海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回の話は前回のラストのほうのメディア先生の贈り物のが絡む話になりますが。前の薬のくだりを覚えていますか?そのくすりがどちらかと言うとメインの話になります。薬の効果がどんなものなのかを楽しみにしてもらえると嬉しいです。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします



第52話

 

第52話

 

その日一斉に携帯メールが届いた。敵・味方関係無しにだ。

 

「ん?雑種からメールが来るとは何ようか」

 

「ん?珍しいわねえ。はやてからメールが来るなんて」

 

「緊急事態。至急来られたし……どうしたというのだ?」

 

「TVでも壊れたか?見に行こうかな」

 

そのメールを見た面々はどうせ休みだしと思い八神邸に向かい、心底驚愕する事になる

 

「ぎゃーッ!!!いだだだだだッ!!!」

 

「みゃおみゃお♪」

 

ヴィータの肩の上にのり頭に爪を立てている。白いゴスロリドレスの龍花

 

「止めろ!龍花STOP!」

 

ヴィータの上から降りるように言うはやてだが、龍花は邪気の無い無邪気な顔で

 

「うにゃー♪」

 

バリッバリッ

 

「ぎゃー!顔がアアアアアッ!!!」

 

はやての制止の声を聞いたとたん両手を振りかぶりヴィータの顔に振り下ろした。悶絶するヴィータの上から、龍花はくるりと普段見ない俊敏な動きで居間に着地した。そして龍花を見た凜達は驚きに目を見開いたなぜなら、龍花には

 

ピコピコ

 

フリフリ

 

本来あってはならないものがあった。猫耳と尻尾……それを確認した凜達は

 

「「「なんでさーッ!!!!」」」

 

某赤いブラウニーを含めそう絶叫したのだった……

 

「にゃう?」

 

龍花にゃんは猫らしくぐぐーっと背伸びをしごろごろと喉を鳴らしていた……

 

 

 

 

時間は少し遡る……全ての始まりはここからだった

 

「またメディア先生が服を持って来てくれたんですね。じゃあ早速着てみないと」

 

メディア先生が持ってきてくれた服を抱えて部屋に戻ってベッドの上に並べてみる

 

「おにーちゃん達は可愛いって言ってくるかな」

 

メディア先生が持ってきてくれたのはまえと同じフリフリのゴスロリドレスっていうやつに

 

「これは凜さんの着てた服に似てる」

 

蒼い長袖系の服に丈の短いスカート。色合いと服の感じこそ違うけど凜さんの服に良く似てる

 

「こっちはアルトリアさんかな?」

 

長いスカートの白のブラウス。1回着てみたいと思っていた

 

「似合うかな~」

 

こういうのって凜さんとかアルトリアさんみたいに背が高い人の方が似あうんじゃ(※龍花から見て背が高いのであり。凜とアルトリアも同年代と比べれば低いです)

 

「どれから着てみようかな」

 

色々と着てみておにーちゃんに聞いてみよう。最初は

 

「これかなー」

 

凜さんが良く着ている長袖にスカート。こういうのを着てれば凜さんみたいにしゃんとした人になれるかな?そんなことを考えながら着替えてみる

 

「ふふー良い感じかな?」

 

長袖だけど思ったより涼しいし動きやすい感じ……最後にニーソックスを履いてから自分の部屋の姿身を見てみる

 

「んー何か違うかな?」

 

凜さんが着ているところは良く見るけど何かが違う。どこだろう?

 

「おにーちゃん達が見てくれたら判るかな」

 

自分で判らないのならおにーちゃんに聞こう。そう思っておにーちゃん達が居るリビングに向かった

 

 

 

 

 

龍花が着替えるのを待っていながら

 

「今回は普通の服だと良いな」

 

「ああ。前のゴスロリにドレス。それにメイド服……どれも理性をガリガリと削ってくれた」

 

龍花に悪意は無い。悪意があるのはメディア先生の服のセンスだ。胸元・太ももを強調するデザイン。健全な男子高校生には少々刺激が強すぎる

 

「おにーちゃん。着替えてみたけどどうかな?」

 

そう言って龍花がリビングに入ってきた。長袖の青いシャツに丈の短いスカート。やはり太ももを強調するデザインだ

 

(((絶対領域がッ!?!?)))

 

スカートとソックスの間の白い肌に一瞬目を奪われてが。兄の弔辞としてそこを見るのを回避し、良く似合っていると返事を返すと龍花は嬉しそうに笑いながらも首をかしげ

 

「凜さんと同じだと思うんだけどどっか違うんだ。どこかな?」

 

そう言われて凜と龍花の違いを考えながら龍花の服を見て。真っ先に違うと思った箇所は一箇所だった。そしてヴィータとシグナムも同意見の様でなんともいえない顔をしている。龍花と凜の最大の違いそれは

 

「おにーちゃん?」

 

黙っている私達を不審に思った龍花が首を傾げると胸がぷるんと弾むのが見える。龍花と凜の最大の違い。背丈こそ凜の方が上だが。胸は龍花の方が倍以上大きい。その分シルエットが変わっているのだが、胸の大きさが違うなんていえないので

 

「「「ちょっと判らないな!」」」

 

私とシグナムたちは声を揃えてそう言うことしか出来なかった……

 

「そうですか……じゃあ次の服に着替えてきますね」

 

そう笑ってリビングを出て行く龍花の背中を見送りながら私達が思ったのは

 

(((あれ、凜が見たらどうなるだろうか?)))

 

凜は龍花を随分と気に入っているが。自分と同じ服を着ている龍花を見て喜ぶのか、それとも自分とは違いすぎる胸部を見て絶望するのかどっちなんだろうか?そんなくだらないことを思わず考えてしまったのだった。そんなはなしをしながら龍花がまた降りてkるうのを待っていると

 

「じゃーん♪今度はどうかな?」

 

(((今度はセイバーか!?)))

 

セイバーが良く来ているブラウスとスカートの色違い。しかも丁寧にソックスの色まで色を変えてある

 

「今度はアルトリアさんに似てるよね?」

 

そう笑う龍花。さっきの凜の服と違いブラウスの胸元のリボンで余り胸元が強調され……

 

(((てないわけねえだろ!?)))

 

その程度で隠せるほど龍花とアルトリアの戦力差は甘くない。むしろ薄い水色が掛かってる分だけ胸が強調されているような気がする。アルトリアが来ていたという事前情報さえなければとんでもなく可愛いと素直に言えるのだが

 

「どう?おにーちゃん。可愛い?」

 

くるりと一回転してみせる龍花。丈の長いスカートの裾がふわりと舞い上がり。中が見えないと判っているのに妙に気恥ずかしい気分になった。変な話だが同じ敷地内の中学校や小学校の生徒が龍花のことを妖精といっているのが判ったような気がした

 

「ああ。とても良く似合ってる」

 

「うん。良いと思うぞ」

 

「………」

 

停止しているシグナムの脇腹に同時に肘鉄を叩き込むと

 

「ぐう……ああ。その服装はとても龍花に似合っている」

 

シグナムが脇を抑えながら言うと龍花は嬉しそうに笑いながらもう1回回転して

 

「えへへ。そうかなあ。じゃあ最後の服に着替えてくるね」

 

そう笑って再びリビングを出て行く龍花

 

~~20分経過~

 

「長いな」

 

「またあれか……」

 

「だろうな」

 

着替えるのに時間が掛かっている多分あの服だろう。軽い頭痛を覚えていると

 

「おにーちゃん。着替え……あっ」

 

リビングに入ってくると同時に龍花が自分のスカートの裾を踏んで転ぶ。やはり丈の長いゴスロリドレス。似合っているが日常的に着るような服ではないと思う。しょうがないと思った瞬間

 

ガチャン!!!

 

ガラスの割れる音がしたと思った瞬間

 

「え?あ……にゃう?」

 

龍花の頭から猫耳。そして尻尾が生えた……白いゴスロリに猫耳そして尻尾。とんでもなく可愛いがそれ以前に

 

「「「なんでさ!?」」」

 

現実では絶対にありえるはずの無い光景に思わず士郎の口癖をぱくって叫んでしまった

 

「にゃーう?」

 

龍花は猫のように右手でグルーミングしながら不思議そうな顔をして私達を見つめていた

 

 

 

 

 

「と言うことが会ったんだ」

 

はやての説明を聞いてあたしは頭を抱えた。あたしとセイバーの服をいつメディア先生が見たかは知らない。まぁそこはいい、おそろいの服と言うのも悪いものではない筈だ。問題は

 

「うにゃうにゃ♪」

 

「あたしの髪は猫じゃらしじゃないわよ?」

 

「みゃーお?」

 

あたしの神に一生懸命じゃれ付いている龍花だ。にゃーにゃー鳴いてる龍花はいつも以上に可愛くて保護欲を駆り立てられるが

 

「セイバー。ちょっと抱っこしてて」

 

「判りました。リン」

 

龍花を抱きかかえてセイバーに渡すと

 

「にゃうにゃう♪」

 

龍花はセイバーの顔をぺちぺち叩いてご満悦な表情。叩かれているセイバーは困った表情をしているがギルガメッシュとかに渡すよりかは数段安全だ。ギルガメッシュは

 

「なんと愛らしい。いつも以上に愛い……ふぐおう!?目が!我の目がアアアアア!!!!」

 

「友よ、見るのは良いがノータッチだ。今の君は変態のように思える」

 

尻尾のせいでちらちらと上がるスカートをガン見してエルキドゥに目潰しを喰らって悶絶していた

 

「しかしあの人薬を作るのが趣味って聞いてたけど効力凄いわね」

 

猫になっている龍花を見ながらそう呟く。ピコピコと動く耳に尻尾愛らしいことは愛らしいんだけど

 

「うにゃーお!!!」

 

「なんでさああああああッ!!!」

 

いつの間にかアルトリアの腕から抜けだした龍花が士郎の顔面に思いっきり猫パンチからの回転引っ掻きを暗い悶絶している。自由さがいつもの倍くらいになってるんだけど……

 

「にゃーみゃー♪」

 

「はぐっ!無理……この勢い止めれない……いだだだっ!!リューカってもしかして私のこと嫌い!?」

 

龍花の突進を喰らいイリヤがダウン。しかもそのあと猫パンチ連打。ぺちぺちと可愛いらしい音が断続的響いてくるがかなりダメージを受けているようだ。精神的に……

 

「うにゃーん♪」

 

「リン!行きましたよ!」

 

「判ってる!」

 

士郎・イリヤをKOをした龍花がこっちに向かってくる。とりあえず捕獲しない事には危険すぎる。向かってくる龍花を空中で抱きとめようとして

 

「にゃう♪」

 

「嘘ぉ!?あいだ!」

 

伸ばしたあたしの腕に一瞬着地。その後肩手を置いて後ろに大きくジャンプ。しかも丁寧にあたしの頭をけりつけてだ

 

「「いつもの龍花じゃない!」」

 

シグナムとはやてがそう叫ぶ。いつもの何もないところで転ぶ龍花の運動能力じゃない。龍花はそのまま机の下に潜り込みこっちをじっと見ている

 

「あれどうするのよ?」

 

「何とかして引っ張り出さないと駄目でしょうね」

 

机の下で尻尾をフリフリ振っている龍花を観察しながらそう呟く

 

「猫っぽいのは外見だけじゃなくて身体能力もか。恐ろしいな」

 

「あの爪の威力はとんでもなかったぞ」

 

顔を引っかかれた士郎とヴィータが顔を抑えながらそう呟く。その顔にははっきりとした引っかき傷のあとが残っている

 

「猫かが戻る前に何とか引っ張り出さないと不味いな」

 

「しかし無理やりは駄目だな」

 

「当たり前だ。猫になっていてもリューカはリューカで力ずくなんて許されるものじゃない」

 

さてどうしたものかとあたしたちが頭を抱えているとイリヤが

 

「おいでおいで~」

 

「み?」

 

「「「人の妹を猫扱いするな!!!」」」

 

指を動かしてちっちっとと猫を呼ぶ仕草をしているイリヤにはやて達がそう怒鳴るがイリヤは

 

「仕方ないじゃない。猫になってるんだもん。猫として考えるべきよ」

 

確かに龍花を猫扱いするのはどうかと思うがそれしか手がないのも事実。あたし達は薬の効果が切れる前に何とかして龍花を机の下から引っ張り出し。しゃし……ごほん。ごほん。机の下に潜っていたと言う恥ずかしい事実を隠蔽するために行動を開始したのだった……

 

第53話に続く

 

 

 




龍花さんがまさかの猫化。自由気ままさに磨きをかけてみましたがどうでしょうか?おかしいだろって言う突っ込み話でお願いします。次回は猫化龍花さんVSはやて達でお送りします。自由気ままな猫のお姫様に奮闘する皆様を楽しんでいただければ幸いです
それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
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