あと改造しているBB銃が出てますが、本当は違法なのでそこの所はスルーでよろしくお願いします
第49話
その日薄暗い部屋で色々な陣営が集まっていた。それぞれの陣営の前にはそのグループを示す名札が置かれていた
『お兄ちゃん軍団』
『過保護従姉妹軍団』
『金ぴか&男装』
『ロリコン執事&白と黒の小悪魔』
「待て!ロリコン執事などと言う不名誉な渾名は止めていただこう!」
「じゃあぺドフィリア執事で」
「待て!その方向性はあんまりだ!」
「会議の路線が外れている。議題を戻す。アーチャーがロリコンだろうが、ぺドだろうが、どっちでも良い。変態には変わりない」
「お前ら私をどうしたいんだ!?」
「「「「ロリコン変態執事」」」」
「お前らなんか大嫌いだああああッ!!!!」
アーチャー逃亡。見た目はガチムチだが、心は超ガラスハートだった……
「戦力外を何故呼んだ?」
「「弄るため♪」」
白と黒の小悪魔がにっこりと微笑んだ。ギルガメッシュは肩を竦め
「さっさと本題に入るぞ、リューカと雑種の出かけるのを以下に妨害するかだ」
「さくっと暗殺すれば早いんだがな」
「そうそう後ろから金的とかね?」
「雷花?女の子なんだからそう言うのは笑顔で言わないほうが良い」
「そう?」
「やれやれ不安がたまっていくねこの面子」
性格に問題がある連中ばかりが集まってしまい。思わず不安になるエルキドゥが仕切り役となり、さりげなく妨害と言う路線で決まったのだが
「はやて、レンチ」
「ほい」
「おお。ありがとよ」
明らかに違法改造っぽいBB銃を念入りにメンテする。お兄ちゃん軍団
「やっぱり和弓だと思うんですよ」
「矢ってあったっけ?」
和弓を調整し始める星花と雷花
「……もうやだ。この人達」
常識人エルキドゥの呟きは誰にも聞かれること無く消えて行ったのだった……
母さんの強襲を避けるために俺にもちゃんと女の子の友達がいると証明するための仮デートの日
「モードレッド。失敗したら処刑します」
「……はい」
目がマジの姉貴に脅されてリューカと待ち合わせの場所に行くと
「良いお天気です~」
既にリューカが待ち合わせ場所にちょこんと座ってにへらと笑っていた。白のワンピースに日よけの帽子と傘。相変わらずのお嬢様スタイルだ。しかしそれは既に1枚の絵画のように完成しており、誰も声を掛る事が出来ず。リューカの周りには誰もいない
(本当リューカも姉貴とは違うけどカリスマって言う奴なのかもな)
姉貴もそうだけどリューカも十分人を束ねるだけの才能を持っているように思える。だが今はそんなことを考えている場合ではない。待ち合わせの時間より10分早く来たつもりだったのにもう待っていたリューカに待たせてしまったという罪悪感を感じたがそれ以上に迷ってないという事に驚いた。リューカの迷子スキルは神がかってるのにと思いながらリューカのほうに近づくと
「おはよーございます♪」
にこにこと手を振るリューカに手を振り返しながら
「おはよう。今日は悪いな、折角の休みなのに」
折角の休みを俺のせいで潰させて悪いというとリューカは
「良いんですよ、いっつも迷子のときに助けてもらってますから。困ったときはお互い様です」
にこにこと笑いかけてくれるリューカに迷子になってたときに助けてよかったと思った。別にそう言うことを期待してたわけじゃないけど、自分で思うよりリューカの俺に対する好感度は高かったようだ
「じゃあ行こうか」
「はい♪」
よいしょっと言って立ち上がるリューカを見ていると
「はい。じゃあお願いします」
「!?!?」
すっと俺の手を握るリューカに心臓が一気に心音を高めた。何故にいきなり手を繋がれたのか判らない
「迷子になると困るのでよろしくお願いします」
あ。迷子予防ね……うん。そんなことだと思ってたよ。だからがっかりなんかしてないし、気落ちもしてない。自分に言い聞かせるように小声で呟き。俺はリューカの手を引いてゆっくりとバス停に向かって歩き出した
「あうっ!」
「っととと!大丈夫か?」
なお途中でリューカが3回ほど転びかけ、モードレッドは手を繋いでいてよかったと思っていたりする……
「ふあ……おおお……」
遊園地の入場門の前でキラキラと目を輝かしているリューカに
「遊園地は初めてなのか?」
「はい♪だから楽しみで楽しみで、エンちゃんにメールしちゃいました♪」
エンちゃん?……エルキドゥ先輩?
暴走しがちなリューカの兄と従姉妹を嗜める良きお姉さん(男装しているので女子にモテる)その人にメールだけなら判るんだけど
(絶対情報が流れてる。だって……)
隠れているつもりだろうが、あちこちに金髪・真紅・栗色・白・ツインテールが見え隠れしてる
(着いて来すぎだろ!?何してるんだあの人たちは!?)
生徒会長に優等生の集まりのはずなのに、何故リューカが関わるとあそこまで壊れてしまうんだ……まだ何もしていないのにし始めた頭痛に頭を抱えながら俺はリューカの手を引いて入場門をくぐったのだった
遊園地に初めて来たらしい龍花はかなりハイテンションで楽しそうで見ていてほのぼのしてくるのだが……
「「「ギリッ!!!」」」
「ねえ。エルキドゥあの連中何とかしてくれない?」
「無理を言うんじゃないよ。無理を……」
モードレッドが必要以上に近づかないようにと言って龍花の後をつけるという方向性に持っていったのは、あたしとエルキドゥだけど
「あれもう怨霊のレベルよ?」
「僕もそう思うよ。特に我が友がね」
なにやら背後に手を伸ばして何かを取ろうとしている素振りを見せている。一体あれは何の素振りなのだろうか?別世界の自分とでも更新しているのかもしれない。なんか小声で「今ならば無限にエヌマ・エリシュを連打……エヌマ・エリシュとは何だ?」「知るか。私に聞くんやない……ん?なんだこの喋り方は」
はやてとかも何かおかしい。着いて来るのは何か不味かったのではと思う
「で?アホの子と小悪魔ーズは?」
さっきから姿の見えない。王花達の事を尋ねると
「シロウを連れてきて一緒に遊園地に突撃して行ったよ」
「自由人ばっかりか!?」
と言うか士郎はいつ連れて来られたんだ!?そんなことを考えながら王花の事を考える。恐らく王花と星花は自由人3人+αの勢いに飲まれてしまったのだろう。ご愁傷様と思う反面呆れる気持ちもあった……
どうしてこうも自由人とシスコンばかりが集まってきてしまったのだろう?もう少し常識人枠はいなかったのか?と考えて
(元々常識人枠がいない!?)
良く考えたら龍花の周りの常識人枠なんて殆どいないことに気付いた。大概がシスコンに微百合ばかりだ……
「はい。リン、貸して上げる」
とんっとあたしの手の上に置かれたのは
「なにこれ?」
携帯を少し大きくしたような黒い箱みたいなもの。エルキドゥはそれを片手に今にも飛び出して行かんばかりのギルガメッシュの背中に押し当て
「はい、少し落ち着こうね」
「ふぎゃあああああああ!!!!!」
バリバリバリッ!!!!!
プシューッ……
ギルガメッシュ達が地面に倒れピクピクと痙攣している。あたしは自分の手の中を見てそれが何か判った
(スタンガンだこれ!?)
TVで見たことある。女性の護身用のそれだと気付いた。エルキドゥはにっこりと笑い
「はやて達が暴走しそうになったらこれで鎮圧するといいよ」
「……あんたも大概ね」
「ははは。当然じゃないか?ギルガメッシュと友人でいようと思う人物が普通だと思うかい?」
なんて説得力のある言葉なんだろう。だけどそれは自分も変人と認めているようなものではないのだろうか?
「実力行使も使うってことだよ。リューカはモードレッドと出かけるのを随分と楽しんでいるようだしね」
キラキラと目を輝かせモードレッドにあれは何だ?これは何だ?と聞いている龍花は確かに楽しそうだ。邪魔をするのは確かに良くないのではと思えてくる。あたしはエルキドゥに差し出されたスタンガンをポケットにしまい。一応変装用の帽子をしっかりと被りなおす。エルキドゥも珍しくスカートにジャケットと女子らしい格好をしているし、それに男避けのギルガメッシュとかもいるし何の問題もない筈だ。
「とりあえずモードレッドの必要以上な接近のみ妨害ってことで」
「メインは暴走お兄さんの鎮圧と言うことで」
あたしとエルキドゥの方向性は決まった。龍花が楽しんでいる限りは妨害なし、嫉妬とか色々な感情に飲まれたバカの鎮圧をメインにする。取りあえずは昏倒しているギルガメッシュのズボンから財布を取り出し
「全員分のチケットととりあえずお菓子でも買う?」
財布の中は諭吉が何人も居た。これなら人数分のチケットを買ってもまだ余裕がある。折角だからあたしたちも遊ぼうと思いながら言うとエルキドゥ
「僕はアイスがいいね。勿論苺だよ?」
「OK。じゃああたしもそうしようかしら?」
凜とエルキドゥは気絶している面々をずるずると引きずり遊園地に入場していった。なおこの日、この遊園地では所により奇声と銃声。そして男達の襟首を掴んでずりずりと引きずる2人組みの美少女が目撃される事となる……
ちなみに龍花とモードレッドはちゃっかり
「1000人目のお客様です♪記念撮影と豪華ランチのチケットをプレゼントいたします」
「わー。モードレッドさん、ラッキーですねえ」
「凄いな。リューカ」
龍花の幸運はどうやら広域属性のようで、モードレッドの幸運も上昇し、遊園地の様々な施設でこんな感じで記念品や写真撮影をしてもらう事になるのだった
第50話に続く
次回は遊園地のイベントをやろうと思っています。アホの子も動き回る予定ですね。あと士郎も……モードレッドは和弓とかBB弾の狙撃が襲うと思ってください。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします