海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。最近紅い悪魔ばかり出しているという事に気付き。他のキャラを使う話もあったほうがいいなと思い
色々と考えてみたらキャラの動くこと動く事。もっと早く考えればよかったと思いました。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


第46話

 

 

 

第46話

 

金ぴかの憂鬱と小さな幸せ

 

(ぬう……何一つ計画通りに進まん)

 

携帯に返信されてきたリューカのメールには

 

【折角誘ってくれたのにごめんなさい。凜さんと王花ちゃんと約束があるのでまた今度】

 

「また今度って何時なのだ!?リューカ!!!」

 

この誘いのメールはこれで8回目。なのにただの1回もいい返事をもらえておらず思わずそう叫ぶ、カレンダーにはばつ印ばかり増えている。折角用意した映画のチケットも遊園地のチケットも全部無駄になっている。金はいい。金はいくらでもある(ギルガメッシュは高校生企業家として有名で。わくわくざぶーんと言うレジャー施設に始まり。いろいろな分野で成功を収めている)

 

「……我。嫌われてる?」

 

何度誘ってもうんと言ってくれないのはもしかして嫌われているから?

 

「……ははは……まさかな……うん。無いに決まってる。そうだろ?」

 

自分に言い聞かせるように何度も呟いているとメールに着信が

 

【その変わり今度一緒に帰りませんか?おにーちゃんが1人で帰ると危ないと言うので、ギー君さえ良かったら一緒に帰りたいです】

 

今日だけは言えるはやてGJだと、あの過保護兄貴め。貴様の言動のおかげで我に幸運が回ってきたぞ

 

「いきなりデートと言うのが良くなかったのだな」

 

やはりいきなりデートに誘ったのが良くなかったのだと思う。まずは登下校から徐々に好感度を上げるべきだったのだ

 

「よしっではまずはあれだな、2人きりは色々と不味いからまずは友も一緒にだな」

 

傲岸で我がままで有名なギルガメッシュだが、色恋沙汰はとんだへたれだったりする……ちなみの部屋をこっそりと覗き込んでいたエルキドゥはやれたれと肩を竦めながら

 

「初々しいね。本当」

 

普段強気で人の話なんて禄に聞かないギルガメッシュが恋愛ごとであわあわしてる。そう言う珍しい光景を見てくすりと微笑みながら

 

「さてと昼食の準備でもしようかな」

 

うーむむっと部屋の中で唸っているギルガメッシュに気付かれないように扉を閉め、ゆっくりとその場を後にしたのだった……

 

ちなみにギルガメッシュが知らないだけでリューカは何回もエルキドゥと遊んでいるのだがそれは同性特権と言うことで諦めてもらうしかない

 

 

なお後日3人で帰宅する事になるのだが、リューカはエルキドゥと話をしていてただ一緒にいただけのギルガメッシュがしょんぼりしたりするのだが、それはたいして語るような内容でもないで忘れてもらっても構わない……

 

 

 

 

不幸人系弟の悲劇

 

 

なんてこった。本当に送られてきたぞ……俺は目の前の母さんからの小包を開けて絶句していた。中身は遊園地のチケットが2枚と

とんでもなく分厚い便箋が2つ。どうみても別料金使用のあれだ。嫌々ながら便箋の封を切り中身を改める

 

「姉さん。母さんと文通してたんだな」

 

音信不通だと思っていたのにどうも姉さんはちゃんと母さんとは連絡を取っていたようだ

 

「だけど内容がおかしいぞ、姉さん。俺はリューカと付き合っているわけじゃないんだが……」

 

むしろ友達と思って貰えているかどうかでさえ怪しいレベルだ。あの過保護な兄貴達と従姉妹達がいる中どうやれば恋人と言う地位を獲得できると思っているのだ

 

「あのギルガメッシュとかですら手が出せない状況だというのに」

 

あの傲岸で我がままで有名なギルガメッシュですらリューカにおいそれと手を出せないというのに。俺なんかが手を出せる相手ではない。なのに

 

「なんでいきなりデートして写真を撮れって命令なの!?」

 

我が母は普段は温厚で大人しい人なのだが、ときおり方向性がおかしくなる事がある。姉貴のアホ毛で性格が変わるのは母さんからの遺伝だ。母さんもアホ毛を掴まれると性格が変わると父さんが言っていた。今回は書いてる途中にアホ毛に触ってしまったらしく

 

【モードレッドに彼女が出来たなんて母さん嬉しい♪遊園地のチケットを送るから一緒に行ってきたら】

 

ここまでは普通だったのだが次の便箋では手紙の書き方が変わっていた……

 

【ネロは夫の写真を送ってきたぞ。見た目は貧弱そうだが芯の強そうな男だった。セイバーの奴のはエミヤの人間と言うことでウーサーがうるさかったが叩きのめしておいた。写真を添付しておくので見ておけ】

 

添付されていた写真には模造刀の山から腕だけが出ている父さんの姿。多分あの模造刀の下では顔の形が変わるまで殴られ漫画のようなたんこぶが出来ているのだろう

 

【まぁ写真を見る限り誠実そうなので娘の見る目がちゃんとしていることには安堵している。だがお前はあれだ、男のクセに女顔だし、性格もひ弱だ】

 

「違うぞ。母さん。我が家の女性陣が強すぎるんだ」

 

母さんの二重人格系が姉さんにも姉貴にも引き継がれているから性格がきついんだ。と手紙なのにそう言わずにはいられなかった

 

【見る目もかなり不安だ。お前はシスコンだから】

 

「違う、違うぞ母さん。俺は姉貴と姉さんが苦手なんだ」

 

【と言うわけでかなり心配だ。だから彼女の写真を早急に送れ、さもなくば……私が日本に行く】

 

!?!?なんて脅し文句をして来るんだ!?と言うか母さんが来ると父さんもついてくるぞ!?

 

「モードレッド、直ぐにリューカに連絡しなさい。土下座でも何でもしてリューカに付き合ってもらうのです」

 

「姉貴!?何時の間に俺の部屋に!?」

 

いつの間にか俺の手紙を覗き込んでいた姉貴が青い顔で俺に命令する

 

「モードレッドとリューカで吊り合わないことは判っています。リューカと比べて劣りすぎていますから」

 

「泣くぞ!?俺泣くぞ!?なんでそんなに俺を苛めるんだよ!?」

 

姉貴は本当に俺に対するあたりが強いな!なんでそんなに俺を苛めるんだよ

 

「いいですか。早くリューカを誘うのです。良いですね、直ぐにメールをするんです」

 

言うだけ言って出て行く姉貴だったが最後に振り返り

 

「もし失敗してお父様とお母様が着たら。私は本気でお前を地獄に叩き落す」

 

「YESマム。この任務必ず成功させます」

 

母さんと父さんもゴーイングマイウェイな人だ。だからこそ俺も姉貴も父さんと母さんは怖い、俺はまず手紙で彼女うんぬんのくだりは誤解であることを書き。そのあと電話必死でリューカに頼み。今度の休みの約束を取り付けたのだが後日

 

「あんまり可愛い子だったら直接見たくなっちゃった♪」

 

「母さーんッ!!!!?」

 

突然日本に押しかけてきた母さんに絶叫するハメになるのだった

 

 

 

 

 

ちっちゃいお兄ちゃん出会う

 

買い物帰り。たまには寄り道しても良いかと思い鯛焼きを買いに行くとおろおろしている龍花を見かけて

 

「どうかしたのか?」

 

「あ、チンクさん……猫を追いかけていて迷ってしまいまして」

 

何してるんだ……この子は軽い頭痛を覚える。近道してきたが表通りを1本裏路地に入っただけで迷子になるとは

 

(はやて達のせいだな。これは)

 

この子の方向音痴は恐らくはやて達のせいだろう。蝶よ花よと愛ですぎたせいだろう

 

「どこに行くつもりだったんだ?」

 

「鯛焼きを買いに行こうと思っていたんです」

 

なんていう偶然だ。途中まで案内してやろうと思ったが鯛焼き屋なら私の目的地でもあったので

 

「なら一緒に行くか?」

 

「はい!ありがとうございます♪」

 

物凄く嬉しそうに笑う龍花と一緒に鯛焼きを買い。近くの公園のベンチに並んで腰掛け鯛焼きを食べていると

 

「ん?どうかしたか?」

 

私の髪をじっと見つめている龍花は

 

「チンクさんの髪は綺麗ですね」

 

「そうか?私の髪は銀と言うか白だからな……自分はあんまり好きではない」

 

これがもう少し光沢があればいいのだが。私の髪は生まれつき白でどうにも白髪のように見えて好きではない

 

「そんなことないですよ。チンクさんの髪は綺麗だと思いますよ?」

 

「男が髪を綺麗と言われてもピンと来ない」

 

私が苦笑していると龍花はにこにこと笑いながら

 

「私は好きですよ。雪みたいで、私雪大好きなんですよ」

 

よいしょっと言いながら立ち上がった龍花はくるくると回りながらそう微笑み

 

「だからそんなに嫌わないほうがいいと思いますよ?チンクさん」

 

にっこりとそう笑って龍花は

 

「おにーちゃんが心配するので帰りますね。それと案内してくれてどうもありがとうございました。チンクさんはとっても良い人ですね♪」

 

本当に嬉しそうに、華のような笑みを浮かべた龍花はそう笑うとゆっくりと公園を出て行った……残された私は

 

「うっわ……」

 

自分でもわかる顔が赤いと……龍花は今まで入退院を繰り返していたそうで世間知らずのところがあるとはやてが言っていたがここまでとは思ってなかった

 

「あれ判ってやってたら相当性質が悪いぞ」

 

無論そんなことはないと判っている。もしあれを判ってやっていたら龍花は相当な悪女になるだろうが、そう言う感じはしない

ただ思った事を素直に口にしているだけなのだろうが

 

「あれは勘違いするぞ……間違いなく」

 

惚れっぽい男子なら簡単に落ちる。いや女子ですら落ちるかもしれない……

 

「ぬーううう……違う。違う私は違うに決まっている」

 

私は同年代の子が好きであり年下趣味はなかったはずだ……

 

「あむっ……冷めてるなあ」

 

色々と考え込んでいるうちに冷めてしまった鯛焼きを齧りながら家への帰路につき家に帰るとウェンデイが

 

「あれ?チンク兄顔真っ赤すよ?走ってたんっすか?」

 

「……少し考え事をしていただけだ。所で宿題は終わったのか?」

 

つつつっと目を逸らすウェンディとその後ろのセイン……

 

「逃げるつもりだったようだな。戻れ」

 

「「はいっ……」」

 

とぼとぼとリビングに戻っていく2人を見ながら深く溜息を吐き

 

(さっきのは気のせいだ。そうに決まっている)

 

自分に言い聞かせるように呟いたチンクだが。後日龍花にばったり会った時ドキンと胸の高鳴りを感じ。葛藤する事になるのだが

それは今度語ることにしよう

 

 

 

 

 

 

 

英語教諭実験中

 

英語教諭「葛木・メディア」は多彩な趣味を持っていた。服作りやお菓子作りと言った女性的な趣味に加え後1つ趣味を持っていたそれは

 

「ふむふむ、面白い反応ね……」

 

ぐつぐつと煮える鍋の中に怪しい色をした液体をいれ、まるで絵本の中に出てくる魔女のような怪しげな実験をしていた

 

「まぁこれはこんなものね」

 

その中身を綺麗なガラスの瓶の中にしまい。残った薬品を処分する

 

「これをリューカゃんに飲ませたらどうなる……駄目駄目駄目。私何を考えているのかしら、生徒を実験台にするなんて許されるものじゃないわ」

 

今回の薬品をもしリューカが飲めば色々面白いことになるのは当然だが。聖職者としての最後の良心でその考えを振り払い

 

「それよりもこっちをあげたほうが喜ぶに違いないわ♪」

 

リューカちゃんに今度上げようと思っていた服を仕上げた方がよっぽど良いだろう

 

「はやて達は良くないわねえ。リューカちゃんのよさが全然判ってないわ」

 

リューカちゃんの私服は野暮ったいデザインが多く。リューカちゃんの愛らしさが何一つ生かされていない。妹が心配なのは判るが、度が過ぎているというものだ

 

「今度はこういうのはどうかしらね」

 

フリフリヒラヒラのゴスロリや明るい色のドレスシャツなど、仮縫いしていたものを次々仕上げていくのだが……メディアは優しくて生徒にも人気の教師だが致命的な弱点があった。それは「うっかり属性」ここぞと言うところでポカをやってしまう。そしてそれは今回運悪く発動してしまった。夕方用事で出かけていた宗一郎の帰宅のときそれは起きた

 

「メディア。出かけるぞ」

 

「はい♪宗一郎ぁ!」

 

結婚1年目のメディアは宗一郎にぞっこんだった、そして名前を呼ばれたことで、勢い良く立ち上がったメディアの身体が机に当たり。机の上の瓶が服のポケットに入ってしまった。そしてこの時ポケットに紛れ込んだ「メディア印の謎の薬」がとんでもない騒動を起こすのだが、それはまた別の機会に語るとしよう……

 

 

第47話に続く

 

 




男性メインで最後は今後のイベントの複線ですね。薬イベントはあると面白いと思うので。次回は久しぶりに遊戯王でもやろうかなって思っています。龍花さんのデッキは前回に引き続き「ローゼンメイデン」
対戦者は特に考えてないですが、私の手持ちのデッキの中から1つ選ぼうかなって思っています。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
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