海鳴のお姫様!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回の話はホテルに移動している車中の話です。女子バス・男子バス・士郎&凜の視点で展開して行くつもりです。少々短めですが、今回の更新もどうかよろしくお願いします


第66話

 

 

第66話

 

女子バスでの会話

 

アイリさんとリリィさんに誘われて旅行に行くマイクロバス。運転しているのはリリィさんです、おにーちゃん達が乗っているバスはアーチャーさんが最後まで運転するそうです。リリィさんとアイリさんは途中のパーキングエリアで交代して順番に運転するそうです

 

「ネロも来たのですね」

 

「当然だ♪白野も来ておるぞ。2人で海に行きたいと思っていたのだ」

 

アルトリアさんとネロさんは2人で並んで話をしてて

 

「お兄ちゃん居なかったけど来ないのかな?」

 

「さぁ?それよりイリヤジュース」

 

「はい」

 

イリヤちゃんとクロちゃんは従姉妹なので並んで座ってて

 

「おきなさい、アホの子」

 

「ぐうー」

 

「やれやれ、旅行の日まで夜更かしするからだ、アホの子」

 

2人にもたれかかる様に寝ている雷花ちゃん。旅行に行くって聞いてたのにゲームをしてたのかなあ?

 

「龍花ちゃん。良い天気だね~」

 

窓際に座っている陽花ちゃんが窓の外を見て楽しそうに笑っている。皆を旅行に招待してくれたリリィさんとアイリさんに感謝しているとエンちゃんが

 

「所でリンとサクラはどうしたんだい?不参加なのかな?」

 

それは私も気になっていた。凜さんが居ないことに首を傾げているとリリィさんの隣でカーナビを見ているアイリさんが

 

「リンちゃんはシロウ君と2人で泊まりに出かけるって言ってたわよ?……あ、リリィ。そこ左」

 

「了解です。アイリ」

 

さらりと言ったアイリさん。そっかーシロ君と凜さんは一緒に出かけてるのかぁ。

 

「シロ君と凜さんは仲良しだもんね」

 

「一緒に出かけるのも納得だよね~♪」

 

陽花ちゃんとのほほんと笑いながら窓の外を見ていたのですが。なぜかバスの中が静まり返りました……?そんなにピリピリする事かな?2人で首を傾げていると

 

「お母様!何で教えてくれなかったの!?そんな事になるならお兄ちゃんを無理にでも連れてきたのに!」

 

「士郎お兄様がどうなるのか判っているのですか!?捕食されて終わりですよ!」

 

「お母様。どうして私に教えてくれなかったのですか!?」

 

アルトリアさんとイリヤちゃんとクロちゃんが大きな声を出す。そんなに慌てることかなあ?

 

「あ、あとサクラちゃんは用事があるからって断られたわ」

 

「「「そんなことはどうでもいいです!」」」

 

のんびりとした口調のアイリさんにアルトリアさん達がそう怒鳴る。どうしてこんなに怒ってるんだろう?と言うか

 

「「捕食?」」

 

捕食って肉食獣が草食動物を食べることのはず。何でシロ君が捕食されるって言うの?陽花ちゃんと首を傾げていると、後ろの席の王花ちゃんと星花ちゃんが私と陽花ちゃんの耳を塞いでくる。2人で振りかえると

 

「少しだけこうしていろよ?お前と陽花が聞くべきことじゃない」

 

「その通りです。少しだけこうしてくださいね」

 

星花ちゃんと王花ちゃんの言葉に頷き窓の外を見る。無音状態なのでよく判らないけどイリヤちゃん達がアイリさん達に詰め寄っている姿が見えた

 

((シロ君と一緒に旅行に来たかったのかな?))

 

私はそんな事を考えながら窓の外を見つめるのでした。今日は良い天気ですね、ホテルに着くのが楽しみですね……そんな事を考えながら王花ちゃんと星花ちゃんが手をどけてくれるのを待つのでした……なお私と陽花ちゃんの耳から手がどけられたのは

 

「あーよく寝た~お腹すいたな~」

 

雷花ちゃんが起きてお腹空いたと騒ぎ始めた頃で、耳が塞がれてから約1時間後の事でした……

 

 

 

 

男子バスでの会話

 

(く、空気が重い……)

 

リューカたちの乗るバスよりも少し小さいこのバスには、俺。ハヤテさん、ヴィータさん、シグナム主将、アインスさん?、シャマルさん、ハクノそれにアーチャーとかなり少ない。そして俺の知り合いはいない、こんな息苦しい旅行は初めてだ

 

「モードレッド、こっちに座るかね?」

 

助手席に座れというアーチャー。助かったと思い助手席に移動する、ハヤテさん達は俺には興味は無いのか何も言わなかった。だが視線だけは俺の背中を見つめている。もう胃が痛くなるレベルの眼光だった。ハクノは

 

「どこに行くのか楽しみだなあ」

 

窓の外を見てぽわぽわと笑っている。この空気には全く気付いていない、と言うかその視線は俺にだけ向けられている物なので気付くわけが無い。溜息を吐きながらハクノの隣から立ち上がり席を移動する

 

「助かりました」

 

アーチャーの隣に座りながら言うと、アーチャーは笑いながら俺にジュースを手渡して

 

「ははは、色々とモードレッドは警戒されているようだからな」

 

アーチャーが渡してくれたジュースのボトルのキャップを開けながら

 

「警戒されてるって?」

 

「知っているぞ?龍花とデートしたそうだな。龍花自体もお前を嫌ってない、それが気に喰わないのさ」

 

うぐ……シスコンにもほどがあるだろう。いや俺も嫌いじゃないけど、そんなことで睨まれていては身体が持たない

 

「所でシロウは来てないんですか?」

 

姿の見えないシロウのことが気になり、尋ねるとアーチャーは前を向いたまま

 

「士郎は別行動だ。凜に誘われて泊まりに行っている」

 

それはどうなんだろうか?リンの性格を考えるとシロウが捕食される未来が見える気がする。と言うかそれ以前に

 

「それはイリヤとかは知ってるんですか?」

ブラコンのイリヤが知っているのか?それが気になる

 

「いや知らないな。知っていたら止めるだろうな、イリヤとクロエなら」

 

物理的に止めに来るだろう。バーサーカーを使うとか、寝てる間に縛り上げるとか色々とあったはずだ

 

「旅行から帰った後にシロウは生きていることが出来るのだろうか?」

 

姉貴とかイリヤとクロエとかサクラとか、物理攻撃力の高い女子に三途の川に叩き込まれるのではないか?と危惧しているとアーチャーは含み笑いしながら

 

「私は士郎と凜がどこに行く予定か知っているぞ?聞きたいかね?」

 

その笑いに嫌な予感を感じつつ聞きたいと返事を返すとアーチャーは

 

「街の福引で旅行券が用意されていた。ペアのな、私はそんな物に興味はなかったが、運試しと思い3回挑戦したが米が20キロだった」

 

米が20キロ。それはある意味当たりなのではないだろうか?それ以前にアーチャーってかなり不運なのによく当てれたなと感心しながら話の続きを待つと

 

「そしてそのくじの賞品の旅行券の行き先は、今私達が行こうとしているホテルなのだよ」

 

……は?一瞬なにを言われたのか理解できず

 

「すまない。もう1度言ってくれないか?シロウ達の目的地は?」

 

「いま私達が行こうとしているホテルだ」

 

さらりと言うアーチャー。だが自体はそんなさらっと言っていい事態ではない

 

「大丈夫なのか!?それは!?」

 

「うるさいぞ!モードレッド!」

 

「すんません!」

 

思わず大声を出してしまいシグナム主将に怒られ、慌てて謝る。不幸すぎる……

 

「そう心配することもないさ」

 

「いや、俺には流血ルートしか見えない」

 

隣を走っているバスを見ると姉貴が母さんに詰め寄っているのが見える。向こうも俺と同じ話題で話をしているのが判る

 

「大丈夫だろう。龍花と陽花が居る。流血沙汰になるのは確実だが、士郎が殺されることはないだろう」

 

それは大丈夫なのか!?いや、だけどリューカとヨーカが居ればある程度は考慮してくれるはず。だから俺が出来るのは1つだけだった

 

(同じタイミングで到着とかだけは勘弁してくれよ)

 

シロウ達がどんな経路で向かっているのかは知らないが、俺達と同じタイミングで到着と言う最悪の事態だけを回避してくれることを願う事だった……

 

 

 

士郎と凜

 

「いや、悪いな遠坂。招待してくれて」

 

バスで並んで座っていると士郎がそう言って頭を下げてくる。あたしも慌てて頭を下げる

 

「ううん、あたしもクジで当てたし……使わないって言うのも勿体無いじゃない」

 

折角貰った物を使わないというのも勿体無い話だと言う体を取りつつ、士郎の性格を考えて断りにくいと思う方法を取った。士郎の人の良さを利用したとも言える

 

(しかしこうして来てくれると嬉しいな)

 

正直な話断られるか来てくれるかは五分五分だと思っていたから、こうして来てくれると嬉しい

 

「しかしイリヤとかには言ったの?」

 

あの2人が旅行に行くといって士郎を行かせてくれるとは思えず、そう尋ねると

 

「いや、言ってないな。アイリさんが上手く言ってくれるって言ってたからな」

 

へーアイリさんが……そこまで考えたところで

 

(大丈夫なのそれ?)

 

龍花と同類の天然のアイリさんが上手く誤魔化せるかどうか?それが不安だった

 

(でも流石に普通に言うってことは無いよね。旅行を楽しむとしましょうか)

 

折角の2人きりの2泊3日だ。なんとしても今の友達と言う関係から一歩前に進んでみせる

 

(お父様とお母様の事もあるしね)

 

お父様とお母様も士郎のことを知っている。それ所かまだか?まだか?と言う感じで尋ねてくることがある、高校生の娘に何を期待しているのかは知らないが、早く婿に~とかお父様が言う事がある。友達と言う関係はそろそろ踏ん切りをつけないといけないだろう

 

(桜には悪いけど、この勝負……あたしの勝ちよ)

 

セイバーもイリヤもクロエも出し抜いた。これであたしの勝は確定だ。4日もあれば機会を見て告白する事だって考えられる。しかも行くホテルは夜景が有名なホテルだ、逆かもしれないが唐変木が自分から告白してくるというのはまず無い。だからあたしからsるしかないのだ

 

(出来る、出来るに決まってる)

 

自分に言い聞かせるように何度も心の中で呟く。出来ると思えば対外のことは出来る。告白だってそうだ出来るに決まっている

 

凜が暗示のように自分に何度も何度も言い聞かせているとは知らず士郎はのほほんと腕時計を見て

 

(そろそろアイリさん達はホテルに着いたころかな?)

 

自分達と同じホテルに向かっているアイリたちの事を考えていたりする……

 

この旅行で士郎に待っているのが修羅場だけだったりする。なおギルガメッシュはと言うと

 

「ふっははははは!我の前を走れると思うな!!!」

 

峠攻めを全身で楽しんでいたりするのだった……

 

第67話に続く

 

 




今回は少し短めでしたね。繋ぎの話なので短いのはご勘弁ください、次回はホテル到着の話しから始めていこうと思います。

のんびんほんわかヤンデレましましで行こうと思いますので、次回の更新もどうかよろしくお願いします
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