕食にして後の魚でお弁当を作り始めたのだが、途中で良い事を思いついた

 

「ランサーさんの分も作ってあげよう」

 

どうせ作るなら1人分も2人分も同じ、量が多いほうが作りやすいと思い2人分のお弁当を作る。アジフライと鯖のハンバーグ。後は野菜炒めをお弁当箱に入れ。ハンバーグにする為に残った鯖のミンチをつみれにし和風スープで煮込んでいると

 

「すまん、龍花店から連絡があった。今日は早めに行くことにする弁当は良い」

 

「えっ?もう出来るのに?」

 

後2~3分で出来るのに?私が呼び止めようしたがアインスはさっさと行く準備をして出かけて行ってしまった

 

「どうしよ、これ」

 

折角作ったのに……出来たつみれ汁を見て途方にくれていると良い事を思いついた

 

「そうだ♪」

 

きっとアインスが驚くだろうと思い私は出来たお弁当とつみれ汁を魔法瓶に入れ。それを鞄に入れて

 

「少し出かけてきます直ぐに戻るので心配しないで下さい」

 

メモをリビングの机の上に置き私は出掛けて行った……

 

第5話に続く

 

 




エミヤ一家に続きランサーとも遭遇しました。なんかフェイト勢とのエンカウントが多いですね。次回はアインスの職場に龍花さん参上予定です、そこでリリカルのキャラに遭遇させるつもりです。それでは次回の更新もどうか宜しくお願いします
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